JP2638711B2 - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents
車両用ガラスアンテナInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等車両の後部窓ガ
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にTV放送波と
FMラジオ放送波を受信するに好適なガラスアンテナに
関する。
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にTV放送波と
FMラジオ放送波を受信するに好適なガラスアンテナに
関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、AM、FMなどのラ
ジオ放送波以外にもTV放送波を受信するための車両用
ガラスアンテナが要望されるようになり、前部窓ガラス
に垂直アンテナを設けるもの(特開昭61-203702 号)、
後部窓ガラスの防曇用加熱線条上部余白部にFMラジオ
放送波、TV放送波を受信するアンテナを設けるもの
(特開昭61-121603 号)など種々の提案がされている
が、後部窓ガラスは複数の加熱線条が面積の大部分を占
めるためアンテナの占有面積が小さくなり、十分な受信
利得を得ることができなかった。
ジオ放送波以外にもTV放送波を受信するための車両用
ガラスアンテナが要望されるようになり、前部窓ガラス
に垂直アンテナを設けるもの(特開昭61-203702 号)、
後部窓ガラスの防曇用加熱線条上部余白部にFMラジオ
放送波、TV放送波を受信するアンテナを設けるもの
(特開昭61-121603 号)など種々の提案がされている
が、後部窓ガラスは複数の加熱線条が面積の大部分を占
めるためアンテナの占有面積が小さくなり、十分な受信
利得を得ることができなかった。
【0003】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加熱線条の下部余白部を利用することによ
り、アンテナ占有面積の小さな後部窓ガラスにおいて、
FMラジオ放送波からTV放送波UHF帯までの非常に
広範囲の周波数帯域において受信利得を向上せしめると
ともに、キーレスエントリー用のアンテナとしても使用
可能な車両用ガラスアンテナを提供することを目的とす
る。
のであり、加熱線条の下部余白部を利用することによ
り、アンテナ占有面積の小さな後部窓ガラスにおいて、
FMラジオ放送波からTV放送波UHF帯までの非常に
広範囲の周波数帯域において受信利得を向上せしめると
ともに、キーレスエントリー用のアンテナとしても使用
可能な車両用ガラスアンテナを提供することを目的とす
る。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両用後部
窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余白部に設けた車両用
ガラスアンテナにおいて、一方の側方部に設けた給電点
に接続される水平線条を主たる構成とする第1のエレメ
ントと、第1のエレメントの下方あるいは上方であって
前記給電点から窓ガラス中央部に向けて水平に延び、ほ
ぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側に折り返し
て一方の側方部に向けて水平に延び、その先端部をさら
に第1のエレメントとは反対側に折り返し、この部分か
ら1本あるいは2本の水平線条で水平に延び、1本の場
合には先端を開放にし、2本の場合には先端を閉じるよ
うにした線条を配設した第2のエレメントを具備すると
ともに、第1のエレメントと第2のエレメントの間隔を
15mm〜35mmの範囲になるようにしたことを特徴
とする。
窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余白部に設けた車両用
ガラスアンテナにおいて、一方の側方部に設けた給電点
に接続される水平線条を主たる構成とする第1のエレメ
ントと、第1のエレメントの下方あるいは上方であって
前記給電点から窓ガラス中央部に向けて水平に延び、ほ
ぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側に折り返し
て一方の側方部に向けて水平に延び、その先端部をさら
に第1のエレメントとは反対側に折り返し、この部分か
ら1本あるいは2本の水平線条で水平に延び、1本の場
合には先端を開放にし、2本の場合には先端を閉じるよ
うにした線条を配設した第2のエレメントを具備すると
ともに、第1のエレメントと第2のエレメントの間隔を
15mm〜35mmの範囲になるようにしたことを特徴
とする。
【0005】
【作用】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余
白部に設けた車両用ガラスアンテナにおいて、第1のエ
レメントの下方あるいは上方であって前記給電点から窓
ガラス中央部に向けて水平に延び、ほぼ中央部で前記第
1のエレメントとは反対側に折り返して一方の側方部に
向けて水平に延び、その先端部をさらに第1のエレメン
トとは反対側に折り返しこの部分から1本あるいは2本
の水平線条で水平に延び、1本の場合には先端を開放に
し、2本場合には先端を閉じるようにした第2のエレメ
ントがFMラジオ放送波からTV放送波湯UHF帯域ま
