真・三國無双5 Special(PS2版)
【しんさんごくむそうふぁいぶ すぺしゃる】
ジャンル
|
タクティカルアクション
|
|
対応機種
|
プレイステーション2
|
メディア
|
DVD-ROM 2枚組
|
発売元
|
コーエー
|
開発元
|
コーエー(オメガフォース)
|
発売日
|
2008年10月2日
|
定価
|
6,800円(税別)
|
プレイ人数
|
1~2人
|
セーブデータ
|
300KB以上
|
周辺機器
|
PlayStation BB Unit対応(HDDインストールのみ)
|
レーティング
|
CERO:B(12才以上対象)
|
コンテンツアイコン
|
暴力
|
廉価版
|
PlayStation2 the Best:2010年9月2日/3,980円(税別)
|
判定
|
劣化ゲー
|
ポイント
|
固有モーション、無双モードのシナリオ追加 恐怖のステルス爆撃兵 深刻な処理落ち&ステルス地獄
|
無双シリーズ
|
概要
PS3/360で発売された『真・三國無双5』(以下「無印」)に新要素を追加してPS2に移植した作品。
無印で無双モードのシナリオが用意されていなかった、通称フリー専用キャラクターであった曹丕、張郃、太史慈、凌統、馬超、月英の6人に新規に無双モードのシナリオを追加し、更に武器やモーションも他武将と共有(コンパチ)であったものを一新して、完全に固有化した。
それに伴って新規の戦場が追加され、既存の戦場にも新規のシナリオが追加されている。
評価点
追加要素
-
無印でコンパチキャラクターだった6人の武器を変更し、固有モーション化。あわせて無双モードのシナリオを追加。
-
これで無双モードのシナリオを持つ武将数は半分と少しの23人になった。
-
併せて上記固有モーション化に伴い、孫策(無印では馬超・太史慈・張郃と槍モーションを共有)・孫尚香(無印では月英と弓モーションを共有)の2名のモーションも他が固有化した事で実質固有になった。
-
ただし、孫策の槍モーションは軽装の一般武将と共有となっているため、あくまで無双武将(プレイアブルキャラクター)だけで見た場合という条件付となる。
-
馬超の武器が大剣に変わったりなど武器を一新された武将もいれば、前作『4』までの馴染み深い武器に戻った武将もいる。
-
この追加モーションは「連攻撃が強力だがガード崩し(強攻撃)に弱点がある」「集団には強いが武将単体を狙いづらい」など長所短所が分かりやすくしっかりと作り込まれており、立ち回りを考える楽しみもしっかり存在している。
-
新たな戦場、勢力ステージを追加。
-
江東の戦い・河北掃討戦・潼関の戦い・濡須口の戦い・街亭の戦いの5つの戦場が追加。
-
既存戦場のうち、下邳の戦い・官渡の戦い・許都侵攻戦・成都制圧戦・荊州の戦い・石亭の戦い・五丈原の戦いにてそれぞれ新規シナリオが追加された。
-
潼関・濡須口・街亭の3つの戦場には新規BGMが追加され、特に街亭の戦いのBGM「THE CREST OF THIRST」はファンからの評判も良い。
-
本作の店頭PVの冒頭と最後を除いたほぼ全編にわたって流れている曲でもある。
斬撃音の調整
-
無印と比べてデフォルト音量が大きくなり鋭い音に変わった。…というか一部は前作までのものに戻った。
-
これにより無印で指摘されることがあった「SEが地味で敵が攻撃を受けたのか防いだのかわかりづらい」という問題も緩和された。
無印にあった水中移動と包囲戦の廃止
-
無印で水中だった所は浅瀬、または進入不可能になった。また、泳がなければたどり着けなかった拠点等は泳がずに行けるよう、橋が架かった。
-
浅瀬になったおかげで水中で馬ジャンプが可能になったため、ショートカットの幅が広がっている。
-
泳ぎ廃止の影響で素早く泳げる「速泳」スキルを持っていた武将はそれぞれ別のスキルに変更、軍馬においても無印で速泳効果だった「的蘆魂」は「開運」効果に変更された。
-
