JP2636440B2 - 車両用のガラスアンテナ - Google Patents
車両用のガラスアンテナInfo
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- JP2636440B2 JP2636440B2 JP1283540A JP28354089A JP2636440B2 JP 2636440 B2 JP2636440 B2 JP 2636440B2 JP 1283540 A JP1283540 A JP 1283540A JP 28354089 A JP28354089 A JP 28354089A JP 2636440 B2 JP2636440 B2 JP 2636440B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等車両の後部窓ガラスに設けたガラス
アンテナに関し、特にTV放送波とFMラジオ放送波を受信
するに好適なガラスアンテナに関する。
アンテナに関し、特にTV放送波とFMラジオ放送波を受信
するに好適なガラスアンテナに関する。
[従来の技術] 近年、AM、FMなどのラジオ放送波以外にもTV放送波を
受信するための車両用ガラスアンテナが要望されるよう
になり、前部窓ガラスに垂直アンテナを設けるもの(特
開昭61−203702号)、後部窓ガラスの防曇用加熱線条上
部余白部にFMラジオ放送波、TV放送波を受信するアンテ
ナを設けるもの(特開昭61−121603号)など種々の提案
がされているが、後部窓ガラスは複数の加熱線条が面積
の大部分を占めるためアンテナの占有面積が小さくな
り、単独のアンテナでは勿論、複数のアンテナを設けて
ダイバーシティ受信を行っても、必ずしも十分な受信利
得を得ることができなかった。
受信するための車両用ガラスアンテナが要望されるよう
になり、前部窓ガラスに垂直アンテナを設けるもの(特
開昭61−203702号)、後部窓ガラスの防曇用加熱線条上
部余白部にFMラジオ放送波、TV放送波を受信するアンテ
ナを設けるもの(特開昭61−121603号)など種々の提案
がされているが、後部窓ガラスは複数の加熱線条が面積
の大部分を占めるためアンテナの占有面積が小さくな
り、単独のアンテナでは勿論、複数のアンテナを設けて
ダイバーシティ受信を行っても、必ずしも十分な受信利
得を得ることができなかった。
[発明の目的] 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
加熱線条が占める領域を利用することにより、アンテナ
占有面積の小さな後部窓ガラスにおいて、FMラジオ放送
波からTV放送波UHF帯までの非常に広範囲の周波数帯域
において受信利得を向上せしめた車両用ガラスアンテナ
を提供することを目的とする。
加熱線条が占める領域を利用することにより、アンテナ
占有面積の小さな後部窓ガラスにおいて、FMラジオ放送
波からTV放送波UHF帯までの非常に広範囲の周波数帯域
において受信利得を向上せしめた車両用ガラスアンテナ
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、車両用後部窓ガラスに防曇用加熱線条とと
もに線条アンテナを設けたガラスアンテナにおいて、前
記加熱線条と電気的に絶縁され、前記ガラスの側部エッ
ジから少なくとも50mm以上離して設けた垂直エレメント
を主たる構成とする第1のアンテナと、加熱線条と上辺
ガラスエッジの間に設けた水平エレメントを主たる構成
とする第2のアンテナあるいは/および加熱線条と下辺
ガラスエッジの間に設けた水平エレメントを主たる構成
とする第3のアンテナを少なくとも具備するとともに、
受信利得の高い方に切り替えて前記それぞれのアンテナ
単独で受信する、いわゆるダイバーシティ受信をするよ
うにしたことを特徴とする。
もに線条アンテナを設けたガラスアンテナにおいて、前
記加熱線条と電気的に絶縁され、前記ガラスの側部エッ
ジから少なくとも50mm以上離して設けた垂直エレメント
を主たる構成とする第1のアンテナと、加熱線条と上辺
ガラスエッジの間に設けた水平エレメントを主たる構成
とする第2のアンテナあるいは/および加熱線条と下辺
ガラスエッジの間に設けた水平エレメントを主たる構成
とする第3のアンテナを少なくとも具備するとともに、
受信利得の高い方に切り替えて前記それぞれのアンテナ
単独で受信する、いわゆるダイバーシティ受信をするよ
うにしたことを特徴とする。
[作用] 本発明者らは、本来、垂直アンテナが良好なアンテナ
であることに着目し、自動車用後部窓ガラスの加熱線条
と電気的に絶縁すれば、加熱線条の外側に設けるものは
勿論、内側に設けても、FMラジオ放送波からTV放送波ま
での電波、特に垂直偏波を受信するに好適なアンテナで
あることを見いだし本発明をなしたものである。
であることに着目し、自動車用後部窓ガラスの加熱線条
と電気的に絶縁すれば、加熱線条の外側に設けるものは
勿論、内側に設けても、FMラジオ放送波からTV放送波ま
での電波、特に垂直偏波を受信するに好適なアンテナで
