米アルファベット傘下のウェイモは17日、タクシー大手の日本交通(東京都)と配車アプリ大手のGO(東京都)と提携し、2025年初頭から東京都内で自動運転技術の実証を始めると発表した。ウェイモが米国外で事業展開するのは初めて。
ウェイモは、サンフランシスコなど米国内3都市で自動運転タクシーサービスを展開している。
3社がウェイモの自動運転技術「Waymo Driver」の実証を行うことで合意した。ウェイモの自動運転車両を日本交通のドライバーが手動で運転し、自動運転に必要な地図データの収集などを開始する。実証は港、新宿、渋谷、千代田、中央、品川、江東各区といった都内主要エリアで行う。
ウェイモのテケドラ・マワカナ共同最高経営責任者(CEO)は「東京独自の移動ニーズを理解し、この街の移動の明日を形作るための土台作りに取り組みたい」とするコメントを発表した。【秋丸生帆】