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JPH03199719A - ボールスプライン装置 - Google Patents

ボールスプライン装置

Info

Publication number
JPH03199719A
JPH03199719A JP33826389A JP33826389A JPH03199719A JP H03199719 A JPH03199719 A JP H03199719A JP 33826389 A JP33826389 A JP 33826389A JP 33826389 A JP33826389 A JP 33826389A JP H03199719 A JPH03199719 A JP H03199719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss portion
balls
ball
sheave
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33826389A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP33826389A priority Critical patent/JPH03199719A/ja
Publication of JPH03199719A publication Critical patent/JPH03199719A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、第1の部材と第2の部材を軸方向において相
対的に移動させるためのボールスプライン装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、燃料消費率を向上させるために、自動車のトラン
スミッションとしてベルト式無段変速装置を組み込んだ
自動変速機が提供されている。
上記ベルト式無段変速装置においては、それぞれシャフ
トに支持され、かつ軸方向に相対的に移動自在の2個の
シーブからなるプライマリプーリ及びセカンダリプーリ
間にベルトが張設されていて、2個のシーブ間の軸方向
距離を調節することによって無段階の変速が行われる。
そして、2個のシーブの内、可動シーブのボス部内周面
に軸方向に延びる断面半円状の溝が形成され、一方固定
シーブのボス部の外周面に軸方向に延びる断面半円状の
溝が形成されて、上記両溝により形成される空間にボー
ルを挿入して相対的な回転を阻止している。
(発明が解決しようとする課B) しかしながら、上記構成のボールスプライン装置におい
て、可動シーブは、固定シーブボス部又はシャフトにす
べり摩擦により嵌合しており、しかも両シーブ間にはベ
ルトが張設されてトルクが伝達されるため、可動シーブ
が軸方向に移動する際に大きい11!擦抵抗が発生する
だけでなく、ベルトの張力に基づきシーブ軸間方向にモ
ーメントが発生する。
該モーメントが発生する状態をプライマリプーリを例に
とって説明する。
第5図は上記のボールスプライン装置において発生する
モーメントの説明図である。
図において、プライマリプーリ3は固定シーブ3aと該
固定シーブのボス部3a+に対して軸方向に移動自在に
配設される可動シーブ3bを有している。
上記ボス部3al は、可動シーブ3b側に延びており
その内周面3atがプライマリシャフトに嵌合する。
また、外周面3asには多数の凹溝58が形成されてい
る。
一方、可動シーブ3bのボス部3b、の内周面3bxに
も同様に多数の凹溝59が形成される。そして、両凹溝
58.59間にボール60が配設されるようになってい
る。
ところで、上記固定シーブ3a及び可動シーブ3b間に
は、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ間に張設さ
れるベルト9が配設され、しかもベルト9によるトルク
伝達に伴いベルト9は図の矢印Fで示すような力を受け
ることになる。
その結果、矢印Mで示すようなモーメントが可動シーブ
3bに発生する。該モーメン)Mは、可動シーブ3bの
ボス部3b+ と固定シーブ3aのボス部3a間のボー
ル60に応力Pを発生させる。そして、複数のボール6
0A、 60B、・・・602の内、最外側のボール6
0A、 60Zに最も大きい応力P MAXが印加され
、内側になるにしたがって小さい応力が印加される。
そのため、ボールスプライン装置を使用している間にボ
ール60が摩耗あるいは破損して回転を円滑に伝達する
ことができなくなるだけでなく、シーブの容量を大きく
することもできなくなり装置が大型化してしまう。
そのため、上記ボールに予荷重を与えて凹溝内に配設し
たボールスプライン装置が提供されているが、ボールと
凹溝間の*擦抵抗が増大し、ボールスプライン装置の温
度が上昇し、寿命も短くなってしまう。
また、ボール径を大きくするが、ボス部を軸方向に長く
してモーメント荷重による応力を小さくすることもでき
るが、ボールスプライン装置が大きくなるとともに、重