あることを見いだし本発明をなしたものである。
従来使用されていないこの領域に第1のアンテナを設
けるとともに、従来使用されていた領域すなわち加熱線
条上部あるいは下部に設けた水平エレメントを主たる構
成とする水平偏波の電波を受信するに好適な第2のアン
テナあるいは/および第3のアンテナを組合せてダイバ
ーシティ受信することにより、放送局から水平偏波ある
いは垂直偏波として送信された電波が建物、建築物など
で反射され偏波面が変化することに対応して、単独の場
合に比較して、より好適に受信することができるように
したものである。
けるとともに、従来使用されていた領域すなわち加熱線
条上部あるいは下部に設けた水平エレメントを主たる構
成とする水平偏波の電波を受信するに好適な第2のアン
テナあるいは/および第3のアンテナを組合せてダイバ
ーシティ受信することにより、放送局から水平偏波ある
いは垂直偏波として送信された電波が建物、建築物など
で反射され偏波面が変化することに対応して、単独の場
合に比較して、より好適に受信することができるように
したものである。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図〜第3図はそれぞれ本発明のガラスアンテナを
自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例3を示
す正面図、第4図は第1図(実施例1)におけるaa線断
面図、第5図(a)〜(d)は第1のアンテナの変形
例、第6図(a)〜(c)は第2のアンテナの変形例、
第7図(a)〜(d)は第3のアンテナの変形例を示
す。
自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例3を示
す正面図、第4図は第1図(実施例1)におけるaa線断
面図、第5図(a)〜(d)は第1のアンテナの変形
例、第6図(a)〜(c)は第2のアンテナの変形例、
第7図(a)〜(d)は第3のアンテナの変形例を示
す。
実施例1 2枚の板ガラス1、1′をポリビニールブチラールな
どの中間膜2で接着した合わせガラスを自動車の後部窓
として装着した例により説明する。
どの中間膜2で接着した合わせガラスを自動車の後部窓
として装着した例により説明する。
中間膜2には、垂直エレメント3aを主たる構成として
水平エレメント3bを付加した第1のアンテナ3を、銅な
どの金属細線により水平エレメント3bの先端を突出させ
た状態で、熱融着して形成する。
水平エレメント3bを付加した第1のアンテナ3を、銅な
どの金属細線により水平エレメント3bの先端を突出させ
た状態で、熱融着して形成する。
車内側板ガラス1の凹面側には、防曇用加熱線条4、
4・・・4、ブスバー5、5とともに、水平エレメント
6aを主たる構成として、これらの水平エレメントを接続
するため、あるいはアンテナとして垂直エレメント6bを
付加した第2のアンテナ6を給電点を7として、第1の
アンテナの給電点8とともに、導電ペーストによりスク
リーン印刷、焼成して形成する。
4・・・4、ブスバー5、5とともに、水平エレメント
6aを主たる構成として、これらの水平エレメントを接続
するため、あるいはアンテナとして垂直エレメント6bを
付加した第2のアンテナ6を給電点を7として、第1の
アンテナの給電点8とともに、導電ペーストによりスク
リーン印刷、焼成して形成する。
この板ガラス1と車外側板ガラス1′を中間膜2をを
介して積層し、オートクレープ処理して合わせガラスと
し、第1のアンテナの水平エレメント3bの先端突出部を
車内側板ガラス1に折り返し、給電点8に半田付けした
ものを自動車の後部窓として装着する。
介して積層し、オートクレープ処理して合わせガラスと
し、第1のアンテナの水平エレメント3bの先端突出部を
車内側板ガラス1に折り返し、給電点8に半田付けした
ものを自動車の後部窓として装着する。
このようにして得られた車両用ガラスアンテナの各部
の寸法をA1=1,180mm、A2=1,460mm、B=730mm、C=6
80mm、D=620mm、E=15mm、F=50mm、G=560mm、H
=310mm、I=600mm、J=280mm、K=440mm、L=10m
m、M=290mm、N=100mm、O=35mm、P=30mm、Q=5
0mmとしたものによって76MHz〜108MHzのFMラジオ放送
波、1〜12チャンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz
〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波と垂直偏波におけ
る受信利得Gを測定したところ第1表に示す結果が得ら
れた。
の寸法をA1=1,180mm、A2=1,460mm、B=730mm、C=6
80mm、D=620mm、E=15mm、F=50mm、G=560mm、H
=310mm、I=600mm、J=280mm、K=440mm、L=10m
m、M=290mm、N=100mm、O=35mm、P=30mm、Q=5
