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JP3927819B2 - 情報端末装置、調理情報システム、自動調理器 - Google Patents

情報端末装置、調理情報システム、自動調理器 Download PDF

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JP3927819B2
JP3927819B2 JP2002013389A JP2002013389A JP3927819B2 JP 3927819 B2 JP3927819 B2 JP 3927819B2 JP 2002013389 A JP2002013389 A JP 2002013389A JP 2002013389 A JP2002013389 A JP 2002013389A JP 3927819 B2 JP3927819 B2 JP 3927819B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジ等の自動調理が可能な調理器についてその設定を送信して設定することができるようにした情報端末装置、調理情報システム、自動調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、電子レンジに代表される自動調理が可能な調理器においては、独立した状態(スタンドアローン)で使用するものが主体であったが、近年においては、インターネットの普及などに伴い、外部から調理レシピをダウンロードしてその調理レシピにあった加熱制御条件を自動的に設定して自動調理を可能にするようにしたものが出現してきた。
【0003】
この場合、外部のWebサーバなどから調理レシピをダウンロードしてこれを電子レンジに設定するためには、電子レンジ本体側でこのような操作を行うのではなく、パソコンを用いてデータの入手や設定を行うことが便利であり、パソコンにダウンロードした調理レシピのうちの電子レンジによる加熱制御を行う部分でその加熱制御の条件を示す制御コードなどをパソコンから送信することができると使い勝手が良い。
【0004】
さらには、パソコンのような持ち運びが面倒なものではなく、小型の情報端末装置を用いることができれば使い勝手を向上させることができ、調理を行う際に、傍らに置いて見ながら作業を行うことができる利点がある。
【0005】
ところで、このような調理レシピの中には、電子レンジや他の調理器具を用いて複数回加熱調理を経て完成する複雑なものがあるので、各加熱調理に必要な調理条件の設定を行うためには、使用者は面倒な作業が強いられることになると共に、どのように操作を行うかがわかりにくくなる点で、使い勝手が低下してしまうことが考えられる。つまり、調理作業を進める上で、調理レシピをどのように表示し、自動調理のための制御データの送信をどのように行うかを設定することは使い勝手を考えると非常に重要なポイントとなり、操作性に優れたものが要求されている。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、端末装置側で外部から入手した自動調理器による調理過程を含んだ調理レシピについて、調理の進行と自動調理器の使用に際して使い勝手に優れた情報端末装置、調理システム、自動調理器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の情報端末装置は、調理レシピを表示する表示手段と、自動調理器に対して調理内容の設定をするための制御コードを送信可能な通信手段と、調理のための操作入力を行う操作手段と、前記表示手段に前記調理レシピの情報のうちの調理方法について表示する場合に、その作り方の手順中に前記自動調理器による調理過程が必要となるところに前記調理内容の設定をするための送信ボタンを表示させると共に、その送信ボタンが操作されると前記通信手段に対して制御コードを送信させるように制御する制御手段とを設け、前記制御手段を、前記表示手段による前記調理レシピの表示中に複数の送信ボタンが表示された状態では、後の調理過程に対応する送信ボタンが操作されるとそれよりも前の調理過程に対応する送信ボタンの表示を消去するようにした。
【0008】
上記構成を採用することにより、表示手段には調理レシピが表示され、そのうちの調理方法に関する表示状態では、自動調理器による自動調理が必要となるところに送信ボタンが表示されるので、使用者は自動調理を行う際にその部分に表示された送信ボタンを操作入力することで、制御手段によりその制御コードの送信がなされるようになる。この制御コードは、自動調理器側で受信されると、自動調理の条件を設定してその調理レシピに必要な自動調理を行うことができるようになる。これにより、使用者が表示手段に表示されている調理レシピの作り方を見ながら調理を進行させ、必要な部分で自動調理を行うべく自動調理器を用いて簡単かつ迅速に自動調理を行うことができるようになる。
そして、例えば、前の調理過程で指定されている自動調理器とは違う他の調理器具を用いて調理を実施した場合などで、自動調理器に制御コードを送信する必要がなくなった場合などにおいて、次の送信ボタンを操作することでそのまま前の送信ボタンの表示をキャンセルでき、無用な表示を続けることによる煩雑な表示をなくし、操作性の向上とともに誤操作を防止することができるようになる。
【0009】