量が増し変速過渡特性に悪影響を与えることがある。
本発明は、上記従来のボールスプライン装置の問題点を
解決して、ボールスプライン装置を使用している間にボ
ールが摩耗あるいは破損することなく、回転を円滑に伝
達することができ、しかもシーブの容量を大きくするこ
とが可能で装置を小型化することもできるボールスプラ
イン装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明のボールスプライン装置においては
、ボス部を有する第1の部材と、該第1の部材のボス部
の外周面に嵌合され、該ボス部に対応する位置にボス部
を有するとともに、上記第1の部材に対して相対的にモ
ーメント荷重を受ける第2の部材が設けられ、第1の部
材と第2の部材のそれぞれのボス部の対向面に複数の凹
溝が軸方向に形成される。
該凹溝内には、複数のボールが収容され、凹溝の両端に
はボールの抜け落ちを防止する手段が設けられる。
そして、上記ボールは、上記凹溝の軸方向において少な
くとも最外側のボールの径を他のボールの径よりも小さ
くしである。
また、上記ボールは、上記凹溝の軸方向において最外側
から最内側にかけてボールの径を次第に大きくしてもよ
い。
さらに、固定シーブと可動シーブからなる1対のプーリ
間にベルトを張設し、可動シーブと固定シーブ間の距離
を換えることによりベルトの実効径を変化させて無段に
変速する無段変速装置に使用されるボールスプライン装
置においては、上記第1の部材が固定シーブであり、上
記第2の部材が可動シーブである。
(作用及び発明の効果) 本発明によれば、上記のようにボス部を有する第1の部
材と、該第1の部材のボス部の外周面に嵌合され、該ボ
ス部に対応する位置にボス部を有するとともに、上記第
1の部材に対して相対的にモーメント荷重を受ける第2
の部材が設けられ、第1の部材と第2の部材のそれぞれ
のボス部の対向面に複数の凹溝が軸方向に形成され、該
凹溝内には、複数のボールが収容され、凹溝の両端には
ボールの抜け落ちを防止する手段が設けられ、しかも上
記ボールは、上記凹溝の軸方向において少なくとも最外
側のボールの径を他のボールの径より小さくしであるた
め、第2の部材にモーメントが発生した場合、最外側の
ボールに印加される応力が小さくなる。
したがって、最外側のボールのみが過度の摩擦抵抗を受
けることがなく、摩耗あるいは破損することがなくなり
、ボールスプライン装置の耐久性を向上させることがで
きる。
しかも、最外側のボールの応力を減少させることが可能
になるため、ボールスプライン装置の容量を大きくする
ことができ、装置も小型化される。
また、上記ボールを、上記凹溝の輪方向において最外側
から最内側にかけてボールの径を次第に大きくした場合
、すべてのボールが受ける応力をほぼ均等にすることが
できる。したがって、摩耗がボール間で均一になる。
さらに、固定シーブと可動シーブからなるl対のプーリ
間にベルトを張設し、可動シーブと固定シーブ間の距離
を換えることによりベルトの実効径を変化させて無段に
変速する無段変速装置に使用されるボールスプライン装
置においては、ボールが摩耗あるいは破損することがな
くなり、可動シーブの移動を円滑に行うことができる。
しかも、シーブの容量を大きくすることが可能であり、
無段変速装置を小型化することが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本発明のボールスプライン装置のプーリの断面
図、第2図は本発明のボールスプライン装置が使用され
る無段変速機の断面図、第3図は同要部拡大図、第4図
は第1図の1−1断面図である。
第2図において、無段変速機Aは、三分割されトルクコ
ンバータケース13a1センタケース13b及びリヤケ
ース13cからなるトランス逅ツションケース13を有
しており、該トランスごツションケース13において、
流体トルクコンバータ31の出力軸を構成する人力軸3
2及び無段変速装置12のプライマリシャフト1が同軸
上に回転自在に支持されて第1軸を構成しているととも
に、出力ギヤ33を一体に形成した無段変速装置12の
セカンダリシャフト2が回転自在に支持されて、第2軸
を構成している。
さらに、第1軸上には、前後進切換装置1f35を構成
するデュアルプラネタリギヤを操作する前進用摩擦クラ
ッチC1及びその油圧アクチュエータ37と、油圧ポン
プ39がトルクコンバータ31とプライマリプーリ3間
に配設されている。
トルクコンバータ31は、トルクコンバータハウジング
31aを有しており、該トルクコンバータハウジング3
1aにはエンジンクランク軸40が連結されるとともに
ポンプインペラが固定されている。
また、該ポンプインペラに対向してタービンランナが配
設されており、かつポンプインペラ及びタービンランナ
間に一方向の回転を阻止されたステータが配設されてい
る。
さらに、コンバータハウジング31a内においてタービ
ンランナに並列してロックアツプクラッチ41が配設さ
れており、該ロックアツプクラッチ41は図示しない油
圧制御装置が供給油路を切り換えられることにより接続
、解放され、かつ2種類のダンパスプリングを介して上