包囲戦は「PS2およびPSPの描写能力の制限で周囲を包囲出来る程に人物を描写出来ない」というマシンスペックの問題により発生しなくなった。
-
ただし、もともと水中移動も包囲戦も不満要素として上げられることがあったため、廃止は好意的に受け止められている。
連舞ゲージ関連
-
無印と比べて、通常移動中の連舞ゲージの減りが緩和され、∞を維持しやすくなった。
-
とはいえあまりに長時間移動していると減少する仕様は変わっていないため、連舞維持の技能を持った馬は相変わらず必須である。
問題点
※下記の問題点は主にPS2版の内容になり、PSP版に関しては一部改善されているものもある。PSP版に関しては後述の「PSP版について」を参照のこと。
ゲームプレイに支障が出たり爽快感を殺ぐ要素が多い
-
処理落ちが頻発する。
-
敵があまりいない所でも突然スローになることもある。
-
虎牢関の戦い・呂布軍シナリオでは、敵武将の多さ故確率は低いがひどいときはフリーズを起こす事もある。
-
スローになった時にはカメラ移動で画面を敵味方が写っていない場面に移せば元に戻る。
-
2人プレイに至ってはプレイ中は半分が処理落ちといっても過言ではない。
-
存在判定すら消えてしまうステルス兵士の多発。
-
これによって無印において推奨されたプレイが「回避しても背後に敵が現れる」「攻撃を当てようとすると兵士が消える」といった事が起こり難しくなっている。
-
また、自分の攻撃が当たらないのに敵の攻撃は当たるため、高難易度ではどこからともなく攻撃力の高い敵が現れ攻撃され、その後すぐ兵士が消えるという通称「ステルス爆撃兵」が多発し集団戦が非常に困難になっている。
-
攻城戦でもステルスが発生する影響で、自軍工作兵が衝車で敵城門に攻撃を仕掛けているにもかかわらずダメージが通らない等という事も頻発し、攻城戦の難易度が劇的に跳ね上がっている。
-
ステルスとは正確には違うが、ステルス兵士だけでなく、画面外(キャラクターの背後やジャンプ中の真下など)も攻撃が当たらないので、全方向攻撃が事実上全方向で無くなっており、これにより一部の攻撃(月英のジャンプ強攻撃など)が完全に死に技になってしまっている。
-
Specialにおける視点自体が無印に比べてかなりキャラクターに近付いた位置を取っている事もこの問題に拍車を掛けている。
-
PS2版ならば右スティックによる視点移動で強引に画面内に収めるという手段もあるが、PSP版はボタン減少のため、カメラが自動的に下を向く壁際でしか使えなくなってしまった。
-
しかしながら、PSPの仕様上画面が横長になっていることもあり、全方向に衝撃波を繰り出す類の攻撃は表示範囲が伸びたことで横方向に多少なりとも攻撃範囲が広がった事になるため、その点では改善されている。
-
戦場にいる敵の数がかなり少ない。
-
無印では比較的容易だった1000人斬りも相当意識して戦わない限り、極めて困難になった。
-
マシンスペック上仕方ない所は確かにあるが、処理落ちとステルスとの合わせ技で一騎当千の爽快感とは真逆に。
-
敵の拠点を制圧しようにもこの仕様とステルスのおかげで、特に大規模な拠点程しばらく拠点を彷徨って数人見つけてまた彷徨って…の繰り返しになってしまい、拠点の制圧に相当な時間がかかるようになってしまった。
-
PSP版では敵の数自体は少なくなっているが、処理落ち・ステルスの大幅な軽減もあり、それなりに爽快感を得られる。
-
ステルスと敵の描写数が少なくなった事で一部戦功目標の達成も極めて困難になった。
-
前述の通り、拠点の制圧に大きな時間が掛かるようになった為に「規定時間内に所定の拠点を制圧する」タイプの戦功目標が、敵の数がかなり減った為に「時間内に撃破数が規定値を突破する」タイプの戦功目標が、攻城戦もステルスの影響で「時間内に(特定の)城門を突破する」タイプの戦功目標の達成がそれぞれかなりの難易度に上がってしまい、達成が困難になってしまった。
-
にもかかわらず、戦功目標自体は無印と1つを除いて大きな変更無しで、元々戦功目標が時限式な物が大半な事もあって全体的に難易度がアップしてしまっている。
