JPS58196702A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グイバシテイ受信システムを構成する自動車
用ガラスアンテナに関する。

走行中の自動車においてＦＭ放送等のラジオ電波を受信
する場合、走行方向について受信電波の電界強度が変動
するために生ずる周期的なフェージングや、受信点の移
動に伴なうマルチパス歪の時間変動等の原因によって受
信音質が劣化し易く、特に、短い周期で受信音が１パサ
パサ”ととぎれて、受信内容の認識が困難になることが
ある。

本発明は、この問題を解消し得る受信システムを提供す
るものであり、特に指向特性の異なる２つのアンテナパ
ターンを効果的に組合わせて指向性ダイバシテイ受信を
行い得るようにしたものである。

以下本発明の実施例を図面に従って説明する。

＃！１図は本発明の一つの実施例を示す自動車のリア窓
ガラスの正面図及び電気回路図である。第１図のリア窓
ガラス＋１）には曇り止めのための多数のヒーターａ（
２）が設けられ、これらのヒーター線（２）は上下二群
に分けられて、バッチＩＪ−（３１から母１！　（４１
（５３（６１を経て加熱電流が流される。なお加熱電ｆ
Ｌｆ供給する一対の給電１１（７）　（８）には、ヒー
ター線ｔｚ＋１ｉＩ８ｂ周波帯域において接地点から浮
かすために、ＡＪＩＩＩＩ波チョークフチヨークコイル
Ｉが挿入され、またホット側の給電線（７）には、ノイ
ズ除去用のデカップリングコンデンサａυが接続されて
いる。

なおヒーター＠　（２＋を二群に分けずに、母線（４１
ｆ６１を共通にし、母１！　１４１　（６１と母線（５
）との間に加熱電流を流すような給電方式であってもよ
い。

ヒーター！！（２＋の上部には、ＦＭ受信用の第１のア
ンテナ線条Ｑ場か設けられている。このアンテナ線条０
１は、一本の厘ＷＡを折り曲げた如くに端部が結合され
た上下６段の水平方向の線条（１４ａ）（１４ｂ）　＋
（１４Ｃ）から成る主アンテナＩと、この主アンテナＱ
４１の上部及び下部に配置された夫々一本の線条から成
る補助アンテナ線条暖Ｑｅを備えている。

下側の補助アンテナｏＧはヒーターから誘導され−る受
信波を主アンテナ線条（１４ｃ）の側に伝達してアンテ
ナの指向特性を改善する目的て付設されている。この補
助アンテナＱｆ９は、窓ガラス（１）の中心線上の位置
において電気的に整合された状態で主アンテナ線条（１
４りと結合されている。

”また上側の補助アンテナＱ９も無指向特性を得る目的
で付設され、整合作用を持つ連結線条ａηを介して、中
段の主アンテナ線条、（１４ｂ）の中心層より外れた位
置に存在する１つのチューニングポイントにおいて結合
されている。この補、、助アンテナＯ５と最上段の主ア
ンテナ線条（１４１）とは所定−ｊｌさにわたって近接
対向していて１両者の関・の誘−導結合によっても指向
性の改善か図られている。

上述のパターンを持つ第１のアンテナ線条０３の各部の
好ましい寸法は、次の表の第１例及び第膳例の如くであ
る。

主アンテナ線条０３＋の出力は、給電点側からプリアン
プ０３を介してスイッチ回路■に導出される。

ヒーター線（２１の下部には、ダイバシテイ受信のため
の第２のアンテナ線条（ハ）が設けられている。

この第２のアンテナ線条■は、ヒーター＠　（２＋に沿
って近接配置された単一線のアンテナ線条＜２３８．）
と、一本の直線を折り曲げた如くに結合された６本の水
平方向の平行線条（２３ｂ）（２５Ｃ）　（２３ｄ）か
ら成っている。最下段の線条（２５ｂ）の一端と、単一
線のアンテナ線条（２３Ｍ）の中点とが結合されている
。

これらの線条（２３ａ）〜（２３ｄ）で構成されたＷＡ
２のアンテナ線条（２２１の好ましい寸法範囲は次の如
（である。

Ａ＝１０〜７０輸 ８点：センター±１００１ Ｃ＝２５〜２６０ＩＩｒ１１ Ｃ’＝　１３〜４０Ｍ　　　　　”　”：□′Ｄ＝４０
０ζ７００Ｍ Ｅ＝３〜１０■ Ｆ＝３〜２０＋ｗ Ｌ＝６　０　０”　１　１　０　０ｍｍ第２のアンテナ
線条＠の出力は、線条（２３ｄ）の一端の給電点（２）
からプリアンプ内を介してスイッチ１ｇｌ路（４）に導
出される。スイッチ回路四の出力はＦ　Ｍチューナーに
与えられ、このチューナーに設けられた受信状態の弁別
回路において％第１及び第２のアンテナ線条（１３曽の
受信状態の良好な方の出力を選択する選択信号８が形、
１ｌｉｌｌ：される。この選択信号Ｓに基いてスイッチ
回路（４）が切換えられるＰ９ＴＩ１１ダイバレテイ受
信が行われる。