での広帯域にわたり受信利得が高く、主アンテナとして
作用するが、これだけでは受信利得の低い帯域があるの
で、第1のエレメントがこの部分を補う補助エレメント
として作用しており、その結果FMラジオ放送波からT
V放送波UHF帯の広帯域にわたり実用レベルで受信す
ることができるものである。
白部に設けた車両用ガラスアンテナにおいて、第1のエ
レメントの下方あるいは上方であって前記給電点から窓
ガラス中央部に向けて水平に延び、ほぼ中央部で前記第
1のエレメントとは反対側に折り返して一方の側方部に
向けて水平に延び、その先端部をさらに第1のエレメン
トとは反対側に折り返しこの部分から1本あるいは2本
の水平線条で水平に延び、1本の場合には先端を開放に
し、2本場合には先端を閉じるようにした第2のエレメ
ントがFMラジオ放送波からTV放送波湯UHF帯域ま
での広帯域にわたり受信利得が高く、主アンテナとして
作用するが、これだけでは受信利得の低い帯域があるの
で、第1のエレメントがこの部分を補う補助エレメント
として作用しており、その結果FMラジオ放送波からT
V放送波UHF帯の広帯域にわたり実用レベルで受信す
ることができるものである。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図6は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例6
を示す正面図である。
明する。図1〜図6は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例6
を示す正面図である。
【0007】実施例1、実施例2 図1に示す実施例1と図2に示す実施例2はいずれも、
請求項1に示す構成にし、単板ガラスを自動車の後部窓
ガラスに装着した例である。
請求項1に示す構成にし、単板ガラスを自動車の後部窓
ガラスに装着した例である。
【0008】実施例1は図1に示すように板ガラス1の
車内側には、防曇用加熱線条2、2、・・・2、ブスバ
ー3、3、水平線条から構成される第1のエレメント
4、一方の側方部から窓ガラス中央部に向けて水平に延
び、ほぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側に折
り返して一方の側方部に向けて水平に延び、その先端部
をさらに第1のエレメントとは反対側に折り返して水平
に延びる線条を配設した第2のエレメント5、両エレメ
ントに接続される給電点6を導電ペーストによりスクリ
ーン印刷、焼成して形成する。
車内側には、防曇用加熱線条2、2、・・・2、ブスバ
ー3、3、水平線条から構成される第1のエレメント
4、一方の側方部から窓ガラス中央部に向けて水平に延
び、ほぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側に折
り返して一方の側方部に向けて水平に延び、その先端部
をさらに第1のエレメントとは反対側に折り返して水平
に延びる線条を配設した第2のエレメント5、両エレメ
ントに接続される給電点6を導電ペーストによりスクリ
ーン印刷、焼成して形成する。
【0009】このようにして得られた車両用ガラスアン
テナの各部の寸法をA1 =1120mm、A2 =142
0mm、B=690mm、C=160mm、D=25m
m、E=550mm、F=40mm、G=450mm、
H=10mm、I=110mm、J=5mm、K=80
mmとしたものによって76MHz〜108MHzのF
Mラジオ放送波、1〜3チャンネルにおけるTV放送波
VHF帯ロウチャンネル(以下、TV放送波VHF−L
帯と略称する)、4〜12チャンネルにおけるTV放送
波VHF帯ハイチャンネル(以下、TV放送波VHF−
H帯と略称する)470MHz〜770MHzのTV放
送波UHF帯の受信利得を測定して、標準のダイポール
アンテナの受信利得を0dBとしたときの利得差(以
下、ダイポール比と略称する)で示すと、それぞれ平均
値で−17.2dB、−16.9dB、−18.3d
B、−18.1dBとなり、従来の実用に供されている
良好な車両用ガラスアンテナの受信利得がFMラジオ放
送波、TV放送波VHF帯、TV放送波UHF帯に対し
てそれぞれ平均値で約−20dB、約−20dB、約−
20dB、 約−18dBであるので、FMラジオ放送
波、TV放送波VHF帯では上回り、TV放送波UHF
帯でも同等であり、良好なアンテナであることがわか
る。
テナの各部の寸法をA1 =1120mm、A2 =142
0mm、B=690mm、C=160mm、D=25m
m、E=550mm、F=40mm、G=450mm、
H=10mm、I=110mm、J=5mm、K=80
mmとしたものによって76MHz〜108MHzのF
Mラジオ放送波、1〜3チャンネルにおけるTV放送波
VHF帯ロウチャンネル(以下、TV放送波VHF−L
帯と略称する)、4〜12チャンネルにおけるTV放送
波VHF帯ハイチャンネル(以下、TV放送波VHF−
H帯と略称する)470MHz〜770MHzのTV放
送波UHF帯の受信利得を測定して、標準のダイポール
アンテナの受信利得を0dBとしたときの利得差(以
下、ダイポール比と略称する)で示すと、それぞれ平均
値で−17.2dB、−16.9dB、−18.3d
B、−18.1dBとなり、従来の実用に供されている
良好な車両用ガラスアンテナの受信利得がFMラジオ放
送波、TV放送波VHF帯、TV放送波UHF帯に対し
