イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘は長期化が見込まれている。パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで避難生活を送る高校教師、アシュラフ・ソラーニさん(48)は、戦前の平和な生活に戻ることを夢見て、過酷な日々を生き抜いている。【構成・エルサレム三木幸治】
1月14日
戦争が始まり、ついに100日が経過した。我々にとっては、100年に感じる100日間だった。国連の高官は先日、「ガザで人間の生活、価値観を回復させる時だ」と言った。まさにその通りだと思う。長期間にわたる虐殺、公共施設と住宅の破壊、そして飢餓。死者の数だけでなく、生きているガザ市民の声は世界に届いているだろうか。
我々は100日前まで皆さんと同じ、平凡な一市民だったのだ。昨年10月7日、私は朝6時に起きて家族と朝食を食べ、紅茶を飲み、次男のムハンマド(14)と一緒に家を出た。その時、絶え間ないロケット弾の発射音と爆発音が聞こえてきた。隣人に聞くと、…
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