またまた、職場で不要・放出カメラをゲットしました。私はリサイクル業者か? 1976年から発売されたAE機能搭載の一眼レフは、本体と裏蓋(ぶた)接合部のモルト(光線引き防止のための黒いクッション)が経年劣化していました。不安なので100円ショップの面ファスナーで補修して、いざ出陣! 【中村琢磨】
マイクロコンピューターを内蔵したシャッター優先方式のAE(自動露出)一眼レフカメラで、当時は画期的な商品だったはずです。……あれっ? オートが機能していないぞ。でも、マニュアル撮影は万全だ。
何十年も前にカメラはオートに進化していたけど、進化を放棄した私には、AE機のマニュアル撮影の違和感が全くありません。だって、デジタルカメラを使う時だって、カメラの露出も、ストロボの光量も、ほとんどマニュアルだも~ん。
フィルム1本でミッションを完結すると決めた(いつもの“手抜き”)からには、街のスナップが最適でしょう。ある程度知名度が高くて、ノスタルジックな場所が良いな。そ~だ、スガモがイイカモ!
街頭でカメラを構えても、昔と違って、無関心な人が増えた気がしますね。それだけ、SNSやYouTube等で、動画も静止画も身近になったということでしょうか。確かに年配者が多いけど、思ったよりも若い人も多い。えっ、「お前と比べて若いだけだろ」?
撮影機材
Canon AE-1
1976年4月から発売された世界規模のヒット商品。シャッター優先方式のAE(Automatic Exposure=自動露出)一眼レフで、ワインダーの普及とともに「連写一眼」のキャッチフレーズも定着しました。シャッターは電子化されているため、電池がないと動きません。