JPH03125056A - 自動変速機 - Google Patents
自動変速機Info
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- JPH03125056A JPH03125056A JP1260920A JP26092089A JPH03125056A JP H03125056 A JPH03125056 A JP H03125056A JP 1260920 A JP1260920 A JP 1260920A JP 26092089 A JP26092089 A JP 26092089A JP H03125056 A JPH03125056 A JP H03125056A
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- JP
- Japan
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- side rotating
- torque
- gear
- hydraulic actuator
- friction clutch
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- Granted
Links
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Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、自動変速機、特に自動車に搭載される自動無
段変速機に用いて好適な摩擦係合操作装置に係り、詳し
くは油圧アクチュエータにて操作される前進用摩擦クラ
ッチを有する摩擦係合装置に関する。
段変速機に用いて好適な摩擦係合操作装置に係り、詳し
くは油圧アクチュエータにて操作される前進用摩擦クラ
ッチを有する摩擦係合装置に関する。
(0)従来の技術
近時、本出願人は、特開昭63−158353号公報に
示すように、ベルト式無段変速装置(CVT) 、低高
速モード切換え装置及び前後進切換え装置を組合せてな
る自動無段変速機を提案した。
示すように、ベルト式無段変速装置(CVT) 、低高
速モード切換え装置及び前後進切換え装置を組合せてな
る自動無段変速機を提案した。
上記前後進切換え装置は、デュアルプラネタリギヤを備
えており、そのサンギヤを入力軸に、キャリヤをベルト
無段変速装置のプライマリシャフトにそれぞれ連結し、
かつ人力軸とキャリヤとの間にフォワードクラッチを介
在し、またリングギヤにリバースブレーキを連結してな
る。
えており、そのサンギヤを入力軸に、キャリヤをベルト
無段変速装置のプライマリシャフトにそれぞれ連結し、
かつ人力軸とキャリヤとの間にフォワードクラッチを介
在し、またリングギヤにリバースブレーキを連結してな
る。
そして、前記フォワードクラッチは、入力軸に連結され
たドラム部材と、キャリヤに連結されたハブ部材との間
に多数の摩擦板を介在してなり、かつ前記ドラム部材を
シリンダとしてピストンが嵌合しており、該シリンダ及
びピストンにてフォワードクラッチ用油圧アクチュエー
タを構成している。
たドラム部材と、キャリヤに連結されたハブ部材との間
に多数の摩擦板を介在してなり、かつ前記ドラム部材を
シリンダとしてピストンが嵌合しており、該シリンダ及
びピストンにてフォワードクラッチ用油圧アクチュエー
タを構成している。
従って、該前後進切換え装置をニュートラル位置から前
進位置に切換える際、入力軸と共に回転状態にある油圧
アクチュエータに油圧を供給してフォワードクラッチを
接続し、また前進位置からニュートラル位置(又は後進
位置)に切換える際、同様に回転している油圧アクチュ
エータから油圧をドレーンしてフォワードクラッチを解
放するが、この際、油圧アクチュエータ内に残留するオ
イルによる遠心油圧を排出するため、ピストンにチエツ
クボールが配置されている。
進位置に切換える際、入力軸と共に回転状態にある油圧
アクチュエータに油圧を供給してフォワードクラッチを
接続し、また前進位置からニュートラル位置(又は後進
位置)に切換える際、同様に回転している油圧アクチュ
エータから油圧をドレーンしてフォワードクラッチを解
放するが、この際、油圧アクチュエータ内に残留するオ
イルによる遠心油圧を排出するため、ピストンにチエツ
クボールが配置されている。
なお一般に、プラネタリギヤ、該プラネタリギヤの各要
素及び入力軸を適宜連結するクラッチ、及びこれら要素
を適宜係止するブレーキからなる自動変速機にあっても
、クラッチを制御する油圧アクチュエータは回転部分に
設けられており、上述同様に、チエツクボールを必要と
している。
素及び入力軸を適宜連結するクラッチ、及びこれら要素
を適宜係止するブレーキからなる自動変速機にあっても
、クラッチを制御する油圧アクチュエータは回転部分に
設けられており、上述同様に、チエツクボールを必要と
している。
(ハ)発明が解決しようとする課題
上述油圧アクチュエータにあっては、トレー・ン時、シ
リンダ室内に作用する遠心油圧を排出するため、チエツ
クボールを解放するが、クラッチ係金時、該チエツクボ
ールを閉塞するに足る油圧を供給する必要がある。
リンダ室内に作用する遠心油圧を排出するため、チエツ
クボールを解放するが、クラッチ係金時、該チエツクボ
ールを閉塞するに足る油圧を供給する必要がある。
ところで、クラッチ係合に伴うシフトショックを減する
ためには、オリフィスにより油圧を滑らかに供給するこ
とが好ましく、一方、チエツクボールを閉塞するに必要
な油圧は、回転数によって大きく変化し、これらが相俟
って、該チエツクボールを有する油圧アクチュエータの
油圧供給制御の調整は極めて面倒で微妙なものとなり、
供給油圧が高過ぎで係合ショックが大きくなったり、ま
た供給油圧が低く、チエツクボールからの洩れか増大し
てクラッチ係合に長い時間を要する等の不具合を生ずる
ことがある。
ためには、オリフィスにより油圧を滑らかに供給するこ
とが好ましく、一方、チエツクボールを閉塞するに必要
な油圧は、回転数によって大きく変化し、これらが相俟
って、該チエツクボールを有する油圧アクチュエータの
油圧供給制御の調整は極めて面倒で微妙なものとなり、
供給油圧が高過ぎで係合ショックが大きくなったり、ま
た供給油圧が低く、チエツクボールからの洩れか増大し
てクラッチ係合に長い時間を要する等の不具合を生ずる
ことがある。
そこで、本発明は、クラッチ操作用油圧アクチュエータ
を回転自在に支持し、クラッチ接続時における遠心油圧
の影響を排除し、もって上述課題を解決した自動変速機
における空振係合装置を提供することを目的とするもの
である。
を回転自在に支持し、クラッチ接続時における遠心油圧
の影響を排除し、もって上述課題を解決した自動変速機
における空振係合装置を提供することを目的とするもの
である。
(ニ)課題を解決するための手段
本発明は、上述事情に艦みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、駆動側回転部(1)と被動
側回転部(2)との間に前進用摩擦クラッチ(C1)を
介在し、該前進用摩擦クラッチを、車輌の前進走行操作
によって制御される油圧アクチュエータ(5)にて操作
してなる自動変速機において、前記駆動側回転部(1)
に連結しかつ前記前進用摩擦クラッチ(C1)の入力部
を構成するハブ部(6)と、前記被動側回転部(2)に
連結しかつ前記前進用摩擦クラッチ(C1)の出力部を
構成すると共にピストン部材(5b)を嵌合して前記油
圧アクチュエータ(5)を構成するシリンダ部材(7)
と、を備え、前記被動側回転部(2)とシリンダ部材(
7)とを、スプライン等の専らトルクのみを伝達するト
ルク伝達手段(9)にて連結し、また、前記シリンダ部
材(7)の内径部(7a)を、ケース部材(,10a)
に直接又は間接的にかつ前記駆動側回転部(1)と同芯
状態を保持して回転自在に支持し、そして、前記油圧ア
クチュエータ(5)は、ニュートラル時、前記被動側回
転部(2)と共に停止状態にあり、かつ前進時、前記シ
リンダ部材内径部(7a)の内径側に配置されたシール
リング(11)にて形成される油路(12)を介して前
記油圧アクチュエータ(5)に供給される油圧に基づき
前記前進用摩擦クラッチ(C1)を係合して、前記油圧
アクチュエータ(5)が、前記駆動側回転部(1)及び
被動側回転部(2)と共に回転してなる。
ば第1図を参照して示すと、駆動側回転部(1)と被動
側回転部(2)との間に前進用摩擦クラッチ(C1)を
介在し、該前進用摩擦クラッチを、車輌の前進走行操作
によって制御される油圧アクチュエータ(5)にて操作
してなる自動変速機において、前記駆動側回転部(1)
に連結しかつ前記前進用摩擦クラッチ(C1)の入力部
を構成するハブ部(6)と、前記被動側回転部(2)に
連結しかつ前記前進用摩擦クラッチ(C1)の出力部を
構成すると共にピストン部材(5b)を嵌合して前記油
圧アクチュエータ(5)を構成するシリンダ部材(7)
と、を備え、前記被動側回転部(2)とシリンダ部材(
7)とを、スプライン等の専らトルクのみを伝達するト
ルク伝達手段(9)にて連結し、また、前記シリンダ部
材(7)の内径部(7a)を、ケース部材(,10a)
に直接又は間接的にかつ前記駆動側回転部(1)と同芯
状態を保持して回転自在に支持し、そして、前記油圧ア
クチュエータ(5)は、ニュートラル時、前記被動側回
転部(2)と共に停止状態にあり、かつ前進時、前記シ
リンダ部材内径部(7a)の内径側に配置されたシール