記トルクコンバータの出力軸となる入力軸32に連結さ
れている。
そして、前後進切換装置35は、サンギヤ36aと互い
に噛合する2種のビニオンを支持するキャリヤ36b及
びリングギヤ36cからなるデュアルプラネタリギヤ3
6を有しており、上記サンギヤ36aが上記入力軸32
にスプライン結合している。
また、キャリア36bはその一例板が前進用フランチC
1を介して人力軸32に連結しているとともに、その他
側板が調圧カム機構10を介してプライマリプーリ3に
連結しており、またリングギヤ36cが後進用摩擦ブレ
ーキB2に連結している。
さらに、前進用フランチC1はキャリア36bに連結し
ているドラム部材42と人力軸32に連結しているハブ
部材との間に介在しており、該ドラム部材42に油圧ア
クチュエータ37が配設されている。
したがって、該油圧アクチュエータ37はニュートラル
時において非回転状態にあり、前進(Dレンジ)操作時
に該アクチュエータ37に油圧を供給する際の遠心油圧
の影響を排除することができる。
また、上記後進用ブレーキB2は、リングギヤ36cの
外径方向に突出されたハブ部とケース13の内壁との間
に配設されており、かつ該ブレーキ用油圧アクチュエー
タ45がケースの支持壁13dに配設されている。
さらに、該支持壁13dのベアリング環状部から突出し
て突出部が形成されており、該突出部とピストン部材背
面との間には多数のリターンスプリングが収縮状態で配
設されており、これら突出部及びリターンスプリングは
りングギャ36cの外径部に形成された断面「コ」の字
状の空間内にプラネタリギヤ36と軸方向にラップして
配設されており、軸方向寸法の短縮化が図られている。
一方、調圧カム機構lOは第3図に示すように、対向端
面が波状に形成された入力端カム片10a及び出力側カ
ム片10bと両カム片10a、 lobの端面の間に配
置されたローラ10cからなり、入力側カム10aが上
記キャリア36bの他側板にスプライン結合していると
ともに、プライマリシャフト1にねし結合しており、か
つ出力側カム片10bがプライマリブーりの固定シーブ
3aにスプライン連結しているとともに、皿ばね45を
介して該固定シーブ3aに当接している。
したがって、キャリア36bからのトルクは該調圧カム
機構10を介してプライマリプーリ3に伝達されるとと
もに該調圧カム機構lOは該伝達トルクに対応した軸力
を発生し、該軸力を固定シーブ3aに作用する。
また、固定シーブ3aは上記調圧カム機構10を覆うよ
うに延びる環状の鍔部3aaを有しており、該鍔部3a
aがケース支持壁13aに装着されたローラベアリング
15で支持されることにより固定シーブ3aに作用する
ラジアル荷重を支持している。したがって、調圧機構l
Oによる軸力が該ラジアル荷重の影響を受けることがな
い。
なお、ケース支持壁13dはローラベアリング15を支
持する環状部13d+及び該環状部13dlのほぼ中央
から延びている支持部13d、からなる、該支持部13
d!は、はぼ中央部から延びているため、プーリ3から
のラジアル荷重がモーメントとして作用しないように強
度上有利な構造となっており、その結果、比較的薄肉に
構成されている。
また、ベルト無段変速装置12はプライマリブーI73
、セカンダリプーリ5及びこれら両プーリ3゜5に巻き
掛けられたベルト9からなり、かつ両ブー173.5は
それぞれ固定シーブ3a、5a及び可動シーブ3b、5
bからなる。なお、ベルト9は金属製の多数の駒を有し
ており、該多数の駒がプライマリプーリ3及びセカンダ
リブーI75に潤滑状態において接触しトルク伝達され
ると、上記駒とプーリとのWl擦は比較的小さくなる。
したがって、上記駒とプーリとの接面の角度がその静止
HW1角より大きく設定される。
第1図及び第4図によりプーリの断面について説明する
図において、プライマリプーリ3は固定シーブ3aと該
固定シーブのボス部3a+ に対して軸方向に移動自在
に配設される可動シーブ3bを有している。
上記ボス部3a、は、可動シーブ3b側に延びており、
その内周面3azがプライマリシャフトに嵌合している
また、外周面3a3には多数の凹溝58が形成されてお
り、該凹溝58により周方向に等間隔6箇所に軸方向に
延びる凸条58aが形成される。
一方、可動シーブ3bのボス部3b+の内周面3b。
にも同様に多数の凹溝59が形成される。また、該凹溝
59は周方向において等間隔6箇所に形成されて軸方向
に延びる凸条59aを形成する。
そして、両凹溝58.59間にボール60が配設され、
各ボール60を保持するためにリテーナ81.82が配
設される。
このようにして固定シーブ3aの外周面には複数列のボ
ールスプライン機構(リニアボールベアリング〉48を
介して可動シーブ3bのボス部3b、が軸方向のみに移
動自在に支持されている。すなわち、可動シーブ3bは
固定シーブボス部3a+ にボール60のみを介して摺
動摩擦抵抗を受けることなく嵌合している。
ココテ、各、jf−ル60A、 60B、 60C16
0zの内、凹溝58.59の軸方向において少なくとも
最外側のボール60A、 602(7)径り、、D!を
