絶対SIMPLE主義

人生ゲームはまず「人生ゲーム」というタイトルのWiiウェアで配信スタート。
1000円という価格でも信じられないほど低レベルな内容だったが、
ネームバリューだけで数多の名作ソフトをすべて押しのけてぶっちぎりの超大ヒット。

こんなものを1000円で売るんじゃねぇ！「人生ゲーム」

>そもそも人生ゲームってのは仕事についたり結婚したり子供が生まれたりと、
>まさに「人生」をボードゲーム化したものであるから「人生ゲーム」なわけだ。
>だから、職業が最初に選択したもの固定で結婚も子供もなし。
>ゴールも無く狭いマップをグルグル回るだけのこのゲームは
>「人生ゲーム」とすら呼べないと思う。

以前レビューしてこう書いたけど本当に擁護不可能なレベルだったぜ。
でもネームバリューだけで
人気ランキング上位に居座り続けて本当に見ているだけで暗澹とした気持ちにさせられた。

その後、続編となる「人生ゲームハッピーステップ」が同じく1000円で配信スタート。
入れ替わりで「人生ゲーム」が配信終了。
こちらは多少マシになっているものの、
「版権代と考えれば500円ならギリギリ許せなくも無い」レベルかな……。
いや1000円のゲームなんですがね。
こちらもネームバリューだけで初代人生ゲームに続く超絶大ヒット。
そして1度のフェイントを経て今回ついに配信終了と。

いやホントに……。
良くも非常に悪くもWiiウェアに多大な影響を残した作品だったと思うわ……。
人生ってなんだったんでしょうね。
配信終了するとなると欲しくなる人もいそうだけどやめといた方がいい。
Wiiウェアの人生ゲームは2本とも俺が買ってWiiUにも移行してあるからやりたきゃ俺の家に来い。



そして現在人生ゲームはiOSでも配信中。
配信開始と同時にランキングで高順位を獲得し、現在でも総合無料ゲーム24位なので人気は衰えず。



ていうか頑張って働いて日本の1024兆円の借金を返済ってなんなのこの人生ゲーム……。
ハッピーさのカケラもねぇ！



人生ゲーム終了のお知らせ以外にもネオジオのステークスウイナー2の予定が更新。
こないだのNAM-1975で終わりかと思ったらまだ続くぞWiiのVC！
もうちっとだけ続くんじゃ。

ゾンビを武器でぶちのめしたり、時には逃げたりしつつ壊滅状態のロンドンを大冒険するゲームだが、
最大の特徴はWiiUゲームパッドを生かしたゲームシステム！



マップやレーダー、装備している武器の切り替えやアイテムの使用などはすべてゲームパッドで行う。
上の画像のように画面内のオブジェをスキャンすることもでき、落ちているアイテムや歩いてるゾンビ、
ドアや棚や箱の中身などもこれで一発確認&マーカーセットが可能。
いちいち調べる必要が無いので非常に快適だぜ。

装備の切り替えやアイテムの使用は
「テレビ画面から目を離してゲームパッドを確認する」必要があるので
ゾンビとの戦闘中に使っている銃の弾が切れた時の緊張感が凄い。
「（ｶﾁｯｶﾁｯ）やばい！弾切れた！別の武器を！ええと！どれだ……うわあ！やられた！」とかよくある
ゲームパッドを見てドアをピッキングしていると、
TV画面の方でゾンビがゆっくり接近してくるシーンとかも。

新しく来たエリアはマップが表示されないが、
どこかにある監視カメラハブをハッキングすることでマップが解放される。
ドキドキしながら進んでハッキングでマップ解放でホッと一息。そんなゲーム。

あと、体力ゲージや装備アイテムなどの表示をすべてゲームパッド側にまとめてあるので
ゲーム画面が広々としていて没入感が増しているところもいいね。

敵を感知するセンサーもあるんだが、ゾンビセンサーじゃなくてただの動体反応。
「センサーに超沢山反応が！やべぇ！」→「カラスの群れか……」なんてこともあったり。
もちろん逆もあるし、高低差があると反応しないので、
高い場所や低い場所からの不意打ちで驚かされることも。