リング(11)にて形成される油路(12)を介して前
記油圧アクチュエータ(5)に供給される油圧に基づき
前記前進用摩擦クラッチ(C1)を係合して、前記油圧
アクチュエータ(5)が、前記駆動側回転部(1)及び
被動側回転部(2)と共に回転してなる。
一例として、前記駆動側回転部が、エンジンに連結する
入力軸(1)であり、また前記被動側回転部か、前後進
切換え装置用プラネタリギヤ(2)であり、該プラネタ
リギヤが、前記前進用摩擦クラッチ(C1)と連結する
第1の回転要素(例えばキャリヤ)(2a)及び後進用
摩擦ツレーキ(B2)に連結する第2の回転要素(例え
ばリングギヤ)(2b)を備え、かつ、該後進用摩擦ブ
レーキが、前記ケース部材(10)との間に配設される
と共に、該ケース部材(10c)に配設された油圧アク
チュエータ(13)にて操作されてなり、そして、前進
時、前記前進用摩擦クラッチ(C1)からのトルクが、
前記第1の回転要素(2a)のみを経て所定部材(15
)に伝達され、また後進時、前記ケース部材(10)に
配設された油圧アクチュエータ(13)への油圧供給に
基づく前記後進用摩擦ブレーキ(B2)の作動により、
前記入力軸(1)のトルクが、前記第2の回転要素(2
b)の固定に基づく前記プラネタリギヤ(2)の歯面を
介して前記所定部材(15)に伝達されてなる。
入力軸(1)であり、また前記被動側回転部か、前後進
切換え装置用プラネタリギヤ(2)であり、該プラネタ
リギヤが、前記前進用摩擦クラッチ(C1)と連結する
第1の回転要素(例えばキャリヤ)(2a)及び後進用
摩擦ツレーキ(B2)に連結する第2の回転要素(例え
ばリングギヤ)(2b)を備え、かつ、該後進用摩擦ブ
レーキが、前記ケース部材(10)との間に配設される
と共に、該ケース部材(10c)に配設された油圧アク
チュエータ(13)にて操作されてなり、そして、前進
時、前記前進用摩擦クラッチ(C1)からのトルクが、
前記第1の回転要素(2a)のみを経て所定部材(15
)に伝達され、また後進時、前記ケース部材(10)に
配設された油圧アクチュエータ(13)への油圧供給に
基づく前記後進用摩擦ブレーキ(B2)の作動により、
前記入力軸(1)のトルクが、前記第2の回転要素(2
b)の固定に基づく前記プラネタリギヤ(2)の歯面を
介して前記所定部材(15)に伝達されてなる。
また具体的には、前記前後進切換え装置用プラネタリギ
ヤが、デュアルプラネタリギヤ(2)である。
ヤが、デュアルプラネタリギヤ(2)である。
更に、前記前後進切換え装置用プラネタリギヤ(2)の
第1の回転要素(2a)と前記所定部材(15)とを、
スプライン等の専らトルクのみを伝達するトルク伝達手
段(16)にて連結してなる。
第1の回転要素(2a)と前記所定部材(15)とを、
スプライン等の専らトルクのみを伝達するトルク伝達手
段(16)にて連結してなる。
また、前記自動変速機(A)が、例えば第2図に示すよ
うに、プライマリプーリ(17)及びセカンダリプーリ
(19)との間にベルト(20)を巻掛けてなるベルト
式無段変速装置(21)を備えてなり、かつ、前記所定
部材が、前記プライマリプーリの入力部材(15)であ
る。
うに、プライマリプーリ(17)及びセカンダリプーリ
(19)との間にベルト(20)を巻掛けてなるベルト
式無段変速装置(21)を備えてなり、かつ、前記所定
部材が、前記プライマリプーリの入力部材(15)であ
る。
(ホ)作用
以上構成に基づき、ニュートラル状態にあっては、前進
用摩擦クラッチ(C1)は解放状態にあり、従ってケー
ス部材(10a)に回転自在に支持されているシリンダ
部材(7)は停止状態にある。この状態で、シフトレバ
−等の操作手段を前進走行位置に操作すると、油圧が油
路(12)を通って油圧アクチュエータ(5)の油圧室
(5a)に供給されるが、この際、シリンダ部材(7)
は停止状態にあるため、遠心力の影響を受けることがな
く、滑らかにかつ素早い応答にて油圧室(5a)内の油
圧を上昇し ピストン部材(5b)を移動して前進用摩
擦クラッチ(C1)を滑らかにかつ素早く係合する。こ
れにより、駆動側回転部(1)の回転は前進用摩擦クラ
ッチ(C1)及びトルク伝達手段(9)を介して被動側
回転部(2)に伝達され、車輌は前進する。この際、シ
リンダ部材(7)はケース部材(10a)に浮動支持さ
れている関係上、僅かに傾くことがあっても、該傾ぎ(
カタギ)はトルク伝達手段(9)にて吸収され、被動側
回転部(2)に影響を及ぼすことはない。また、該前進
状態にて、油圧アクチュエータ(5)の油圧をドレーン
すると、前進用摩擦クラッチ(C1)が解放される。
用摩擦クラッチ(C1)は解放状態にあり、従ってケー
ス部材(10a)に回転自在に支持されているシリンダ
部材(7)は停止状態にある。この状態で、シフトレバ
−等の操作手段を前進走行位置に操作すると、油圧が油
路(12)を通って油圧アクチュエータ(5)の油圧室
(5a)に供給されるが、この際、シリンダ部材(7)
は停止状態にあるため、遠心力の影響を受けることがな
く、滑らかにかつ素早い応答にて油圧室(5a)内の油
圧を上昇し ピストン部材(5b)を移動して前進用摩
擦クラッチ(C1)を滑らかにかつ素早く係合する。こ
れにより、駆動側回転部(1)の回転は前進用摩擦クラ
ッチ(C1)及びトルク伝達手段(9)を介して被動側
回転部(2)に伝達され、車輌は前進する。この際、シ
リンダ部材(7)はケース部材(10a)に浮動支持さ
れている関係上、僅かに傾くことがあっても、該傾ぎ(
カタギ)はトルク伝達手段(9)にて吸収され、被動側
回転部(2)に影響を及ぼすことはない。また、該前進
状態にて、油圧アクチュエータ(5)の油圧をドレーン
すると、前進用摩擦クラッチ(C1)が解放される。
そして、被動側回転部材(2)かデュアルプラネタリギ
ヤ等のプラネタリギヤであると、前進用摩擦クラッチ(
C1)からのトルクは、入力軸(1)に連結された第3
の要素(例えばサンギヤ)(2c)により反力を担持さ
れた状態の第1の要素(例えばキャリヤ)(2a)によ
りギヤ歯面を介することなく直接プライマリプーリ(1
7)入力部等の所定部材(15)に正回転が伝達される
。
ヤ等のプラネタリギヤであると、前進用摩擦クラッチ(
C1)からのトルクは、入力軸(1)に連結された第3
の要素(例えばサンギヤ)(2c)により反力を担持さ
れた状態の第1の要素(例えばキャリヤ)(2a)によ
りギヤ歯面を介することなく直接プライマリプーリ(1
7)入力部等の所定部材(15)に正回転が伝達される
。
また、操作手段を後進走行位置に操作すると、ブレーキ
用油圧アクチュエータ(13)の油圧室(13a)に油
圧が供給され、後進用摩擦ブレーキ(B2)が係止する
。すると、プラネタリギヤ(2)の第2の要素(例えば
リンクギヤ)(2b)が固定され、入力軸(1)から、
該プラネタリギヤ(2)の第3の要素(例えばサンギヤ
)(2c)に伝達されているトルクは、ギヤ歯面な介し
て第1の要素(例えばキャリヤ)(2a)に伝達され、
所定部材(15)に逆回転が伝達される。この際、ブレ
ーキ用油圧アクチュエータ(13)はケース部材(10
)に配設されている関係上、前進用空振クラッチ(C1
)と同様に、遠心油圧による影響を受けることがなく、
滑らかにかつ素早く係止する。
用油圧アクチュエータ(13)の油圧室(13a)に油
圧が供給され、後進用摩擦ブレーキ(B2)が係止する
。すると、プラネタリギヤ(2)の第2の要素(例えば
リンクギヤ)(2b)が固定され、入力軸(1)から、
該プラネタリギヤ(2)の第3の要素(例えばサンギヤ
)(2c)に伝達されているトルクは、ギヤ歯面な介し
て第1の要素(例えばキャリヤ)(2a)に伝達され、
所定部材(15)に逆回転が伝達される。この際、ブレ
ーキ用油圧アクチュエータ(13)はケース部材(10
)に配設されている関係上、前進用空振クラッチ(C1
)と同様に、遠心油圧による影響を受けることがなく、
滑らかにかつ素早く係止する。
この際、プライマリプーリ(17)又はプラネタリギヤ
(2)に傾ぎを生じても、両者はスプライン等のトルク
伝達手段(16)にて連結しているので、上記傾ぎによ
る影響を他方に及ぼすことはない。
(2)に傾ぎを生じても、両者はスプライン等のトルク
伝達手段(16)にて連結しているので、上記傾ぎによ
る影響を他方に及ぼすことはない。
(へ)発明の詳細
な説明したように、本発明によると、前進用摩擦クラッ
チ(C1)の係合開始時、油圧アクチュエータ(5)は
停止状態にあって遠心力の影響を受けないので、該油圧
アクチュエータ(5)への油圧供給制御を適正に調整す
ることができ、前進用摩擦クラッチ(C1)を滑らかに
かつ素早く係合して、車輌発進時のシフトショックの軽
減すると共に、タイムラグを短縮化することができる。
チ(C1)の係合開始時、油圧アクチュエータ(5)は
停止状態にあって遠心力の影響を受けないので、該油圧
アクチュエータ(5)への油圧供給制御を適正に調整す
ることができ、前進用摩擦クラッチ(C1)を滑らかに
かつ素早く係合して、車輌発進時のシフトショックの軽
減すると共に、タイムラグを短縮化することができる。
また、油圧アクチュエータ(5)のシリンダ部材の内径
部(7a)をケース部材(10a)に支持し、かつ該内
側部内側にシールリング(11)を配置したので、シリ
ンダ部材(7)は駆動側回転部(1)との同芯度を正確
に保持した状態で浮動支持され、ブツシュ(22)等に
よるシリンダ部材内径部(7a)の支持面に片当りを生
ずることを防止でき、シールリング(11)による、確
実な油圧供給と相俟って、耐久性を向上し得る。
