JPH06224612A - 車両用のガラスアンテナ - Google Patents
車両用のガラスアンテナInfo
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- JPH06224612A JPH06224612A JP1194493A JP1194493A JPH06224612A JP H06224612 A JPH06224612 A JP H06224612A JP 1194493 A JP1194493 A JP 1194493A JP 1194493 A JP1194493 A JP 1194493A JP H06224612 A JPH06224612 A JP H06224612A
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- Japan
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- side edge
- antenna
- parallel
- auxiliary element
- glass
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】TV放送波のVHF帯からUHF帯までの電波
は勿論、FMラジオ放送波をも受信可能な側部窓ガラス
アンテナを提供する。 【構成】複数の水平線条の両端部を垂直線条で接続した
ループ形状の主エレメント3と主エレメント3のいずれ
かの角から一方の側辺エッジ、上辺エッジに平行に延
び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行に下方ま
で延びる補助エレメント4を具備し、補助エレメント4
の先端で給電するとともに主エレメント3の一側辺と補
助エレメント4の側辺エッジに平行に延びる線条の間隔
を10mm以下とするか、複数の水平線条の両端部を垂直
線条で接続したループ形状の主エレメントと主エレメン
トのいずれかの角から一方の側辺エッジ、下辺エッジに
平行に延び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行
に上方まで延びる補助エレメントを具備する。
は勿論、FMラジオ放送波をも受信可能な側部窓ガラス
アンテナを提供する。 【構成】複数の水平線条の両端部を垂直線条で接続した
ループ形状の主エレメント3と主エレメント3のいずれ
かの角から一方の側辺エッジ、上辺エッジに平行に延
び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行に下方ま
で延びる補助エレメント4を具備し、補助エレメント4
の先端で給電するとともに主エレメント3の一側辺と補
助エレメント4の側辺エッジに平行に延びる線条の間隔
を10mm以下とするか、複数の水平線条の両端部を垂直
線条で接続したループ形状の主エレメントと主エレメン
トのいずれかの角から一方の側辺エッジ、下辺エッジに
平行に延び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行
に上方まで延びる補助エレメントを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等車両の側部窓ガ
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にFMラジオ放
送波からTV放送波までの広範囲の電波を受信するに好
適なガラスアンテナに関する。
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にFMラジオ放
送波からTV放送波までの広範囲の電波を受信するに好
適なガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、車両用のガラスアン
テナとして、後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上方スペ
ースに設けたアンテナ、前部窓ガラスに透明導電膜ある
いは線条アンテナを設けたアンテナなどが知られてお
り、一部実用化されているが、前者にあっては本来スペ
ースが少ない上に、視界を妨げる恐れがあるので、占有
面積が小さくなり、必ずしも充分な受信利得が得られな
かった。
テナとして、後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上方スペ
ースに設けたアンテナ、前部窓ガラスに透明導電膜ある
いは線条アンテナを設けたアンテナなどが知られてお
り、一部実用化されているが、前者にあっては本来スペ
ースが少ない上に、視界を妨げる恐れがあるので、占有
面積が小さくなり、必ずしも充分な受信利得が得られな
かった。
【0003】また、後者の前部窓ガラスに設けたアンテ
ナは比較的受信利得が高いが、運転者の視界を妨げない
ように後部窓ガラス以上に取り付け場所の制約があり、
この場合にも必ずしも充分な受信利得が得られなかっ
た。
ナは比較的受信利得が高いが、運転者の視界を妨げない
ように後部窓ガラス以上に取り付け場所の制約があり、
この場合にも必ずしも充分な受信利得が得られなかっ
た。
【0004】そこで、このような制約がほとんどない側