このゲームパッドを使ったシステムは演出として非常に効果的だし、
画面スキャンの快適さもよし。
ゾンビから逃げてる時にドアを閉めるとちゃんとゾンビがドアをぶち破ろうとしてくるとか、
そういういかにもな動きも楽しい。
カラスやネズミを仕留めると回復アイテムになるのもサバイバル感アリ。
肉が腐ってる時があるのでランダムでダメージというリスクもあるけど。
仕留めたばかりの肉が腐ってるってそれゾンビ化してるってことでは……。
食べてダメージだけで済むのか？！

プレイヤーキャラがゾンビをぶん殴った時の「ﾋﾋ……ﾋ」みたいな狂気混じりの声とか、
走って逃げてる時の息切れの声とかの細かい演出もいい味出してる

武器の種類もなかなか豊富でショットガンだけで3種類あるとかはとてもいい。
マグナムにアサルトライフルはもちろん、スナイパーライフルもあるぜ。



謎のブレッパーさんからの通信を受けつつ進んでいくんだけど、
新しい武器を手に入れるとプレッパーさんがなんか嬉しそうに解説してくれるとこが好きですね。

発炎筒に火炎瓶に地雷も重要。うまく使えば強力なゾンビも一撃だ。
うまく使わないと爆発に巻き込まれて俺が一撃されるが。
発炎筒はゾンビをひきつける効果があるんだけど、５メートルくらい後ろで着火してるのに、
目の前にいるゾンビがいきなり後ろを向いて発炎筒にダッシュするとか、
ゾンビをひきつけるフェロモンでも出てるのかと思うほど効果が凄い。
この分かりやすさはゲーム的で結構好き。集まったゾンビを火炎瓶で一網打尽だ！
まあ、弾薬や武器アイテムは入手が限られているからあんまり無駄撃ちは出来ないけどね。
マシンガンとかアサルトライフルは一瞬で弾が切れるから使い辛かったり。やはりショットガン安定。

ゲームパッドと並ぶもう１つの特徴として、
「死ぬと操作しているキャラがゾンビ化する」
「操作していたキャラはそこで終わりで別の生存者に操作が切り替わる」というもの。
持っていたアイテムもすべてゾンビ化したキャラが持ったままなので、
新しいキャラで前のキャラを倒して弾薬や武器を回収しないと一気に不利になるという仕掛け。
隠れ家にアイテムボックスがあるので、こういう時のために弾薬やアイテムを残しておく必要がある。

重要アイテムを持ったまま死んだ場合、回収しないと先に進めなかったりも。
重要アイテムは別だが、ゾンビ化したキャラのアイテムを回収出来ないまま
また死んでキャラ交代した場合、
最初のキャラが持っていたアイテムは回収不可能になるので慎重なプレイが必要になる。
1度しか取れない武器アイテムなんかは一応しばらくするとあちこちのエリアに再配置されるんだけど
取りに行くのが大変だ……。

新しいキャラは見た目、職業、性別がランダムで決定するので、
フリーライターだったりフーリガンだったり警察だったり、
ブサイクだったりカッコ良かったりおっさんだったりおばさんだったりと毎回変わるぜ。

ただ、このキャラ交代はちょっと生かしきれていない気もしたかなあ。
プレイヤーキャラはセリフが一切無いし、キャラ毎の差もあんまり無いし、
メインミッションがほぼ一本道なのでストーリー展開がやや不自然になったり……。
経歴と見た目だけでどういう人物か想像しつつ遊ぶのは楽しいけどね。

オンラインにしておくと別のプレイヤーのキャラがゾンビ化して出現することがある。
ほとんどの場合で弾薬を沢山持っているのでラッキーゾンビ的な存在。



グラフィックは並ってとこか。PS3や360でも珍しくは無いレベル。
スキャンする時は暗いところでも見やすくなるものの、ほとんど薄暗いシーン中心で
昼間の屋外でも薄汚れたようなフィルターを通した画面になってるのは好き嫌い分かれるかな。
まあ、いかにもゾンビモノって雰囲気で俺は好き。