部(7a)をケース部材(10a)に支持し、かつ該内
側部内側にシールリング(11)を配置したので、シリ
ンダ部材(7)は駆動側回転部(1)との同芯度を正確
に保持した状態で浮動支持され、ブツシュ(22)等に
よるシリンダ部材内径部(7a)の支持面に片当りを生
ずることを防止でき、シールリング(11)による、確
実な油圧供給と相俟って、耐久性を向上し得る。
また、シリンダ部材(7)と被動側回転部(2)とをト
ルク伝動手段(9)を介して連結したので、シリンダ部
材(7)に傾ぎな生じても、該傾ぎが被動側回転部(2
)に影響して、プラネタリギヤ等の被動側回転部に歯面
の不整噛合等の不具合を生ずることを防止でき、また反
対に、被動側回転部(2)に拘束されてシリンダ部材(
7)の自由な浮動支持が@害されることを防止し、シリ
ンダ部材内径部(7a)の支持面の片当り及び前進用R
1擦クラッチ(C1)の片当り等による不具合を防止で
きる。
ルク伝動手段(9)を介して連結したので、シリンダ部
材(7)に傾ぎな生じても、該傾ぎが被動側回転部(2
)に影響して、プラネタリギヤ等の被動側回転部に歯面
の不整噛合等の不具合を生ずることを防止でき、また反
対に、被動側回転部(2)に拘束されてシリンダ部材(
7)の自由な浮動支持が@害されることを防止し、シリ
ンダ部材内径部(7a)の支持面の片当り及び前進用R
1擦クラッチ(C1)の片当り等による不具合を防止で
きる。
そして、前記被動側回転部(2)が前後進切換え用プラ
ネタリギヤであると、前進用摩擦クラッチ(C1)から
のトルクが、ギヤ歯面を介することなく所定部材(15
)に伝達されるので、歯面積度、ガタ等に起因する傾ぎ
、振動等のトルク伝達上の悪影響を前進用摩擦クラッチ
(C1)及び所定部材(15)に及ぼすことがなく、正
確でかつ滑らかなトルク伝達を行うことができる。
ネタリギヤであると、前進用摩擦クラッチ(C1)から
のトルクが、ギヤ歯面を介することなく所定部材(15
)に伝達されるので、歯面積度、ガタ等に起因する傾ぎ
、振動等のトルク伝達上の悪影響を前進用摩擦クラッチ
(C1)及び所定部材(15)に及ぼすことがなく、正
確でかつ滑らかなトルク伝達を行うことができる。
また、後進時、プラネタリギヤ(2)の第2の要素(2
b)を後進用摩擦ブレーキ(B2)にて停止すると、該
ブレーキ用油圧アクチュエータ(13)はケース部材(
10)に配置されるので、前述した前進時と同様に、後
進時も遠心油圧による影響を排除でき、シフトショック
を軽減できると共に、タイムラグを短縮化することかで
きる。
b)を後進用摩擦ブレーキ(B2)にて停止すると、該
ブレーキ用油圧アクチュエータ(13)はケース部材(
10)に配置されるので、前述した前進時と同様に、後
進時も遠心油圧による影響を排除でき、シフトショック
を軽減できると共に、タイムラグを短縮化することかで
きる。
更に、前記前後進切換え装置用プラネタリギヤな、デュ
アルプラネタリギヤ(2)にて構成すると、前後進切換
え装置をコンパクト、特に軸方向を短縮することができ
、車輌搭載性を向上することができる。
アルプラネタリギヤ(2)にて構成すると、前後進切換
え装置をコンパクト、特に軸方向を短縮することができ
、車輌搭載性を向上することができる。
また、プラネタリギヤ(2)の第1の要素(2a)と所
定部材(15)とをトルク伝達手段(16)を介して連
結すると、所定部材例えばプライマリプーリ(17)及
びプラネタリギヤ(2)に傾ぎな生じても、該傾ぎに影
響されることなく、トルクのみを正確にかつ確実に伝達
することができる。
定部材(15)とをトルク伝達手段(16)を介して連
結すると、所定部材例えばプライマリプーリ(17)及
びプラネタリギヤ(2)に傾ぎな生じても、該傾ぎに影
響されることなく、トルクのみを正確にかつ確実に伝達
することができる。
また、自動変速機が、多段自動変速機であると、例えば
、オペレータが発進時にアクセルペダルを踏んだ状態で
シフトレバ−なりレンジに切換える等により、前進用摩
擦クラッチが完全係合しない内に駆動側回転部(1)の
回転数が高くなった場合も、遠心油圧に影響されること
なく滑らかに発進できるが、特に、ベルト式無段変速装
置(21)を備えた自動無段変速機である場合、該自動
無段変速機は発進時以外シフトショックは生じないので
、発進時のシフトショックが乗り心地上を極めて大きく
目立つが、該発進時のシフトショックを軽減することに
より走行フィーリングを大幅に向上することができる。
、オペレータが発進時にアクセルペダルを踏んだ状態で
シフトレバ−なりレンジに切換える等により、前進用摩
擦クラッチが完全係合しない内に駆動側回転部(1)の
回転数が高くなった場合も、遠心油圧に影響されること
なく滑らかに発進できるが、特に、ベルト式無段変速装
置(21)を備えた自動無段変速機である場合、該自動
無段変速機は発進時以外シフトショックは生じないので
、発進時のシフトショックが乗り心地上を極めて大きく
目立つが、該発進時のシフトショックを軽減することに
より走行フィーリングを大幅に向上することができる。
なお、前記カッコ内の符号は、図面の対照するものであ
るが、何等構成を限定するものではない。また、同じ符
号であっても、以下に示す実施例とは異なる各称で述べ
であるものもある。
るが、何等構成を限定するものではない。また、同じ符
号であっても、以下に示す実施例とは異なる各称で述べ
であるものもある。
(ト)実施例
以下、図面に沿って本発明を車輌用自動無段変速機に適
用した実施例について説明する。
用した実施例について説明する。
本無段変速機Aは、第2図に示すように、3分割からな
るトランスミッションケース10を有しており、該ケー
ス10に流体トルクコンバータ30の出力軸を構成する
入力軸1及び無段変速装置2.1のプライマリシャフト
31が同軸上に回転自在に支持されて第1軸を構成して
いると共に、出力ギヤ32を一体に形成した無段変速装
置21のセカンダリシャフト33か回転自在に支持され
て第2軸を構成している。更に、第1軸上には、前後進
切換え装置34を構成するデュアルプラネタリギヤ2と
、該プラネタリギヤを操作する前進用摩擦クラッチC1
及びその油圧アクチュエータ5と、油圧ポンプ35とが
トルクコンバータ3oとプライマリプーリ17との間に
て配設されている。
るトランスミッションケース10を有しており、該ケー
ス10に流体トルクコンバータ30の出力軸を構成する
入力軸1及び無段変速装置2.1のプライマリシャフト
31が同軸上に回転自在に支持されて第1軸を構成して
いると共に、出力ギヤ32を一体に形成した無段変速装
置21のセカンダリシャフト33か回転自在に支持され
て第2軸を構成している。更に、第1軸上には、前後進
切換え装置34を構成するデュアルプラネタリギヤ2と
、該プラネタリギヤを操作する前進用摩擦クラッチC1
及びその油圧アクチュエータ5と、油圧ポンプ35とが
トルクコンバータ3oとプライマリプーリ17との間に
て配設されている。
流体トルクコンバータ30は、コンバータハウジング3
6を有しており、該ハウジングにはエンジンクランク軸
37が連結されると共にポンプインペラが固定されてい
る。また、該ポンプインペラに対向してタービンランナ
が配設されており、かつポンプインペラ及びタービンラ
ンナの間部分に、一方向回転を阻止されたステータが配
設されている。更に、コンバータハウジング36内にて
タービンランチに並列してロックアツプクラッチ39が
配設されており、該クラッチ39は図示しない油圧制御
装置による供給油路の切換えにより接続及び解放に切換
えられ、かつ2種類のダンパスプリングを介して前記ト
ルクコンバータの出力軸となる入力軸1に連結している
。
6を有しており、該ハウジングにはエンジンクランク軸
37が連結されると共にポンプインペラが固定されてい
る。また、該ポンプインペラに対向してタービンランナ
が配設されており、かつポンプインペラ及びタービンラ
ンナの間部分に、一方向回転を阻止されたステータが配
設されている。更に、コンバータハウジング36内にて
タービンランチに並列してロックアツプクラッチ39が
配設されており、該クラッチ39は図示しない油圧制御
装置による供給油路の切換えにより接続及び解放に切換
えられ、かつ2種類のダンパスプリングを介して前記ト
ルクコンバータの出力軸となる入力軸1に連結している
。
そして、前後進切換え装置34は、第1図に詳示するよ
うに、サンギヤ2C1互に噛合する2種のピニオン2p
、2qを支持するキャリヤ2a及びリングギヤ2bから
なるデュアルプラネタリギヤ2を有しており、上記サン
ギヤ2cが前記入力軸1にスプライン結合している。
うに、サンギヤ2C1互に噛合する2種のピニオン2p
、2qを支持するキャリヤ2a及びリングギヤ2bから
なるデュアルプラネタリギヤ2を有しており、上記サン
ギヤ2cが前記入力軸1にスプライン結合している。
一方、ミッションケース10にはポンプケース10bが
ボルト40aにより固定されており、かつ該ケース10
bにポンプカバー10aがボルト40bにより固定され
て、該カバー10aは固定部材となるケース部材を構成
する。更に、該カバー10aは入力軸1と同芯状に延び
る円筒部10a を有しており、該円筒部10a’の内
周側には前記ステータから延びている反力受は用スリー
ブ41が固定され、かつその外周側にはブツシュ22を
介してシリンダ部材7の内径部7aが回転自在に支持さ
れている。また、ポンプカバー10a及びスリーブ41
には油路12が形成されており、かつ円筒部10a′の
外周面には前記油路12を挟んでオイルシール11,1
