何と言っても今回登場した「奇機械怪獣 デアボリック」の迫力よ!
都市のど真ん中に出現して全身重火器でウルトラマン達を圧倒する!
見た目通りの!こちらが見たいものを見せてくれる怪獣だった!
スケールアップし続ける特撮も見事で
小屋が壊れるシーンがあっただけでも大騒ぎのウルトラマンギンガ一期から見てる身としては、
新世代ウルトラマンが都市の真ん中に勢揃いしてド派手なドンパチを繰り広げる映画は感慨深いぜ……。
Xの映画の時も同じこと言った気がする!
オーブがちゃんと全フォーム使って戦ったりと抑えるとこもしっかり押さえてる。
バーンマイトのキックは嬉しかったしサンダーブレスターが劇場で見れたのも良かったなあ。
ハリケーンスラッシュが微妙に活躍してなかった気がするが……。
ノリノリのアロハで登場するガイさんと相変わらず面倒臭いジャグラーも面白い。
ジャグラーが出る度に「ジャグラー!」って叫んでる子供がいて人気あるんだなーって。
ジャグラーは変身シーンずるいだろ……あんなん笑うよ!
ガピヤ星人サデスも強烈だったなあ。
変身解けそうなウルトラマンにビンタで渇入れる宇宙人は初めて見たわ!
ウルトラマンゼロも出番少ないながら美味しいトコ持っていく役回り。
親父のウルトラセブンもシーン全部がずるいというさすがの貫禄だった。
それが聞きたかった……ってセリフからの「歌は気にするな!」な演出!
そして「これもうセブンが倒しちゃうんじゃね?!」ってくらい強くてカッコいい!
おいゼロの親父が暴れ出した途端にSEが昭和臭くなってんぞ!
カーナビとしての自覚が芽生え始めるXも笑った。
やっぱデバイスの中に住んでるネタと
カーナビネタを持ちネタとして持っているウルトラマンは強いな。
アタッカーXの爆発も最高だったぜ。
今回お気に入りだったのはムルナウの最期のシーン。
あの「かっこつけてんなオイ!」って言いたくなる要素を詰め込みまくったシーンは、
2016年にもなって「ハーモニカを吹きながら登場するさすらいの風来坊」なんてキャラを
真正面からカッコいいキャラとして描いたウルトラマンオーブだからこそ成立してると思う。
美しい物を美しいまま宝石として永遠に保存しようとするムルナウと、
それを否定して立ち向かうウルトラマン達は新世代ヒーロー集合映画らしい構図。
面白かったんだけどXIOのメンバーもちょっと出演して欲しかったなってのと、
敵側にギャグっぽいキャラが多くて緊張感が薄目で、
歴代敵宇宙人もほとんど賑やかしのチンピラになってるのがちと残念だったな。
まあ歴代宇宙人のチンピラ化は今に始まったことではないしガッツ星人は目立ってたけど、
さすがにヒッポリト星人とテンペラー星人はもうちょっと見せ場欲しかったぜ!
俺としては「テンペラー星人のウルトラ兄弟必殺光線はマジでつえーんだぞ!」くらいは言っておきたい。
とにかく盛り沢山で楽しい映画だった。
今後のウルトラシリーズのますますの発展に期待してるぞー!