、他ノホール60B、 60C・・・の径り、、DCよ
りも小さく、可動シーブ3bに発生するモーメントM荷
重によりボール60A、 60zに印加される応力Pa
、Pgが、他のボール60B、 60C・・・に印加さ
れる応力Pa、Pc・・・よりも大きくなるのを防止し
ている。
また、最外側のボール60^、60Zから最内側のボー
ル6ONにかけて径を次第に大きくするようにしてもよ
い。その場合、各ボール60A、 60B、 60C,
・・・60Zに印加される応力をほぼ均等にすることが
できる。
すなわち、小さいモーメントを受けると最内側のボール
にまず応力が印加され、負荷が増大するにつれて最外側
のボール60A、 60Zに応力が印加されるようにな
る。
その時のボール径Da 、  Di 、・・・D2を設
定するモーメント容量M、は、次式で表される。
Me =2K(L −PA+4.− Pa −・・+f
f1s−PN) そして、同一ボールを使用している時の応力は、PM 
= (f!N/ 1m ) ”” Paとなる。
ボール径DA、D、、・・・D2の設定は、伝達トルク
、予荷重などにより、最大モーメント作用時、又は寿命
を考慮して設定される負荷状態に基づき設定される。
なお、上記プーリ部分の構成はプライマリプーリだけで
なくセカンダリプーリにも適用することができる。
また、第2図に示すように、固定シーブ3aのボス部3
a+ の内周面がプライマリシャフト1 (第2図)に
潤滑油膜21.22を形成するようにして嵌合している
上記可動シーブ3bの背部にはアクチュエータ機構を構
成するボールねじ装置6が配設されている。
該ボールねし装置6は雄ねじ部6a、雌ねじ部6b及び
ボールからなり、かつボールがリターン通路において循
環されるサーキュレットタイプとなっている。さらに、
該ボールねし装置6の雄ねし部6aは、ケース13の肩
部により軸方向及び半径方向に拘束・支持された調節部
材49にその後端部を固定されている。
guii節部材49はその内周面に凹溝が形成されてお
り、該凹溝に直接ローラベアリングI6を装着している
。そして、該ローラベアリング16は固定シーブ3aの
ボス部3a+ に嵌合された円筒状のインナレース50
に当接しており、固定シーブ3aは上記支持壁13dに
支持されているローラベアリング15及び調節部材49
に支持されているローラヘアリング16によりケース1
3に直接支持される。また、固定シーブボス部3a、の
先端部にはねじaが形成されており、該ねじaにナツト
部材51が螺合して上記インナレース50の抜き止めが
図られている。
一方、I卸部材49にはウオームホイール49aが形成
され、該ウオームホイール49aにウオーム(図示しな
い)が噛合しており、該ウオームの操作に基づき調節部
材49が回転して上記ボールねし装置6の雄ねじ部6a
を雌ねじ部6bに対して相対回転することにより、ベル
ト9の初期張力及びベルトの走行中心を調節することが
できる。
また、ボールねし装置6の雌ねし部6bの一端は斜め外
径方向に延びてギヤ部52が形成されており、該ギヤ部
52の凹球面状内周面とスラストボールベアリング53
のレース53aの凸球面状外周面とで自動調芯機構が形
成されており、かつ該ボールベアリング53は上記可動
シーブ3bの背面と雌ねじ部6bとの間でスラスト力を
支持する。
また、上記ローラベアリング16のインナレース50を
介してナツト部材51により軸方向の移動が阻止されて
いる支持板55と、可動シーブ3bの背面との間には所
定定数の皿ばねからなる弾性付勢部材56が配設されて
おり、該弾性付勢部材56はベルト狭圧荷重の一部を担
持し、上記ボールねし装置6及びスラストボールベアリ
ング53.57の支持荷重を低下させている。
また、プライマリシャフトlの先端部に形成されたフラ
ンジ部には凸球状面を有するスラスト支持部材56aが
固定されており、該凸球状面とスラストボールベアリン
グ57のレース57aの凹球状面とで自動調芯機構を構
成しており、かつ該ボールベアリング57は上記スラス
ト支持部材56aと調節部材49との間のスラスト力を
支持する。
なお、上記ナツト部材51は該スラストボールベアリン
グ57の内径部に軸方向にラップして配置されており、
軸方向の長大化を阻止してインナレース50の抜け止め
を図るとともに、該インナレース50を介して支持板5
5の軸方向外側への飛び出しをも確実に阻止し、これに
より支持板55が可動シーブ3bのボス部3bt の端
部に当接することにより、該可動シーブ3bの機械的ス
トッパを構成する。
これにより、例えば、非円形ギヤ部等にストッパを特別
に設ける必要がなく、可動シーブ3bの過度の移動を防
止して、制御不良を阻止することができる。
一方、セカンダリプーリ5の固定シーブ5aは、上記プ
ライマリ側と同様にその背面に環状の鍔部5aaが形成
されており、該鍔部5aaがケース13に支持されたロ
ーラベアリング17に当接している。
また、セカンダリシャフト2の基端部には出力ギヤ33
が一体に形成されているとともに、ローラベアリング2
0を介してケース13に支持されており、また、該セカ
