[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2001346598A - Hdl亜画分の分析方法 - Google Patents

Hdl亜画分の分析方法

Info

Publication number
JP2001346598A
JP2001346598A JP2000171135A JP2000171135A JP2001346598A JP 2001346598 A JP2001346598 A JP 2001346598A JP 2000171135 A JP2000171135 A JP 2000171135A JP 2000171135 A JP2000171135 A JP 2000171135A JP 2001346598 A JP2001346598 A JP 2001346598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hdl
cholesterol
measuring
subfraction
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000171135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4708531B2 (ja
JP2001346598A5 (ja
Inventor
Koji Kishi
浩司 岸
Isao Sumiyama
功 角山
Koji Ochiai
浩二 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex International Reagents Co Ltd
Original Assignee
International Reagents Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Reagents Corp filed Critical International Reagents Corp
Priority to JP2000171135A priority Critical patent/JP4708531B2/ja
Publication of JP2001346598A publication Critical patent/JP2001346598A/ja
Publication of JP2001346598A5 publication Critical patent/JP2001346598A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708531B2 publication Critical patent/JP4708531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度リポ蛋白亜画分(HDLおよびHD
)中の成分を、遠心操作等をせず分画し、簡便且つ
正確に測定する方法を提供すること。 【解決手段】 HLB値が17以上の非イオン性界面活
性剤の存在下でHDL中の成分、特にコレステロール
(HDL−C)に選択的に酵素を作用をさせて、HD
−C量を測定し、総HDL−CからHDL−C量
を減算してHDL −C量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、血中の高密度リポ
蛋白(HDL)亜画分中の成分の測定法に関する。詳し
くは、HDLの亜画分であるHDL及びHDLに含
まれるコレステロール、HDL−C、HDL−Cを
測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】血清にはリポ蛋白として、大きく分類す
ると4種類のリポ蛋白、すなわち高密度リポ蛋白(HD
L)、低密度リポ蛋白(LDL)、超低密度リポ蛋白
(VLDL)及びカイロミクロン(CM)が含まれてい
る。各種高脂血症等の疾病は、これらの1種類又は2種
類のリポ蛋白画分の増量に由来することが知られてお
り、各リポ蛋白を分画して定量する方法が報告されてい
る。この中で、HDLは特に冠動脈硬化症などの各種動
脈硬化症の診断又は病態の解析等のためのマーカーとし
て検査測定されている。HDLは更にHDLとHDL
の2つの亜画分(以下、HDL亜画分という)に細分
される。
【0003】HDL亜画分の臨床的意義は、分画が困難
であるためほとんど研究されていない。従来、HDLの
分画は超遠心法で行われていた。この方法は熟練が必要
であり、かつ超遠心機を別途備え付けて遠心を数日にわ
たって行う。そのため、多検体を処理することは出来な
かった。これに代わりポリエチレングリコール及びデキ
ストラン硫酸等のポリアニオンにマグネシウムやカルシ
ウム等の2価カチオンを共存させたり、リンタングステ
ン酸に2価カチオンを共存させた分画剤なる溶液と血清
とを混和して、LDL、VLDL、及びCMを沈澱せし
め、これらを遠心した後の上清に残るHDLのみを分画
する方法が主流となっているが、HDL亜画分は分別で
きない。
【0004】また、この方法を応用して更に上清に残る
HDLを亜画分に分別する沈殿法がLewis I. Gidez, et
al [Journal of Lipid Research, 23, 1206-1223(198
2)]、Kurt Widhalm and Renate Pakosta[Clinical Che
mistry, 37 (2), 238-241(1992)]らにより報告され
ているが、これらの方法はその正確度に疑問があり普及
していない。
【0005】近年、電気泳動法によりHDL亜画分を分
画することでその研究が進められており、異常高HDL
血症で遺伝的な欠損(CETP欠損、肝性リパーゼ活性
低下など)が指摘されている。HDLコレステロール
(HDL−C)が高いことは長寿症候群とも言われてい
るが、遺伝的な異常で高値となる場合は、やはり臨床的
な観察が必要である。HDL−Cが低下すると動脈硬化
が亢進するので、ある程度の濃度を維持する必要がある
が、極端にHDL−Cが高値であると脳血管障害が引き
起こされる傾向にあるとういう報告もある。
【0006】これらの現象についてHDLとHDL
を分析することで臨床的に重要な情報を早期に提供でき
る可能性がある。また、HDL亜画分コレステロールの
臨床的意義についての報告も近年なされている。以下、
参考のために高HDL血症やHDL亜画分に関する記述
のある文献を列挙する。
【0007】1)松沢佑次、山下静也、垂井清一郎, H
DL異常症, 代謝, 25(4), 351-358,1988. 2)Karl H. Weisgraber and Robert W. Mahley, Subfra
ction of human highdensity lipoproteins by heparin
-Sepharose affinity chromatography., J.Lipid Res.,
21, 316-325, 1980. 3)Lewis I. Gidez, et al, Separation and quantitat