ａ１４１のアンテナ線条（１３１と第２のアンテナ１日
力とは指向特性に関して相補関係にあり、夫々異なる角
度位置においてティップ点または受信不女定領域を有し
ている。

１ｉｉ２Ａ図〜１ｌｔ２０図はＷ、１及び第２のアンテ
ナ＃　＊　（１；１四の指向特性線間（電圧スケール）
であって％Ａ、Ｈ，Ｃは受信波周波数が夫々８Ｑ　ＭＨ
ｚ　。

８４ｂＡＨ１、９０ＭＨｚの場合で、角度σが電波の到
来方向である。なおヒーター線（２）の上側の第１のア
ンテナ線条−の各部の寸法は前記表の＃Ｊ１例のもので
あり、下側の第２のアンテナ線条翰の各部の寸法は、Ａ
＝３０ｍｍ、８点−中点、ｃ’＝５蘭、Ｄ−５５０ｍｍ
、　Ｆ＝　５Ｍ、　Ｌ＝　１０００ｍである。他の寸法
は既述の好ましい範囲内に設定されている。

第２Ａ図〜ｍ２Ｂ図から明らかなように第１のアンテナ
線条０３の指向特性（点線で示す）は、０＠の角度位置
にディツプ点をＭしている。−万、第２のアンテナ線条
Ｗ４の指向特性（実線で示す）は、２７０°の角度位置
にディップ点着しくは受信レベルが低下する角度領域を
有している。すなわち、上側の第１のアンテナは自動車
の進行方向に対してほぼ直角な方向から到来する電波に
対して受信感度が良好であり、下側のｌｓ２のアンテナ
は自動車の進行方向の到来電波に対し゛Ｃ受信感度が良
好である。従って、一方の受信能力が低下する部分を他
方で補うタイバシティ受信を行って、指向特性による劣
化が少ない受信音を得ることができる。

次に第３図はａ１４１のアンテナ線条ａ３のパターンを
変更した別の実施例を示している。この実施例の第１の
アンテナ線条（１３のパターンは％ｗＪ１図の実施例に
おける主アンテナＩの線条（１４ｂ）と（１４Ｃ）との
間に一本の線条（１４ｄ）を加えたものである。

６本の平行な一条（１４ｂ）〜（１４ｄ）はＥ字状に結
合されている。主アンテナα尋の上下に配置された補助
アンテナ（１５（１１は、ｉｌｌの実施例と同じもので
あるが、夫々第１因とは異なるチューニングポイントに
おいて主アンテナ線条（１４ｂ）及び（１４Ｃ）に接続
されている。第２のアンテナ線条（ハ）のパターンは１
８１図と同一である。

１Ｍ４ム図〜ｍ！４Ｃ図は、第５図の第１及び第２のア
ンテナ線条（１３ｃ？２１の８０　Ｍ）１ｇ　、８４　
ＭＨｚ　、　９　［３ＭＨｚにおける指向特性締固であ
る。なおこの特性を示す第２のアンテナ線条に）の第１
図に対応する各部の寸法は、Ａ＝３０園、Ｂ＝中点、”
””１５ｗ、Ｄ＝６００−ｍ％ｍ　＝　５　ｖｍ　、　
Ｆ　＝　５閣、Ｌ＝８［１０閣である。

＠４Ａ４Ａ第４Ｃ図に示すように、この実施例のアンテ
ナパターンについても、第１のアンテナ線条Ｉか自動車
の進行方向に到来する電波に対して受信感度が低゛下す
る傾向を持つので、これｆ第２のアンテナ線条（２）で
補うことにより、無指向性に近い受信出力を得ることが
できる。

第５Ａ図及び第５Ｂ図は、夫々第３図のアンテナパター
ンを持つ自動車が到来電波と同方向及び直角方向に移動
する場合の第１及び第２のアンテナ線条ａ３（ハ）の受
信レベルの時間変動を示すグラフである。

第５Ａ図に示すように電波到来方向と同方向に自動車が
移動する場合には、第２（下１Ｉ）−のアンテナｃ！ａ
の受イ８レベルが実線の如く大である。一方、第１（上
１４ｉ１）のアンテナａ１の受信レベルは点線の如く小
さい上、移動に伴なって受信レベルが短周期で大きく移
動するような不安定な受信特性管示す。逆に、第５Ｂ図
に示すように電波到来方向と直角方向に自動車が移動す
る場合には、１ｓ１及び第２のアンテナの受信レベルは
ほぼ同一であるへ第２のアンテナは実線の如くにレベル
変動が激しく、不安定な受９ｓ％性を示す。