請求項2の情報端末装置は、前記制御手段を、前記調理レシピを前記表示手段に表示させる場合に、その調理レシピの材料を表示する画面と、調理方法を表示する画面とを異なる画面で表示させるようにした。これにより、使用者が調理のための食材をそろえる場合には材料の表示画面を見ながら必要な情報を読み取って調達するものを間違いなく認識することができ、また、調理を実施する場合には、その作り方の表示画面を見ながら行うことができ、その場面場面で必要となる情報のみを的確に表示して使用者の認識度を高めることができるとともに、すっきりとした見やすい表示とすることで、調理を進行させる上でもわかりやすい表示とすることができるようになる。
【0010】
請求項3の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記調理レシピの情報のうちの調理方法について前記表示手段に表示する場合に、個々の手順の中に前記自動調理器による調理過程が含まれる手順では、その調理過程の近傍に前記送信ボタンを配置して表示させるようにした。これにより、ひとつの調理レシピの中に複数回の自動調理が含まれる場合でも、操作を間違えることなく確実に必要な自動調理を自動調理器に実施させることができるようになる。
【0011】
請求項4の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記調理レシピの情報のうちの調理方法について前記表示手段に表示する場合に、個々の手順の表示内容では前記自動調理器による調理過程が複数とならないように設定するようにした。これにより、自動調理を行う場合にその場面で必要な条件が設定される制御コードを確実に自動調理器側に送信させることができ、確実に調理条件の設定が可能となるとともに、使用者にとっても間違えることなく確実に操作することができるようになる。
【0012】
請求項5の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記送信ボタンが操作されたことに応じてその調理内容の設定をするための制御コードの送信が終了するまでの期間中、前記表示手段に送信中である旨の表示を行わせるようにした。これにより、制御コードの送信中に使用者が送信中であることを知らずに操作して自動調理器の操作が確実に行えなくなるといった不具合が発生するのを防止することができ、使用者は送信が終了したことを確認してから自動調理器の操作を行うことができるようになる。
【0013】
請求項6の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記送信ボタンが操作されたことに応じてその調理内容の設定をするための制御コードの送信が終了すると、前記表示手段に自動調理器による調理開始の操作を促す表示を行わせるようにした。
【0014】
これにより、使用者は、自動調理器側への送信コードの送信が終了した時点で、調理開始のための操作が有効になったことを表示手段の表示により確認することができ、確実に自動調理を行うことができるようになる。
【0015】
請求項7の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記自動調理器から送信される信号に基づいて自動調理中と判断される期間中、前記表示手段に自動調理中である旨の表示を行わせるようにした。
【0016】
これにより、使用者は自動調理器による自動調理が行われていることを表示手段を見ることにより確認でき、自動調理器が配置されているところまで行かなくてもよくなり、他の調理過程を進めながら手元に置いて表示手段を見ながらその調理過程の進行状態を認識することができるようになる。
【0017】
請求項8の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記自動調理器から送信される信号に基づいて自動調理が終了したと判断されると、前記表示手段に自動調理が終了した旨の表示を行わせるようにした。これにより、自動調理が終了したことを手元に置いて表示手段を見ることにより確認することができ、使い勝手が向上するようになる。
【0018】
請求項9の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記自動調理器から送信される信号に基づいて自動調理が終了したと判断されると、それ以後はその自動調理のための前記送信ボタンの表示を停止させるようにしたので、複数の送信ボタンが表示される場合などで終了したものについてはこれを表示しないようにすることで、繰り返し同じ送信ボタンを操作してしまなどの誤操作を極力防止して確実な操作が行えるようになるとともに、使用者にとっては煩雑な表示が簡素化されることで操作性に優れた表示状態とすることができるようになる。
【0020】
請求項10の情報端末装置は、上記各発明において、前記操作手段による操作時にその操作をキャンセルして前の状態に戻すための戻るボタンを設けたので、上記した場合と異なり、使用者が確実にキャンセルすることを意思をもって操作することにより送信ボタンの表示を消去させることができるようになる。
【0021】
請求項11の情報端末装置は、上記各発明において、前記操作手段として使用の音声による入力を受け付ける音声入力手段を設け、前記制御手段を、前記音声入力手段により入力された音声に対応する操作入力を受け付けるように構成した。これにより、使用者が調理中に手が離せない場合でも、作業を進めながら音声により入力して操作することができ、作業効率を高めて使い勝手を向上させることができるようになる。
【0022】