ion of subclasses ofhuman plasma high density lipo
proteins by a simple precipitationprocedure., J. L
ipid Res., 23, 1206-1223, 1982. 4)Kurt Widhalm and Renate Pakosta, Precipitation
with polyethyleneglycol and density-gradient ultra
centrifugation compared fordetermining high-densit
y lipoprotein subclasses HDL2 and HDL3.,Clinical C
hemistry, 37 (2), 238-241, 1992. 5)日高宏哉 その他, 正常CETPを持つ高HDL血症
患者のLDL分画の検討, 臨床病理,42(11), 1172-11
76, 1994. 6)青崎量二 その他, コレステリルエステル転送蛋白
(CETP)の遺伝子型の簡便な測定法と高HDL−C
血症患者における異常型CETPの頻度, 生物試料分
析, 20(2), 119-125, 1997. 7)稲津明広 その他, CETP欠損と高HDLコレステ
ロール血症, 臨床病理,44(4), 322-326, 1996. 8)酒井尚彦 その他, HDL異常症と動脈硬化, 臨床科
学, 27(4), 416-424,1991. 9)星野忠 その他, リポ蛋白の電気泳動上特異なパター
ンを呈した高HDL−C血症の一例, 臨床病理, 37
(7), 835-839, 1989. 10)梅森祥央 その他, コレステロールエステル転送活
性の欠損に起因する高HDL 血症の一症例, 臨床病
理, 40(9), 999-1003, 1989. 11)山下静也 その他, Small Heterogeneous LDLと
巨大粒子HDLを特徴とし、Cholesteryl ester transf
er activity の完全欠損に起因する高HDL血症2家系
の検討, 動脈硬化, 17(2), 371-379, 1989. 12)山下静也 その他, 若年性角膜輪を伴う高HDL
−C血漿の臨床的・生化学的検討, 動脈硬化, 13(4),
981-990, 1985. 13)Ken-ischi Hirono, et al, Frequency of intron 1
4 splicing defect ofcholesterol ester transfer pro
tein gene in the Japanese generalpopulation-relati
on between the mutation and hyperalphalipoproteine
mia., Atherosclerosis, 100, 85-90, 1993.
【0008】上記のように、HDL亜画分を分別し、そ
れぞれに含まれるコレステロールを測定することは臨床
上の意義がある。しかし現在知られているHDL亜画分
の分別方法は、上記のように分画剤と血清とを混和し、
低速とは言え遠心操作を行う方法であり、分画剤と血清
とを混和させるときの人為的な定量誤差や検体の取り違
えなどが問題となっていた。その上、自動分析装置で他
の一般的な生化学項目と同時に測定することはできなか
った。臨床検査においては迅速に検査結果を得ることが
求められており、検査時間の短縮が課題である。
【0009】近年、全自動のHDL中のコレステロール
を測定するキットが開発され普及しつつある。特許第2
600065号(平6/11/30)、特開平8−20
1393号公報(平7/1/31)及び特開平8−13
1195号公報(平6/12/21)にみられる技術
は、分画剤を併用するが、分画剤に含まれる二価カチオ
ンとして用いられる金属が自動分析装置で一般的に使用
される洗剤で不溶性の沈澱物を形成し、それが廃液機構
で蓄積することにより故障の原因となっている。
【0010】更に、反応中に不溶性の凝集物を形成し測
定結果に影響を与える濁りが生じて測定誤差の原因とな
っているばかりか凝集物により反応セルが汚染されて同
時に測定している他の生化学項目の測定結果に少なから
ず影響を与えている。普及しているほとんどの自動分析
装置は、10分で反応を完了する場合が多い。更に、既
知の方法である2ポイントエンド法、レート法、フィッ
クスタイム法などが選択できるようになっているので、
濁ったままの状態でも測定は可能である。
【0011】しかし、この濁ったままの状態での測定
は、反応中に濁度変化があっては測定値に誤差が生じ、
正確性が問題となる。その他、反応液が濁ると再現性が
低下する。それ故、測定する試料に制限が加わり、幅広
い測定波長と多種多様な患者検体に対応することが出来
ない。例えば、340nm付近(UV領域)では凝集物
による濁りの現象で吸光度が2〜3以上となり分析機の
許容範囲をしばしば越えてしまう欠点がある。二価カチ
オンを用いることのない特開平9−96637号公報
(平8/7/19)の技術は、リポ蛋白と凝集する抗血
清を含ませる方法であるが、これも難溶性の抗原抗体凝
集物を形成するので、反応セルが汚染される。従って、
同時に測定している他の生化学項目の測定結果に少なか
らず影響を与える。また、反応液中の濁りが強度となる
ので、特にUV領域によるHDL中のコレステロール測
定に対しても前述と同じ原因で正確な測定が不可能であ
る。
【0012】これらの技術は、複合体や凝集体を形成す
ることで、酵素反応を阻害する共通の技術と測光法を工
夫することで成り立っているものであり、濁り本来が持
つ測定への悪影響は、完全には解消されていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、汎用
の自動分析装置を用いて、遠心操作による分離をせず
に、また、反応液中に複合体や凝集体による濁りを形成
することなく、生体試料中、特に血清中のHDL亜画分
(HDL及びHDL)中の成分を定量する方法、詳
しくはHDL亜画分中のコレステロール(HDL−C
及びHDL−C)を測定する方法を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決する手段】本発明者らは、HDLに優先的
に直接作用するコレステロールエステル加水分解酵素で
あるリポプロテインリパーゼ(LPL)又はコレステロ
ールエステラーゼ(CE)を、HLB値が17以上の非
イオン性界面活性剤の存在下で反応させ、分光光度計に
よる測定において誤差の原因となる複合体又は凝集体を
形成することなく、HDL−コレステロール(HDL
−C)を測定する方法を見出し、本発明を完成した。
【0015】すなわち、本発明は、(1)HDL亜画分
中の成分を酵素反応で測定する方法において、HDL亜
画分から成分を遊離させるために、HDLに対して高い
特異性を示す酵素及びHLB値が17以上である非イオ
ン性界面活性剤を用いることを特徴とするHDL亜画分