バッキンガム宮殿とか保育園とか、エリアはどこも雰囲気があっていいね。探索が非常に楽しい。
しかし配信中の体験版が保育園ミッションってUBIはアホか！
なんでいきなり中盤の山場をやらせるんだよ！
他のステージと雰囲気も結構違うし、演出的にもバトル的にも
それまでの積み重ねがあってこそのあの保育園なのに勿体無い……。

フォント表示はローカライズモノらしくややチープな感じはするけど
登場人物のセリフはしっかり吹き替えしてあるのは高く評価したい。
死ぬと流れるブレッパーさんの愚痴とかはやっぱ吹き替えだからこそだわ。

ストーリーはあちこちに落ちている手紙や新聞を入手することで全貌が見えていくタイプ。
ブレッパーさんの正体もしっかりプレイしてると分かる構成。
ブレッパーさんは愚痴がめっちゃ多いけどツンデレっぽいとこもあって俺は好き。
ただ、登場人物は非常に少なく、エンディング含めてあっさり。

欠点はまずロード。
エリア切り替えのロードが長いくらいは我慢できるんだけど、
ロードでドアが開かなくなる時がたまにあって、
ゾンビに追われてる時にこれで引っかかると死の危険がある。
そんなスリリング要素いらないんで！

サブミッションなどが無く、本当にメインミッションを追っていくだけの一本道。
火器の種類が豊富な割に近接武器はバット1種類のみ。ここはかなり残念。鉄パイプとか無いの？
俺は一度も遭遇しなかったが、フラグ関係のバグが結構あるみたいなので
これから遊ぶ人はある程度確認してからの方がいいかもしれない。

ロンチということでボリュームにストーリーなどあっさりしてる部分も多く、作りこみが甘い点もあるが
「ゾンビ怖いッ！」を主題にゲームパッドをしっかりと活用した意欲作。
ゾンビの怖さを味わいながらのサバイバルはかなり楽しめたぜ。
ロンチにこれを投入するＵＢＩは本当に素晴らしいと思った。
サードのこういうWiiUオリジナル作品をもっと遊びたいなあ……。

一応ジャンルとしては戦略シミュになるんだが、「横スクロール戦略シミュ」とでも言うべき内容になっている。
5段階の難易度を選択してゲームを始めると画面に13体のユニットが表示されているので、
そいつらを方向キーで動かして画面右にどんどん進んでいく。
全員まとめて動かすことも出来るし、個別に動かして隊形を変えたりも出来る。
接近戦に強い戦士に遠距離攻撃可能な魔法使い、回復可能な聖職者など様々なユニットがいるので
攻撃範囲などを考えてうまくフォーメーションを組む必要がある。
戦闘はフルオートで、射程内に入ると自動で戦い始める。

敵を倒した時に手に入るお金を溜めて敵ユニットを買収することも可能。
ただし敵のど真ん中にいる奴を買収すると当然次のターンに袋叩きにされて死ぬので注意。
戦闘で死んだユニットは復活しないので、適度に買収で補充する必要がある。
ゾンビにスライムからドワーフ、オーガ、スケルトンにガーゴイル。ユニットの種類はかなり豊富だ。

とにかく敵を蹴散らしながら右へ！また敵が出てくるでの倒して右へ！の繰り返し。
エリアの最後に登場するボスを倒すと次のエリアへに移動する。
単純なゲームなんだけどキャラが成長して少しずつ強くなっていったり、
ボス戦で消耗したパーティーをそこらのザコでどんどん補強していくのが非常に楽しい。
レベルが上がって弓兵の射程が伸びたり魔法使いが広範囲攻撃を使えるようになってくる辺りから
フォーメーション組むのがグッと楽しくなってくる。



こちらは広範囲攻撃を使ってくる魔法使いが敵で登場したので、
弓兵と聖職者の4人だけを先行させてチマチマ倒しているシーン。
こういうことも出来る。ユニットは最大で70体まで味方にすることが可能なので色々な使い分けが可能。

あとこのゲーム、エフェクトと効果音がさりげなくすげぇイイ。
戦闘時にコントローラーを振動させながら響く斬撃音や魔法の攻撃音が聞いてて凄く気持ちいい。
広範囲魔法のエフェクトとか
瀕死になるとユニットにピシリとヒビが入り、死ぬとパリンと割れて消滅とか、
こういう演出も細かいが爽快。
効果音がショボかったらこのゲームの中毒性は3割くらい減ってると思うね。
そのくらい遊んでて気持ちいい。

