“純血主義”を貫くアスレティック・ビルバオの哲学が崩壊の危機に瀕しているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。 アスレティックは1日にBチームの練習試合を組んだ。対戦相手は、23歳以下の2部B（実質3部）と3部（実質4部）の混合チームだ。 アスレティックは、この試合に出場したマリ出身のMFヨサフ・ディアラとセネガル出身のFWイブラヒマ・ディエンを獲得リストに加えた模様である。だが、バスク出身選手あるいはバスクのクラブで下部組織を過ごしていない選手しか獲得しない方針を掲げているアスレティックに、この2選手のキャリアが合致するのかがソシオ（クラブ会員）やサポーターの間で波紋を呼んでいる。 イブラヒマは16歳の時にバスクの街クラブに加入。FIFAが指定する「育成期間」をバスクで過ごした。さらにバスクの居住許可証を有しており、こちらは問題ない。一方でディアラは17歳でジェイダ（カタルーニャ州）か
アスレティック・ビルバオは2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第27節で、デポルティーボに4－1と快勝した。同試合ではスペイン人FWアリツ・アドゥリスが今シーズン3度目のハットトリックを達成し、噂される代表復帰に一歩近づいた。スペイン紙『マルカ』が伝えている。 ハットトリックの活躍でチームを勝利に導いたアドゥリスは、これで今シーズン公式戦30得点に到達。リーガ・エスパニョーラで17ゴール、ヨーロッパリーグで7ゴール、コパ・デル・レイで2ゴール、そしてスペイン・スーパーカップで4得点を決めている。 今シーズンは2015年8月14日にホームのサン・マメスで行われたスペイン・スーパーカップのバルセロナ戦（4－1で勝利）、11月29日に行われたリーガ第13節、アウェーのラージョ・バジェカーノ戦（3－0で勝利）でハットトリックを達成していた。 現在35歳のアドゥリスは、今シーズン、スペイン人で最も点
リーガ・エスパニョーラ第15節が1日に行われ、アスレティック・ビルバオとバルセロナが対戦した。 11月25日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のアヤックス戦に1－2で敗れ、今シーズンの公式戦初黒星を喫したバルセロナは、11分にアンドレス・イニエスタのパスを受けたアレクシス・サンチェスの落としからネイマールがシュートを狙う。しかし、アスレティック・ビルバオのGKゴルカ・イライソスのセーブに遭い、得点を奪えない。 後半に入ってもアスレティック・ビルバオが運動量を生かして主導権を握る。すると70分に試合が動く。アンデル・エレーラが高い位置でイニエスタからボールを奪うと、最後はマルケル・スサエタの折り返しにムニアインが合わせて待望の先制点が生まれた。 リードを許したバルセロナもセルジ・ロベルトやペドロ・ロドリゲスを投入して反撃を試みるが、最後までゴールは生まれず。試合はこのまま
リーグ戦では史上最高のスタートダッシュに成功しているバルセロナ。CLではセルティックに敗れはしたが、グループリーグ突破はとっくに確定している。というわけで、今季も強いぞバルセロナである。新加入選手ですでに存在感を占めているのがジョルディ・アルバ。右のアウベスが目立つSBだったが、これで両翼のSBが超攻撃的になったわけである。 対するは、アスレチック・ビルバオ。昨シーズンの雨の中でのバルセロナ戦が伝説と化している。今季はハビ・マルティネスの脱出とジョレンテの乱、そして序盤戦の怪我人の多発によって、調子に乗り切れていない。昨年は決勝まで上り詰めたELでも、既に敗退が決定している。そんな両者のぶつかり合いはカンプ・ノウで行われた。 ■正面衝突の理由はどこに？ 前節では昨年の自分たちらしさを発揮することに成功していたビルバオ。この試合では、ジョレンテがベンチに座っていたので、自分たちらしさの1つで
昨季ヨーロッパリーグとコパ・デル・レイで共に決勝進出を果たし、そのダイナミックなパスサッカーでヨーロッパ中に大きなインパクトを与えたアスレティック・ビルバオ。そのビルバオが今季、深刻な不振に陥っている。 スタートでつまずいた昨季も同時点では勝ち点12（3勝3分3敗）の8位につけていた上、ELでは3節終えて2勝1分でグループ首位に立っていた。だが今季は国内リーグでは9節終了時点で勝ち点8（2勝2分5敗）の16位に沈んでおり、ELでも1分2敗と1勝もできておらず、早くも自力でのグループリーグ突破の可能性が潰えているのだ。 昨季アスレティックは監督に招へいしたマルセロ・ビエルサの下、ダイレクトプレー主体の伝統的なスタイルから人とボールがめまぐるしく動くパスサッカーへとプレースタイルの転換を図った。 ゆえにチームはビエルサの戦術を理解するまでに時間を要し、ビエルサはベストのシステムと人選を見出すま