中の成分の測定法、(2)HDLに対して高い特異性を
示す酵素が、リポプロテインリパーゼ(LPL)又はコ
レステロールエステラーゼ(CE)である前記(1)の
HDL亜画分中の成分の測定法、(3)HDL亜画分か
ら成分を遊離させるための酵素反応と該遊離された成分
を測定するための酵素反応をpH6〜9の範囲で行うこ
とを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のHDL亜
画分中の成分の測定法、(4)測定しようとするHDL
亜画分中の成分がコレステロールであり、コレステロー
ルを測定するための酵素反応がコレステロール脱水素酵
素及び酸化型補酵素による反応であり、該反応の生成物
である還元型補酵素を分光学的に検出する方法である前
記(1)〜(3)のいずれかのHDL亜画分中の成分の
測定法、(5)測定しようとするHDL亜画分中の成分
がコレステロールであり、コレステロールを測定するた
めの酵素反応がコレステロール酸化酵素による反応であ
り、該反応の生成物である過酸化水素をペルオキシダー
ゼを用いて測定する方法である前記(1)〜(3)のい
ずれかのHDL亜画分中の成分の測定法、(6)HDL
亜画分がHDLであることを特徴とする前記(1)〜
(5)のいずれかのHDL亜画分中の成分の測定方法、
(7)総HDL−コレステロール(HDL−C)量から
HDL−コレステロール(HDL−C)量を減算す
ることによってHDL−コレステロール(HDL
C)量をも求めることを特徴とする前記(1)〜(6)
のいずれかのHDL亜画分中の成分の測定法、(8)前
記(1)〜(7)のいずれかのHDL亜画分中の成分の
測定法を実行するために必要な試薬を備えた試薬キッ
ト。
【0016】
【発明の実施の態様】本発明のHDL亜画分中の成分の
測定法は、HDL画分中の総HDL−Cの測定に使用す
る方法を基本にしており、以下に示す手段を導入するこ
とでHDL亜画分中の成分、特にコレステロールの測定
を可能とするものである。HDL画分中の成分、特にコ
レステロール(HDL−C)の測定は、HDL画分に酵
素を作用させ加水分解してHDLが包含する成分を遊離
させる。その後遊離された成分を、その成分の測定に適
合する方法を用いて測定する。測定しようとする成分が
コレステロールである場合、コレステロール脱水素酵素
(CDH)やコレステロール酸化酵素(COD)を作用
させて遊離されたコレステロールを測定する。
【0017】HDL亜画分中の成分、特にコレステロー
ルを測定する手段の1つは、HDLに優先的に反応する
酵素を選択することである。リポ蛋白に作用し加水分解
してリポ蛋白の包含する成分を遊離させる酵素としては
LPL又はCE等のコレステロールエステル加水分解酵
素がある。その中で例えばChromobacterium viscosum由
来のLPL又はCEが他のリポ蛋白と比較してHDLに
優先的に反応するので好ましく用いられる。また、その
他の測定成分との適合性を考慮して、Pseudomonas属由
来の酵素も適宜選択できる。酵素の安定化などのために
修飾を行った酵素であっても、HDLに優先的に反応す
る酵素であり本発明の目的を達成しうるものであれば使
用できるので、修飾の有無は特に限定しない。
【0018】HDL亜画分中の成分、特にコレステロー
ルを測定する手段の別の1つは、pHの選択であり、H
DL亜画分中の成分を遊離させる酵素反応及び該遊離さ
れた成分の測定のための反応をpH6〜9で測定するこ
とが好ましい。pHが6以下であるとリポ蛋白そのもの
が凝集体に関係なく、等電点効果で白濁してしまう。リ
ポ蛋白が比較的安定なpH7付近を選択して測定条件を
整えれば良いが、LPL又はCEはpH8.0〜9.0
で非常に強くHDLに反応する。
【0019】更に、COD、CDH、LPL及びCEな
どの酵素が反応できるpHも考慮する。好適には、CD
H、LPL及びCEの反応は、pH7〜9が好ましく、
CODを用いるときはpH6〜8が好ましい。
【0020】pHの調整は、緩衝液で行う。緩衝液は、
通常生化学反応に用いられる各種緩衝液が利用でき、H
EPES緩衝液、TAPS緩衝液、PIPES緩衝液、
BES−BisTris緩衝液、MOPS緩衝液、Tr
is−塩酸緩衝液、MES緩衝液、ADA緩衝液、AC
ES緩衝液、MOPSO緩衝液、BES緩衝液、TES
緩衝液、DIPSO緩衝液、TAPSO緩衝液、POP
SO緩衝液、HEPPS緩衝液、HEPPSO緩衝液、
Tricine緩衝液、Bicine緩衝液、燐酸緩衝
液等が挙げられる。
【0021】HDL亜画分であるHDL中の成分、特
にコレステロール(HDL−C)を測定する手段は、
HLB値が17以上、好ましくは19以上、特に好まし
くは20以上の非イオン性界面活性剤を使用することで
ある。その効果は、LDL、VLDL、CM、及びHD
等のHDL以外のリポ蛋白に対するLPL及びC
Eの反応性を阻害するものである。従って、HDL
の成分、特にHDL−Cを測定できる。また、HLB
値が高い非イオン性界面活性剤ほど、少ない添加量で選
択的にHDL中の成分の測定ができる。実際に使用で
きる界面活性剤を以下に例示するが、これらに限定され
ず、HDL以外のリポ蛋白に対するLPL及びCEの
反応性を阻害するものであればよい。
【0022】本法に用いる界面活性剤は、セチルエーテ
ル(C16)(ヘキサデシルエーテル)(商品名:日光
ケミカル(株):BC−25TX、BC−30TX、B
C−40TX)、ラウリルエーテル(C12)(ドデシ
ルエーテル)(商品名:日光ケミカル(株):BL−2
1、BL−25)、オレイルエーテル(商品名:日光ケ
ミカル(株):BO−50)、ベヘニルエーテル(C2
2)(商品名:日光ケミカル(株):BB−30)、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:日本油脂
(株):ノニオンK−230)、ポリオキシエチレンモ
ノラウレート(商品名:日本油脂(株):ノニオンS−
40)、ポリオキシエチレンエーテル類(商品名:シグ
マ:Brij98、Brij721、Brij78、B
rij99)等が挙げられる。好適には、HLB値が2
0付近のポリオキシエチレンエーテル類が選ばれる。こ
れらの界面活性剤は単独で使用してもよいし、適宜2種
以上を組み合わせて用いてもよい。添加量は、測定する
リポ蛋白量及び使用する界面活性剤のHLB値により変
化するが、簡単な実験的繰り返しにより、最適な添加量
を決定できる。例えば、HLB値17付近の界面活性剤
を使用する場合、LDL及びVLDLに対するLPL及
びCEの反応性は阻害されるが、添加量によってはHD
に加えてHDLも測定されることがあるので、こ
のような場合、より高いHLB値の界面活性剤を使用す
る場合と比べ、添加量を多くすることが好ましい。具体
的には、0.001w/v%〜10w/v%の範囲で、
好適には1w/v%〜5w/v%の範囲で用いる。
【0023】HDL亜画分であるHDL中の成分量
は、HDL中の成分量からHDL中の成分量を減算す
ることによって求められる。測定しようとするHDL