0mmとしたものによって76MHz〜108MHzのFMラジオ放送
波、1〜12チャンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz
〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波と垂直偏波におけ
る受信利得Gを測定したところ第1表に示す結果が得ら
れた。
なお、受信利得Gは標準のダイポールアンテナの受信
利得を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と
略称する)であり、各バンドの平均値を表わす。
利得を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と
略称する)であり、各バンドの平均値を表わす。
この結果から明らかなように、従来の実用に供されて
いる良好な車両用ガラスアンテナの受信利得が水平偏波
のFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯、TV放送波UHF帯に対
してそれぞれ平均値で約−20dB、約−20dB、約−18dBで
あり、垂直偏波のFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯、TV
放送波UHF帯に対してそれぞれ平均値で約−19dB、約−1
9dB、約−17dBであるので、第1のアンテナ、第2のア
ンテナ単独でも、総ての帯域で上回っており良好なアン
テナであるが、水平偏波の電波に対しては第2のアンテ
ナが第1のアンテナより、垂直偏波の電波に対しては第
1のアンテナが第2のアンテナより、それぞれ受信利得
が高く第1のアンテナと第2のアンテナを組合せてダイ
バーシティ受信とすると何れの帯域においても、さらに
良好な結果が得られることがわかる。
いる良好な車両用ガラスアンテナの受信利得が水平偏波
のFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯、TV放送波UHF帯に対
してそれぞれ平均値で約−20dB、約−20dB、約−18dBで
あり、垂直偏波のFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯、TV
放送波UHF帯に対してそれぞれ平均値で約−19dB、約−1
9dB、約−17dBであるので、第1のアンテナ、第2のア
ンテナ単独でも、総ての帯域で上回っており良好なアン
テナであるが、水平偏波の電波に対しては第2のアンテ
ナが第1のアンテナより、垂直偏波の電波に対しては第
1のアンテナが第2のアンテナより、それぞれ受信利得
が高く第1のアンテナと第2のアンテナを組合せてダイ
バーシティ受信とすると何れの帯域においても、さらに
良好な結果が得られることがわかる。
実施例2 加熱線条上部余白部に設けた第2のアンテナに代え
て、加熱線条下部余白部に水平エレメント9aを主たる構
成として、これらの水平エレメントを接続するための垂
直エレメント9bを付加した第3のアンテナ9を給電点10
とともに設けた以外は実施例1と同じ構成にして、R=
100mm、S=30mm、T=10mmとしたものである。
て、加熱線条下部余白部に水平エレメント9aを主たる構
成として、これらの水平エレメントを接続するための垂
直エレメント9bを付加した第3のアンテナ9を給電点10
とともに設けた以外は実施例1と同じ構成にして、R=
100mm、S=30mm、T=10mmとしたものである。
このような車両用ガラスアンテナによって76MHz〜108
MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV放
送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波
と垂直偏波における受信利得G(ダイポール比)を測定
したところ第2表に示す結果が得られた。
MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV放
送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波
と垂直偏波における受信利得G(ダイポール比)を測定
したところ第2表に示す結果が得られた。
この結果から明らかなように、第3のアンテナはTV放
送波UHF帯を受信するに好適なアンテナであり、この帯
域の水平偏波に対しては第1のアンテナより受信利得が
高く、第1のアンテナと組合せてダイバーシティ受信と
すると、さらに良好な結果が得られることがわかる。
送波UHF帯を受信するに好適なアンテナであり、この帯
域の水平偏波に対しては第1のアンテナより受信利得が
高く、第1のアンテナと組合せてダイバーシティ受信と
すると、さらに良好な結果が得られることがわかる。
実施例3 水平エレメント6aを主たる構成として、これらの水平
エレメントを接続するため、あるいはアンテナとして垂
直エレメント6bを付加した第2のアンテナ6を代えた以