一部ステージの改悪
-
レベル上げ、及び戦功目標達成による武器稼ぎで有用だった合肥新城での呉軍本陣前の華佗膏が削除されている。
-
これによりレベル上げや武器収集はさらに苦しくなることに。嫌がらせにもほどがあり、ただでさえ心象の悪い本作の評価をさらに落としたのは言うまでもない。
-
樊城の戦い・魏軍で、無印の場合は2つの城門前の敵武将を撃退すると関平がマップ南から出現し、南西の計略地点に向かうと水計が発生するというイベントがある。
-
しかし、本作では1つの城門の敵武将を撃破した時点で関平が出現し、さらに出現地点が計略地点に大きく近づいたため、阻止するのが非常に難しい。(一応不可能ではない)
もう片方の城門の敵が残るということは、水計後にそいつらが突撃してくるという意味でもあり、水計を阻止可否に関わらず難易度は急上昇している。
-
付け加えておくと、関平は馬に乗っているため移動速度が速く、密着しないと馬から降りない。さらに戦闘を一切せず一目散に計略地点に向かうため、無印の時点でも計略を阻止するのは難しかった。が、さらに難しくしてどうする。
ディスクが2枚組
-
こちらは賛否両論であり、ディスク片面2層のPS2版『戦国無双2 猛将伝』で多発した読み込み出来ないトラブルの回避目的とする見方もある。
-
北米版の本作は片面2層で発売されている事も、この見方を強める根拠足りうると言える。
-
無双モードと幕舎モード(プレイヤーキャラクターのステータスやボイス等を閲覧出来るモード)内で無双モードのムービーを鑑賞する際に交換する必要が出てくる事があるが、それ以外ではどちらのディスクでも問題なくプレイが出来る。
-
因みに、DISC1は魏武将と甘寧・孫堅以外の呉武将の無双モード関連データが、DISC2には甘寧・孫堅と蜀武将、他勢力武将の無双モード関連データが収録されている。
マシンスペック起因の問題
-
PS2のメインメモリの容量の問題で纏まった量のデータを処理出来ず、常時ロードをしていると言っても差し支えない状態になるため、プレイ中はずっとディスクアクセス音を聞かされることになる。
-
戦場はエリアごと、台詞は一つ一つ発する際にディスクアクセスを要することになり、特に戦場に関しては少し移動するだけでもすぐ読み込みを行うと言っても過言ではない。
-
この影響でセリフロード時に特殊技や真・無双乱舞などの負荷のかかる行動を同時にとると、フリーズが発生したり、自キャラの攻撃判定が消失するなどの弊害が出てしまっている。
-
PSP版でもこの仕様ではあるが、一部ボイスはメディアインストールすることで再生されるという形になっている。
追加要素に関しての問題
-
本作の直接の評価とはならないが、追加要素が無視できないほど重要かつ多いのに、無印版に対して一切フォローがされていない。
-
アップデートなどは当時難しかったにしてもあんまりである。
-
新たにシナリオを用意された曹丕だが、その内容が徐々に無印の段階でシナリオが用意されていた司馬懿の外伝かと錯覚するほどに主役のはずの曹丕よりも脇役である司馬懿の方が目立つ内容になっていく。
-
二人の武将の対比を描きたかったと思われるが、視点が司馬懿に集中していることや、司馬懿の個性的なキャラクター付けも相まって上手く表しきれなかったと思われる。史実でも魏を乗っ取り、後の晋を建国するきっかけを作っているため一部では再現と皮肉られている。
この『Special』の発売により無印をプレイできなかった層からも、新システムどうこう以前に無双シリーズや商品として根本的な問題点による批判が続発し、無印の時点で上がっていた批判点も相まって更に評価を落としてしまった。
ちなみに、後のスタッフインタビューでこの移植について無理があったことを認めている。
総評
そもそも、PS3/360向けに作られたソフトをPS2などの前世代のハードに移植すること自体が無茶ではあるが、商品として出す以上はそんな言い訳が通用しないのは言うまでもない。