部窓ガラスにアンテナを設けるアンテナが特開昭61−
275903号などとして提案されている。しかしなが
ら、TV放送波VHF帯からUHF帯までの広帯域にわ
たり受診利得の高いアンテナはほとんど実用化されてい
ないのが現状である。
部窓ガラスにアンテナを設けるアンテナが特開昭61−
275903号などとして提案されている。しかしなが
ら、TV放送波VHF帯からUHF帯までの広帯域にわ
たり受診利得の高いアンテナはほとんど実用化されてい
ないのが現状である。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、TV放送波のVHF帯からUHF帯までの電波は
勿論、FMラジオ放送波をも受信可能な側部窓ガラスア
ンテナを提供することを目的とする。
ので、TV放送波のVHF帯からUHF帯までの電波は
勿論、FMラジオ放送波をも受信可能な側部窓ガラスア
ンテナを提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両用側部
窓ガラスに設けられるアンテナであって、複数の水平線
条の両端部を垂直線条で接続したループ形状の主エレメ
ントと該主エレメントのいずれかの角から一方の側辺エ
ッジ、上辺エッジに平行に延び、さらに少なくとも他方
の側辺エッジに平行に下方まで延びる補助エレメントを
具備し、該補助エレメントの先端で給電するとともに前
記主エレメントの一側辺と補助エレメントの他方の側辺
エッジに平行に延びる線条を平行に配設し、その間隔を
10mm以下とするか、複数の水平線条の両端部を垂直線
条で接続したループ形状の主エレメントと該主エレメン
トのいずれかの角から一方の側辺エッジ、下辺エッジに
平行に延び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行
に上方まで延びる補助エレメントを具備し、該補助エレ
メントの先端で給電するとともに前記主エレメントの一
側辺と補助エレメントの他方の側辺エッジに平行に延び
る線条を平行に配設し、その間隔を10mm以下とするこ
とを特徴とする。
窓ガラスに設けられるアンテナであって、複数の水平線
条の両端部を垂直線条で接続したループ形状の主エレメ
ントと該主エレメントのいずれかの角から一方の側辺エ
ッジ、上辺エッジに平行に延び、さらに少なくとも他方
の側辺エッジに平行に下方まで延びる補助エレメントを
具備し、該補助エレメントの先端で給電するとともに前
記主エレメントの一側辺と補助エレメントの他方の側辺
エッジに平行に延びる線条を平行に配設し、その間隔を
10mm以下とするか、複数の水平線条の両端部を垂直線
条で接続したループ形状の主エレメントと該主エレメン
トのいずれかの角から一方の側辺エッジ、下辺エッジに
平行に延び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行
に上方まで延びる補助エレメントを具備し、該補助エレ
メントの先端で給電するとともに前記主エレメントの一
側辺と補助エレメントの他方の側辺エッジに平行に延び
る線条を平行に配設し、その間隔を10mm以下とするこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】TV放送波VHF帯、UHF帯あるいはFMラ
ジオ放送波を受信する際に、2本の水平線条の端部を垂
直線条で接続したループ形状エレメントが主エレメント
として作用し、ループ形状エレメントのいずれかの角か
ら窓ガラスの3辺あるいは4辺のエッジに平行に延びる
線条、特に上辺あるいは下辺エッジに平行に延びる水平
線条ががさらに受信利得を高める補助エレメントとして
作用をしており、さらに補助エレメントの一部と、この
線条の一部とループ形状エレメントの一側辺を平行に配
設し、その間隔を10mm以下に接近させることによ
り、この部分で容量結合させ、狭い面積に設けられ、本
来共振長さに足りないアンテナの実効長を見掛け上長く
して、受信利得を向上させているものであり、特に受信
周波数の低いTV放送波VHF帯の1〜3チャンネル、
FMラジオ放送波を受信するときに効果が大きい。
ジオ放送波を受信する際に、2本の水平線条の端部を垂
直線条で接続したループ形状エレメントが主エレメント
として作用し、ループ形状エレメントのいずれかの角か
ら窓ガラスの3辺あるいは4辺のエッジに平行に延びる
線条、特に上辺あるいは下辺エッジに平行に延びる水平
線条ががさらに受信利得を高める補助エレメントとして
作用をしており、さらに補助エレメントの一部と、この
線条の一部とループ形状エレメントの一側辺を平行に配
設し、その間隔を10mm以下に接近させることによ
り、この部分で容量結合させ、狭い面積に設けられ、本
来共振長さに足りないアンテナの実効長を見掛け上長く
して、受信利得を向上させているものであり、特に受信
周波数の低いTV放送波VHF帯の1〜3チャンネル、
FMラジオ放送波を受信するときに効果が大きい。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1は自動車に本発明のガラスアンテナを装着
した正面図、図2〜図7は本発明のガラスアンテナを示
す要部正面図であり、それぞれ実施例1〜実施例6を示
す。
明する。図1は自動車に本発明のガラスアンテナを装着