1が装着されている。そして、シリンダ部材7は断面コ
字状の環状部材からなり、その内径部7aが前記ブツシ
ュ22及びオイルシール11によりカバー円筒部10a
’に入力軸1との同芯度を保持して回転自在に支持され
ている。なお、本実施例は、ケース部材であるカバー円
筒部10a’にシリンダ部材7が直接支持されているが
、ケース部材に支持されている入力軸1上にブツシュ等
を介してシリンダ部材7を支持して、該シリンダ部材7
を入力軸1を介してケース部材に間接的に支持してもよ
い。
ボルト40aにより固定されており、かつ該ケース10
bにポンプカバー10aがボルト40bにより固定され
て、該カバー10aは固定部材となるケース部材を構成
する。更に、該カバー10aは入力軸1と同芯状に延び
る円筒部10a を有しており、該円筒部10a’の内
周側には前記ステータから延びている反力受は用スリー
ブ41が固定され、かつその外周側にはブツシュ22を
介してシリンダ部材7の内径部7aが回転自在に支持さ
れている。また、ポンプカバー10a及びスリーブ41
には油路12が形成されており、かつ円筒部10a′の
外周面には前記油路12を挟んでオイルシール11,1
1が装着されている。そして、シリンダ部材7は断面コ
字状の環状部材からなり、その内径部7aが前記ブツシ
ュ22及びオイルシール11によりカバー円筒部10a
’に入力軸1との同芯度を保持して回転自在に支持され
ている。なお、本実施例は、ケース部材であるカバー円
筒部10a’にシリンダ部材7が直接支持されているが
、ケース部材に支持されている入力軸1上にブツシュ等
を介してシリンダ部材7を支持して、該シリンダ部材7
を入力軸1を介してケース部材に間接的に支持してもよ
い。
また、該シリンダ部材7の外径部7bは段付き構造とな
っており、その小径部にはピストン部材5bが油密状に
嵌合しており、かつその大径部にコルゲーション等によ
り形成したスプライン7b′には前進用摩擦クラッチC
1の多数の外摩擦板52が係合している。また、ピスト
ン部材5bには遠心油圧排出用のチエツクボール14が
装着されており、また該ピストン部材5bの背面とシリ
ンダ部材内径部7aに装着された支持板53との間に戻
し用スプリング55が縮設されている。
っており、その小径部にはピストン部材5bが油密状に
嵌合しており、かつその大径部にコルゲーション等によ
り形成したスプライン7b′には前進用摩擦クラッチC
1の多数の外摩擦板52が係合している。また、ピスト
ン部材5bには遠心油圧排出用のチエツクボール14が
装着されており、また該ピストン部材5bの背面とシリ
ンダ部材内径部7aに装着された支持板53との間に戻
し用スプリング55が縮設されている。
一方、入力軸lの先端部分には外径方向に膨出してフラ
ンジ1aが一体に形成されており、該フランジ1aには
クラッチハブ部6が固着されている。そして、該ハブ部
6の外径部に形成されたスプラインには内摩擦板56が
係合しており、該内摩擦板56と前記シリンダ部材7に
係合する外摩擦板52により前進用摩擦クラッチC1を
構成している。
ンジ1aが一体に形成されており、該フランジ1aには
クラッチハブ部6が固着されている。そして、該ハブ部
6の外径部に形成されたスプラインには内摩擦板56が
係合しており、該内摩擦板56と前記シリンダ部材7に
係合する外摩擦板52により前進用摩擦クラッチC1を
構成している。
更に、シリンダ部材外径部7bのスプライン7b′には
前記キャリヤ2aを構成する側板先端に形成されたスプ
ライン9が係合しており、また該キャリヤ2aを構成す
る他方の側板2a’のボス内周面にもスプライン16が
形成され、該スプライン16は後述する調圧カム機構5
7の入力側カム15にスプライン係合している。
前記キャリヤ2aを構成する側板先端に形成されたスプ
ライン9が係合しており、また該キャリヤ2aを構成す
る他方の側板2a’のボス内周面にもスプライン16が
形成され、該スプライン16は後述する調圧カム機構5
7の入力側カム15にスプライン係合している。
また、プラネタリギヤ2のリングギヤ2bは断面コ字状
の環状部材として外径方向に延びており、その外径側鍔
部58の外周面にはスプラインが形成され、該スプライ
ンに多数の内摩擦板59が係合している。また、ミッシ
ョンケース10の所定箇所にはスプライン10’が形成
されており、該スプライン10′に多数の外摩擦板60
が係合して、これら外摩擦板60及び内摩擦板59によ
り後進用摩擦ブレーキB2を構成している。
の環状部材として外径方向に延びており、その外径側鍔
部58の外周面にはスプラインが形成され、該スプライ
ンに多数の内摩擦板59が係合している。また、ミッシ
ョンケース10の所定箇所にはスプライン10’が形成
されており、該スプライン10′に多数の外摩擦板60
が係合して、これら外摩擦板60及び内摩擦板59によ
り後進用摩擦ブレーキB2を構成している。
更に、リングギヤ2bの一側には円板状の脚板61が固
着されており、該脚板61はキャリヤ側板2a と後述
するベアリング62のアウタレース62aとの間にそれ
ぞれスラストベアリング63.63を介在して支持され
ている。
着されており、該脚板61はキャリヤ側板2a と後述
するベアリング62のアウタレース62aとの間にそれ
ぞれスラストベアリング63.63を介在して支持され
ている。
また、前記後進用摩擦ブレーキB2に隣接するミッショ
ンケースの支持壁10cには前記ベアリング62の支持
部を構成する鍔部10dとの間でシリンダが形成されて
おり、該シリンダにはピストン部材13bが油密状に嵌
合して、後進用摩擦ブレーキ82用の油圧アクチュエー
タ13を構成している。また、ピストン部材13bの背
面にはスプリング保持板65が当接・保持されており、
一方、前記支持壁の鍔部10dはクシ歯状に軸方向に延
長しており、該延長部10d′にスプリング支持板66
が装着されており、これら保持板65及び支持板66と
の間には多数の戻し用スプリング67が縮設されている
。そして、これら延長部10d′及び戻し用スプリング
67は、リングギヤ2bの外径部に形成された断面コ字
状内のスペースSに配置されており、軸方向寸法の雉縮
化が図られている。
ンケースの支持壁10cには前記ベアリング62の支持
部を構成する鍔部10dとの間でシリンダが形成されて
おり、該シリンダにはピストン部材13bが油密状に嵌
合して、後進用摩擦ブレーキ82用の油圧アクチュエー
タ13を構成している。また、ピストン部材13bの背
面にはスプリング保持板65が当接・保持されており、
一方、前記支持壁の鍔部10dはクシ歯状に軸方向に延
長しており、該延長部10d′にスプリング支持板66
が装着されており、これら保持板65及び支持板66と
の間には多数の戻し用スプリング67が縮設されている
。そして、これら延長部10d′及び戻し用スプリング
67は、リングギヤ2bの外径部に形成された断面コ字
状内のスペースSに配置されており、軸方向寸法の雉縮
化が図られている。
また、調圧カム機構57は、対向端面が波状に形成され
た入力側カム15及び出力カム69と両カムの端面の間
に配置されたローラ70からなり、入力側カム15が前
記キャリヤ2a’にスプライン連結していると共に、プ
ライマリシャフト31にネジ結合しており、かつ出力側
カム69がプライマリブーりの固定シーブ17aにスプ
ライン連結していると共に皿バネ71を介して該固定シ
ーブ17aに当接している。従って、キャリヤ2a’か
らのトルクは該調圧カム機1’i57を介してプライマ
リプーリ17に伝達されると共に、該調圧カム機構57
は該伝達トルクに対応した軸力を発生し、該軸力を固定
シーブ17aに作用する。
た入力側カム15及び出力カム69と両カムの端面の間
に配置されたローラ70からなり、入力側カム15が前
記キャリヤ2a’にスプライン連結していると共に、プ
ライマリシャフト31にネジ結合しており、かつ出力側
カム69がプライマリブーりの固定シーブ17aにスプ
ライン連結していると共に皿バネ71を介して該固定シ
ーブ17aに当接している。従って、キャリヤ2a’か
らのトルクは該調圧カム機1’i57を介してプライマ
リプーリ17に伝達されると共に、該調圧カム機構57
は該伝達トルクに対応した軸力を発生し、該軸力を固定
シーブ17aに作用する。
また、固定シーブ17aは前記調圧カム機構57を覆う
ように延びる環状の鰐部aを有しており、該鍔部aが前
記支持壁10cに装着されたローラベアリング62にて
支持されることにより、固定シーブ17aに作用するラ
ジアル荷重を支持して、調圧カム機構57による軸力が
該ラジアル荷重に影響を受けないように構成されている
。
ように延びる環状の鰐部aを有しており、該鍔部aが前
記支持壁10cに装着されたローラベアリング62にて
支持されることにより、固定シーブ17aに作用するラ
ジアル荷重を支持して、調圧カム機構57による軸力が
該ラジアル荷重に影響を受けないように構成されている
。
なお、入力側カム15とサンギヤ2cとの間に皿バネ7
5及びスラストベアリング76が介在して、サンギヤ2
Cを入力軸フランジ1aに当接して所定位置に保持して
いる。
5及びスラストベアリング76が介在して、サンギヤ2
Cを入力軸フランジ1aに当接して所定位置に保持して
いる。
また、ベルト無段変速袋[21は、第2図に示すように
、プライマリプーリ17、セカンダリプーリ19及びこ
れら両プーリに巻掛けられたベルト20からなり、かつ
両フーリはそれぞれ固定シーブ17a、19a及び可動
シーブ17b、19bからなる。なお、ベルト20は金
属製の多数の駒を有してなり、これら駒がプライマリ及