リーガを代表するダービーの1つ、デルビー・バスコことバスク・ダービー。友好的なダービーとして知られ、まるで両チームのサポーター同士が垣根を越 え、バスク地方の一致団結感を物語っているかのようなダービーである。現在このバスク・ダービーの戦績は、130戦中56勝32分42敗でアスレティッ ク・ビルバオに分がある。昨シーズンはレアル・ソシエダのホーム、アノエタでビルバオが2－1で勝利を収め、ビルバオホーム、サン・マメスでもビルバオが 2－0で勝利している。一昨シーズンは1勝1敗で互角に渡り合った。その前は3シーズンの間、ソシエダが2部にいたため、開催されていない。 ソシエダは現在2勝3敗、第14位。前節はレバンテのホームで1－2と惜敗を喫している。2勝はともにホームのアノエタで挙げたもので、今節もホームで地の利を生かし、不調のビルバオを叩いておきたいところだ。 大黒柱のMFマルケルは、「精神的に
Jul8 11/12アスレティック・ビルバオ総括 カテゴリ:11/12シーズン 新シーズンに向けて始動したビルバオですが、色々と荒れてますね。。 ビエルサはとりあえず1年は続けるようですが...。 今回は今更ですが、11/12シーズンのビルバオについて思う事を少し書こうと思います。 本当はもっと細かくやろうと思ったのですが、EUROをダラダラ見ていたら新シーズンが始まってしまいました。。 昨シーズンのビルバオは本当に素晴らしかったです。 ただ、より上を目指す為には足りない部分があります。 これは昨シーズンの序盤から継続しての課題であり、結局改善出来なかった（されなかった）部分。 攻撃→守備への切替部分です。 ここが改善出来れば、ビエルサが語った相手陣内でより長い時間、自分達のフットボールを展開することが出来ると思います。 さてこの問題、選手の問題とするのか？構造的な問題とするのか？で大きく
ビルバオのFWフェルナンド・ジョレンテを巡って、ユヴェントスとトッテナム、マンチェスター・Cが獲得レースを繰り広げる可能性が浮上している。 ジョレンテは、2013年までとなっているアスレティック・ビルバオとの契約延長を拒否。クラブの会長を務めるホス・ウルティア氏も「（ジョレンテとの交渉決裂について）私は失望を伝えなければならない。しかし、これが最終決定だ」とコメントを残している。契約延長に至らなかった理由として、ジョレンテが他リーグでのプレーを希望していることが挙げられているが、国外のビッグクラブが同選手の獲得に向け、動き出している模様だ。 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ユヴェントスがジョレンテの獲得に高い関心を寄せているとのこと。ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGM（ゼネラル・マネージャー）はジョレンテについて、「ユヴェントスにとってプラスになる選手。状況の進展を見
スペイン代表MFハビ・マルティネスが、アスレチック・ビルバオを退団する意思を固めた模様だ。 スペイン『スポルト』によれば、J・マルティネスはホス・ウルティア会長が率いる首脳陣に対して、今夏でクラブを去る意向を表明したという。同紙は、バルセロナとバイエルン・ミュンヘンがスペイン代表MF獲得を争うことになると報じている。 また、あくまで『スポルト』の報道だが、J・マルティネスの希望移籍先はバルセロナのようだ。バイエルン移籍も悪い目では見ていないものの、スペイン代表でロッカールームを共有するバルセロナの選手たちとの競演を望んでいるという。 バルセロナ、バイエルンの両クラブにとって障害となっているのは、ビルバオが求めている同選手の移籍金設定額４０００万ユーロだ。今後の焦点は、競合相手に負けない程度で、移籍金をどこまで引き下げられるかとなりそうだ。 一方、『スポルト』と同様にバルセロナに拠を置くスポ
アスレチック・ビルバオは３日、アルゼンチン人指揮官のマルセロ・ビエルサ監督（５６）との契約を２０１３年まで延長することを発表した。 ビルバオは公式ＨＰで、次のような声明を伝えている。 「アスレチックと指揮官マルセロ・ビエルサは、２０１３年まで契約を延長することで合意しました」 ビエルサ監督は昨夏、会長選挙に勝利したホス・ウルティア会長とともにビルバオに入団。チームをヨーロッパリーグ、コパ・デル・レイの決勝に導くなど、着実に結果を残した。 ビエルサ監督の続投を決定させたビルバオの次の目標は、主力選手の引き留めとなる。
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