JP2015072802A - 調理機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記の課題を解決するためには、調理機器を、調理物を加熱する加熱手段と、この加熱手段の加熱条件を入力する操作手段と、外部の機器と通信を行うための通信手段と、加熱手段を制御して加熱調理を実行する制御手段を有し、通信手段は、実行した加熱調理の情報を、外部の機器に対して送信可能に構成すればよい。
【選択図】図1
Description
以下、図1を参照して、実施の形態1を説明する。実施の形態1は、本発明をIHクッキングヒーターに用いた場合の形態である。
図1を参照すると、IHクッキングヒーターである調理機器Aの外殻は、本体ケース10と、本体ケース10の上方を覆い鍋やフライパンなどの調理容器を載置する天板20から構成される。天板20は、周囲をステンレス等の金属製のフレーム21で構成し、フレーム21の開口に耐熱のガラス板22が嵌め込まれている。
そして、この誘導加熱コイル40と対向する天板20の上面の位置には、それぞれ加熱部23(左加熱部23L、右加熱部23R)を示すマークが表示されている。加熱部23は、調理時に当該マークの位置に鍋などの調理容器を置く位置である。
グリル扉70は、グリル調理を行うグリル庫(図示せず)の開口部を覆う部材であり、調理物を載せる焼網が載せられるグリル皿と一体となっている。つまり、グリル扉70を手前に引き出せば、グリル庫内部から調理物を取り出し可能となっている。
また、グリル庫の内部には、庫内の温度を上昇させるグリルヒーター73(図示せず)が設けられている。
そして、この前面操作部80の内部には、外部の機器と通信を行うため送受信部となる非接触通信手段60が設けられ、この非接触通信手段60と対向する前面パネル82の前面には、外部端末Bを近接させることで非接触通信手段と通信可能となる位置であることを示す通信位置マーク60aが表示されている。
尚、外部端末Bは前面操作部80に接近させられなくても、非接触通信手段の通信範囲にあるPCやTVなどでもよい。
尚、制御手段は、マイコンやDSPやマイクロプロセッサーなどで構成されており、調理履歴や外部から受信した情報やデータを記憶する記憶部101及び時間を計算する計時部102をインストールしている。
また、外部端末Bは、内部に送受信用の端末アンテナをインストールすることにより、非接触通信手段60との間で無線通信を行い、データの送受信が行えるように構成されており、調理機器に対応した専用端末や、携帯電話や多機能情報端末(例えば、所謂スマートフォンやタブレット型端末)等、インターネットに接続可能な端末を用いてもよい。
以上のように各部が構成された調理機器Aは、外部端末Bとの間で無線通信を行い、次のように動作する。尚、本実施の形態では、通信位置マーク60aに外部端末Bを近接させて行う、近距離無線通信で通信を行う例を説明する。
外部端末Bには、調理機器Aとの間の通信の際に送受信するレシピなどの情報を管理するアプリケーションをインストールしており、この調理機器Aに対応するレシピを確認することができる。
そして、外部端末Bで管理するレシピ情報は、無線通信により調理機器Aに送信可能であり、調理機器Aの制御手段100は、取得したレシピ情報である火力や加熱時間に基づき、加熱手段の駆動時間や出力を制御し、自動調理動作を行う。尚、取得したレシピ情報は、記憶部101で記憶される。
次に、調理機器Aを、外部から調理データを受信できる状態である調理データ受信モードを起動する(S12)。調理データ受信モードを起動することにより、非接触通信手段60が通信可能となり、調理機器Aは、外部端末Bからのデータを取得することが可能な状態となる。つまり、取得したデータは、記憶部101に記憶可能となる。
尚、調理データ受信モードへの移行は、あらかじめ上面操作部30に受信モード移行スイッチを設け、使用者がこのスイッチを操作して行っても良く、また、調理機器Aの電源が入っているときは、常に外部からの調理データを受信できる状態にしても良い。
次に、アプリケーションで管理する調理メニューの一覧から、秋刀魚の塩焼きを選択する(S3)。
次に、アプリケーションの画面から、調理する秋刀魚の数を選択する(S4)。
次に、アプリケーションの画面から、秋刀魚の焼色(焼き加減)を選択する(S5)。