中の成分がコレステロールである場合、総HDL−C量
からHDL−C量を減算すればHDL−C量が得ら
れる。
【0024】本発明においては、上記3つの手段、pH
の選択、酵素の選択、界面活性剤の選択、を単独で又は
適宜選択し組合せて導入する。より好適にはこれら全て
の手段を同時に導入するが、必ずしも全てを同時に導入
する必要は無い。
【0025】また、LDL、VLDL及びカイロミクロ
ン中の遊離型コレステロールが、HDL−C測定時の反
応に関与して、しばしば誤差の原因となることがある
が、予めCODやCDHでこれらの遊離型コレステロー
ルを反応させヒドラジン存在下でコレステノンヒドラゾ
ンに変換しておき、HDL−Cの測定時に非基質化する
方法もある。非基質化する技術は公知の特開平5−17
6797号公報(平3/12/27)を参考にすればよ
い。
【0026】一方、CE又はLPLのLDLに対する反
応性を抑えるために、カリクスアレン類を用いることも
できる。カリクスアレン類にはカリクス[4]アレン、
カリクス[6]アレン、カリクス[8]アレン、硫酸カ
リクス[4]アレン、硫酸カリクス[6]アレン、硫酸
カリクス[8]アレン、酢酸カリクス[4]アレン、酢
酸カリクス[6]アレン、酢酸カリクス[8]アレン、
カルボキシカリクス[4]アレン、カルボキシカリクス
[6]アレン、カルボキシカリクス[8]アレン、カリ
クス[4]アレンアミン、カリクス[6]アレンアミ
ン、カリクス[8]アレンアミンが挙げられる。この中
から1種又は2種以上を適宜選択して用いる。使用濃度
は簡単な実験的繰り返しにより決めることができる。
【0027】測定しようとするHDL亜画分中の成分が
コレステロールである場合、コレステロールを測定する
基本反応は、総コレステロールを測定する方法であり、
目的とする画分に合わせて成分を適宜調製すればよい。
【0028】例えばコレステロールの測定は、コレステ
ロールとコレステロール脱水素酵素(CDH)の反応を
酸化型補酵素存在下に行い、反応の結果還元された補酵
素を光学的に測定することによって行う。CDHを用い
る際の補酵素としては、β−ニコチンアミドアデニンジ
ヌクレオチド酸化型(NAD)、Thio−ニコチンア
ミドアデニンジヌクレオチド酸化型(t−NAD)、β
−ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸酸化型
(NADP)、Thio−ニコチンアミドアデニンジヌ
クレオチドリン酸酸化型(t−NADP)等が挙げられ
る。
【0029】また、コレステロール測定にはコレステロ
ール酸化酵素(COD)も使用できるが、この場合は、
ペルオキシダーゼと公知の過酸化水素定量法を組み合せ
て測定を行う。
【0030】更に、コレステロール測定に必要となるコ
ール酸等の活性化剤や安定化剤などは既存の技術に従っ
てその条件を適宜選択し、簡単な実験的繰り返しにより
使用濃度を調整すればよい。
【0031】本発明はまた、上記本発明のHDL亜画分
中の成分の測定法を実行するために必要な試薬を備えた
試薬キットを提供する。本発明の試薬キットは、少なく
ともHLB値が17以上の非イオン性界面活性剤を含ん
でなるHDL亜画分中の成分の測定に使用する試薬キッ
トである。
【0032】
【実施例】以下、HDL中のコレステロールの測定例
について具体的に示す。
【実施例1】以下の試薬A及びBを調製した。検体は、
ボランティアによるヒト血清22例を用いた。測定は、
日立7170型自動分析装置で実施した。先ず検体4μ
Lに試薬A 180μLを加え37℃で5分間恒温し、
この時点で主波長340nm及び副波長570nmで吸
光度1を測定した。更に、試薬B 60μLを加え37
℃で5分間恒温し、この時点で主波長340nm及び副
波長570nmで吸光度2を測定した。吸光度1と吸光
度2の差を求めて既知HDL−C濃度のコントロール
を標準液として検体の値を換算した。
【0033】対照法としてポリエチレングリコールを用
いたKurt Widhalmらの方法を用いて測定を行った。この
方法を用いて遠心分画した上清のコレステロール濃度
は、国際試薬株式会社製T−CHO試薬・L「コクサ
イ」を用いて求めた。また、自動分析装置を用いるホモ
ジニアスHDL−Cの測定は、国際試薬株式会社製HD
L−C試薬・KL「コクサイ」を用いて行った。対照法
のHDL−C値は、用手法によるHDL−Cから用手
法によるHDL−C値を差し引いて求めた。自動分析
法のHDL−C値は、ホモジニアスHDL−C値から
試薬A及びBを用いて求めたHDL−C値を差し引い
て求めた。
【0034】図1に超遠心操作[Havel RJ, Eder HA, B
ragdon JH : The distribution andchemical compositi
on of ultracentrifugally separated lipoproteinsin
human serum., J. Clin. Invest., 34, 1345〜1353(19
55)]で得られたVLDL、LDL、(LDL+HDL
)、HDL及びHDLを測定したときの340nm
における反応タイムコースを示した。
【0035】図1に示したように、本法はVLDL、L
DL、(LDL+HDL)画分にはほとんど反応せ
ず、HDL及びHDLのみ反応していることが分か
る。各画分中の総コレステロール濃度は、VLDL=9
9.9mg/dL、LDL=199.9mg/dL、
(LDL+HDL)=175.2+31.7mg/d
L、HDL=28.5mg/dL及びHDL=84.
2mg/dLであった。
【0036】本法による測定結果は、VLDL=0.7
mg/dL、LDL=2.9mg/dL、(LDL+H
DL)=4.0mg/dL、HDL=28.0mg
/dL及びHDL=63.2mg/dLであった。この
結果からもHDLに高い特異性を有することが分か
る。
【0037】また、ヒト血清22例を用いた測定結果を
表1に示した。本法のHDL−C値は、対照法との相
関係数が、0.957(p<0.05)となり、よく一
致した結果となった。また、本法のHDL−C値は、
対照法との相関係数が、0.939(p<0.05)と
なった。
【0038】 試薬A HEPES緩衝液 (pH7.0) 10 mmol/L 二塩化ヒドラジニウム 100 mmol/L β−ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド酸化型 6.0 mmol/L コール酸ナトリウム(活性化剤) 0.06 % ノニオンK−230(HLB値17.3) 0.3 w/v% BC−40TX(HLB値20) 1.0 w/v% 硫酸カリクス[8]アレン 2.0 mmol/L
【0039】 試薬B TAPS緩衝液 (pH8.5) 500 mmol/L コレステロール脱水素酵素 20 U/mL LPL 6 U/mL (Chromobacterium viscosum由来) コール酸ナトリウム(活性化剤) 0.1 %
【0040】
【表1】
【0041】
【実施例2】以下の試薬C及びDを調製した。検体は、