した正面図、図2〜図7は本発明のガラスアンテナを示
す要部正面図であり、それぞれ実施例1〜実施例6を示
す。
【0009】実施例1 単板ガラスを、レクリェーショナルビークル(RV車)
タイプの自動車1のリアクォーターと呼ばれる側部窓ガ
ラス2として装着した例であり、図1、図2に示すよう
に、2本の水平線条の端部を垂直線条で接続したループ
形状の主エレメント3と該主エレメントの角(本実施例
では右上の角)から一方の側辺エッジ、上辺エッジに平
行に延び、さらに他方の側辺エッジに平行に下方まで延
びる補助エレメント4から構成されるアンテナ5を給電
点6とともに導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成
して形成する。
タイプの自動車1のリアクォーターと呼ばれる側部窓ガ
ラス2として装着した例であり、図1、図2に示すよう
に、2本の水平線条の端部を垂直線条で接続したループ
形状の主エレメント3と該主エレメントの角(本実施例
では右上の角)から一方の側辺エッジ、上辺エッジに平
行に延び、さらに他方の側辺エッジに平行に下方まで延
びる補助エレメント4から構成されるアンテナ5を給電
点6とともに導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成
して形成する。
【0010】このようにして得られた車両用ガラスアン
テナの各部の寸法をA1 =430mm、A2 =500m
m、B=470mm、C1 =415mm、C2 =425
mm、D=80mm、E1 =80mm、E2 =405m
m、E3 =430mm、F=5mm、G=30mm、H
=15mmとしたものによって76MHz〜108MH
zのFMラジオ放送波、1〜3チャンネルにおけるTV
放送波VHF帯(VHF−Lと略称)、4〜12チャン
ネルにおけるTV放送波VHF帯(VHF−Hと略
称)、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF
帯の受信利得を測定して、それぞれの平均値を、標準の
ダイポールアンテナの受信利得を0dBとしたときの利
得差(以下、ダイポール比と略称する)で示すと、それ
ぞれ−18.7dB、−18.9dB.−13.4d
B、−17.6dBとなり、従来の実用に供されている
良好な車両用ガラスアンテナの受信利得がFMラジオ放
送波、TV放送波VHF−L帯、VHF帯−H帯、TV
放送波UHF帯に対してそれぞれ平均値で約−20d
B、約−20dB、 約−20dB、 約−18dBで
あるので、全ての帯域で上回っており良好なアンテナで
あることがわかる。
テナの各部の寸法をA1 =430mm、A2 =500m
m、B=470mm、C1 =415mm、C2 =425
mm、D=80mm、E1 =80mm、E2 =405m
m、E3 =430mm、F=5mm、G=30mm、H
=15mmとしたものによって76MHz〜108MH
zのFMラジオ放送波、1〜3チャンネルにおけるTV
放送波VHF帯(VHF−Lと略称)、4〜12チャン
ネルにおけるTV放送波VHF帯(VHF−Hと略
称)、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF
帯の受信利得を測定して、それぞれの平均値を、標準の
ダイポールアンテナの受信利得を0dBとしたときの利
得差(以下、ダイポール比と略称する)で示すと、それ
ぞれ−18.7dB、−18.9dB.−13.4d
B、−17.6dBとなり、従来の実用に供されている
良好な車両用ガラスアンテナの受信利得がFMラジオ放
送波、TV放送波VHF−L帯、VHF帯−H帯、TV
放送波UHF帯に対してそれぞれ平均値で約−20d
B、約−20dB、 約−20dB、 約−18dBで
あるので、全ての帯域で上回っており良好なアンテナで
あることがわかる。
【0011】実施例2 図3に示す実施例2は主エレメント3を3本の水平線条
の両端を垂直線条で接続して2個のループ形状を形成
し、C1 =415mm、C2 =420mm、C3=43
0mm、D1 =65mm、D2 =65mmとし、補助エ
レメント4を他方の側辺エッジからさらに下辺エッジに
平行に延ばし、E1 =65mm、E3 =470mm、E
4 =440mmとするとともに、長さが140mmの別
の補助エレメント7を付加した以外は実施例1と同じ構
成、寸法としたものである。
の両端を垂直線条で接続して2個のループ形状を形成
し、C1 =415mm、C2 =420mm、C3=43
0mm、D1 =65mm、D2 =65mmとし、補助エ
レメント4を他方の側辺エッジからさらに下辺エッジに
平行に延ばし、E1 =65mm、E3 =470mm、E
4 =440mmとするとともに、長さが140mmの別
の補助エレメント7を付加した以外は実施例1と同じ構
成、寸法としたものである。
【0012】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ−18.1d
B、−18.2dB.−17.7dB、−17.9dB
となり実施例1と同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ−18.1d
B、−18.2dB.−17.7dB、−17.9dB
