1941年12月7日、アメリカのハワイ準州オワフ島の真珠湾に日本海軍が攻撃を行った。この攻撃により米軍は大打撃を受け、当時アメリカの大統領だったフランクリン・D・ルーズベルトは、"この日は米国民にとって恥辱の日である" と翌日ラジオで宣言した。 またこの攻撃は国家安全保障への恐怖を駆り立てた。特に西海岸の反応は顕著だった。そして真珠湾攻撃のちょうど2か月後の1942年2月、ルーズベルト大統領は日本人を祖先にもつすべての人々を太平洋軍事区域外の内陸部に強制収容する命令を発令した。 対象とみなされた人々の中には日系アメリカ人だけでなく在米邦人も含まれていた。この命令の目的は、スパイ行為の防止と反日感情を強く持ったアメリカ人から日本人を保護することだったという。