てそれぞれ平均値で約−20dB、約−20dB、約−
20dB、 約−18dBであるので、FMラジオ放送
波、TV放送波VHF帯では上回り、TV放送波UHF
帯でも同等であり、良好なアンテナであることがわか
る。
【0010】図2に示す実施例2は、H=20mm、K
=70mmとして長さが220mmの補助エレメント7
を付加した以外は実施例1と同じ構成、寸法としたもの
である。
=70mmとして長さが220mmの補助エレメント7
を付加した以外は実施例1と同じ構成、寸法としたもの
である。
【0011】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ平均値で−1
6.5dB、−16.2dB、−18.9dB、−1
7.8dBとなり、実施例1をさらに上回る良好な結果
が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ平均値で−1
6.5dB、−16.2dB、−18.9dB、−1
7.8dBとなり、実施例1をさらに上回る良好な結果
が得られた。
【0012】実施例3、実施例4 図3に示す実施例3と図4に示す実施例4はいずれも請
求項2に示す構成にした例である。
求項2に示す構成にした例である。
【0013】図3に示す実施例3は第1のエレメントの
長さをC=10mmとし、第2のエレメント5を構成す
る線条の先端をループにして、H1=10mm、H2=1
0mm、I=40mm、K=70mmとした以外は実施
例1と同じ構成、寸法にしたものである。
長さをC=10mmとし、第2のエレメント5を構成す
る線条の先端をループにして、H1=10mm、H2=1
0mm、I=40mm、K=70mmとした以外は実施
例1と同じ構成、寸法にしたものである。
【0014】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ平均値で−1
7.6dB、−17.5dB、−17.7dB、−1
8.9dBとなり、実施例1と同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ平均値で−1
7.6dB、−17.5dB、−17.7dB、−1
8.9dBとなり、実施例1と同等の結果が得られた。
【0015】図4に示す実施例4は、長さが150mm
の補助エレメント8を付加した以外は実施例3と同じ構
成、寸法としたものである。このような車両用ガラスア
ンテナによってFMラジオ放送波、TV放送波VHF−
L帯、TV放送波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の
受信利得(ダイポール比)を測定したところ、それぞれ
平均値で−17.0dB、−16.8dB、−17.3
dB、−18.8dBとなり、実施例1と同等の結果が
得られた。
の補助エレメント8を付加した以外は実施例3と同じ構
成、寸法としたものである。このような車両用ガラスア
ンテナによってFMラジオ放送波、TV放送波VHF−
L帯、TV放送波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の
受信利得(ダイポール比)を測定したところ、それぞれ
平均値で−17.0dB、−16.8dB、−17.3
dB、−18.8dBとなり、実施例1と同等の結果が
得られた。
【0016】実施例5 図5に示す実施例5は実施例1とは、第1のエレメント
4と第2のエレメント5を上下逆にして請求項3に示す
構成にした例であり、C=180mm、D=30mm、
E=600mm、F=40mm、G=550mm、H=
20mm、I=180mm、J=10mm、K=80m
mとし、長さ150mmの補助エレメント9を付加した
以外実施例1と同じ構成、寸法としたものである。
4と第2のエレメント5を上下逆にして請求項3に示す
構成にした例であり、C=180mm、D=30mm、
E=600mm、F=40mm、G=550mm、H=
20mm、I=180mm、J=10mm、K=80m
mとし、長さ150mmの補助エレメント9を付加した
以外実施例1と同じ構成、寸法としたものである。
【0017】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ実施例1とほぼ
同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ実施例1とほぼ
同等の結果が得られた。
【0018】実施例6 図6に示す実施例6は実施例3とは、第1のエレメント
4と第2のエレメント5を上下逆にして請求項4に示す
構成にした例であり、D=30mm、F=40mm、H
1 =10mm、H2 =10mm、I=400mmとし、
長さ70mmの補助エレメント10、長さが100mm
の補助エレメント11を付加した以外実施例5と同じ構
成、寸法としたものである。
4と第2のエレメント5を上下逆にして請求項4に示す
構成にした例であり、D=30mm、F=40mm、H
1 =10mm、H2 =10mm、I=400mmとし、
長さ70mmの補助エレメント10、長さが100mm
の補助エレメント11を付加した以外実施例5と同じ構
成、寸法としたものである。
【0019】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ実施例1とほぼ
同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ実施例1とほぼ