びセカンダリの両プーリ17,19に潤滑状態にて接触
してトルク伝達され、従って駒とプーリとの摩擦は比較
的小さく、その結果駒とプーリとの接触面の角度がその
静止摩擦角より大きく設定される。
、プライマリプーリ17、セカンダリプーリ19及びこ
れら両プーリに巻掛けられたベルト20からなり、かつ
両フーリはそれぞれ固定シーブ17a、19a及び可動
シーブ17b、19bからなる。なお、ベルト20は金
属製の多数の駒を有してなり、これら駒がプライマリ及
びセカンダリの両プーリ17,19に潤滑状態にて接触
してトルク伝達され、従って駒とプーリとの摩擦は比較
的小さく、その結果駒とプーリとの接触面の角度がその
静止摩擦角より大きく設定される。
また、固定シーブ17aのボス部は可動シーブ17b側
に延びており、その内周面がプライマリシャフト31に
嵌合していると共に、その外周面には複数列のボールス
プライン機構(リニアボールベアリング)80を介して
可動シーブ17bのボス部が軸方向のみ移動自在に支持
されている。
に延びており、その内周面がプライマリシャフト31に
嵌合していると共に、その外周面には複数列のボールス
プライン機構(リニアボールベアリング)80を介して
可動シーブ17bのボス部が軸方向のみ移動自在に支持
されている。
即ち、可動シーブ17bは固定シーブボス部にボールの
みを介して摺動摩擦抵抗を受けることなく嵌合している
。
みを介して摺動摩擦抵抗を受けることなく嵌合している
。
また、可動シーブ17bの背部にはボールネジ装置81
が配設されており、該ボールネジ装置は雄ネジ部及び雌
ネジ部及びボールからなり、かつボールがリターン通路
にて循環されるサーキュレットタイプからなる。更に、
該ボールネジ装置81は、ケース10の肩部にて軸方向
及び半径方向を拘束・支持されている調節部材82にそ
の後端部を固定されている。該調節部材82はローラベ
アリング83により固定シーブ17aボス部の奥側円筒
部を従ってプライマリシャフト31を回転自在に支持し
ていると共に、つオーム(図示せず)に噛合しており、
該つオームの操作に基づき回転して、雄ネジ部を雌ネジ
部に対して相対回転することに基づき、ベルト20の初
期張力及びベルトの走行中心を調節し得る。また、その
雌ネジ部には自動調芯機構85が固定されており、更に
該自動調芯機構85と前記可動シーブ17bの背面との
間にはスラストボールベアリング84か介在している。
が配設されており、該ボールネジ装置は雄ネジ部及び雌
ネジ部及びボールからなり、かつボールがリターン通路
にて循環されるサーキュレットタイプからなる。更に、
該ボールネジ装置81は、ケース10の肩部にて軸方向
及び半径方向を拘束・支持されている調節部材82にそ
の後端部を固定されている。該調節部材82はローラベ
アリング83により固定シーブ17aボス部の奥側円筒
部を従ってプライマリシャフト31を回転自在に支持し
ていると共に、つオーム(図示せず)に噛合しており、
該つオームの操作に基づき回転して、雄ネジ部を雌ネジ
部に対して相対回転することに基づき、ベルト20の初
期張力及びベルトの走行中心を調節し得る。また、その
雌ネジ部には自動調芯機構85が固定されており、更に
該自動調芯機構85と前記可動シーブ17bの背面との
間にはスラストボールベアリング84か介在している。
また、該自動調芯機構85を構成しかつ前記ボールネジ
装置81の雌ネジ部に一体に形成されている突出ギヤ部
86が球面支持面に沿って延びており、該突出ギヤ部8
6の先端には後述するギヤ113と噛合するギヤが形成
されている。また、前記調節部材82にて保持されるロ
ーラベアリング83のインナーレースな介してナツト部
材88にて軸方向移動が阻止されている支持板87と可
動シーブ17bの背面との間には所定数の皿ばねからな
る弾性付勢部材89が配設されており、該付勢部材89
はベルト挟圧荷重の一部を担持し、前記ボールネジ装置
81及びスラストボールベアリング84の支持荷重を下
げる。また、プライマリシャフト31の先端部は膨出し
てフランジ部31aが一体に形成されており、該フラン
ジ部31aには自動調芯機構90が固定されている。更
に、該自動調芯機構90と前記調節部材82の背面には
スラストボールベアリング91が介在しており、該ベア
リング91はケージに保持された多数のボール及び一方
のレースを有している。
装置81の雌ネジ部に一体に形成されている突出ギヤ部
86が球面支持面に沿って延びており、該突出ギヤ部8
6の先端には後述するギヤ113と噛合するギヤが形成
されている。また、前記調節部材82にて保持されるロ
ーラベアリング83のインナーレースな介してナツト部
材88にて軸方向移動が阻止されている支持板87と可
動シーブ17bの背面との間には所定数の皿ばねからな
る弾性付勢部材89が配設されており、該付勢部材89
はベルト挟圧荷重の一部を担持し、前記ボールネジ装置
81及びスラストボールベアリング84の支持荷重を下
げる。また、プライマリシャフト31の先端部は膨出し
てフランジ部31aが一体に形成されており、該フラン
ジ部31aには自動調芯機構90が固定されている。更
に、該自動調芯機構90と前記調節部材82の背面には
スラストボールベアリング91が介在しており、該ベア
リング91はケージに保持された多数のボール及び一方
のレースを有している。
一方、セカンダリプーリ19はその固定シーブ19aが
ケース10にローラベアリング92を介して回転自在に
支持されており、またセカンダリシャフト33の基端部
には出力ギヤ32が一体に成形されていると共に、ロー
ラベアリング93を介してケース10に支持されており
、また可動シーブ19bのボス部が、前述したボールス
プライン80と同様なボールスプライン95にて、固定
シーブ19aのボス部にボールのみを介して摺動のみ自
在に嵌挿している。更に、該可動シーブ19bの背面に
は前述と同様なボールネジ装置96が配設されており、
その雄ネジ部は前記調節部材82と同様な調節部材97
に固定されており、従って該調節部材97は、ウオーム
の回転に基づき、前記プライマリ側の調節部材82と相
俟ってベルト20の初期張力及び走行中心線を調節し得
る。また、その雌ネジ部には、前記プライマリ側と同様
に、自動調芯機構99が配設されており、かつ該自動調
芯機構99と可動シーツ19bの背面にスラストボール
ベアリング100が介在している。更に、固定側シーブ
19aのボス先端部に固定されている支持板101と可
動シーブ19bの背面との間には前記プライマリ側と同
様な弾性付勢部材102が配設されている。また、セカ
ンダリシャフト33は、その基端が膨径しており、該シ
ャフト膨径部33aが前記調節部材97に装着されたロ
ーラベアリング105に支持されている。また、セカン
ダリシャフト33の先端部には、前述したプライマリシ
ャフトの調圧カム機構57と同様な調圧カム機構106
がナツト107により抜止めされて配設されており、該
カム機構106は固定側シーブ19aの背面に作用して
、負荷トルクに対応した軸力をセカンダリプーリ19に
付与する。そして、ギヤ32の側面にはプライマリ側と
同様に、球面支持面を有する自動調芯機構109が固定
されており、かつ該自動調芯機構109と前記調節部材
97の背面には、該部材背面に直接当接するボール及び
前記球面支持面に密接する球面状凹面を有するレースを
有するスラストボールベアリング110が介在している
。
ケース10にローラベアリング92を介して回転自在に
支持されており、またセカンダリシャフト33の基端部
には出力ギヤ32が一体に成形されていると共に、ロー
ラベアリング93を介してケース10に支持されており
、また可動シーブ19bのボス部が、前述したボールス
プライン80と同様なボールスプライン95にて、固定
シーブ19aのボス部にボールのみを介して摺動のみ自
在に嵌挿している。更に、該可動シーブ19bの背面に
は前述と同様なボールネジ装置96が配設されており、
その雄ネジ部は前記調節部材82と同様な調節部材97
に固定されており、従って該調節部材97は、ウオーム
の回転に基づき、前記プライマリ側の調節部材82と相
俟ってベルト20の初期張力及び走行中心線を調節し得
る。また、その雌ネジ部には、前記プライマリ側と同様
に、自動調芯機構99が配設されており、かつ該自動調
芯機構99と可動シーツ19bの背面にスラストボール
ベアリング100が介在している。更に、固定側シーブ
19aのボス先端部に固定されている支持板101と可
動シーブ19bの背面との間には前記プライマリ側と同
様な弾性付勢部材102が配設されている。また、セカ
ンダリシャフト33は、その基端が膨径しており、該シ
ャフト膨径部33aが前記調節部材97に装着されたロ
ーラベアリング105に支持されている。また、セカン
ダリシャフト33の先端部には、前述したプライマリシ
ャフトの調圧カム機構57と同様な調圧カム機構106
がナツト107により抜止めされて配設されており、該
カム機構106は固定側シーブ19aの背面に作用して
、負荷トルクに対応した軸力をセカンダリプーリ19に
付与する。そして、ギヤ32の側面にはプライマリ側と
同様に、球面支持面を有する自動調芯機構109が固定
されており、かつ該自動調芯機構109と前記調節部材
97の背面には、該部材背面に直接当接するボール及び
前記球面支持面に密接する球面状凹面を有するレースを
有するスラストボールベアリング110が介在している
。
そして、プライマリシャフト31とセカンダリシャフト
33とで3角形を構成する部位にはベルト操作装置11