請求項12の情報端末装置は、前記制御手段を、前記調理レシピの情報のうちの調理方法に複数の異なる自動調理器による調理過程が含まれる場合には、その手順の表示中に示す送信ボタンが操作されると、対応する自動調理器に前記制御コードを送信するように構成した。これにより、複数の自動調理器を用いた調理を行う場合でも、それぞれに対応した自動調理の制御コードを送信して自動調理の設定を行うことができるようになり、使い勝手に優れたものとすることができる。
【0023】
請求項13の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記調理レシピの表示を表示手段に行わせる場合に、自動調理を行う前記自動調理器についてイラストで表示させるようにしたので、使用者にとっては自動調理器の種類が複数存在する場合にどれを使用するかを視覚的に捉えやすくなり、誤操作などを防止して使い勝手に優れたものとすることができる。
【0024】
請求項14の情報端末装置は、上記各発明において、前記制御手段を、前記調理レシピの表示を表示手段に行わせる場合に、自動調理を行う前記自動調理器が複数存在する場合には、それらをイラストで表示させると共に、調理手順中で使用する場合にこれを使用対象として認識できるように表示状態を変化させるようにしたので、どの段階の調理過程を実施していてどの自動調理器が必要な場面であるかを視覚的に迅速に認識することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を電子レンジを主な自動調理器として利用して調理を行う場合のシステムに適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図2はシステムの全体構成を概略的に示すもので、情報端末装置としてのホーム端末装置1は、冷蔵庫2の扉2aの部分に着脱可能に装着されている。
【0026】
このホーム端末装置1は、後述するように外部ネットワークとしてのインターネット3に接続可能に設けられると共に、ネットワークとしての住宅内ネットワーク4を介して上記した冷蔵庫2と通信が可能となるように設けられると共に、電子レンジ5、電磁調理可能なクッキングヒータ6あるいは炊飯器7とも通信が可能となるように設けられている。そして、これら冷蔵庫2、電子レンジ5、クッキングヒータ6および炊飯器7は、それぞれ条件を設定した上で調理開始をすると、自動的に加熱調理あるいは冷却調理を実行する自動調理器としての機能を備えたものである。
【0027】
図2はホーム端末1の外観を示すもので、これは、扁平な矩形容器状をなす本体ケース1aの前面部にほぼ全面を占めるように液晶パネルからなる表示パネル8を備えると共に、右側に操作部9として操作ボタン9a,9b,9cを備えている。操作ボタン9a,9b,9cは、それぞれ電源スイッチ、ホーム画面表示スイッチ、メール画面表示スイッチとしてワンタッチで移行できるように設定されている。また、表示パネル8には、その前面部にタッチセンサ10(図1参照)を備えており、画面上に表示されたボタンを手で触れることにより操作入力を行うことができるように構成されている。
【0028】
図4は、自動調理器としての電子レンジ5の外観を示している。本体5aは、矩形容器状をなし、前面にドア10が加熱室11を開閉可能に設けられ、前面右側には操作パネル12と共に表示部13が設けられた構成である。操作パネル12の上部には調理開始を操作入力するための「スタート/ネットメニュー」キー12aが配設されている。また、操作パネル12には種々の設定用の操作ボタンが設けられているが、ここではその具体的な構成についての説明は省略する。
【0029】
加熱室11内には、底面部にターンテーブル14が配設され、加熱動作中に被加熱物を回転させる。ターンテーブル14の回転軸下部には軸にかかる荷重を検知して加熱調理の時間などを設定するための重量センサ15(図5参照)が設けられている。
【0030】
図1は、ホーム端末1の電気的構成を示すもので、制御手段としての制御回路16は、マイコンを主体としてROM、RAMなどからなり、後述する調理レシピの表示および送受信の制御を行うための制御プログラムがあらかじめ記憶されている。この制御回路16には、前述した表示パネル8、操作部9およびタッチセンサ10が接続されると共に、音声出力部17、音声入力部18、記憶部19、通信回路20、外部ネットワーク通信部21が接続されている。
【0031】
音声出力部17は、使用者に伝えるべき情報を音声合成を行ってスピーカなどから音声により出力するためのものであり、ここでは、例えば調理レシピの内容や、操作手順などを音声により案内する場合に用いる。音声入力部18は、利用者が音声により必要な操作などを入力するためのものであり、具体的にはマイクロホンなどを用いている。
【0032】
記憶部19は、調理レシピのデータや自動調理器の調理条件を送信するときのデータを表す制御コードを記憶するためのものである。通信回路20は、例えばブルートゥースのプロトコルを採用した通信機能を有するもので、前述の冷蔵庫2、電子レンジ5、クッキングヒータ6あるいは炊飯器7との間で通信を行うことができるように構成されたものである。外部ネットワーク通信部21は、前述したインターネット3を介して調理情報提供サーバ22にアクセス可能に設けられたもので、データベース22aに記憶されている調理レシピのデータをダウンロードして取り込むことができるように構成されている。
【0033】
