【ばくまつろまん げっかのけんし】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 |
アーケード(MVS) ネオジオ ネオジオCD |
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発売・開発元 | SNK | |
稼働開始日 | 1997年12月5日 | |
発売日 |
【NG】1998年1月29日 【NGCD】1998年3月26日 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2012年3月13日/900Wiiポイント |
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判定 | 良作 | |
月華の剣士シリーズ 一幕 / 二幕 / 特別編 |
SNKが1997年にMVS(業務用ネオジオ)でリリースした、『サムライスピリッツ』シリーズに続くSNK第二の剣劇格闘ゲーム。同社の武器格闘ゲーム(*1)としては『サムスピ』『風雲』シリーズに続く3シリーズ目となる。続編が『第二幕』と冠されたタイトルとなっているのに因んでか、区別として本作は『第一幕』と呼ばれることが多い(本ページでも便宜上この表記を用いる)。
風雲シリーズが前年の『風雲スーパータッグバトル』をもって終了し、同年にサムスピがハイパーネオジオ64基板の『侍魂 ~SAMURAI SPIRITS~』で3D路線に切り替えられたのに合わせてリリースされた2D格闘ゲームである。
キャッチコピーは「剣に生きた時代でした。」
MVS(ネオジオ)のゲームの為、1レバー+4ボタン操作となる。
使用キャラクターを選択した後「剣質」を選択することになるのだが、『サムスピ』のそれが同一キャラ・同じ通常技で剣質ごとに異なる必殺技を用意していたのに対し、本作ではキャラクターの技の性能自体が剣質ごとに異なるスタイルとなっている(*2)。
本作を象徴するシステム。迂闊に技を出してしまうとしっぺ返しを喰うという、『サムスピ』とは違った「動いた方が負け」という感を作り出している。
+ | 登場キャラクター一覧 |
初心者にも入りやすい「弾き」というシンプルながら読み合いの楽しめる要素、「幕末」という和洋入り乱れる独自色の舞台等もあり、独自の魅力を上手く出すことに成功した一作。
グラフィックやBGMも安定のSNKクオリティでキャラ人気を後押ししていた。
*1 登場人物全員が武器を手に戦う格闘ゲーム
*2 サムスピのように人格や人物が変化するようなことはない。
*3 この体力減少で体力がゼロになってもKOされることはない。
*4 ただし立ち・しゃがみの概念はあり、しゃがみ時の通常技も設定されている。
*5 第二幕の新キャラの1人である真田小次郎=香織の兄で、性能は第二幕の妹とは違い鷲塚のコンパチ。設定通りEDで紫鏡に殺害されてしまう。
*6 本作とは無関係だが、将棋漫画『月下の棋士』の存在の影響も少なからずあると思われる
*7 『風雲スーパータッグバトル』のスタッフクレジットにも名前があるが末弘氏曰く「開発終盤のサポートに近いポジションで参加した」とのことで「一から関わったのは『月華』から」という旨を述べている。