ボランティアによるヒト血清22例を用いた。測定は、
日立7170型自動分析装置で実施した。操作法は、先
ず検体 4μLに試薬C 180μLを加え37℃で5
分間恒温し、この時点で主波長340nm及び副波長5
70nmで吸光度1を測定した。更に、試薬D 60μ
Lを加え37℃で5分間恒温し、この時点で主波長34
0nm及び副波長570nmで吸光度2を測定した。吸
光度1と吸光度2の差を求めて既知HDL−コレステ
ロール濃度のコントロールを標準液として検体の値を換
算した。対照法は、実施例1同様の操作を行った。自動
分析法のHDL−C値は、ホモジニアスHDL−C値
から試薬C及びDを用いて求めたHD−C値を差し引
いて求めた。
【0042】図2に超遠心操作で得られたVLDL、L
DL、(LDL+HDL)、HDL及びHDLを測
定したときの340nmにおける反応タイムコースを示
した。この図から、本法はVLDL、LDL、(LDL
+HDL)画分にはほとんど反応せず、HDL及び
HDLのみ反応していることが分かる。
【0043】各画分中の総コレステロール濃度は、VL
DL=99.9mg/dL、LDL=199.9mg/
dL、(LDL+HDL)=175.2+31.7m
g/dL、HDL=28.5mg/dL及びHDL=
84.2mg/dLであった。
【0044】本法による測定結果は、VLDL=0.2
mg/dL、LDL=3.5mg/dL、(LDL+H
DL)=0.2mg/dL、HDL=27.8mg
/dL及びHDL=59.2mg/dLであった。この
結果からもHDLに高い特異性を有することが分か
る。
【0045】また、ヒト血清22例を用いた測定結果を
表2に示した。本法のHDL−C値は、対照法との相
関係数が、0.952(p<0.05)となり、よく一
致した結果となった。また、本法のHDL2−C値は、
対照法との相関係数が、0.942(p<0.05)と
なった。
【0046】 試薬C HEPES緩衝液 (pH7.0) 10 mmol/L 二塩化ヒドラジニウム 100 mmol/L β−ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド酸化型 6.0 mmol/L コール酸ナトリウム(活性化剤) 0.06 % ノニオンK−230(HLB値17.3) 0.3 w/v% Brij98(HLB値19) 1.6 w/v% 硫酸カリクス[8]アレン 2.0 mmol/L
【0047】 試薬D TAPS緩衝液 (pH8.5) 500 mmol/L コレステロール脱水素酵素 20 U/mL LPL 6 U/mL (Chromobacterium viscosum由来) コール酸ナトリウム(活性化剤) 0.1 %
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明の高密度リポ蛋白亜画分(HDL
及びHDL)中の成分、特にコレステロールを測定
する方法は、HLB値が17以上の非イオン性界面活性
剤の存在下でHDL中の成分、特にコレステロール
(HDL−C)に選択的に酵素を作用をさせて、HD
−C量を測定し、総HDL−CからHDL−C量
を減算してHDL−C量を求めることにより、極めて
容易にHDL亜画分のHDL−Cを測定する方法であ
る。本発明は、汎用の自動分析装置を用いて、遠心操作
による分離をせずに、また、反応液中に複合体や凝集体
による濁りを形成することなく、生体試料中、特に血清
中のHDL亜画分中の成分を定量することができるた
め、高脂血症等のリポ蛋白に関連する疾病の臨床検査や
研究等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 超遠心操作で得た各リポ蛋白画分の反応タイ
ムコースを示す。測光ポイントは17ポイントで5分、
34ポイントで10分を表す。
【図2】 超遠心操作で得た各リポ蛋白画分の反応タイ
ムコースを示す。測光ポイントは17ポイントで5分、
34ポイントで10分を表す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12Q 1/44 C12Q 1/44 G01N 33/92 G01N 33/92 B Z (72)発明者 落合 浩二 兵庫県神戸市西区室谷1丁目1−2 国際 試薬株式会社研究開発センター内 Fターム(参考) 2G045 AA13 BB29 BB60 CA25 CA26 DA63 DA69 FA26 FA27 FA29 FB01 GC10 4B063 QA01 QA19 QQ03 QQ76 QQ89 QR02 QR03 QR04 QR12 QR42 QR52 QS28 QS36 QX01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HDL亜画分中の成分を酵素反応で測定
    する方法において、HDL亜画分から成分を遊離させる
    ために、HDLに対して高い特異性を示す酵素及びHL
    B値が17以上である非イオン性界面活性剤を用いるこ
    とを特徴とするHDL亜画分中の成分の測定法。
  2. 【請求項2】 HDLに対して高い特異性を示す酵素
    が、リポプロテインリパーゼ(LPL)又はコレステロ
    ールエステラーゼ(CE)である請求項1に記載のHD
    L亜画分中の成分の測定法。
  3. 【請求項3】 HDL亜画分から成分を遊離させるため
    の酵素反応と該遊離された成分を測定するための酵素反
    応をpH6〜9の範囲で行うことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のHDL亜画分中の成分の測定法。
  4. 【請求項4】 測定しようとするHDL亜画分中の成分
    がコレステロールであり、コレステロールを測定するた
    めの酵素反応がコレステロール脱水素酵素及び酸化型補
    酵素による反応であり、該反応の生成物である還元型補
    酵素を分光学的に検出する方法である請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載のHDL亜画分中の成分の測定法。
  5. 【請求項5】 測定しようとするHDL亜画分中の成分
    がコレステロールであり、コレステロールを測定するた
    めの酵素反応がコレステロール酸化酵素による反応であ
    り、該反応の生成物である過酸化水素をペルオキシダー
    ゼを用いて測定する方法である請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のHDL亜画分中の成分の測定法。
  6. 【請求項6】 HDL亜画分がHDLであることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のHDL亜
    画分中の成分の測定方法。
  7. 【請求項7】 総HDL−コレステロール(HDL−
    C)量からHDL−コレステロール(HDL−C)
    量を減算することによってHDL−コレステロール