外は実施例1と同じ構成にして、G=560mm、H=480m
m、I=460mm、J=120mm、K=30mm、L=20mm、M=6
0mm、N=60mmとしたものである。このような車両用ガ
ラスアンテナによって76MHz〜108MHzのFMラジオ放送
波、1〜12チャンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz
〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波と垂直偏波におけ
る受信利得G(ダイポール比)を測定したところ第3表
に示す結果が得られた。
エレメントを接続するため、あるいはアンテナとして垂
直エレメント6bを付加した第2のアンテナ6を代えた以
外は実施例1と同じ構成にして、G=560mm、H=480m
m、I=460mm、J=120mm、K=30mm、L=20mm、M=6
0mm、N=60mmとしたものである。このような車両用ガ
ラスアンテナによって76MHz〜108MHzのFMラジオ放送
波、1〜12チャンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz
〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波と垂直偏波におけ
る受信利得G(ダイポール比)を測定したところ第3表
に示す結果が得られた。
この結果から明らかなように、本実施例の第2のアン
テナも、実施例1のそれと同等の特性を有し、何れの帯
域に対しても、単独で実用に供しうるが、第1のアンテ
ナと組合せてダイバーシティ受信すると、さらに好適で
あることがわかる。
テナも、実施例1のそれと同等の特性を有し、何れの帯
域に対しても、単独で実用に供しうるが、第1のアンテ
ナと組合せてダイバーシティ受信すると、さらに好適で
あることがわかる。
以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれ
ら限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
ら限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
第1のアンテナについて、垂直エレメントは中央部近
傍に設けたほうが受信利得が高く好ましいが、板ガラス
の側部エッジから50mm程度離せば金属ボディなどからの
影響をほとんど受けないので、中央部近傍に近い受信利
得を得ることができる。また、垂直エレメント長さは40
0mm〜800mmの範囲で車種に応じて適宜選択すればよい。
例えば、第5図(a)〜(d)に示すような変形例も実
施例1〜3とほぼ同等の受信利得が得られる。なお
(a)の11に示すように、インピーダンスの調整、指向
性改善などを目的とする各種の補助アンテナを付加する
こともできる。第5図(d)に示すようなアンテナはど
ちらか一方を設けて第1のアンテナとしてもよいが、両
方設けて他の第2のアンテナ、第3のアンテナなどとダ
イバーシティ受信すると有用である。この場合に両者の
受信利得はほとんど同じであるが、指向特性が左右対称
となるため指向性ダイバーシティとしての効果を有す
る。
傍に設けたほうが受信利得が高く好ましいが、板ガラス
の側部エッジから50mm程度離せば金属ボディなどからの
影響をほとんど受けないので、中央部近傍に近い受信利
得を得ることができる。また、垂直エレメント長さは40
0mm〜800mmの範囲で車種に応じて適宜選択すればよい。
例えば、第5図(a)〜(d)に示すような変形例も実
施例1〜3とほぼ同等の受信利得が得られる。なお
(a)の11に示すように、インピーダンスの調整、指向
性改善などを目的とする各種の補助アンテナを付加する
こともできる。第5図(d)に示すようなアンテナはど
ちらか一方を設けて第1のアンテナとしてもよいが、両
方設けて他の第2のアンテナ、第3のアンテナなどとダ
イバーシティ受信すると有用である。この場合に両者の
受信利得はほとんど同じであるが、指向特性が左右対称
となるため指向性ダイバーシティとしての効果を有す
る。
第2のアンテナについて、水平エレメントを主たる構
成とする第6図(a)〜(c)などに示すような各種の
アンテナも、水平偏波の電波を受信するに好適であり、
実施例1と同様の効果が期待できる。
成とする第6図(a)〜(c)などに示すような各種の
アンテナも、水平偏波の電波を受信するに好適であり、
実施例1と同様の効果が期待できる。
第3のアンテナについて、水平エレメントを主たる構
成とする第7図(a)〜(d)などに示すような各種の
アンテナも、水平偏波の電波を受信するに好適であり、
実施例2と同様の効果が期待できる。
成とする第7図(a)〜(d)などに示すような各種の
アンテナも、水平偏波の電波を受信するに好適であり、
実施例2と同様の効果が期待できる。
ダイバーシティ受信について、第1のアンテナと第2
のアンテナのダイバーシティ受信、第1のアンテナと第