ンダリシャフト2には所定間隔を置いて配置された2個
のニードルベアリング23.25を介して固定シーブ5
aのボス部5a+が回転自在に支持されている。
さらに、ケース13には半径方向及び軸方向の動きが規
制された調節部材61が支持されており、該調節部材6
1の内周面には凹溝が形成され、かっ該凹溝に直接ロー
ラベアリング19が装着されている。
該ローラベアリング19はセカンダリシャフト2の膨径
部2aを回転自在に支持している。
したがって、セカンダリ側は、シャフト2が出力ギヤ3
3を挟んで配置されたローラベアリング1920により
ケース13に支持されている。そして、固定シーブ5a
がその背面側をローラヘアリング17によりケース13
に支持されるとともに、そのボス部5alには2個のニ
ードルベアリング23.25によりシャフト2に支持さ
れている。
また、固定シーブ5aの背面内径部にはプライマリ側と
同様の調圧カム機構11が配設される。該カム機111
1の一方のカム片11aはシャフト2にスプライン係合
し、他方のカム片11bは固定シーブ5aにスプライン
係合し、かつ両カム片の間にローラ11cが介在してい
る。
そして、シャフト2の先端部にはねし2cが形成されて
おり、該ねじにナツト部材62が螺合してカム機構11
を抜き止め支持しているとともに、カム片11aトケー
ス13に固定されたカバー13eとの間に皿ばね63及
びスラストベアリング65を介在している。
また、可動シーブ5bのボス部5b、は、ボールスプラ
イン66によって固定シーブ5aのボス部5a+ にボ
ール60(第1図)のみを介して摺動自在に嵌動してい
る。そして、該可動シーブ5bの背面にはボールねじ装
置7が配設されており、その雄ねじ部7aは上記m節部
材61に固定されており、該調節部材61はウオームの
回転に基づき上記プライマリ側の調節部材49と相俟っ
てベルト9の初期張力及び走行中心線を調節することが
できる。
また、その雌ねじ部7bには上記プライマリ側と同様に
自動調芯機構となるギヤ部69が形成されており、かつ
該自動調芯機構の一部となるレース70aと可動シーブ
5bの背面にはスラストボールベアリング70が介在し
ている。
さらに、固定シーブ5aのボス先端部はねじdが形成さ
れており、該ねじdには支持板71がねし結合により固
定されている。そして、該支持板7Iと可動シーブ5b
の背面との間には上記プライマリ側と同様な弾性付勢部
材74が配設されている。
また、該支持板71はねじ結合による強固な固定に基づ
き可動シーブ5bが一杯に延びた際に該シーブボス部端
が当接して、それ以上の移動を規制する機械的ストッパ
を構成している。
なお、上記ねし結合部分はシャフト膨径部2aの側面に
形成されて凹溝により調節部材61の内径側に軸方向に
ほぼランプして配置されており、該ねし結合部分が存在
しても軸方向に長くなることはない。
また、出力ギヤ33の側面にはプライマリ側と同様に凸
球面支持面を有するスラスト支持板72が固定されてお
り、かつ該スラスト支持板72と共に自動調芯機構を構
成するレース73aを介して該スラスト支持板72と!
j1節部材61の背面との間にはスラストボールベアリ
ング73が介在している。
そして、上記出力ギヤ33とスラスト支持板72間には
、スリーブ状のパーキングギヤ98が設けられる。富亥
パーキングギヤ98は、スラストポールベアリング73
からレース73a及びスラスト支持板72を介して伝達
されるスラスト力を出力ギヤ33に伝え、出力ギヤ33
で受けるようにしている。該パーキングギヤ98の回転
中心側には空間99が形成されるため軽量化を図ること
もできる。
また、第2図に示すように、プライマリシャフトlとセ
カンダリシャフト2とで三角形を構成する部位には操作
装置75が配設されている。該操作装置75はケース1
3にベアリングを介して支持されている第1のカウンタ
シャフト76及び図示しない第2カウンタシヤフトを有
しており、第1のカウンタシャフト76には大歯車79
a及び小歯車79bを有するギヤユニット79が回転自
在に支持されているとともに、先端部に大歯車80が一
体に、他端に非円形ギヤ83が固定されている。
そして、第1のカウンタシャフトマロ上に回転自在に支
持されたギヤユニット79は、その大歯車79aがプラ
イマリ側ボールねし装置6のギヤ部52に噛合するとと
もに、電気モータ86から回転が伝達される歯車87に
噛合し、かつその小歯車79bが第2のカウンタシャフ
トに固定されている大歯車に噛合し、第2のカウンタシ
ャフトに固定された非円形ギヤ、第1のカウンタシャフ
トの非円形ギヤ83、大歯車80、そして第2のカウン
タシャフト上のギヤユニットからの伝動経路における増
速装置(したがって、ボールねし装置6のギヤ部52か
らの伝動経路における減速装置)を構成している。
一方、第2図に示すように、ケース13の外部において
変速操作用の電気モータ86が固定されており、かつ該
電気モータ86は非通電時に所定位置にホールドするこ
とができるブレーキを有している。
そして、該モータ86の出力歯車89は、減速ギヤ列9
0及び歯車87を介して上述した両ボールねし装置6.