となり実施例1と同等の結果が得られた。
【0013】実施例3 図4に示す実施例3は実施例1とは左右逆に配設した例
であり、アンテナ5はループ形状の主エレメント3の角
(本実施例では左上の角)から一方の側辺エッジ、上辺
エッジに平行に延び、さらに他方の側辺エッジに平行に
下方まで延びる補助エレメント4から構成され、長さが
50mmの別の補助エレメント8と長さが150mmの
別の補助エレメント9を付加した以外は実施例1と同じ
構成、寸法としたものである。
であり、アンテナ5はループ形状の主エレメント3の角
(本実施例では左上の角)から一方の側辺エッジ、上辺
エッジに平行に延び、さらに他方の側辺エッジに平行に
下方まで延びる補助エレメント4から構成され、長さが
50mmの別の補助エレメント8と長さが150mmの
別の補助エレメント9を付加した以外は実施例1と同じ
構成、寸法としたものである。
【0014】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ−18.0d
B、−16.5dB.−13.2dB、−18.0dB
となり、実施例1と同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれ−18.0d
B、−16.5dB.−13.2dB、−18.0dB
となり、実施例1と同等の結果が得られた。
【0015】実施例4〜実施例6 図5に示す実施例4は実施例1とは左右逆に配設した例
であり、アンテナ5はループ形状の主エレメント3の角
(本実施例では左上の角)から一方の側辺エッジ、上辺
エッジ、他方の側辺エッジに平行に延び、さらに下辺エ
ッジに平行に延びる補助エレメント4から構成され、別
の補助エレメント10を付加した以外は実施例1と同じ
構成、寸法としたもの、図6に示す実施例5は主エレメ
ント3を3本の水平線条の両端部分を垂直線条で接続
し、ループ形状の角(本実施例では左下の角)から一方
の側辺エッジ、下辺エッジに平行に延び、さらに他方の
側辺エッジに平行に上方まで延びる補助エレメント4か
ら構成され、別の補助エレメント11を付加した以外は
実施例1と同じ構成、寸法としたもの、図7に示す実施
例6は主エレメント3を2本の水平線条と両端を接続す
る垂直線条で形成し、しかも実施例5のアンテナとは左
右逆に配設するとともに、別の補助エレメント12を付
加し、窓ガラスの上半分に設けたもので、さらに下半分
の空白部に第2のアンテナ13を設けた以外は実施例1
と同じ構成、寸法としたものであり、この場合にはガラ
スアンテナ5と別のアンテナ13によりダイバ−シティ
受信することにより単体の場合よりさらに受信利得を向
上させることができる。
であり、アンテナ5はループ形状の主エレメント3の角
(本実施例では左上の角)から一方の側辺エッジ、上辺
エッジ、他方の側辺エッジに平行に延び、さらに下辺エ
ッジに平行に延びる補助エレメント4から構成され、別
の補助エレメント10を付加した以外は実施例1と同じ
構成、寸法としたもの、図6に示す実施例5は主エレメ
ント3を3本の水平線条の両端部分を垂直線条で接続
し、ループ形状の角(本実施例では左下の角)から一方
の側辺エッジ、下辺エッジに平行に延び、さらに他方の
側辺エッジに平行に上方まで延びる補助エレメント4か
ら構成され、別の補助エレメント11を付加した以外は
実施例1と同じ構成、寸法としたもの、図7に示す実施
例6は主エレメント3を2本の水平線条と両端を接続す
る垂直線条で形成し、しかも実施例5のアンテナとは左
右逆に配設するとともに、別の補助エレメント12を付
加し、窓ガラスの上半分に設けたもので、さらに下半分
の空白部に第2のアンテナ13を設けた以外は実施例1
と同じ構成、寸法としたものであり、この場合にはガラ
スアンテナ5と別のアンテナ13によりダイバ−シティ
受信することにより単体の場合よりさらに受信利得を向
上させることができる。
【0016】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれの実施例のアン
テナとも実施例1とほぼ同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、それぞれの実施例のアン
テナとも実施例1とほぼ同等の結果が得られた。
【0017】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。主エレメントについて、ル−プ形状を形成
する水平線条の長さCは最低350mm以上であってガ
ラスエッジとの間隔を10mm程度確保する範囲で長い
方が一般的に好ましい。垂直長さDは、ル−プが1個の
場合20mm〜150mm、実施例2、実施例5に示す
ように2個以上の場合にはト−タル長さ(D1 +D2+
・・・)が40mm以上300mmの範囲で適宜選択す
ればよい。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。主エレメントについて、ル−プ形状を形成
する水平線条の長さCは最低350mm以上であってガ
ラスエッジとの間隔を10mm程度確保する範囲で長い
方が一般的に好ましい。垂直長さDは、ル−プが1個の
場合20mm〜150mm、実施例2、実施例5に示す
ように2個以上の場合にはト−タル長さ(D1 +D2+