1が配設されている。該操作装置111は、第3図に詳
示するように、ケース10にベアリングを介して支持さ
れている第1及び第2のカウンタシャフト130,13
1を有しており、第1のカウンタシャフト130には大
歯車132a及び小歯車132bを有するギヤユニット
132が回転自在に支持されていると共に、先端部に大
歯車133が一体に固定されている。また、第2のカウ
ンタシャフト131には大歯車135が一体に固定され
ていると共に、先端部に小歯車136b及び大歯車13
6aを有するギヤユニット136が回転自在に支持され
ている。更に、これら両カウンタシャフト130,13
1には、互に噛合する非円形ギヤ139,140がそれ
ぞれキーにより固定されて、互に非線形関係にて連動し
ている。そして、第1のカウンタシャフト130上に回
転自在に支持されたギヤユニット132は、その大歯車
132aがプライマリ側ボールネジ装置81のギヤ部8
6に噛合すると共に後述する電気モータ120からの歯
車112に噛合し、かつその小歯車132bが第2のカ
ウンタシャフト131に固定されている大歯車135に
噛合して、第2のカウンタシャフト131からの伝動経
路における増速装置(従ってボールネジ装置のギヤ部8
6からの伝動経路における減速装置)を構成している。
33とで3角形を構成する部位にはベルト操作装置11
1が配設されている。該操作装置111は、第3図に詳
示するように、ケース10にベアリングを介して支持さ
れている第1及び第2のカウンタシャフト130,13
1を有しており、第1のカウンタシャフト130には大
歯車132a及び小歯車132bを有するギヤユニット
132が回転自在に支持されていると共に、先端部に大
歯車133が一体に固定されている。また、第2のカウ
ンタシャフト131には大歯車135が一体に固定され
ていると共に、先端部に小歯車136b及び大歯車13
6aを有するギヤユニット136が回転自在に支持され
ている。更に、これら両カウンタシャフト130,13
1には、互に噛合する非円形ギヤ139,140がそれ
ぞれキーにより固定されて、互に非線形関係にて連動し
ている。そして、第1のカウンタシャフト130上に回
転自在に支持されたギヤユニット132は、その大歯車
132aがプライマリ側ボールネジ装置81のギヤ部8
6に噛合すると共に後述する電気モータ120からの歯
車112に噛合し、かつその小歯車132bが第2のカ
ウンタシャフト131に固定されている大歯車135に
噛合して、第2のカウンタシャフト131からの伝動経
路における増速装置(従ってボールネジ装置のギヤ部8
6からの伝動経路における減速装置)を構成している。
また、第2のカウンタシャフト131上に回転自在に支
持されているギヤユニット136は、その大歯車136
aがセカンダリ側ボールネジ装置96のギヤ部116に
噛合し、かつその小歯車136bが第1のカウンタシャ
フト130に固定されている大歯車133に噛合して、
第1のカウンタシャフト130からの伝動経路における
増速装置(従ってボールネジ装置の歯車からの伝動経路
における減速装置)を構成している。なお、ボールネジ
装置81.96の雌ネジ部に結合したギヤ部86,11
6は歯厚の薄い歯車からなり、またカウンタシャフト1
30゜131に支持されるギヤユニット132,136
の大歯車132a、136aは、ボールネジ装置が軸方
向にフルストロークしても上記薄い歯車86.116と
常に噛合間係を保持し得るように、歯厚の厚い歯車から
なる。一方、第2図に示すように、ケース10の外部に
おいて変速操作用の電気モータ120が固定されており
、かつ該電気モータ120は、該モータの非通電時に所
定位置にホールドし得る電磁ブレーキを有している。そ
して、該モータ120の出力歯車は、減速ギヤ列121
及び歯車112を介して、前述した両ボールネジ装置を
連動する操作装置111に動力伝達している。なお、上
述操作装置111及び減速装置121の各歯車は、平歯
車又はハスバ歯車からなり、可逆伝動可能であると共に
高効率の動力伝達が可能である。
持されているギヤユニット136は、その大歯車136
aがセカンダリ側ボールネジ装置96のギヤ部116に
噛合し、かつその小歯車136bが第1のカウンタシャ
フト130に固定されている大歯車133に噛合して、
第1のカウンタシャフト130からの伝動経路における
増速装置(従ってボールネジ装置の歯車からの伝動経路
における減速装置)を構成している。なお、ボールネジ
装置81.96の雌ネジ部に結合したギヤ部86,11
6は歯厚の薄い歯車からなり、またカウンタシャフト1
30゜131に支持されるギヤユニット132,136
の大歯車132a、136aは、ボールネジ装置が軸方
向にフルストロークしても上記薄い歯車86.116と
常に噛合間係を保持し得るように、歯厚の厚い歯車から
なる。一方、第2図に示すように、ケース10の外部に
おいて変速操作用の電気モータ120が固定されており
、かつ該電気モータ120は、該モータの非通電時に所
定位置にホールドし得る電磁ブレーキを有している。そ
して、該モータ120の出力歯車は、減速ギヤ列121
及び歯車112を介して、前述した両ボールネジ装置を
連動する操作装置111に動力伝達している。なお、上
述操作装置111及び減速装置121の各歯車は、平歯
車又はハスバ歯車からなり、可逆伝動可能であると共に
高効率の動力伝達が可能である。
また、前記セカンダリシャフト33に形成された出力ギ
ヤ32は中間軸122に固定されている大ギヤ123と
噛合している。更に、中間軸122には小ギヤ125が
形成されており、かつ該ギヤ125は差動歯車装置12
6に固定されているリングギヤ127と噛合して、減速
装置を構成している。また、差動歯車装置126から左
右フロントアクスル軸129jl!、129rが延びて
いる。
ヤ32は中間軸122に固定されている大ギヤ123と
噛合している。更に、中間軸122には小ギヤ125が
形成されており、かつ該ギヤ125は差動歯車装置12
6に固定されているリングギヤ127と噛合して、減速
装置を構成している。また、差動歯車装置126から左
右フロントアクスル軸129jl!、129rが延びて
いる。
ついで、本実施例の作用を説明する。
エンジンクランク軸37の回転は、車輌発進時には流体
トルクコンバータ30を介して入力軸1に伝達される。
トルクコンバータ30を介して入力軸1に伝達される。
即ち、エンジンクランク軸37の回転はポンプインペラ
からタービンランナに油流を介して伝達され、そしてス
テータによりトルクが増大される。この際、車輌が停止
されている状態で、最大ストール状態となって約2倍に
増大されたトルクが入力軸1に伝達され、そして、車輌
発進に伴い、ポンプインペラとタービンランナとの相対
速度比が小さくなるに従ってトルク増大が漸減される。
からタービンランナに油流を介して伝達され、そしてス
テータによりトルクが増大される。この際、車輌が停止
されている状態で、最大ストール状態となって約2倍に
増大されたトルクが入力軸1に伝達され、そして、車輌
発進に伴い、ポンプインペラとタービンランナとの相対
速度比が小さくなるに従ってトルク増大が漸減される。
該増大した入力軸1のトルクは、前後進切換え装置34
を介してベルト式無段変速装置21の調圧カム機構57
に伝達され、該カム機構57はプライマリプーリ17の
固定シーブ17aに該増大トルクに対応した強い軸力を
作用する。更に、プライマリプーリ17に伝達されたト
ルクはベルト20を介してセカンダリプーリ19に伝達
され、そして調圧カム機構106を介してセカンダリシ
ャフト33に伝達され、セカンダリプーリ19も上記増
大トルクに対応した強い軸力を作用する。
を介してベルト式無段変速装置21の調圧カム機構57
に伝達され、該カム機構57はプライマリプーリ17の
固定シーブ17aに該増大トルクに対応した強い軸力を
作用する。更に、プライマリプーリ17に伝達されたト
ルクはベルト20を介してセカンダリプーリ19に伝達
され、そして調圧カム機構106を介してセカンダリシ
ャフト33に伝達され、セカンダリプーリ19も上記増
大トルクに対応した強い軸力を作用する。
また、車速か増速して流体トルクコンバータがカップリ
ング域に達すると、エンジンクランク軸37と略々同じ
トルクが入力軸1に出力され、該入力軸1のトルクは、
同様に調圧カム機構57及び106に伝達され、これら
カム機構は該トルクに対応した比較的小さい軸力な発生
する。
ング域に達すると、エンジンクランク軸37と略々同じ
トルクが入力軸1に出力され、該入力軸1のトルクは、
同様に調圧カム機構57及び106に伝達され、これら
カム機構は該トルクに対応した比較的小さい軸力な発生
する。
そして、入力軸1が所定速度に達すると、ロックアツプ
クラッチ39が係合して、以降、ロックアツプクラッチ
39の機械的結合によりトルク伝達される。
クラッチ39が係合して、以降、ロックアツプクラッチ
39の機械的結合によりトルク伝達される。
そして、車輌停止状態にあっては、入力軸1は所定速度
で回転しているが、ベルト式無段変速装置21及びデュ
アルプラネタリギヤ2等を介して車軸に連動しているシ
リンダ部材7は停止状態にある。この状態で、オペレー
タがシフトレバ−をニュートラル位置から前進位置に操
作すると、油圧ポンプ35からの油圧が油圧制御装置(
図示せず)にて適宜調圧され、そして油路12を介して
油圧アクチュエータ5の油圧室5aに供給され、ピスト
ン部材5bを前進用摩擦クラッチC1に向けて移動する
。この際、シリンダ部材7は停止状態にあって、油圧は