特に、PS2版に関してはステルスや処理落ちといった要素故に完全に無双シリーズの売りである「一騎当千の爽快感」からかけ離れてしまったこと、そして前述の要素のせいで無印における立ち回りがほぼ不可能になってしまったことで連舞システムの魅力を大きくスポイルしてしまったことは大問題である。
勿論、無印から改善を見せた要素や追加要素に評価すべき点がない訳ではないのだが、ハードスペックの差を考慮しても、それを無にして十分すぎるほどの劣化要素を内包している本作に対して、劣化移植作品の謗りは免れないだろう。
しかしながら、慣れてしまえばそこまで気にならないとする意見も決して少なくはなく、バグやフリーズなどの問題はあれど、1つのゲームとして見た時に「完全に破綻している、遊べない」というレベルのものではない。
それを踏まえると、ゲームそのものをクソゲーと断じる事も、限りなくギリギリではあるがまた難しい。
真・三國無双5 Special(PSP版)
【しんさんごくむそうふぁいぶ すぺしゃる】
ジャンル
|
タクティカルアクション
|
|
対応機種
|
プレイステーション・ポータブル
|
メディア
|
UMD 1枚
|
発売日
|
2009年10月22日
|
定価
|
5,280円(税別)
|
プレイ人数
|
1~2人 ※アドホック通信を使用しての協力プレイが可能
|
セーブデータ
|
704KB以上 ※メディアインストール機能を使用する場合は別途260MB以上必要
|
廉価版
|
PSP the Best:2011年8月4日/2,800円(税別)
|
配信
|
【PSP/PSV】2011年8月11日/2,286円 【PSV】UMD Passport:2011年12月6日/953円(各税別)
|
備考
|
メディアインストール機能を利用することで戦闘中フルボイス化
|
判定
|
劣化ゲー
|
ポイント
|
孟獲の復活 処理落ち&ステルスは改善するも、プレイの選択肢が狭まるバグ搭載
|
無双シリーズ
|
概要(PSP)
PSPへの移植版。追加要素は孟獲の追加のみで、PSP向けに調整されている点以外はほぼベタ移植。
評価点(PSP)
孟獲の追加
-
『真・三國無双5 Empires』でプレイアブルキャラクターとして再登場を遂げた孟獲をフリー専用キャラクターとして追加。
-
フリー専用なので武器グラフィックは1つだが、強攻撃やため強攻撃で武器を変化させることで単調さをカバーしている。
-
NPCとしては後期の蜀軍の戦い(五丈原の戦いや街亭の戦い、漢中攻防戦など)に蜀軍の一員として追加されている。
違和感だらけだけど
処理の改善
-
ステルス・処理落ちは頻度が大きく低下し、PS2版で問題になったフリーズも皆無と言える程になった(PSVitaで起動すれば更に頻度が減る。)。
-
ステルス自体はPSPのスペック上発生してしまうのだが、PS2版のようにステルス爆撃兵と揶揄される原因となった敵からの一方的な攻撃が無くなり、それ程強烈なステルスも起こらなくなった事で集団戦・連舞システムならではの立ち回りも満足にこなせるようになった。
ボイス関連
-
メディアインストールをすることで、ロード時間の短縮とともに、携帯機ではシリーズ初のフルボイス対応となった。
-
無双モードのシナリオを選択した時に『真・三國無双 MULTI RAID』の流用ではあるが、選択した武将のボイスが挟まれるようになっている。
その他
-
PSPの画面が横に広い関係上、相対的に攻撃範囲が増加した。
賛否両論点(PSP)
一部拠点の仕様変更
-
拠点攻略時、門を攻撃している際に無印やPS2版では見られなかった敵の攻撃が門を貫通してこちらに当たるという事象も起こるようになったため、これを考慮した立ち回りが必要になった。
-
逆にこちらの攻撃も当たるため、先行して敵拠点の耐久値を減らしたり、プレイヤーの連舞ゲージも維持しやすくなった。
-
射撃拠点の弓の当たり判定が強くなっているため、連続ヒットしやすくなった。