3のアンテナのダイバーシティ受信を行うだけでも効果
があるが、これらのアンテナを同一の窓ガラスに設け
て、例えばFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯を受信する
ときには、第1のアンテナと第2のアンテナのダイバー
シティ受信、TV放送波UHF帯を受信するときには、第1
のアンテナ、第2のアンテナおよび第3のアンテナを組
合せてダイバーシティ受信を行うと、さらに好ましい結
果を得ることができる。また、本発明のアンテナとその
他のアンテナ、例えば、加熱線条アンテナ、フロントガ
ラスアンテナ、ポールアンテナ等と組合せてFMラジオ放
送波、TV放送波に対してダイバーシティ受信をすること
も有効である。
のアンテナのダイバーシティ受信、第1のアンテナと第
3のアンテナのダイバーシティ受信を行うだけでも効果
があるが、これらのアンテナを同一の窓ガラスに設け
て、例えばFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯を受信する
ときには、第1のアンテナと第2のアンテナのダイバー
シティ受信、TV放送波UHF帯を受信するときには、第1
のアンテナ、第2のアンテナおよび第3のアンテナを組
合せてダイバーシティ受信を行うと、さらに好ましい結
果を得ることができる。また、本発明のアンテナとその
他のアンテナ、例えば、加熱線条アンテナ、フロントガ
ラスアンテナ、ポールアンテナ等と組合せてFMラジオ放
送波、TV放送波に対してダイバーシティ受信をすること
も有効である。
加熱線条、第2のアンテナ、第3のアンテナは同一面
に設ける必要があるが、合わせガラスの場合に、第1の
アンテナは異なる面に設けるほうがよく、しかもどちら
を車内側に設けてもアンテナの受信利得は大差ないの
で、実施例の構成以外にも、第1のアンテナと加熱線条
等をそれぞれ面が異なるようにさえすれば、車内側板ガ
ラスの凹面側、凸面側、車外側板ガラスの凹面側、中間
膜面の何処に設けてもよい。従って、車内側板ガラスの
凸面側に加熱線条等を、車外側板ガラスの凹面側に第1
のアンテナを、それぞれ導電ペーストをスクリーン印刷
して形成したもの、あるいは逆の構成にしたもの、車内
側板ガラスの凹面側に加熱線条等を、車外側板ガラスの
凹面側に第1のアンテナを、それぞれ導電ペーストをス
クリーン印刷して形成したもの、あるいは逆の構成にし
たもの、実施例と逆の構成にしたものなど各種の構成を
採用することができる。また、単板ガラスの場合には車
内側板ガラスの凹面側に加熱線条、第2のアンテナ、第
3のアンテナを導電ペーストにより形成した後、セラミ
ックペーストなどにより形成した絶縁層を介して第1の
アンテナを導電ペーストにより形成すればよい。
に設ける必要があるが、合わせガラスの場合に、第1の
アンテナは異なる面に設けるほうがよく、しかもどちら
を車内側に設けてもアンテナの受信利得は大差ないの
で、実施例の構成以外にも、第1のアンテナと加熱線条
等をそれぞれ面が異なるようにさえすれば、車内側板ガ
ラスの凹面側、凸面側、車外側板ガラスの凹面側、中間
膜面の何処に設けてもよい。従って、車内側板ガラスの
凸面側に加熱線条等を、車外側板ガラスの凹面側に第1
のアンテナを、それぞれ導電ペーストをスクリーン印刷
して形成したもの、あるいは逆の構成にしたもの、車内
側板ガラスの凹面側に加熱線条等を、車外側板ガラスの
凹面側に第1のアンテナを、それぞれ導電ペーストをス
クリーン印刷して形成したもの、あるいは逆の構成にし
たもの、実施例と逆の構成にしたものなど各種の構成を
採用することができる。また、単板ガラスの場合には車
内側板ガラスの凹面側に加熱線条、第2のアンテナ、第
3のアンテナを導電ペーストにより形成した後、セラミ
ックペーストなどにより形成した絶縁層を介して第1の
アンテナを導電ペーストにより形成すればよい。
加熱線条については水平方向に配設したもの以外に
も、垂直方向に配設したものでもよい。
も、垂直方向に配設したものでもよい。
[発明の効果] 本発明のガラスアンテナは、従来、使用されていない
領域に設けた第1のアンテナと加熱線条上部あるいは下
部余白部に設けた第2あるいは第3のアンテナと少なく
ともダイバーシティ受信をすることにより、FMラジオ放
送波からTV放送波UHF帯までの76MHz〜770MHzの非常に広
範囲にわたる周波数帯域において受信利得を格段に向上
させるものである。
領域に設けた第1のアンテナと加熱線条上部あるいは下
部余白部に設けた第2あるいは第3のアンテナと少なく
ともダイバーシティ受信をすることにより、FMラジオ放
送波からTV放送波UHF帯までの76MHz〜770MHzの非常に広
範囲にわたる周波数帯域において受信利得を格段に向上
させるものである。
第1図〜第3図はそれぞれ本発明のガラスアンテナを自
動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例3を示す
正面図、第4図は第1図(実施例1)におけるaa線断面