遠心力の影響を受けることなく滑らかに上昇すると共に
、遠心油圧排出用チエツクボール14は速やかに閉塞す
る。これによリ、前進用摩擦クラッチC1は素早い応答
にてかつ大きなシフトショックを生ずることなく係合し
て、入力軸1の回転を、ハブ部6及びクラッチC1を介
してシリンダ部材7に伝達し、更にスプライン9を介し
てデュアルプラネタリギヤ2のキャリヤ側板2aに伝達
する。
で回転しているが、ベルト式無段変速装置21及びデュ
アルプラネタリギヤ2等を介して車軸に連動しているシ
リンダ部材7は停止状態にある。この状態で、オペレー
タがシフトレバ−をニュートラル位置から前進位置に操
作すると、油圧ポンプ35からの油圧が油圧制御装置(
図示せず)にて適宜調圧され、そして油路12を介して
油圧アクチュエータ5の油圧室5aに供給され、ピスト
ン部材5bを前進用摩擦クラッチC1に向けて移動する
。この際、シリンダ部材7は停止状態にあって、油圧は
遠心力の影響を受けることなく滑らかに上昇すると共に
、遠心油圧排出用チエツクボール14は速やかに閉塞す
る。これによリ、前進用摩擦クラッチC1は素早い応答
にてかつ大きなシフトショックを生ずることなく係合し
て、入力軸1の回転を、ハブ部6及びクラッチC1を介
してシリンダ部材7に伝達し、更にスプライン9を介し
てデュアルプラネタリギヤ2のキャリヤ側板2aに伝達
する。
更に、該キャリヤ2aの回転は、入力軸1に連結されて
いるサンギヤ2Cの同回転と共に、プライマリギヤ2を
一体にして他方の側板2a’に伝達され、そして調圧カ
ム機構57の入力側カム15にスプライン16を介して
伝達される。
いるサンギヤ2Cの同回転と共に、プライマリギヤ2を
一体にして他方の側板2a’に伝達され、そして調圧カ
ム機構57の入力側カム15にスプライン16を介して
伝達される。
一方、車輌走行状態にてオペレータがシフトレバ−を前
進位置からニュートラル位置に操作すると、前進用摩擦
クラッチC1は係合状態にあって、従ってシリンダ部材
7は入力軸1と共に回転状態の中で油圧室5aの油圧が
ドレーンされる。
進位置からニュートラル位置に操作すると、前進用摩擦
クラッチC1は係合状態にあって、従ってシリンダ部材
7は入力軸1と共に回転状態の中で油圧室5aの油圧が
ドレーンされる。
なおこの際、−Mにオペレータは走輌を停止すべくニュ
ートラル位置に操作するため、車輌は減速状態にあって
、従ってシリンダ部材7の回転速度も低く、油圧室5a
には大きな遠心油圧は作用せずに、戻し用スプリング5
5に基づき油圧室5aの油圧は油路12から速やかにド
レーンされるが、例え該油圧室5aに遠心油圧が作用し
たとしても、チエツクボール14から遠心油圧が排出さ
れ、前進用摩擦クラッチC1は素早くかつ確実に解放さ
れる。またこの際、チエツクボール14からの遠心油圧
が前進用摩擦クラッチC1に供給され、これにより該油
を潤滑油として摩擦板52゜56は滑らかなスリップ及
び放熱が図られる。
ートラル位置に操作するため、車輌は減速状態にあって
、従ってシリンダ部材7の回転速度も低く、油圧室5a
には大きな遠心油圧は作用せずに、戻し用スプリング5
5に基づき油圧室5aの油圧は油路12から速やかにド
レーンされるが、例え該油圧室5aに遠心油圧が作用し
たとしても、チエツクボール14から遠心油圧が排出さ
れ、前進用摩擦クラッチC1は素早くかつ確実に解放さ
れる。またこの際、チエツクボール14からの遠心油圧
が前進用摩擦クラッチC1に供給され、これにより該油
を潤滑油として摩擦板52゜56は滑らかなスリップ及
び放熱が図られる。
また、オペレータがシフトレバ−をニュートラル位置か
ら後進位置に操作すると、油圧制御装置からの油圧がブ
レーキ用油圧アクチュエータ13の油圧室13aに供給
される。この際、該油圧アクチュエータ13はケース1
0に配設されているため、常に停止状態にあって遠心油
圧の影響を受けることがなく、油圧室13aの油圧を滑
らかに上昇する。これにより、ピストン部材13bが移
動して、後進用摩擦ブレーキB2は、前進用摩擦クラッ
チC1と同様に、素早い応答でかつ大きなシフトショッ
クを生ずることなく係止する。この状態では、入力軸1
の回転は、デュアルプラネタリギヤ2のサンギヤ2Cに
伝達され、かつ前記後進用摩擦ブレーキB2にてリング
ギヤ2bが固定されていることに基づき、ピニオン2p
、2qの回転を介してキャリヤ2a、2a’に逆回転と
して伝達され、そしてスプライン16を介して調圧カム
機構57の入力側カム15に伝達される。
ら後進位置に操作すると、油圧制御装置からの油圧がブ
レーキ用油圧アクチュエータ13の油圧室13aに供給
される。この際、該油圧アクチュエータ13はケース1
0に配設されているため、常に停止状態にあって遠心油
圧の影響を受けることがなく、油圧室13aの油圧を滑
らかに上昇する。これにより、ピストン部材13bが移
動して、後進用摩擦ブレーキB2は、前進用摩擦クラッ
チC1と同様に、素早い応答でかつ大きなシフトショッ
クを生ずることなく係止する。この状態では、入力軸1
の回転は、デュアルプラネタリギヤ2のサンギヤ2Cに
伝達され、かつ前記後進用摩擦ブレーキB2にてリング
ギヤ2bが固定されていることに基づき、ピニオン2p
、2qの回転を介してキャリヤ2a、2a’に逆回転と
して伝達され、そしてスプライン16を介して調圧カム
機構57の入力側カム15に伝達される。
そして、入力側カム15に伝達されたトルクは、ローラ
70及び出力側カム69を介してプライマリプーリ17
の固定側シーブ17aに伝達されると共に、調圧カム機
構57の軸力発生機能に基づき伝達トルクに対応した軸
力な固定側シーブ17aに作用する。
70及び出力側カム69を介してプライマリプーリ17
の固定側シーブ17aに伝達されると共に、調圧カム機
構57の軸力発生機能に基づき伝達トルクに対応した軸
力な固定側シーブ17aに作用する。
更に、該固定シーブ17aのトルクはボールスプライン
80を介して可動シーブ17bに伝達され、そして前記
調圧カム機構57に基づく軸力にてベルト2oを挟持し
て、該ベルト20を介してセカンダリプーリ19に伝達
される。この際、ベルト20からの軸方向反力が固定シ
ーブ17a及び可動シーブ17bに作用するが、固定シ
ーブ17aからの軸力は調圧カム機構57を介してプラ
イマリシャフト31にて担持され、また可動シーブ17
bからの軸力は、スラストボールベアリング84、自動
調芯機構85、所定状態にあるボールネジ装置81、調
節部材82、スラストボールベアリング91及び自動調
芯機構90を介してプライマリシャフト2に形成されて
いるフランジ31aにて担持され、これにより軸力がプ
ライマリシャフト31の引張り応力として作用する閉ル
ープにて受けられる。なお、可動シーブ17bに作用す
る軸力の一部はシーブ背面から直接弾性付勢部材89及
び支持板87を介して固定シーブ17aのボス部に受け
られ、スラストベアリング84.91及びボールネジ装
置81に作用する軸力を軽減している。
80を介して可動シーブ17bに伝達され、そして前記
調圧カム機構57に基づく軸力にてベルト2oを挟持し
て、該ベルト20を介してセカンダリプーリ19に伝達
される。この際、ベルト20からの軸方向反力が固定シ
ーブ17a及び可動シーブ17bに作用するが、固定シ
ーブ17aからの軸力は調圧カム機構57を介してプラ
イマリシャフト31にて担持され、また可動シーブ17
bからの軸力は、スラストボールベアリング84、自動
調芯機構85、所定状態にあるボールネジ装置81、調
節部材82、スラストボールベアリング91及び自動調
芯機構90を介してプライマリシャフト2に形成されて
いるフランジ31aにて担持され、これにより軸力がプ
ライマリシャフト31の引張り応力として作用する閉ル
ープにて受けられる。なお、可動シーブ17bに作用す
る軸力の一部はシーブ背面から直接弾性付勢部材89及
び支持板87を介して固定シーブ17aのボス部に受け
られ、スラストベアリング84.91及びボールネジ装
置81に作用する軸力を軽減している。
そして、ベルト20からのトルクはセカンダリプーリ1
9に伝達され、更に調圧カム機構106を介してセカン
ダリシャフト33に伝達される。
9に伝達され、更に調圧カム機構106を介してセカン
ダリシャフト33に伝達される。
この際、プライマリ側と同様に、調圧カム機構106が
伝達トルクに対応した軸力を発生し、該軸力を固定シー
ブ19aに作用してベルト20を挟持すると共に、固定
シーブ19aに作用する軸反力はナツト107により直
接シャフト33にて担持され、また可動シーブ19bに
作用する軸反力は、スラストボールベアリング100、
自動調芯機構99、ボールネジ装置96、調節部材97
及びスラストボールベアリング110及び自動調芯機構
109を介してシャフト33に形成されたギヤ32にて
担持される。また同様に、可動シーブ19bに作用する
軸力の一部は直接弾性付勢部材102及び支持部材1.
01を介して固定シーブ19aのボス部に直接受けられ
る。
伝達トルクに対応した軸力を発生し、該軸力を固定シー
ブ19aに作用してベルト20を挟持すると共に、固定
シーブ19aに作用する軸反力はナツト107により直
接シャフト33にて担持され、また可動シーブ19bに
作用する軸反力は、スラストボールベアリング100、
自動調芯機構99、ボールネジ装置96、調節部材97
及びスラストボールベアリング110及び自動調芯機構
109を介してシャフト33に形成されたギヤ32にて
担持される。また同様に、可動シーブ19bに作用する
軸力の一部は直接弾性付勢部材102及び支持部材1.
