「すぐに外すのは抵抗」　JR博多駅前、マスク着用の通勤者多く

　政府の新型コロナウイルス対策の基本的対処方針が改定され、マスクの着用が13日から屋内外問わず「個人の判断」に委ねられた。朝の通勤・通学客で混み合う公共交通機関の車内ではマスク着用の呼びかけがなくなったものの、国や自治体がラッシュ時などの着用を推奨していることもあり、多くの乗客がマスクを着けたまま。「すぐに外すのは抵抗がある」と慎重な声が聞かれた。

　福岡市博多区のJR博多駅前では、道行く人のほとんどがマスク姿だった。同市内の気温は福岡管区気象台によると、午前8時時点で前日より9度近く低い6・8度。平年並みの冷え込みだったこともあり、通勤客らは目の下までマスクで顔を覆っていた。