図5は自動調理器の一つである電子レンジ5の電気的構成を示している。なお、ここでは、電気的構成のうちの本発明と関係が深い部分を取り出して示しているが、他にも加熱制御を行うための必須の構成要素として設けるものが存在しており、これらを制御することで加熱調理を行うように構成されている。
【0034】
調理制御手段としての制御回路23は、マイコンを主体としてROM、RAMなどからなり、あらかじめ設定されている制御コードに従った調理あるいは、外部から取り込まれた調理レシピの制御コードに対応して加熱調理の制御を行うように構成されている。この制御回路23には、前述した操作パネル12、表示部13、重量センサ15に加えて、加熱手段としてのマグネトロン24、グリルやトーストを行うためのヒータ25、制御プログラムや各種データが記憶された記憶部26、加熱室11のドア10の開閉状態を検出するドアスイッチ27などが接続されている。
【0035】
なお、この構成において示している重量センサ15およびドアスイッチ27は、それぞれ、本来の重量測定つまりターンテーブル14に載置した食品の重量を測定する機能、およびドア10の開閉を検知する機能を実行すると共に、これらの検出信号を利用して加熱調理が終了した後に庫内11から食品が取り出されたことを遠隔で検出するための信号として用いるようにしている。
【0036】
つぎに本実施形態の作用について、図6ないし図18も参照して説明する。ホーム端末1は、電源スイッチ9aが操作されると、初期画面表示として種々のメニューのうちから所望する作業を選択して画面に触れることで入力操作をすることができるようになっている。
【0037】
いま、調理レシピをインターネット3を介してダウンロードする場合を例にとって説明する。使用者によりインターネットへの接続が選択操作されると、制御回路16は、外部ネットワーク通信部21からインターネット3に接続し、調理情報提供サーバ22にアクセスする。Web画面が表示パネル8に表示されると、所望する調理レシピを選んでダウンロードすることができる。ダウンロードにより受信した調理レシピのデータは記憶部19に記憶される。
【0038】
調理レシピは、材料データと作り方のデータとからなるものであるが、これらは別々の画面に表示されるようになっている。たとえば、図7,8には調理レシピとして「ミートローフ」をダウンロードして表示した場合を示している。図7には、材料がたとえば4人分を例にとって示されている。なお、この材料の分量については、人数を指定することで指定した人数に対応した表示をさせることができる。それは、タイトル表示の下に設けられた選択ボタンを操作することで指定することができる。「2人」、「3人」、「4人」はそのボタンを操作することで指定でき、それ以外の人数の場合には右側に表示されたプルダウンメニューを操作してその中から所望の人数を指定することができる。
【0039】
さて、図7の画面表示では、上部にこのシステムの名称として「ホームナビ」と表示され、左上にこの調理レシピで使用する自動調理器の種類をイラストで示し右上にはこの調理レシピのメニューの完成写真が表示される。また、左下にはインデックス表示画面へのジャンプボタンと、トップ画面へのジャンプボタンが配置されている。さらに、画面右下には次の画面に移行するための「つぎへ」のボタンが配置されている。
【0040】
図8の画面表示では、図7と同様の画面構成の中に作り方の表示がなされている。ここでは、4つの手順に分けて示されている。第1及び第3の手順では電子レンジ5による加熱調理が含まれるので、その自動調理の条件を示す制御コードを送信するために、右側に「送信」のボタンが配置されている。その右側には、この手順1あるいは手順3での加熱調理を自動調理しないで他の手段を用いたり手動で行う場合に、その送信をキャンセルすることができる「スキップ」ボタンが配置されている。
【0041】
手順2及び手順4では使用者による作業が中心となり、加熱調理は含まれない。次の手順3では、再び電子レンジ5を用いた加熱調理が含まれるので、そのための「送信」ボタンと「スキップ」ボタンが配置される。また、この作り方の画面表示では、画面下部に「もどる」のボタンが配置されている。これは、前の画面表示(ここでは材料の表示画面)に戻るためのもので、以後説明する表示画面においてもこの「もどる」ボタンは表示される。
【0042】
次に、実際に使用者がこの調理レシピに従って調理を行う場合の動作について説明する。手順1にて材料が準備できると前述の図8の表示画面において、手順1の右側に表示された「送信」のボタンを操作すると、制御回路16はダウンロードしたときに記憶している自動調理の条件を示すデータを制御コードとして電子レンジ5に送信する。ここでは、制御回路16は、通信回路20を通じて無線信号を送信し、電子レンジ5においては通信回路28を通じてこれを受信し、電子レンジ側の制御回路23において制御コードを受け取り、記憶部26に記憶される。
【0043】
このとき、ホーム端末1側では、制御コードの送信を開始すると、図9に示すように、「送信」及び「スキップ」のボタン表示に代えて「送信中」の表示を行うようになる。一方、電子レンジ5側においては受信を開始すると、制御回路23により、図6(a)に示すように、表示部13に受信中を示すアンテナのマーク13aを表示させ、アンテナが電波を受信状態であることをアニメーションで表示させる。
【0044】
ここで、ホーム端末1と電子レンジ5との間では、制御コードの送信が確実に行われたことをチェックしている。たとえば、ホーム端末1側から同じ制御コードを複数個送信し、電子レンジ5側で受信した制御コードがすべて同じであった場合にOKとするやり方や、あるいは、電子レンジ5側で受信した制御コードを再びホーム端末1側に送り返し、これがホーム端末1側で送信したものと同じであればOKとするやり方などがある。