・・・)が40mm以上300mmの範囲で適宜選択す
ればよい。
【0018】補助エレメントについて、ループ形状エレ
メントのいずれかの角から一方の側辺エッジ、上辺エッ
ジあるいは下辺エッジに平行に延び、さらに少なくとも
他方の側辺エッジに平行に下方あるいは上方まで3辺に
わたり延びるもので、さらに先端で給電するとともに前
記他方の側辺エッジに平行に4辺延びてもよく、各辺の
ガラスエッジとの間隔は一般的に10〜100mmの範
囲に配設した方が好ましいが、実施例6の場合のように
上半分に設ける場合あるいは下半分に設ける場合には中
央側の水平線条とガラスエッジとの間隔はこの範囲を大
きく越えることになる。
メントのいずれかの角から一方の側辺エッジ、上辺エッ
ジあるいは下辺エッジに平行に延び、さらに少なくとも
他方の側辺エッジに平行に下方あるいは上方まで3辺に
わたり延びるもので、さらに先端で給電するとともに前
記他方の側辺エッジに平行に4辺延びてもよく、各辺の
ガラスエッジとの間隔は一般的に10〜100mmの範
囲に配設した方が好ましいが、実施例6の場合のように
上半分に設ける場合あるいは下半分に設ける場合には中
央側の水平線条とガラスエッジとの間隔はこの範囲を大
きく越えることになる。
【0019】平行に配設される主エレメントの一側辺と
補助エレメントの他方の側辺エッジに沿って延びる線条
との間隔は10mm以下であって、3mm程度以上の範囲
で適宜選択すればよく、平行に延びる距離は最低50m
m以上必要であり、さらに必要ならば実施例2の補助エ
レメント7、実施例3の補助エレメント8、実施例5の
補助エレメント11に示すように補助エレメントを付加
して長くすればよい。
補助エレメントの他方の側辺エッジに沿って延びる線条
との間隔は10mm以下であって、3mm程度以上の範囲
で適宜選択すればよく、平行に延びる距離は最低50m
m以上必要であり、さらに必要ならば実施例2の補助エ
レメント7、実施例3の補助エレメント8、実施例5の
補助エレメント11に示すように補助エレメントを付加
して長くすればよい。
【0020】別の補助エレメントは必ずしもなくてもよ
いが、インピ−ダンス調整用、指向特性改善用、あるい
は容量結合用などの目的で付加することができる。ま
た、本発明のガラスアンテナは単独でも使用可能である
が、反対側の側部窓ガラス、後部窓ガラスあるいは前部
窓ガラスに設けたアンテナ、あるいはポ−ルアンテナな
どと組み合わせてダイバ−シティ受信をするとさらに好
ましい。
いが、インピ−ダンス調整用、指向特性改善用、あるい
は容量結合用などの目的で付加することができる。ま
た、本発明のガラスアンテナは単独でも使用可能である
が、反対側の側部窓ガラス、後部窓ガラスあるいは前部
窓ガラスに設けたアンテナ、あるいはポ−ルアンテナな
どと組み合わせてダイバ−シティ受信をするとさらに好
ましい。
【0021】また、側部窓ガラスに合わせガラスを使用
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、ル−プ形状
の主エレメントと窓ガラスエッジに沿って配設した補助
エレメントから構成し、補助エレメントの一部とループ
形状の主エレメントの一側辺を平行に配設し、その間隔
を10mm以下に接近させることによりTV放送波のV
HF帯からUHF帯までの電波は勿論、FMラジオ放送
波をも受信可能にするものである。
の主エレメントと窓ガラスエッジに沿って配設した補助
エレメントから構成し、補助エレメントの一部とループ
形状の主エレメントの一側辺を平行に配設し、その間隔
を10mm以下に接近させることによりTV放送波のV
HF帯からUHF帯までの電波は勿論、FMラジオ放送
波をも受信可能にするものである。
【図1】自動車に本発明のガラスアンテナを装着した正
面図である。
面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用側部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す要部正面図である。
スに設けた実施例1を示す要部正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用側部窓ガラ
スに設けた実施例2を示す要部正面図である。
スに設けた実施例2を示す要部正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを自動車用側部窓ガラ
スに設けた実施例3を示す要部正面図である。
スに設けた実施例3を示す要部正面図である。
【図5】本発明のガラスアンテナを自動車用側部窓ガラ
スに設けた実施例4を示す要部正面図である。
スに設けた実施例4を示す要部正面図である。
【図6】本発明のガラスアンテナを自動車用側部窓ガラ
スに設けた実施例5を示す正面図である。
スに設けた実施例5を示す正面図である。
【図7】本発明のガラスアンテナを自動車用側部窓ガラ
スに設けた実施例6を示す正面図である。
スに設けた実施例6を示す正面図である。
1 自動車 2 側部窓ガラス 3 主エレメント 4 補助エレメント 5 アンテナ 6 給電点 7〜12 別の補助エレメント 13 別のアンテナ
Claims (2)
- 【請求項1】車両用側部窓ガラスに設けられるアンテナ