7を連動する操作装ml!75に動力伝達している。
また、上記セカンダリシャフト2に形成された出力ギヤ
33は中間軸92に固定されている大ギヤ93と噛合し
ている。さらに、中間軸92には小ギヤ95が形成され
ており、かつ該ギヤ95は差動歯車装置96に固定され
ているリングギヤ97と噛合して、減速装置を構成して
いる。また、差動歯車装置!F97から左右フロントア
クスル軸96 /! 、 96rが延びている。
次に、本実施例の作用を説明する。
エンジンクランク軸40の回転は、車両発進時には流体
トルクコンバータ31を介して入力軸32に伝達される
。すなわち、エンジンクランク軸40の回転はポンプイ
ンペラからタービンランチに油流を介して伝達され、そ
してステータによりトルクが増大される。
この際、車両が停止されている状態で最大ストール状態
となって増大されたトルクが入力軸32に伝達され、そ
して、車両発進に伴いポンプインペラとタービンランナ
との相対速度比が小さくなるに従って、トルク増大が漸
減される。
該増大した入力軸32のトルクは、前後進切換装置35
を介してベルト式無段変速装置1f12の調圧カム機構
10に伝達され、該調圧カム機構10はプライマリブー
U 3の固定シーブ3aに該増大トルクに対応して強い
軸力を作用する。
さらに、プライマリプーリ3に伝達されたトルクはベル
ト9を介してセカンダリプーリ5に伝達され、調圧カム
a構11を介してセカンダリシャフト2に伝達され、セ
カンダリプーリ5も上記増大トルクに対応した強い軸力
を作用する。
また、車速が増速して流体トルクコンバータ31がカン
ブリング域に達すると、エンジンクランク軸40とほぼ
同じトルクが入力軸32に出力され、該入力軸32のト
ルクは同様に調圧カム機構10.11に伝達され、これ
ら調圧カム機1110.11 は該トルクに対応して比
較的小さい軸力を発生する。
そして、入力軸32が所定速度に達すると、ロックアツ
プクラッチ41が係合して、以降ロックアンプクラッチ
41の機械的結合によりトルク伝達される。
そして、車両停止状態にあっては、入力軸32は所定速
度で回転しているが、ベルト式無段変速装置12及びデ
ュアルプラネタリギヤ36等を介して車両に連動してい
るシリンダ部材42は停止状態にある。この状態で、オ
ペレータがシフトレバ−をニュートラル位置から前進位
置に操作すると、油圧ポンプ39からの油圧が油圧制御
装置(図示しない)により適宜調圧され、そして、油路
を介して油圧アクチュエータ37に供給され、ピストン
部材を摩擦クラッチCIに向けて移動する。
これにより、前進用摩擦クラッチC1は急速に、かつ大
きなシフトショックを生ずることなく係合して、入力軸
32の回転をクラッチC1を介してデュアルプラネタリ
ギヤ36のキャリア36bに伝達する。
そして、該キャリア36bの回転は、入力軸32に連結
されているサンギヤ36aの同回転と共に、プラネタリ
ギヤ36を一体にして調圧カム機構10の入力軸カム片
10aに伝達される。
また、オペレータがシフトレバ−をニュートラル位置か
ら後進位置に操作すると、油圧制御装置からの油圧がブ
レーキ用油圧アクチュエータ45に供給される。これに
より、ピストン部材が移動して後進用摩擦ブレーキB2
は前進用摩擦クラッチCIと同様に、素早い応答でかつ
大きなシフトン5ツクを生ずることなく係止する。
この状態では、入力軸32の回転はデュアルプラネタリ
ギヤ36のサンギヤ36aに伝達され、かつ上記ブレー
キB2によりリングギヤ36cが固定されているため、
ビニオンの回転を介してキャリア36bに逆回転として
伝達され、そして調圧カム機構10の入力端カム片10
aに伝達される。
そして、入力側カム片10aに伝達されたトルクは、ロ
ーラ10c及び出力側カム片10bを介してプライマリ
プーリ3の固定側シーブ3aに伝達されるとともに、調
圧カム機構10の軸力発生機能に基づき伝達トルクに対
応した軸力を固定側シーブ3aに作用する。
この際、固定シーブ3aはその背面の鍔部3anがロー
ラヘアリング15を介して直接ケース支持壁13aに支
持され、またそのボス部3atがローラベアリング16
及び調節部材49を介してケース13に支持され、ベル
ト張力に起因する大きなラジアル荷重はケース13によ
り直接担持され、調圧カム機構10との間に摩擦力を作
用させることはない。
また、該固定シーブ3aのトルクはボールスプライン機
構48を介して可動シーブ3bに伝達され、そして、上
記調圧カム機構10に基づく軸力にてベルト9を挟持し