【0045】
このようにして、ホーム端末1側においては、制御コードの送信が完了すると、図10に示すように、手順1の右側部分に「レンジに料理を入れて「スタート/ネットメニュー」を押してください」の表示を行う。これは、自動調理の準備が整ったので、使用者に対して調理開始の操作を促す表示である。なお、このホーム端末1側から電子レンジ5の自動調理開始をすることは、安全上の理由からできないように設定されている。
【0046】
一方、電子レンジ5側においては、図6(b)に示すように、表示部13に制御コードの受信が完了して自動調理が可能な状態となっていることが表示される。ここでは、「レンジ」の表示13b、「ネットメニュー」13c、「手順1」13dなどを表示し、ネットメニューの手順1の自動調理の設定を受信したことを表示している。
【0047】
この後、使用者により電子レンジ5の「スタート/ネットメニュー」スイッチ12aが操作されると、制御回路23は、これを受け付けて制御コードに従った条件(たとえば、加熱出力、加熱時間などの条件)でマグネトロン24やヒータ25を駆動制御して自動調理を行う。また、自動調理を開始すると、制御回路23は、通信回路28を介してホーム端末1側に調理を開始したことを示す信号を送信する。
【0048】
ホーム端末1側では、通信回路20を介して電子レンジ5側から調理開始の信号を受信すると、制御回路16は、図11に示すように、自動調理が開始されて「加熱中」の表示を行う。このとき、「加熱中」の表示の右側に「取消」のボタンを同時に表示する。なんらかの理由により、その自動調理を中断する必要が生じた場合には、その「取消」ボタンを操作することで電子レンジ5側に加熱運転の取り消しを示す制御コードを送信し、遠隔操作により制御することができるようになっている。
【0049】
なお、加熱運転を開始した後に、使用者が上記した「取消」ボタンを操作した場合には、その制御コードにより行われるべき自動調理の設定条件もキャンセルされるようになる。再び同じ自動調理を行う場合には、制御コードの送信ボタンの操作に戻って実施する必要がある。
【0050】
この後、電子レンジ5側において自動調理が終了すると、制御回路23は、その旨を示す信号をホーム端末1側に送信する。すると、ホーム端末1の制御回路16は、図12に示すように、自動調理が終了した旨の「加熱終了」の表示を行うようになる。この「加熱終了」の表示は、電子レンジ5の庫内11から料理が取り出されるまで行われる。
【0051】
使用者が電子レンジ5の扉10を開けて料理を取り出すと、この動作がドアスイッチ27及び重量センサ15により検知されるようになる。制御回路23は、これらの信号を受信することにより、料理が庫内11から取り出されたことを認識し、ホーム端末1側に対してその旨を示す信号を送信するようになる。
【0052】
ホーム端末1側においては、図13に示すように、手順1の右側に表示していた「加熱終了」の表示を消去して、その部分には何も表示しない状態となる。これにより、使用者にとっては、この手順1の作業が完了したことを認識することができる。
【0053】
以下、手順2の実施に際しては、そこに書かれた内容の作業を行い、手順3に進むと、手順1のときと同様にして表示状態が移行してゆく。すなわち、図13の表示状態において、手順3の準備が終了して「送信」ボタンが操作されると、図14に示すような「送信中」の表示がなされ、送信が完了すると「レンジに料理を入れて「スタート/ネットメニュー」を押してください」の表示を行う。
【0054】
このとき、電子レンジ5側においては、表示部に再び図6(a)に示すような表示がなされ、手順3の自動調理に相当する制御コードを受信して記憶部26に格納される。「スタート/ネットメニュー」スイッチ12aが操作されて自動調理が開始されると、受信した条件で加熱調理が実施されると共にホーム端末1に調理開始の信号が送信される。
【0055】
ホーム端末1側では、加熱調理が開始されると、図16に示すように「加熱中」の表示及び「取消」の表示を行い、加熱調理が終了すると図17に示すように「加熱終了」の表示を行う。この後、電子レンジ5の庫内11から料理が取り出されると、前述のようにしてこれが認識され、ホーム端末1側でその信号を受信すると図18に示すように、加熱に関する表示は消去される。これにより、使用者は調理手順で示された全ての作業が終了して料理が完成したことを認識できるようになる。
【0056】
このような本実施例によれば、調理レシピを表示パネル8に表示させるときに、作り方の画面表示状態では、電子レンジ5などの自動調理器による自動調理が必要となるところに送信ボタンを表示し、調理の手順中で自動調理を行う際にその部分に表示された送信ボタンを操作入力することで、使用者は確実にその自動調理に必要な調理条件の制御コードを自動調理器側に送信することができるようになる。
【0057】
また、調理レシピの表示は材料と作り方とを別々の画面表示を行うことで見やすくし、更に、作り方の表示では自動調理が必要な手順については、ひとつの手順中に2以上の自動調理が含まれないように表示させるので、調理レシピの手順中に複数の自動調理が含まれる場合でも、使用者がどの自動調理についての送信ボタンであるかを迷うことなく簡単且つ確実に必要な自動調理を実行することができるようになる。
【0058】