同等の結果が得られた。
【0020】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第1のエレメントについて、長さCは50
〜500mm、好ましくは100〜200mmの範囲が
よい。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第1のエレメントについて、長さCは50
〜500mm、好ましくは100〜200mmの範囲が
よい。
【0021】第2のエレメントについて、給電点から窓
ガラス中央部に向けて水平に延びる水平線条の長さEは
350〜750mmの範囲、ほぼ中央部で前記第1のエ
レメントとは反対側に折り返して一方の側方部に向けて
水平に延びる水平線条の長さGは250〜E(mm)の
範囲、その先端部をさらに第1のエレメントとは反対側
に折り返しで水平に延びる水平線条の長さはIは、1本
の水平線条の場合50〜200mm、2本の水平線条の
先端を閉じてル−プ形状とする場合250〜G(mm)
の範囲がそれぞれ好ましい。
ガラス中央部に向けて水平に延びる水平線条の長さEは
350〜750mmの範囲、ほぼ中央部で前記第1のエ
レメントとは反対側に折り返して一方の側方部に向けて
水平に延びる水平線条の長さGは250〜E(mm)の
範囲、その先端部をさらに第1のエレメントとは反対側
に折り返しで水平に延びる水平線条の長さはIは、1本
の水平線条の場合50〜200mm、2本の水平線条の
先端を閉じてル−プ形状とする場合250〜G(mm)
の範囲がそれぞれ好ましい。
【0022】また、第1のエレメントと第2のエレメン
トの間隔Dは容量的にほとんど結合しない15〜35m
mの範囲、給電点から窓ガラス中央部に向けて延びる水
平線条と折り返して一方の側方部に延びる水平線条の間
隔Fは20〜90mmの範囲がそれぞれ好ましい。
トの間隔Dは容量的にほとんど結合しない15〜35m
mの範囲、給電点から窓ガラス中央部に向けて延びる水
平線条と折り返して一方の側方部に延びる水平線条の間
隔Fは20〜90mmの範囲がそれぞれ好ましい。
【0023】補助エレメントについては、必ずしもなく
てもよいが、指向特性の改善、受信利得の向上、インピ
ーダンスマッチングなどを目的として直線形状、L字形
状以外にもコ字形状、T字形状のどの各種のエレメント
を付加することができる。
てもよいが、指向特性の改善、受信利得の向上、インピ
ーダンスマッチングなどを目的として直線形状、L字形
状以外にもコ字形状、T字形状のどの各種のエレメント
を付加することができる。
【0024】また、本発明のアンテナは単独でも使用可
能であるが、加熱線条上部余白部に設けた別のガラスア
ンテナ、前部あるいは側部の窓ガラスに設けた別のガラ
スアンテナ、ポールアンテナなどを加えてダイバーシテ
ィ受信をするとさらに好ましい。
能であるが、加熱線条上部余白部に設けた別のガラスア
ンテナ、前部あるいは側部の窓ガラスに設けた別のガラ
スアンテナ、ポールアンテナなどを加えてダイバーシテ
ィ受信をするとさらに好ましい。
【0025】さらに、後部窓ガラスに合わせガラスを使
用する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線
をポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形
成してもよい。
用する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線
をポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形
成してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、防曇用加熱
線条下部余白部に第1と第2のエレメントを巧みに組み
合わせて設けることにより、アンテナ占有面積の小さな
後部窓ガラスにおいて、FMラジオ放送波からTV放送
波UHF帯までの非常に広範囲の周波数帯域において、
高利得で受信をすることができるものある。
線条下部余白部に第1と第2のエレメントを巧みに組み
合わせて設けることにより、アンテナ占有面積の小さな
後部窓ガラスにおいて、FMラジオ放送波からTV放送
波UHF帯までの非常に広範囲の周波数帯域において、
高利得で受信をすることができるものある。
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例2を示す正面図である。
スに設けた実施例2を示す正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例3を示す正面図である。
スに設けた実施例3を示す正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例4を示す正面図である。
スに設けた実施例4を示す正面図である。
【図5】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例5を示す正面図である。
スに設けた実施例5を示す正面図である。
【図6】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例6を示す正面図である。
スに設けた実施例6を示す正面図である。
1 板ガラス 2 防曇用加熱線条 4 第1のエレメント 5 第2のエレメント 6 給電点 7〜11 補助エレメント