て該ベルトを介してセカンダリブー+J 5に伝達され
る。この際、ベルト9からの軸方向反力が固定シーブ3
a及び可動シーブ3bに作用するが、固定シーブ3aか
らの軸力は調圧カム機構10を介してプライマリシャフ
トlにて担持され、また可動シーブ3bからの軸力は、
スラストボールベアリング53、自動調芯機構のレース
53a、ギヤ部52、所定状態にあるボールねし装置6
、![!F1部材49、スラストボールベアリング57
及び自動調芯機構のレース57a、スラスト支持部材5
6aを介してシャフト1に形成されているフランジ部1
dに担持され、これにより軸力がプライマリシャフト1
の引張り応力として作用する閉ループにて受けられる。
なお、可動シーブ3bに作用する軸力の一部はシーブ背
面から直接弾性付勢部材56及び支持板55を介して固
定シーブ3aのボス部3a+ に受けられ、また、スラ
ストベアリング53.57及びボールねじ装置6に作用
する軸力を軽減している。
そして、ベルト9からのトルクはセカンダリプーリ5に
伝達され、更に調圧カム機構11を介してセカンダリシ
ャフト2に伝達される。この際、プライマリ側と同様に
、調圧カム機構11が伝達トルクに対応した軸力を発生
し、該軸力を固定シーブ5aに作用してベルト9を挟持
するとともに、固定シーブ5aに作用する軸反力はナツ
ト62により直接シャフト2にて担持され、また可動シ
ーブ5bに作用する軸反力は、スラストボールベアリン
グ70、自動調芯機構のレース70a 、ギヤ部69、
ボールねし装置7、調節部材61、スラストボールベア
リング73、自動調芯機構のレース73a、スラスト支
持部材72を介してシャフト2に形成されたギヤ33に
てt旦I寺される。
また、同様に可動シーブ5bに作用する軸力の一部は直
接弾性付勢部材74を介して固定シーブ5aのボス部5
a、に直接受けられる。
この際、プライマリ側と同様にセカンダリブーIJ 5
もベルト張力に起因する大きなラジアル荷重が作用する
が、調圧カム機構11が位置する固定シーブ5aの背面
側は鍔部5anがローラベアリング17を介してケース
13に支持されており、上述したラジアル荷重が調圧カ
ム機構1工に影響を及ぼすことはなく、またセカンダリ
シャフト2は、その先端がローラベアリング20を介し
て直接ケース13に支持されるとともに、その膨径部2
aがローラベアリング19及び1m1lfj部材61を
介してケース13に支持されており、該シャフト2と固
定シーブのボス部5a。
との間に所定間隔をおいて2個のニードルベアリング2
3.25が介在しており、出力ギヤ33に起因するラジ
アル荷重がシャフト2に作用しても、該ラジアル荷重が
シャフト2と固定シーブ5aとの間に摩擦力として作用
することはない。
したがって、セカンダリプーリ5に伝達される全トルク
は調圧カム機構11を介してセカンダリシャフト2に伝
達され、固定シーブ、5aには伝達トルクに正確に対応
した軸力が付与され、適正なベルト狭圧力が保持される
なお、調節部材49.61に形成された凹溝に直接保持
されるローラベアリング16.19は、シャフト1.2
方向から飛散される潤滑油が該凹溝内に溜まり、良好な
潤滑状態を保持してブーり及びシャフトの滑らかな回転
を長期に亘り維持することができる。
また、制御部からの変速指令に基づき、電気モータ86
が回転すると、減速袋W90を介して第1のカウンタシ
ャフト76に遊合された大歯車79aが回転し、更に該
歯車79aと噛合するギヤ部52によりそれと一体の雌
ねじ部6bが回転する。すると、調節部材49において
回転が阻止されている雄ねじ部6aに対して雌ねじ部6
bは軸方向に移動し、自動調芯機構付スラストボールベ
アリング53を介して可動シーブ3bを移動して、プラ
イマリブーIJ 3のベルト有効径を変更する。
一方、上記大歯車79aの回転はギヤユニット79の小
歯車79b及び第2のカウンタシャフトの大歯車の噛合
により大幅に減速されて第2のカウンタシャフトに伝達
され、更に非円形ギヤ83を介して第1のカウンタシャ
フト76に伝達される。
そして、減速された回転が第1のカウンタシャフト76
及び第2のカウンタシャフトのギヤユニットを介してセ
カンダリ側のギヤ部69に伝達され、該ギヤ部69の回
転により、それと一体の雌ねし部7bが固定状態にある
雄ねじ部7aに対して相対回転して軸方向に移動し、自
動調芯機構付スラストボールベアリング70を介して可
動シーブ5bを移動して、セカンダリプーリ5のベルト
有効径を変更する。この際、プライマリ及びセカンダリ