そして、送信ボタンを操作すると制御コードの送信中の表示を行い、送信が終了すると自動調理器による調理開始の操作を促す表示を行い、自動調理を実施している期間中は調理中である表示を行い、自動調理が終了すると終了の表示を行うようにしたので、使用者は、表示パネル8を見ていれば自動調理器である電子レンジ5の状態を認識することができ、これにより、各処理における操作を電子レンジ5の動作状態を把握しながら確実に行えるようになると共に、この間に、他の調理手順の作業を進行させることもできるようになる。
【0059】
また、自動調理が終了すると、表示パネル8の送信ボタンの表示を停止するので、調理の進行と共に残る自動調理で必要な送信ボタンのみが表示されるようになり、使用者は間違いなく対応する手順の操作を行うことができるようになると共に、煩雑となる無用な表示をなくして見やすい表示状態とすることができるようになる。
【0060】
図19及び図20は本発明の第2の実施形態を示すもので、以下、第1の実施形態と異なる部分について説明する。すなわち、この実施形態では、前述の実施形態の表示画面のうちの図8で示した表示状態を、図19で示すように、「スキップ」ボタンを表示しないようにしている。
【0061】
この表示画面の場合でも、前述同様に操作をすることで自動調理の制御コードを電子レンジ5あるいは他の自動調理器2,6,7に送信することができ、前述
同様の自動調理を行わせることができる。
【0062】
そして、この実施形態では、例えば、手順1での自動調理を他の調理機器を用いて行った場合、つまり指定されている自動調理器を使用していない場合に、次の自動調理の手順3で、「送信」ボタンを操作したときに、そのとき表示されていた手順1の「送信」ボタンを消去すると共に、制御コードの送信中の表示を行うようになる。
【0063】
つまり、手順1の「送信」ボタンをキャンセルするための「スキップ」ボタンの操作を行う必要がなく、手順3の「送信」ボタンを操作することで、手順1の「送信」ボタンのキャンセルを同時になされたことになるのである。これにより、使用者が操作に慣れてきた場合には、第1の実施形態のように「スキップ」ボタンの操作が不要となる分だけ操作回数が少なくなるので使い勝手に優れたものとなる。
【0064】
なお、このような第2の実施形態の操作機能を第1の実施形態に選択的に設定可能に組み込むことにより、慣れないうちは「スキップ」ボタンの表示を行うモードで使用し、慣れてきたらこの実施形態の操作機能を適用するように切替えるといった使用形態とすることもできる。
【0065】
図21は本発明の第3の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、自動調理器として電子レンジ5に加えて冷蔵庫2を用いた調理レシピを実施する例を示している。なお、冷蔵庫2は、食品の冷蔵や冷凍保存をする機能に加えて、最近では、調理中の料理を冷却する過程を経るものも有り、ここではそのような冷却調理についても自動調理を実行するようにしたものを示している。
【0066】
冷蔵庫2は、図示はしないが、電子レンジ5と同様にホーム端末1との間で制御コードの受信が行えると共に各種の信号の授受を行えるようにした通信回路を備えると共に、通信状態や調理の開始を促す表示部を備える構成となっている。
【0067】
図21には例えば「クリームチーズゼリー」の調理レシピの作り方が示されている。3つの調理手順が示されており、そのうち手順1では電子レンジ5による加熱調理が自動調理となっており、手順3では冷蔵庫2による冷却調理が自動調理となっている。
【0068】
また、この表示画面では、使用する自動調理器は電子レンジ5および冷蔵庫2であることが画面の左上部分にイラストで表示されるようになっており、これを見れば、使用者は使用する自動調理器がすぐに認識することができるようになっている。
【0069】
「送信」ボタンの操作に応じた制御コードを送信する過程については第1の実施形態と同様であり、冷蔵庫2は制御コードを受信するとその調理条件に従った設定を行い、冷却調理の開始操作を促すように表示する。冷却調理としては、例えば、常温まで冷却する「あら熱取り」や、加熱されて熱いままの状態から冷蔵温度に冷却する場合の「熱もの冷蔵」、熱いままの状態から冷凍温度に冷却する「熱もの冷凍」、あるいは常温のものを急速に冷却する「急冷却」などがあり、これらの冷却調理に対応して、切替えルームの温度設定や調理時間の設定などを行う制御コードがあらかじめ設定されている。
【0070】
上記実施形態では、電子レンジ5と冷蔵庫2を自動調理器として使用する場について説明したが、クッキングヒータ6や炊飯器7も自動調理器として用いる複合的な調理を行うことは、もちろん可能であるし、さらに他にも自動調理が可能なものであれば用いることができる。
【0071】
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
情報端末装置は、家電製品に付随的に設けるホーム端末1のようなもの以外に、PDA(personal digital assistance)などの独立した構成のものや、小型のパソコンなどの汎用的に用いる構成のものを利用することもできる。
【0072】
調理レシピは、インターネット以外に、他の媒体から入手することもできるし、専用のソフトウェアなどを利用して取り込むこともできる。
