ここでは、『ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(アーケード)』とFC移植版を紹介する。
【だぶるどらごんつー ざ・りべんじ】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | アーケード | |
販売・開発元 | テクノスジャパン | |
稼動開始日 | 1989年3月 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
配信(税8%込) |
アーケードアーカイブス 【PS4】2016年2月26日/823円 【Switch】2018年12月6日/823円 |
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レーティング(アケアカ版) | CERO:B(12歳以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ダブルドラゴンシリーズ |
『ダブルドラゴン』から2年後に発売された続編。
前作で助けた「マリアン」が早々オープニングデモで前作のラスボス「ウィリー」に殺害され、「リー兄弟」が復讐へ赴くストーリーとなっている。
+ | ラストのネタバレ |
元々は海外で先行発売するために作られており、キャラクターやマップパターンなどは前作の使いまわしが大多数であった。
「肘打ち一本でクリア」、「最終面の尖った難易度」といった前作の粗は概ね修正されており、よく練られた敵のアルゴリズムをかいくぐって様々な技を決める、爽快感あふれるベルトアクションに仕上がっている。
しかし、最初のステージを除いてはほぼ全てが前作の流用なので手堅い作品ではあったが新鮮味に欠ける点は否めず、そのため国内では今ひとつマイナーな評価で終わってしまった。
【だぶるどらごんつー ざ・りべんじ】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
販売・開発元 | テクノスジャパン | |
発売日 | 1989年12月22日 | |
定価 | 5,900円 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント | アーケード版を大きく超えた良アレンジ |
前作『ダブルドラゴン』に引き続いてのFC移植だが、ほぼ一から作り直したと言える程変更点が多いアレンジ移植となっている。
しかし、前作ではオミットされた2人同時プレイが可能になったり、ステージ間の演出が加わるといった要素があり、大きなパワーアップを遂げた作品と言える。
+ | ラスボスの追加。ネタバレ |
前作の焼き直し感が強かったアーケード版に大幅にアレンジを加えた事により、アーケード版からの劣化を補うだけに留まらず大幅に改善し、追加を加えた良作となった。
完成度は非常に高く、当時のFCソフトから見ても頭一つ抜けた出来であるといえる。
*1 この時のジミーのベストの色は白から臙脂色に変更されている。
*2 他の技と同じく、見え見えの状態で放っても簡単に避けられてしまうし敵の起き上がり際を狙っても、モーションを止められるので全くの無意味である。
*3 林は映画版『ダブルドラゴン』ではビリーの吹き替えを担当していた。
*4 『ロードブラスター』同様、岸本氏がデータイースト在籍時に手がけたLDゲームのヒット作品
*5 前作ではガレージに収められている車が『ロードブラスター』のプレイヤーカーである「LX-5」という小ネタがあり、それを踏襲しているものと考えられる
*6 この時、一定の間隔でドアが開き、近くにいると振り落とされて敵味方関係なく即死する