であって、複数の水平線条の両端部を垂直線条で接続し
たループ形状の主エレメントと該主エレメントのいずれ
かの角から一方の側辺エッジ、上辺エッジに平行に延
び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行に下方ま
で延びる補助エレメントを具備し、該補助エレメントの
先端で給電するとともに前記主エレメントの一側辺と補
助エレメントの他方の側辺エッジに平行に延びる線条を
平行に配設し、その間隔を10mm以下とすることを特徴
とする車両用のガラスアンテナ。 - 【請求項2】車両用側部窓ガラスに設けられるアンテナ
であって、複数の水平線条の両端部を垂直線条で接続し
たループ形状の主エレメントと該主エレメントのいずれ
かの角から一方の側辺エッジ、下辺エッジに平行に延
び、さらに少なくとも他方の側辺エッジに平行に上方ま
で延びる補助エレメントを具備し、該補助エレメントの
先端で給電するとともに前記主エレメントの一側辺と補
助エレメントの他方の側辺エッジに平行に延びる線条を
平行に配設し、その間隔を10mm以下とすることを特徴
とする車両用のガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1194493A JP2795591B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 車両用のガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1194493A JP2795591B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 車両用のガラスアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06224612A true JPH06224612A (ja) | 1994-08-12 |
JP2795591B2 JP2795591B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=11791764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1194493A Expired - Lifetime JP2795591B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 車両用のガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795591B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0942486A2 (en) | 1998-03-11 | 1999-09-15 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna device for vehicle |
JP2005534215A (ja) * | 2002-07-24 | 2005-11-10 | ハラダ・インダストリー・カンパニー・リミテッド | 車両用統合ループアンテナ |
JP2012023707A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-02-02 | Central Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001168623A (ja) * | 1999-12-14 | 2001-06-22 | Asahi Glass Co Ltd | 自動車用ガラスアンテナ |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP1194493A patent/JP2795591B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0942486A2 (en) | 1998-03-11 | 1999-09-15 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna device for vehicle |
US6121934A (en) * | 1998-03-11 | 2000-09-19 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna device for vehicle |
JP2005534215A (ja) * | 2002-07-24 | 2005-11-10 | ハラダ・インダストリー・カンパニー・リミテッド | 車両用統合ループアンテナ |
JP2012023707A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-02-02 | Central Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2795591B2 (ja) | 1998-09-10 |
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