図、第5図(a)〜(d)は第1のアンテナの変形例、
第6図(a)〜(c)は第2のアンテナの変形例、第7
図(a)〜(d)は第3のアンテナの変形例を示す。 1、1′……板ガラス、2……中間膜 3……第1のアンテナ、3a……垂直エレメント 3b……水平エレメント 6……第2のアンテナ、6a……水平エレメント 6b……垂直エレメント 9……第3のアンテナ、9a……水平エレメント 9b……垂直エレメント
動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例3を示す
正面図、第4図は第1図(実施例1)におけるaa線断面
図、第5図(a)〜(d)は第1のアンテナの変形例、
第6図(a)〜(c)は第2のアンテナの変形例、第7
図(a)〜(d)は第3のアンテナの変形例を示す。 1、1′……板ガラス、2……中間膜 3……第1のアンテナ、3a……垂直エレメント 3b……水平エレメント 6……第2のアンテナ、6a……水平エレメント 6b……垂直エレメント 9……第3のアンテナ、9a……水平エレメント 9b……垂直エレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−101402(JP,A) 特開 昭58−196702(JP,A) 特開 昭62−18840(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】車両用後部窓ガラスに防曇用加熱線条とと
もに線条アンテナを設けたガラスアンテナにおいて、前
記加熱線条と電気的に絶縁され、前記ガラスの側部エッ
ジから少なくとも50mm以上離して設けた垂直エレメント
を主たる構成とする第1のアンテナと、加熱線条と上辺
ガラスエッジとの間に設けた水平エレメントを主たる構
成とする第2のアンテナあるいは/および加熱線条と下
辺ガラスエッジの間に設けた水平エレメントを主たる構
成とする第3のアンテナを少なくとも具備するととも
に、受信利得の高い方に切り替えて前記それぞれのアン
テナ単独で受信するようにしたことを特徴とする車両用
のガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283540A JP2636440B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 車両用のガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283540A JP2636440B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 車両用のガラスアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03145203A JPH03145203A (ja) | 1991-06-20 |
JP2636440B2 true JP2636440B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17666856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1283540A Expired - Fee Related JP2636440B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 車両用のガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2636440B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW508865B (en) * | 2000-06-22 | 2002-11-01 | Asahi Glass Co Ltd | Glass antenna for an automobile |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6218840A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-27 | Sony Corp | 車載用ダイバ−シテイアンテナ装置 |
JPH03101402A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-26 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 自動車用ガラスアンテナ |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1283540A patent/JP2636440B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03145203A (ja) | 1991-06-20 |
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