ゾンビだらけの街をひたすら画面下に向かって逃げる!1000m走ったらクリア!終わり!
違うモードや違うステージは一切無し!という潔い作り。
このゲーム最大の特徴はまともに歩くことが出来ない点だ!
キャラは片足を軸にしてコンパスのようにクルクルとその場で回転し続けている。
Aボタンを押すと軸足を変えることが出来るので、
右、左、右、左と足を一歩ずつ前に出して進んでいくのだ。
直進したい場合は軽くAボタンを連打すると前に進むし、
ゾンビを迂回したい時はタイミングを計りながら方向転換する必要がある。
壁にぶつかると回転方向が逆になるのでパニック!
たまに出現するバーナーを拾うと火炎放射で一定時間ゾンビを焼き払えるようになる。
これから毎日ゾンビを焼こうぜ!
不安にクルクル回るキャラを操作しながら、
同じようにクルクル回りながら近づいてくるゾンビを避けるゲームだ。
最初は混乱するが慣れるとスイスイ進めるようになるし、
ギリギリでゾンビを避けられた時はかなり気持ち良い。
タイトル画面から使用するキャラクターを変更可能でその数は数十種類!
一般人から始まってティラノサウルスや狼男、海賊にバスケ選手、原宿系ガールにチアリーダーなどなど!
性能差は一切ないのでティラノサウルスでもゾンビに軽く触っただけで即死します。
もっと頑張れや恐竜!
ティラノサウルスだと歩く度に地面が振動するとか、バスケ選手を使うと常にボールをドリブルしてるとか、
海賊だと鳥が自分の周りを旋回するとか、狼男だと時間経過で狼男モードと人間モードが切り替わるとか、
演出の無駄な凝りっぷりが実に頭悪い。
ここまで簡略化して髪型変えてもすぐ分かるから元ネタのデザインは秀逸だなと思った。
キャラクターはコインを100枚集める度にランダムでゲット。
コインは道に落ちているコインを拾う、
リアル時間で5時間経過するごとに1回貰えるプレイボーナス、
1000m走り切った時のプレイボーナスの3種類で入手可能だ。
ランダムだが同じキャラが出ることもあり、その場合は画面内のゾンビを一層するボムがいくつか貰える。
このキャラ出しがかなり大変で、
数十キャラいるのにプレイボーナスやクリアボーナスで貰えるのは60~90枚程度。
ダブりもあるからコンプ目指すと千里の道が待ち受ける。
キャラにUFOに乗った宇宙人がいるから出したかったがこれはキツい……。
普通に好きなキャラをアンロック出来る仕様で良かったのに。
1プレイが短くてサクッと遊べる内容なんだけど、
それだけの少し長めの読み込み時間や1000mクリアした時のスタッフロールが飛ばせない点が気になる。
プレイ中にXボタンを押すと操作不能になったり、
壁際を移動してるとめり込んで動けなくなったりバグも残念だった。
「フラフラ動くキャラを操作してフラフラ動くゾンビを避ける」
というワンアイデア一点突破のゲーム。
エンドレスモードなども無く本当に1000m走ったら終わりのゲームなんだけど、
だからこその手軽さがある。
1000m走っても10分も掛からないし慣れてくると簡単にクリア出来るから、
ちょっと1000m走り切るか!と何回も遊びたくなっちゃうのだ。
プレイボーナスがあるので、俺の場合は朝起きた時と夜寝る前にちょっと遊ぶのにちょうど良かった。
公式のジャンル名の通り、本当にカジュアルな内容。
オススメするほどではないが、1回やってみると遊び続けちゃう1本だぜ。