難点は難易度とプレイ時間の長さ。
1エリアでボスに到達するまでだけでも30分くらいかかる。
その上、死ぬとハイスコアだけ記録された後に使っていたデータが初期化されて最初からやり直し。
後戻りが一切出来ないゲームなので、
ユニットを揃えたりユニットを鍛えたりといった積み重ねが足りないとボスで詰むゲームだ。
3時間半かけてラスボスのドラゴンにたどり着いたのに、
全ユニットの総攻撃がまったく通らなくて全滅して初期化された時は泣くしかなかった。
最低難易度でプレイしたのに。ていうかラスボスがドラゴンかどうかも分からない。
公式サイトにドラゴンが最終目標っぽく書いてあるから多分ラスボスだと思うんだけど。

フォーメーションを組んでひたすらに右へ進む戦略シミュ。
ガシャンバリバリと小気味良い音を立てて戦いながら、
時には敵を買収して戦力を補充しつつをひたすら突き進む。
それだけなのにやたら中毒性が高く、単純なのにずーーーーーっと遊び続けてしまう。
戦略シミュなのにスコアアタックゲーに近い構成。システムはシンプルだけどよく出来てると思う。

ただ、やはり難易度高い上に１ゲームが長いせいで
一度ゲームオーバーになって初期化されるとリトライする気が完全に失せるのがつらいところだなあ。
出来ればVITAかPSPでチマチマと遊びたかったが……。
キャラが多いから携帯機だと表示が小さくなり過ぎるという判断かもしれない。

あとグラフィックはこれでいいとしても公式が説明不足過ぎて
ゲーム内容がまったく分からない点は擁護できない。売る気無いとしか思えないぞあれは。
魔法使いの攻撃性能がレベル50で変化する説明とかより他に書くことあるだろが！

とりあえず体験版があるので試しにちょいとやってみてもらいたい。

機能面では公式にも有る通り、ニンテンドー3DSのVCと同じまるごと保存&まるごと復元機能を搭載。
セーブ機能の無いゲームでもいつでもセーブとロードが可能だ。ズルも出来ちゃう。
ゲームを終了すると終了したポイントで自動的に中断データが作成され、
次に起動した時に同じ状態から再開できる。リセットボタンがあるので初期化も出来る。
WiiUゲームパッドのみでのプレイも可能。ミーバースに対応してスクショも投稿可能。
そして……。



キーコンフィグ！
キーコンフィグ搭載！
任天堂のVCにキーコンフィグ搭載！



待っていた！長かった！ついに実装されたッ！
ここに来るまで何年掛かったか！これは歴史的なことですよ！
VCの話になるたびにキーコンフィグつけろって言ってた気がするよ……！
キェーッ！とか叫びたくなるくらい嬉しい！キェーーーーーッ！



キーコンフィグはソフト事に設定が保存される。
割り当てられるのはABXYLR、ZL、ZR、+、-ボタン。
ファミコンのVCの場合はこれらの好きなボタンに
ABスタートセレクトとVCメニューを設定でき、完全にオフにも出来る。
ファミコンのコントローラーに置き換えた場所が表示されるのがとても親切。

もしやM2の仕事か！？と思ったが、連射設定と画面設定が無いから多分違うかな。

機能面だとやはり注目はミーバース。
ファミコンソフトのコミュが出来るのは初めてだし、
30円での提供なので経験者から初プレイ者まで入り乱れて非常に盛り上がっている。







スクショ貼り付けで簡易スコアアタックみたいなことも出来るし
これまでのミーバースのどのコミュとも違う雰囲気でとても楽しい。
ゲームアーカイブスとかと比べると機能面では周回遅れもいいとこだけど
こういう独自の盛り上がりがあるのはやはり素晴らしいぜ。

ミーバースも今後どんどん良くなっていくみたいだからVCと合わせて期待していきたい。



しかしバルーンファイトなんてファミコンミニや3DSのアンバサダーでも遊んだから
わざわざやるまでもないかな……と思ったらつい何回も遊んでしまう！やはりいいゲームだわ。