    (HDL−C)量をも求めることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のHDL亜画分中の成分の
    測定法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のH
    DL亜画分中の成分の測定法を実行するために必要な試
    薬を備えた試薬キット。
JP2000171135A 2000-06-07 2000-06-07 Hdl亜画分中のコレステロールの測定法 Expired - Lifetime JP4708531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000171135A JP4708531B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 Hdl亜画分中のコレステロールの測定法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000171135A JP4708531B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 Hdl亜画分中のコレステロールの測定法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001346598A true JP2001346598A (ja) 2001-12-18
JP2001346598A5 JP2001346598A5 (ja) 2007-07-05
JP4708531B2 JP4708531B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=18673728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000171135A Expired - Lifetime JP4708531B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 Hdl亜画分中のコレステロールの測定法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4708531B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100591A1 (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Kyowa Medex Co., Ltd. 高密度リポ蛋白中のコレステロールの測定方法
WO2012011554A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
WO2012011556A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
WO2012011563A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
US20120208219A1 (en) * 2009-10-26 2012-08-16 National University Corporation Hokkaido Universit METHOD FOR ASSAYING CHOLESTEROL IN ApoE-CONTAINING HDL
WO2012118017A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質2中のコレステロールの定量方法およびそのための試薬キット
WO2012124340A1 (ja) 2011-03-16 2012-09-20 協和メデックス株式会社 Hdl亜分画中のコレステロールの測定方法、測定用試薬及び測定用キット
JP5112861B2 (ja) * 2005-04-27 2013-01-09 協和メデックス株式会社 高密度リポ蛋白中のコレステロールの測定方法
WO2013111820A1 (ja) 2012-01-25 2013-08-01 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
WO2015012334A1 (ja) 2013-07-24 2015-01-29 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法及び定量試薬

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05176797A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Internatl Reagents Corp コレステロールの定量法および定量用試薬
JPH07301636A (ja) * 1994-03-08 1995-11-14 Kyowa Medex Co Ltd 高密度リポ蛋白中のコレステロールの定量法
JPH08116996A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Toyobo Co Ltd 血清または血漿中のhdl−コレステロールを測定する方法
JPH09299A (ja) * 1995-06-21 1997-01-07 Internatl Reagents Corp 高比重リポ蛋白分画中のコレステロールの定量方法及び定量用試薬キット
WO1998047005A1 (fr) * 1997-04-14 1998-10-22 Denka Seiken Co., Ltd. Procede pour determiner le taux de cholesterol present dans des lipoproteines de basse densite
WO1999010526A1 (fr) * 1997-08-27 1999-03-04 Daiichi Pure Chemicals Co., Ltd. Methodes de quantification de cholesterol des lipoproteines de haute densite
JP2000116400A (ja) * 1998-10-09 2000-04-25 Ttk Kenkyusho:Kk リポ蛋白中のコレステロールの定量法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05176797A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Internatl Reagents Corp コレステロールの定量法および定量用試薬
JPH07301636A (ja) * 1994-03-08 1995-11-14 Kyowa Medex Co Ltd 高密度リポ蛋白中のコレステロールの定量法
JPH08116996A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Toyobo Co Ltd 血清または血漿中のhdl−コレステロールを測定する方法