01を介して固定シーブ19aのボス部に直接受けられ
る。
なおこの際、プライマリ側及びセカンダリ側において、
可動シーブ17b、19bに傾ぎが生じても、自動調芯
機構85.99によりスラストボールベアリング86,
100は自動調芯されて、ボールは可動シーブ17b、
19bの背面に全周に亘り均一に当るように自動的に調
節される。また、ケース10の肩部にて支持されている
調節部材82.97に対してプライマリ又はセカンダリ
プーリ31,33が傾ぎを生じても、自動調芯機構90
,109により自動調芯されて、ボールは調節部材82
.97の背面に全周に亘り均一に当るように自動的に調
節される。
可動シーブ17b、19bに傾ぎが生じても、自動調芯
機構85.99によりスラストボールベアリング86,
100は自動調芯されて、ボールは可動シーブ17b、
19bの背面に全周に亘り均一に当るように自動的に調
節される。また、ケース10の肩部にて支持されている
調節部材82.97に対してプライマリ又はセカンダリ
プーリ31,33が傾ぎを生じても、自動調芯機構90
,109により自動調芯されて、ボールは調節部材82
.97の背面に全周に亘り均一に当るように自動的に調
節される。
また、制御部からの変速指令に基づき、電気モータ12
0が回転すると、減速装置121を介して第1のカウン
タシャフト130に遊合された大歯車132aが回転し
、更に該歯車132aと噛合するギヤ部86によりそれ
と一体のボールネジ装置81の雌ネジ部が回転する。す
ると、調節部材82にて回転が阻止されている雄ネジ部
に対して雌ネジ部は軸方向に移動し、自動調芯機構付ス
ラストボールベアリング84を介して可動シーブ17b
を移動して、プライマリプーリ17のベルト有効径を変
更する。一方、前記大歯車132aの回転は、ギヤユニ
ット132の小歯車132b及び大歯車135の噛合に
より大幅に減速されて第2のカウンタシャフト131に
伝達され、更に非円形ギヤ140,139を介して第1
のカウンタシャフト130に伝達される。そして、該第
1のカウンタシャフト130の回転は大歯車133及び
ギヤユニット136の小歯車136b更に大歯車136
aを介して増速され、該大歯車136aの回転がセカン
ダリ側のボールネジ装置96のギヤ部116に伝達され
る。そして、該ギヤ部116の回転により、それと一体
の雌ネジ部が固定状態にある雌ネジ部に対して相対回転
して軸方向に移動し、自動調芯機構付スラストボールベ
アリング100を介して可動シーブ19bを移動して、
セカンダリプーリ19のベルト有効径を変更する。この
際、プライマリ及びセカンダリプーリ17.19の移動
量とベルト20の移動量とは線形に対応しないが、前記
非円形ギヤ139,140を介して伝動することにより
、上記再移動量の差は適正に吸収される。また、構造上
から、非円形ギヤ139,140は1回転以内に押えら
れるが、互に減速した第1及び第2のカウンタシャフト
130,131に非円形ギヤを設けることにより、該非
円形ギヤ139,140の回転を1回転以内に押えたも
のでありながら、プライマリ及びセカンダリ側のギヤ部
86,116には増速した回転を連動し、ボールネジ装
置81.96の多数回転を可能とし、これによりボール
ネジ装置が所定リードにて所定ストロークを得ることが
可能となっている。
0が回転すると、減速装置121を介して第1のカウン
タシャフト130に遊合された大歯車132aが回転し
、更に該歯車132aと噛合するギヤ部86によりそれ
と一体のボールネジ装置81の雌ネジ部が回転する。す
ると、調節部材82にて回転が阻止されている雄ネジ部
に対して雌ネジ部は軸方向に移動し、自動調芯機構付ス
ラストボールベアリング84を介して可動シーブ17b
を移動して、プライマリプーリ17のベルト有効径を変
更する。一方、前記大歯車132aの回転は、ギヤユニ
ット132の小歯車132b及び大歯車135の噛合に
より大幅に減速されて第2のカウンタシャフト131に
伝達され、更に非円形ギヤ140,139を介して第1
のカウンタシャフト130に伝達される。そして、該第
1のカウンタシャフト130の回転は大歯車133及び
ギヤユニット136の小歯車136b更に大歯車136
aを介して増速され、該大歯車136aの回転がセカン
ダリ側のボールネジ装置96のギヤ部116に伝達され
る。そして、該ギヤ部116の回転により、それと一体
の雌ネジ部が固定状態にある雌ネジ部に対して相対回転
して軸方向に移動し、自動調芯機構付スラストボールベ
アリング100を介して可動シーブ19bを移動して、
セカンダリプーリ19のベルト有効径を変更する。この
際、プライマリ及びセカンダリプーリ17.19の移動
量とベルト20の移動量とは線形に対応しないが、前記
非円形ギヤ139,140を介して伝動することにより
、上記再移動量の差は適正に吸収される。また、構造上
から、非円形ギヤ139,140は1回転以内に押えら
れるが、互に減速した第1及び第2のカウンタシャフト
130,131に非円形ギヤを設けることにより、該非
円形ギヤ139,140の回転を1回転以内に押えたも
のでありながら、プライマリ及びセカンダリ側のギヤ部
86,116には増速した回転を連動し、ボールネジ装
置81.96の多数回転を可能とし、これによりボール
ネジ装置が所定リードにて所定ストロークを得ることが
可能となっている。
そして、セカンダリシャフト33の回転は、出力ギヤ3
2から大ギヤ123及び小ギヤ125を介して差動歯車
装置126のリングギヤ127に伝達され、そして該差
動歯車装置126にて左右フロントアクスル軸129I
2,129rに伝達される。
2から大ギヤ123及び小ギヤ125を介して差動歯車
装置126のリングギヤ127に伝達され、そして該差
動歯車装置126にて左右フロントアクスル軸129I
2,129rに伝達される。
第1図は、本発明に係る摩擦係合装置を用いた前後進切
換え装置を示す断面図、第2図は、本発明を適用した自
動無段変速機の全体を示す断面図である。そして、第4
図は、ベルト式無段変速装置の変速操作装置を示す断面
図である。 1・・・駆動側回転部(入力軸) 2・・・被動側
回転部(デュアルプラネタリギヤ) 2a、2a’・・・第1の要素(キャリヤ)2b・・・
第2の要素(リングギヤ) 2c・・・第3の要
素(サンギヤ) C1・・・前進用摩擦クラッチ
5・・・油圧アクチュエータ5a・・・油圧室
5b・・・ピストン部材6・・・ハブ部 7・
・・シリンダ部材7a・・・内径部 7b・・・外径
部 9・・・トルク伝達手段(スプライン)
10・・・(ミッション)ケース 、 10a・・
・ケース部材(ポンプカバー) 10c・・・
ケース部材(支持壁) 11・・・シールリング
12・・・油路 B2・・・後進用摩擦ブレ
ーキ13・・・油圧アクチュエータ 13a・・−
油圧室 13b・・・ピストン部材 15・・
・所定部材(調圧カム機構の入力側カム)、16・・・
トルク伝達手段(スプライン)17・・・プライマリプ
ーリ 19セカンダリプーリ 20・・・ベル
ト 21・・・ベルト式無段変速装置 A・・
・自動(無段)変速機
換え装置を示す断面図、第2図は、本発明を適用した自
動無段変速機の全体を示す断面図である。そして、第4
図は、ベルト式無段変速装置の変速操作装置を示す断面
図である。 1・・・駆動側回転部(入力軸) 2・・・被動側
回転部(デュアルプラネタリギヤ) 2a、2a’・・・第1の要素(キャリヤ)2b・・・
第2の要素(リングギヤ) 2c・・・第3の要
素(サンギヤ) C1・・・前進用摩擦クラッチ
5・・・油圧アクチュエータ5a・・・油圧室
5b・・・ピストン部材6・・・ハブ部 7・
・・シリンダ部材7a・・・内径部 7b・・・外径
部 9・・・トルク伝達手段(スプライン)
10・・・(ミッション)ケース 、 10a・・
・ケース部材(ポンプカバー) 10c・・・
ケース部材(支持壁) 11・・・シールリング
12・・・油路 B2・・・後進用摩擦ブレ
ーキ13・・・油圧アクチュエータ 13a・・−
油圧室 13b・・・ピストン部材 15・・
・所定部材(調圧カム機構の入力側カム)、16・・・
トルク伝達手段(スプライン)17・・・プライマリプ
ーリ 19セカンダリプーリ 20・・・ベル
ト 21・・・ベルト式無段変速装置 A・・
・自動(無段)変速機
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、駆動側回転部と被動側回転部との間に前進用摩擦ク
ラッチを介在し、該前進用摩擦クラッチを、車輌の前進
走行操作によって制御される油圧アクチュエータにて操
作してなる自動変速機において、 前記駆動側回転部に連結しかつ前記前進用摩擦クラッチ
の入力部を構成するハブ部と、前記被動側回転部に連結
しかつ前記前進用摩擦クラッチの出力部を構成すると共
にピストン部材を嵌合して前記油圧アクチュエータを構
成するシリンダ部材と、を備え、 前記被動側回転部とシリンダ部材とを、スプライン等の
専らトルクのみを伝達するトルク伝達手段にて連結し、 また、前記シリンダ部材の内径部を、ケース部材に直接
又は間接的にかつ前記駆動側回転部と同芯状態を保持し
て回転自在に支持し、 そして、前記油圧アクチュエータは、ニュートラル時、
前記被動側回転部と共に停止状態にあり、かつ前進時、
前記シリンダ部材内径部の内径側に配置されたシールリ
ングにて形成される油路を介して前記油圧アクチュエー
タに供給される油圧に基づき前記前進用摩擦クラッチを
係合して、前記油圧アクチュエータが、前記駆動側回転
部及び被動側回転部と共に回転してなる、 自動変速機における摩擦係合装置。 2、前記駆動側回転部が、エンジンに連結する入力軸で
あり、また前記被動側回転部が、前後進切換え装置用プ
ラネタリギヤであり、 該プラネタリギヤが、前記前進用摩擦クラッチと連結す
る第1の回転要素及び後進用摩擦ブレーキに連結する第
2の回転要素を備え、 かつ、該後進用摩擦ブレーキが、前記ケース部材との間
に配設されると共に、該ケース部材に配設された油圧ア
クチュエータにて操作されてなり、 そして、前進時、前記前進用摩擦クラッチからのトルク
が、前記第1の回転要素のみを経て所定部材に伝達され
、また後進時、前記ケース部材に配設された油圧アクチ
ュエータへの油圧供給に基づく前記後進用摩擦ブレーキ
の作動により、前記入力軸のトルクが、前記第2の回転
要素の固定に基づく前記プラネタリギヤの歯面を介して
前記所定部材に伝達されてなる、 請求項1記載の自動変速機における摩擦係合装置。 3、前記前後進切換え装置用プラネタリギヤが、デュア
ルプラネタリギヤである、 請求項2記載の自動変速機における摩擦係合装置。 4、前記前後進切換え装置用プラネタリギヤの第1の回
転要素と前記所定部材とを、スプライン等の専らトルク
のみを伝達するトルク伝達手段にて連結してなる、 請求項2記載の自動変速機における摩擦係合装置。 5、前記自動変速機が、プライマリプーリ及びセカンダ
リプーリとの間にベルトを巻掛けてなるベルト式無段変
速装置を備えてなり、 かつ、前記所定部材が、前記プライマリプーリの入力部
材である、 請求項4記載の自動変速機における摩擦係合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1260920A JP3036761B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1260920A JP3036761B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03125056A true JPH03125056A (ja) | 1991-05-28 |
JP3036761B2 JP3036761B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=17354596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1260920A Expired - Fee Related JP3036761B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036761B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114912208A (zh) * | 2022-07-18 | 2022-08-16 | 盛瑞传动股份有限公司 | 变速箱异响优化方法及使用该方法的变速箱和车辆 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101571095B1 (ko) * | 2015-04-13 | 2015-11-23 | 최용채 | 물 분사 칫솔 |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP1260920A patent/JP3036761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114912208A (zh) * | 2022-07-18 | 2022-08-16 | 盛瑞传动股份有限公司 | 变速箱异响优化方法及使用该方法的变速箱和车辆 |
CN114912208B (zh) * | 2022-07-18 | 2022-10-11 | 盛瑞传动股份有限公司 | 变速箱异响优化方法及使用该方法的变速箱和车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3036761B2 (ja) | 2000-04-24 |
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