-
鬱陶しいが、敵も同条件なため恩恵を受ける場面も増えた。
トドメを刺されるパターンも増えてやっぱり鬱陶しいが
難易度の低下
-
ステルスの緩和と敵の数減少によって最高難易度「修羅」も無印を含めた据え置き版に比べるとやや簡単になってしまったため、歯応えが薄まったと指摘するものもいる。
-
これに関しては、同時に味方の敗走率が下がり戦功目標が達成しやすくなったともいえるため賛否が分かれるか。
その他
-
ゲームプレイ上ではそこまで問題になるようなものではないが、シリーズではおなじみの戦闘開始時に戦場を俯瞰する演出がカットされてしまっていたり、ムービーにおいて無印やPS2版では武将の立場(役職など)と名前が表示されていたものもカットされているため、同じ顔である一般武将が出て来ると誰が誰だか解らない。
-
また、なぜか投石兵や工兵の一部と親衛隊に当てられていたグラフィックが差し替わっており、ふくよかな上半身裸の格好から、やや細身で覆面を付けた黒ずくめの格好になっている。
問題点(PSP)
全体的に、ハード面で大きく足を引っ張っている箇所が多い。
グラフィックの劣化
-
実機モデルは同じ素材でPSPに出たマルチレイドよりも劣っており、手がドラえもんのそれと見紛うような物になっていたり、勝利画面でドアップになる武将が一部禿げて髪が薄くなっているように見えてしまうなど、見た目の点では不満が残る仕上がりとなってしまっている。
-
見た目だけでなく可能な限り多くの人物を描写できるようにすることを優先する為か、遠景が霧が掛かってしまったかのようにぼやけてしまい、本作の特徴である入り組んだマップが災いして、慣れるまで迷子になりやすくなってしまっている。
-
更に夷陵の戦いでの石兵八陣は拡大マップとプレイヤーのアイコンがズレてしまっており、かなり迷いやすい。
操作性の劣化
-
操作面ではボタンとアナログスティックなどの減少に伴い、視点の自由な移動が出来なくなり、特殊技の発動が回避とガードの2つのボタン(基本L+R)を同時押しで発動する形になっているため、一部の動作に制限が生じてしまっている。
一部の戦功目標達成がより困難に
-
ステージ内におけるキャラ表示がさらに減少したことにより、上記の評価点・賛否両論点で挙げられてるように改善されたり人によっては好意的にとらえられる部分もあるが、「時間内に敵を一定数撃破する」戦功目標が、PS2版よりも達成が難しくなってしまった。
-
特に難易度「修羅」の場合、キャラによっては装備武器に「一閃」があったとしても達成が絶望的なものもある。
ここまでならハードを考慮すれば劣化ゲーは免れていた可能性はあったが、プレイの選択肢が狭められるバグがみつかり大きく評価を落とした。
技タイプ武器で連攻撃の攻撃速度が早くならない
-
特に技武器のバグは攻撃速度の遅い夏侯惇や典韋などには致命的とも言え、立ち回りが非常に厳しくなった。
-
また今作で追加された孟獲は攻撃速度が全キャラ中トップクラスの鈍さで、技武器推奨なモーションにもかかわらず、バグの影響で使用がためらわれるキャラになっている。
氷属性がデフォルトでついていたキャラクターや衝撃波などの遠隔攻撃に属性がのらない(例外として周瑜の特殊技の衝撃波のみ属性がのる。)
総評(PSP)
PS2版は根本的な問題として処理落ち・ステルスがかなり激しく、更にはフリーズの危険とも隣り合わせの状態でプレイを要求されてしまう事を考えれば、こちらの方が余程遊べる仕上がりであるとなった。
しかし、今度はプレイの選択肢を大きく狭めるバグのせいで一部の武将の使用意欲を削ぐといった問題を抱えていることで、PS2版と別ベクトルでゲーム性をスポイルしてしまっているのは間違いない。
PS2版と比べればゲームの根幹である連舞システムの魅力を味わえるほどにはなったため「バグさえなければ」と惜しむ声は非常に多い。
結果的にPS2版と比較しても一長一短な出来となってしまった。
最終更新:2024年02月20日 17:45