プーリ3゜5の移動量と、ベルト9の移動量とは線形に
対応しないが、上記円形ギヤを介して伝動することによ
り、上記再移動量の差は適正に吸収される。
そして、セカンダリシャフト2の回転は、出力ギヤ33
から大ギヤ93及び小ギヤ95を介して差動歯車装置9
6のリングギヤ97に伝動され、そして、該差動歯車装
置96にて左右フロントアクスル軸96f96rに伝達
される。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のボールスプライン装置のプーリの断面
図、第2図は本発明のボールスプライン装置が使用され
る無段変速機の断面図、第3図は同要部拡大図、第4図
は第1図の1−1断面図、第5図は上記のボールスプラ
イン装置において発生するモーメントの説明図である。 3a・・・固定シーブ、3a+ ・・・ボス部、3b・
・・可動シーブ、3b+ ・・・ボス部、58.59・
・・凹溝、60.60A〜602・・・ボール、9・・
・ベルト。 図面の浄書 第1図 ?

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボス部を有する第1の部材と、該第1の部材のボ
    ス部の外周面に嵌合され、該ボス部に対応する位置にボ
    ス部を有するとともに、前記第1の部材に対して相対的
    にモーメント荷重を受ける第2の部材と、前記両部材の
    ボス部の対向面に軸方向に形成された複数の凹溝内に収
    容された複数のボールと、前記凹溝の両端にあってボー
    ルの抜け落ちを防止する手段を有しており、前記凹溝の
    軸方向において少なくとも最外側のボールの径を他のボ
    ールの径よりも小さくしたことを特徴とするボールスプ
    ライン装置。
  2. (2)ボス部を有する第1の部材と、該第1の部材のボ
    ス部の外周面に嵌合され、該ボス部に対応する位置にボ
    ス部を有するとともに、前記第1の部材に対して相対的
    にモーメント荷重を受ける第2の部材と、前記両部材の
    ボス部の対向面に軸方向に形成された複数の凹溝内に収
    容された複数のボールと、前記凹溝の両端にあってボー
    ルの抜け落ちを防止する手段を有しており、前記凹溝の
    軸方向において最外側から最内側にかけてボールの径を
    次第に大きくしたことを特徴とするボールスプライン装
    置。
  3. (3)固定シーブと可動シーブからなる1対のプーリ間
    にベルトを張設し、可動シーブと固定シーブ間の距離を
    換えることによりベルトの実効径を変化させて無段に変
    速する無段変速装置のボールスプライン装置において、
    前記固定シーブはボス部を有し、前記可動シーブは固定
    シーブのボス部の外周面に嵌合され、かつ該ボス部に対
    応する位置にボス部を有しており、前記両シーブのボス
    部の対向面に軸方向に複数の凹溝が形成され、該凹溝内
    に複数のボールを収容しており、前記凹溝の両端にはボ
    ールの抜け落ちを防止する手段が設けられるとともに、
    前記凹溝の軸方向において少なくとも最外側のボールの
    径を他のボールの径よりも小さくしたことを特徴とする
    無段変速装置のボールスプライン装置。
  4. (4)固定シーブと可動シーブからなる1対のプーリ間
    にベルトを張設し、可動シーブと固定シーブ間の距離を
    換えることによりベルトの実効径を変化させて無段に変
    速する無段変速装置のボールスプライン装置において、
    前記固定シーブはボス部を有し、前記可動シーブは固定
    シーブのボス部の外周面に嵌合され、かつ該ボス部に対
    応する位置にボス部を有しており、前記両シーブのボス
    部の対向面に軸方向に複数の凹溝が形成され、該凹溝内
    に複数のボールを収容しており、前記凹溝の両端にはボ
    ールの抜け落ちを防止する手段が設けられるとともに、
    前記凹溝の軸方向において最外側から最内側にかけてボ
    ールの径を次第に大きくしたことを特徴とする無段変速
    装置のボールスプライン装置。
JP33826389A 1989-12-28 1989-12-28 ボールスプライン装置 Pending JPH03199719A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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