JPH09299A (ja) * 1995-06-21 1997-01-07 Internatl Reagents Corp 高比重リポ蛋白分画中のコレステロールの定量方法及び定量用試薬キット
WO1998047005A1 (fr) * 1997-04-14 1998-10-22 Denka Seiken Co., Ltd. Procede pour determiner le taux de cholesterol present dans des lipoproteines de basse densite
WO1999010526A1 (fr) * 1997-08-27 1999-03-04 Daiichi Pure Chemicals Co., Ltd. Methodes de quantification de cholesterol des lipoproteines de haute densite
JP2000116400A (ja) * 1998-10-09 2000-04-25 Ttk Kenkyusho:Kk リポ蛋白中のコレステロールの定量法

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100591A1 (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Kyowa Medex Co., Ltd. 高密度リポ蛋白中のコレステロールの測定方法
JP5112861B2 (ja) * 2005-04-27 2013-01-09 協和メデックス株式会社 高密度リポ蛋白中のコレステロールの測定方法
US20120208219A1 (en) * 2009-10-26 2012-08-16 National University Corporation Hokkaido Universit METHOD FOR ASSAYING CHOLESTEROL IN ApoE-CONTAINING HDL
US9145578B2 (en) * 2009-10-26 2015-09-29 Denka Seiken Co., Ltd. Method for assaying cholesterol in ApoE-containing HDL
CN103124906A (zh) * 2010-07-23 2013-05-29 电化生研株式会社 高密度脂蛋白3中的胆固醇的定量方法
KR101833351B1 (ko) 2010-07-23 2018-02-28 덴카 세이켄 가부시키가이샤 고밀도 리포단백질3 중의 콜레스테롤의 정량 방법
KR101833350B1 (ko) 2010-07-23 2018-02-28 덴카 세이켄 가부시키가이샤 고밀도 리포단백질3 중의 콜레스테롤의 정량 방법
WO2012011563A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
KR20130043185A (ko) 2010-07-23 2013-04-29 덴카 세이켄 가부시키가이샤 고밀도 리포단백질3 중의 콜레스테롤의 정량 방법
CN103080748A (zh) * 2010-07-23 2013-05-01 电化生研株式会社 高密度脂蛋白3中的胆固醇的定量方法
JP5706418B2 (ja) * 2010-07-23 2015-04-22 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
KR101891984B1 (ko) * 2010-07-23 2018-08-27 덴카 세이켄 가부시키가이샤 고밀도 리포단백질3 중의 콜레스테롤의 정량 방법
WO2012011556A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
US9151768B2 (en) 2010-07-23 2015-10-06 Denka Seiken Co., Ltd. Method for quantifying the amount of cholesterol in high-density lipoprotein 3
WO2012011554A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
AU2011280496B2 (en) * 2010-07-23 2015-08-20 Denka Company Limited Method for quantifying the amount of cholesterol in high-density lipoprotein 3
US8932865B2 (en) 2010-07-23 2015-01-13 Denka Seiken Co., Ltd. Method for quantifying the amount of cholesterol in high-density lipoprotein 3
JP5653434B2 (ja) * 2010-07-23 2015-01-14 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
CN103080748B (zh) * 2010-07-23 2015-05-27 电化生研株式会社 高密度脂蛋白3中的胆固醇的定量方法
JP5671029B2 (ja) * 2010-07-23 2015-02-18 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
JP5956420B2 (ja) * 2011-02-28 2016-07-27 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質2中のコレステロールの定量方法およびそのための試薬キット
US10955426B2 (en) 2011-02-28 2021-03-23 Denka Company Limited Method for quantifying cholesterol in high-density lipoprotein 2, and reagent kit for the method
WO2012118017A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質2中のコレステロールの定量方法およびそのための試薬キット
US10031145B2 (en) 2011-02-28 2018-07-24 Denka Seiken Co., Ltd. Method for quantifying cholesterol in high-density lipoprotein 2, and reagent kit for the method
KR20140027108A (ko) 2011-02-28 2014-03-06 덴카 세이켄 가부시키가이샤 고밀도 리포 단백질 2 중의 콜레스테롤의 정량 방법 및 그것을 위한 시약 키트