上述の如く、上下２つのアンテナ０３Ｃ？ａは自動車の
進行方向に応じて受信特性が大きく異なり、一方を他方
で補うことができるから、ダイバシテイ受信を行うこと
により、自動車の遊行方向による受信特性の変動が少な
い受信音を得ることができる。

なお第１（上＠）のアンテナパターンとしては上述の実
施例の外に種々のパターンを用いることができる。例え
ば、一本の水平方向のアンテナ線条を用い、そのほぼ中
央から出力を取り出すようにしたダイポール様のアンテ
ナ、複数本の水平線条を組み合わせたアンテナ、ヒータ
ー線（２）と結合されているアンテナなどを用いること
ができる。

これらの公知のアンテナパターンは一般に自動車進行方
向の到来波に対して受信能力が低下するので、下側の纂
２のアンテナと組合せたダイバシテイ受信でもって受信
特性を改善することができａンデナ縁条（２）をヒータ
ー１ｉｌ（２＋の下側に設けて、ヒーター婦（２）の上
側に設けられた第１のアンテナａ　　　！条の受信出力
を補い得るようにしたので、第１及び第２のアンテナを
切換えるダイパシテイ受信によって、自動車進行方向に
よる受信レベルの変動を軽減した商品質の受信音を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一つの実施例を示す自動車のリア窓ガ
ラスの正面図及び電気回路図、第２Ａ図〜第２Ｃ図は夫
／ｒ　８０　ＭＨｚ　、　８４　ＭＨｚ及び９９ｂＡＨ
ｚの電波についての第１図の実施例の第１（上１１）及
び！！２（下側〕のアンテナの指向特性＊ｒｑ１．、帛
６図は本発明の別の実施例を示す第１図と同様な正面図
及び電気回路図、第４Ａ図〜第４Ｃ図は纂６図の第１及
びＭ２のアンテナの轡同特性を示す第２Ａ図〜第２Ｃ図
と同様な縁岬、第５Ａ図及び第５Ｃ図は第３図の第１（
上例）及び第？（下側）のアンテナについての自動車の
異なる移動方向での受４Ｍ？ベルの時間変動を示す、グ
ラフである。 なお図面に用いられた符号において、 （１）・・・・・・・・・・・・・・・リア窓ガラス（
２）・・・・・・・・・・・・・・・ヒーター線（Ｉ３
・・・・・・・・・・・・・・・第１のアンテナ縁条翰
・・・・・・・・・・・・・・・スイッチ回路（２）・
・・・・・・・・・・・・・・第２のアンテナ線条であ
る。 代理人　土産　勝 Ｉ　　　　　　常　　包　　芳　　男 ｌ　　　　　　杉　　浦　　俊　　責 ６　　Ｃ 味　　　　　　　　　　綜 味

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　自動車のリア窓ガラスに設けられた加熱用ヒーター
   線と、このヒーター線の上部及び下部に設けられた第１
   及びＩ！２のアンテナとを具備し、上記第２のアンテナ
   が、上記ヒーター線に沿って近接して配置された水平方
   向の１本の細条と、この線条のほぼ中点に接続した線条
   を２回折返した如くに結合されている６本の平行な水平
   方向の一条とから成り、上記第１及びｊ１２のアンテナ
   をスイッチ回路番こ接続して何れか一万の受信信号を選
   択することにより、少なくとも自動車の進行方向と同方
   向の到来電波についての上記第１のアンテナの受信出力
   の低下を上記ｊＩ２のアンテナによって補い得るように
   したことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。 ２、上記第１のアンテナが、一本の直線を折り曲げた如
   くに互に結合された上下６段の平行な線条から成る主ア
   ンテナと、この主アンテナの上側及び下＠憂こ配置され
   た夫々一本の線条から成る補助アンテナとを夫々備え、
   上記窓ガラスの垂直方向中心値位置の近傍において下側
   の補助アンテナ線条と下段の主アンテナ線条とが結合さ
   れ、更に上側の補助アンテナの上記中心線位置と中段の
   主アンテナ−条の上記中心線位置から外れた位置とが互
   に結合され、また上段の主アンテナ−条が上記上側補助
   アンテナ線条と所定長さにわたって近接対向した状態で
   上記中心値付近まで延はされていることそ特徴とＴる特
   許請求の範８第１項に記載の自動車用・ガラスアンテナ
   。 ６、　上記第１のアンテナが、８字状に結″合された上
   下６段の平行な線条及びその上段の線条の折返し部分か
   ら成る主アンテナと、この主アンテナの上側及び下側に
   □配置された夫々一本の線条から成る補助アンテナとを
   夫々備え、上側の補助アンテナと上記主アンテナの上段
   線条とが結合され、また下側の補助アンテナと主アンテ
   ナの下段線条とが結合され、更に上記主アンテナ線条の
   上紀折返し部分と上側の補助アンテナとが所定長さ番こ
   わた′つて近接対向していることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項の自動車用ガラスアンテナ。