調理中の判断は、調理開始時点と終了時点とに自動調理器側から信号を送信して行う構成としても良いし、調理中にその旨の信号を送信し続けることで示す構成としても良い。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報端末装置を、表示手段と、通信手段と、操作手段と、制御手段とから構成し、表示手段に調理レシピの情報のうちの調理方法について表示する場合に、その作り方の手順中に自動調理器による調理過程が必要となるところに調理内容の設定をするための送信ボタンを表示させると共に、その送信ボタンが操作されると通信手段に対して制御コードを送信させるように制御するようにしたので、使用者は自動調理を行う際にその部分に表示された送信ボタンを操作入力することで、制御手段によりその制御コードの送信がなされ、自動調理器側で受信されると、自動調理の条件を設定してその調理レシピに必要な自動調理を行うことができるようになる。これにより、使用者が表示手段に表示されている調理レシピの作り方を見ながら調理を進行させ、必要な部分で自動調理を行うべく自動調理器を用いて簡単かつ迅速に自動調理を行うことができるようになる。
【0074】
また、本発明の調理情報システムによれば、上記した情報端末装置と制御コードを受信してその制御コードに基づいた自動調理が可能な自動調理器とによる構成とすることで、自動調理器による調理条件の設定を情報端末装置側から行えることから、使用者は、情報端末装置に表示した調理レシピを見ながら調理を進行させることができ、自動調理器による自動調理が必要となる場面ではその送信ボタンを操作することで制御コードを送信して自動調理の条件を設定することができるようになる。これにより、複雑な調理手順で自動調理が複数含まれた調理レシピを利用して調理を行う場合でも、見やすい表示で確実に操作して自動調理を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電気的構成の概略図
【図2】システムの概略構成を示す図
【図3】ホーム端末の外観図
【図4】電子レンジの外観図
【図5】電子レンジの電気的構成図
【図6】電子レンジの表示部の表示状態を示す図
【図7】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その1)
【図8】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その2)
【図9】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その3)
【図10】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その4)
【図11】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その5)
【図12】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その6)
【図13】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その7)
【図14】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その8)
【図15】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その9)
【図16】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その10)
【図17】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その11)
【図18】ホーム端末の表示パネルに表示される調理レシピの表示状態(その12)
【図19】本発明の第2の実施形態を示す図8当図
【図20】図14相当図
【図21】本発明の第3の実施形態を示す図8相当図
【符号の説明】
1はホーム端末(情報端末装置)、2は冷蔵庫(自動調理器)、3はインターネット(ネットワーク)、4は住宅内ネットワーク(ネットワーク)、5は電子レンジ(自動調理器)、6はクッキングヒータ(自動調理器)、7は炊飯器(自動調理器)、8は表示パネル(表示手段)、10はタッチセンサ(操作手段)、12は操作パネル、12aはスタート/ネットメニュースイッチ、13は表示部、15は重量センサ、16は制御回路(制御手段)、19は記憶部、20は通信回路(通信手段)、21は外部ネットワーク通信部、22は調理情報サーバ、22aはデータベース、23は制御回路(調理制御手段)、26は記憶部、27はドアスイッチ、28は通信回路(受信手段)である。

Claims (18)

  1. 調理レシピを表示する表示手段と、
    自動調理器に対して調理内容の設定をするための制御コードを送信可能な通信手段と、
    調理のための操作入力を行う操作手段と、
    前記表示手段に前記調理レシピの情報のうちの調理方法について表示する場合に、その作り方の手順中に前記自動調理器による調理過程が必要となるところに前記調理内容の設定をするための送信ボタンを表示させると共に、その送信ボタンが操作されると前記通信手段に対して制御コードを送信させるように制御する制御手段とを設け
    前記制御手段は、前記表示手段による前記調理レシピの表示中に複数の送信ボタンが表示された状態では、後の調理過程に対応する送信ボタンが操作されるとそれよりも前の調理過程に対応する送信ボタンの表示を消去するようにしたことを特徴とする情報端末装置。