WO2012124340A1 (ja) 2011-03-16 2012-09-20 協和メデックス株式会社 Hdl亜分画中のコレステロールの測定方法、測定用試薬及び測定用キット
US9080201B2 (en) 2011-03-16 2015-07-14 Kyowa Medex Co., Ltd. Method for measuring cholesterol in HDL subfraction, and reagents and kit therefor
KR20140131519A (ko) 2012-01-25 2014-11-13 덴카 세이켄 가부시키가이샤 고밀도 리포단백질3 중의 콜레스테롤의 정량 방법
WO2013111820A1 (ja) 2012-01-25 2013-08-01 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
JP2013152147A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Denka Seiken Co Ltd 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法
US10018641B2 (en) 2012-01-25 2018-07-10 Denka Seiken Co., Ltd. Method for quantifying cholesterol in high density lipoprotein 3
EP2808395A4 (en) * 2012-01-25 2015-09-09 Denka Seiken Kk METHOD FOR QUANTITATING THE CHOLESTERIN AMOUNT IN HIGH - DENSITY LIPOPROTEIN 3
CN104169432A (zh) * 2012-01-25 2014-11-26 电化生研株式会社 高密度脂蛋白3中的胆固醇的定量方法
WO2015012334A1 (ja) 2013-07-24 2015-01-29 デンカ生研株式会社 高密度リポタンパク質3中のコレステロールの定量方法及び定量試薬
KR20210022155A (ko) 2013-07-24 2021-03-02 덴카 주식회사 고밀도 리포단백질3 중의 콜레스테롤의 정량 방법 및 정량 시약
US11041869B2 (en) 2013-07-24 2021-06-22 Denka Company Limited Method and reagent for quantifying cholesterol in high density lipoprotein 3
US12066447B2 (en) 2013-07-24 2024-08-20 Denka Company Limited Method and reagent for quantifying cholesterol in high density lipoprotein 3

Also Published As

Publication number Publication date
JP4708531B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101394802B1 (ko) 소립자 저비중 리포 단백의 정량 시약
JP5111389B2 (ja) 小粒子低密度リポ蛋白中のコレステロールの定量方法
US7851174B2 (en) Method for quantitatively determining cholesterol in high density lipoproteins and reagents therefor
CN105296597B (zh) 检测高密度脂蛋白胆固醇含量的试剂盒
JP5191236B2 (ja) 低密度リポ蛋白中トリグリセリドの測定方法及び測定用キット
JP5534644B2 (ja) レムナント様リポ蛋白中のコレステロール測定方法、試薬及びキット
EP0764848A1 (en) Method of quantifying cholesterol in low-density or very-low-density lipoprotein
JP2001346598A (ja) Hdl亜画分の分析方法
JPH09299A (ja) 高比重リポ蛋白分画中のコレステロールの定量方法及び定量用試薬キット
EP2495332B1 (en) METHOD FOR MEASURING CHOLESTEROL IN ApoE-CONTAINING HDL
JP4547095B2 (ja) 生体試料成分の測定方法
JP2000325097A (ja) リポ蛋白質コレステロールの測定方法及び測定試薬
JP4690200B2 (ja) 超低密度リポ蛋白レムナント(vldlレムナント)中のコレステロールの定量方法、試薬およびキット
WO2001094619A1 (fr) Methode d'analyse de composants dans des echantillons biologiques
JP3251304B2 (ja) 生体試料成分中の物質の分析方法及びこれに用いられる試薬
JPWO2004055204A1 (ja) 低密度リポ蛋白中コレステロールのマルチ定量法
CN110736846B (zh) 一种小而密脂蛋白的测定试剂、方法和试剂盒
EP1477570B1 (en) Method of quantifying cholesterol in high density lipoprotein and reagent compositions
JP3677452B2 (ja) リポ蛋白質に含有されるトリグリセリドの測定のための手続および診断用製品
US6114134A (en) Method for assaying biological specimens for substances contained in the components thereof and reagent to be used in this method
CN112695071B (zh) 一种高密度脂蛋白3的测定试剂、方法和试剂盒
JPH1130617A (ja) Ldl−コレステロール測定法
JP2001286297A (ja) コレステロール定量用試料の前処理方法およびこれを利用する特定のリポ蛋白中のコレステロール定量法
Aufenanger et al. A specific method for the direct determination of lipoprotein cholesterol in electrophoretic patterns
JP2001224397A (ja) 低密度リポ蛋白中のコレステロールの定量方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070522

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250