使用者は表示された調理データを調理機器Aに送信する場合、OKボタンを押し(図示せず)、再度調理データの設定をする場合などはNOボタンを押す(図示せず)。OKボタンが押された場合は、設定した調理データをインストールする端末アンテナから調理機器Aに送信する(S8)。NOボタンを押した場合、アプリケーション機能一覧に戻る(S2)。
設定された調理データの変更をしたい場合は、S14にて再設定キーを押すと、S12に移行し、再度、外部端末Bから調理設定をし、調理機器Aにデータを送信する。又は、使用者が調理機器Aを操作し、調理データの変更を行ってもよい。
また、使用者は、情報端末Bにおいて、アプリケーションを、お気に入りの調理メニューを登録しておくことで、効率よく調理メニューを選択でき、調理の時間を短縮することができる。
また、外部端末Bは、インターネットに接続可能に構成されていれば、アプリケーションが管理する調理メニューを、容易に更新することができる。
次に、調理機器の表示手段を示す図である図6を用いて実施の形態2を説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
調理機器Aにおいて、グリル庫で調理(秋刀魚の塩焼き)を終了した後、実行した調理データを外部端末Bに送信するには、まず、外部端末Bにインストールされているアプリケーションを起動させて、情報端末Bが調理機器Aからのデータを受信可能な状態にする。
この送信モードは上面操作部30に設けられたた機能ボタン(図示せず)などを押し、機能一覧を表示させ、その中から送信モードを選択してもよいし、上面操作部30に、送信モードボタンを設け、直接送信モードに移行できるようにしてもよい。
本実施の形態では、グリル庫を使用した調理のデータを送信するので、「グリル」を選択する。図6のように選択された加熱源の表示は色を変えるなどして使用者に選択されている加熱源をわかりやすくしてもよい。加熱源を選択したら、送信ボタンを押しデータを送信する。
以上のように、加熱調理後に調理データを確認することで、出来上がった料理が焼き過ぎであったり、焼きが足りなかったりした場合に、調理データから火力や調理時間を確認し、次の調理の改善の参考にすることができる。
次に、調理機器Aから取得した調理データを表示する外部端末Bを示す図である図7を用いて実施の形態3を説明する。尚、実施の形態1及び実施の形態2と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
まず、外部端末Bで調理機器Aが実行した調理データを取得すると、当該調理データは外部端末Bに登録される。そして、外部端末Bの調理データを管理するアプリケーションを起動することで、登録された調理データを表示することができる。
例えば、秋刀魚の塩焼きを例に説明すると、以前に行った調理のときの焼き具合より、より焼き色が濃くなるように調理を行いたい場合、外部端末Bの表示部に表示されている過去の調理データの内容を見ながら、火力をあげたり、調理時間を延長したりして、調理データの変更を行う。
そして、新たに変更した調理データを調理機器Aに送信することで、調理機器Aは新たに取得した修正された調理データに基づき、加熱調理を行うことができる。
以上のように、今までに調理した結果から使用者が調理工程の火力や調理時間を調整でき、かつ、自分好みのレシピを登録することで、使用者が自分好みの出来上がりをいつでも再現することができる。
Claims (4)
- 調理物を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段の加熱条件を入力する操作手段と、
外部の機器と通信を行うための通信手段と、
前記加熱手段を制御して加熱調理を実行する制御手段を有し、
前記通信手段は、実行した加熱調理の情報を、外部の機器に対して送信可能であることを特徴とする調理機器。 - 前記通信手段は、外部の機器と通信することで加熱調理の情報を取得し、
前記制御手段は、取得した加熱調理の情報に基づき前記加熱手段を制御して加熱調理を実行することを特徴とする請求項1に記載の調理機器。 - 前記加熱調理情報は、外部の機器において変更可能であり、
前記通信手段は、外部の機器と通信することで変更後の加熱調理の情報を取得し、
前記制御手段は、取得した変更後の加熱調理の情報に基づき前記加熱手段を制御して加熱調理を実行することを特徴とする請求項1に記載の調理機器。 - 前記加熱調理の情報には、加熱調理の際の加熱時間、又は、火力を含むことを特徴とする請求項1乃至3に記載の調理機器。
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