  2. 請求項1に記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記調理レシピを前記表示手段に表示させる場合に、その調理レシピの材料を表示する画面と、調理方法を表示する画面とを異なる画面で表示させることを特徴とする情報端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記調理レシピの情報のうちの調理方法について前記表示手段に表示する場合に、個々の手順の中に前記自動調理器による調理過程が含まれる手順では、その調理過程の近傍に前記送信ボタンを配置して表示させるようにしたことを特徴とする情報端末装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記調理レシピの情報のうちの調理方法について前記表示手段に表示する場合に、個々の手順の表示内容では前記自動調理器による調理過程が複数とならないように設定することを特徴とする情報端末装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記送信ボタンが操作されたことに応じてその調理内容の設定をするための制御コードの送信が終了するまでの期間中、前記表示手段に送信中である旨の表示を行わせることを特徴とする情報端末装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記送信ボタンが操作されたことに応じてその調理内容の設定をするための制御コードの送信が終了すると、前記表示手段に自動調理器による調理開始の操作を促す表示を行わせることを特徴とする情報端末装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記自動調理器から送信される信号に基づいて自動調理中と判断される期間中、前記表示手段に自動調理中である旨の表示を行わせることを特徴とする情報端末装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記自動調理器から送信される信号に基づいて自動調理が終了したと判断されると、前記表示手段に自動調理が終了した旨の表示を行わせることを特徴とする情報端末装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記自動調理器から送信される信号に基づいて自動調理が終了したと判断されると、それ以後はその自動調理のための前記送信ボタンの表示を停止させることを特徴とする情報端末装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記操作手段による操作時にその操作をキャンセルして前の状態に戻すための戻るボタンを設けたことを特徴とする情報端末装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記操作手段として使用者の音声による入力を受け付ける音声入力手段を設け、
    前記制御手段は、前記音声入力手段により入力された音声に対応する操作入力を受け付けるように構成されていることを特徴とする情報端末装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記調理レシピの情報のうちの調理方法に複数の異なる自動調理器による調理過程が含まれる場合には、その手順の表示中に示す送信ボタンが操作されると、対応する自動調理器に前記制御コードを送信するように構成されていることを特徴とする情報端末装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記調理レシピの表示を表示手段に行わせる場合に、自動調理を行う前記自動調理器についてイラストで表示させることを特徴とする情報端末装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の情報端末装置において、
    前記制御手段は、前記調理レシピの表示を表示手段に行わせる場合に、自動調理を行う前記自動調理器が複数存在する場合には、それらをイラストで表示させると共に、調理手順中で使用する場合にこれを使用対象として認識できるように表示状態を変化させることを特徴とする情報端末装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の情報端末装置と、
    前記情報端末装置から制御コードを受信する通信手段を備えると共に受信した制御コードに基づいて自動調理を行う自動調理器とを備えたことを特徴とする調理情報システム。
  16. 請求項15に記載の調理情報システムにおいて使用される自動調理器であって、
    自動調理の機能として加熱調理および冷却調理のすくなくとも一方の機能を備えたものであることを特徴とする自動調理器。
  17. 請求項16に記載の自動調理器において、
    前記情報端末装置から制御コードを受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した制御コードに従った自動調理を実行する調理制御手段とを備えていることを特徴とする自動調理器。
  18. 請求項16または17に記載の自動調理器において、
    前記調理制御手段は、前記情報端末装置から受信した制御コードに基づいた自動調理を実施した場合には前記通信手段を介して前記情報端末装置側に自動調理の運転信号を送信するように制御することを特徴とする自動調理装置。
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