Claims (4)
- 【請求項1】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下
部余白部に設けた車両用ガラスアンテナにおいて、一方
の側方部に設けた給電点に接続される水平線条を主たる
構成とする第1のエレメントと、第1のエレメントの下
方であって前記給電点から窓ガラス中央部に向けて水平
に延び、ほぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側
に折り返して一方の側方部に向けて水平に延び、その先
端部をさらに第1のエレメントとは反対側に折り返して
水平に延びる線条を配設した第2のエレメントを具備す
るとともに、第1のエレメントと第2のエレメントの間
隔を15mm〜35mmの範囲になるようにしたことを
特徴とする車両用ガラスアンテナ。 - 【請求項2】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下
部余白部に設けた車両用ガラスアンテナにおいて、一方
の側方部に設けた給電点に接続される水平線条を主たる
構成とする第1のエレメントと、第1のエレメントの下
方であって前記給電点から窓ガラス中央部に向けて水平
に延び、ほぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側
に折り返して一方の側方部に向けて水平に延び、その先
端部をさらに第1のエレメントとは反対側に折り返し、
この部分から2本の水平線条で水平に延び先端を閉じた
線条を配設した第2のエレメントを具備するとともに、
第1のエレメントと第2のエレメントの間隔を15mm
〜35mmの範囲になるようにしたことを特徴とする車
両用ガラスアンテナ。 - 【請求項3】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下
部余白部に設けた車両用ガラスアンテナにおいて、一方
の側方部に設けた給電点に接続される水平線条を主たる
構成とする第1のエレメントと、第1のエレメントの上
方であって前記給電点窓ガラス中央部に向けて水平に延
び、ほぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側に折
り返して一方の側方部に向けて水平に延び、その先端部
をさらに第1のエレメントとは反対側に折り返して水平
に延びる線条を配設した第2のエレメントを具備すると
ともに、第1のエレメントと第2のエレメントの間隔を
15mm〜35mmの範囲になるようにしたことを特徴
とする車両用ガラスアンテナ。 - 【請求項4】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下
部余白部に設けた車両用ガラスアンテナにおいて、一方
の側方部に設けた給電点に接続される水平線条を主たる
構成とする第1のエレメントと、第1のエレメントの上
方であって前記給電点から窓ガラス中央部に向けて水平
に延び、ほぼ中央部で前記第1のエレメントとは反対側
に折り返して一方の側方部に向けて水平に延び、その先
端部をさらに第1のエレメントとは反対側に折り返し、
この部分から2本の水平線条で水平に延び先端を閉じた
線条を配設した第2のエレメントを具備するとともに、
第1のエレメントと第2のエレメントの間隔を15mm
〜35mmの範囲になるようにしたことを特徴とする車
両用ガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137208A JP2638711B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 車両用ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137208A JP2638711B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 車両用ガラスアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05335825A JPH05335825A (ja) | 1993-12-17 |
JP2638711B2 true JP2638711B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=15193319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4137208A Expired - Fee Related JP2638711B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 車両用ガラスアンテナ |
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Family Cites Families (3)
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1992
- 1992-05-28 JP JP4137208A patent/JP2638711B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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