malloc()といえばC言語ではお馴染みのライブラリで、最も良く使用されるライブラリの一つです。しかしその分だけ何らかの不具合を経験した人も多いのではないでしょうか。本書ではmalloc()、free()で確保、解放されるメモリリソースが内部的にどのように管理されているかを説明していきます。mallocライブラリの仕様を理解する事で、ライブラリ使用時に何らかの不具合が発生した際の手助けになればと思います。 ここではLinuxディストリビューションで標準的に使用されているglibcのmallocライブラリを扱います。今回の調査では次の環境を使用しています。 ディストリビューション :Debian sarge パッケージバージョン :glibc-2.3.2.ds1-22 OS : i386 Linux 本書では、上記の通りi386アーキテクチャの場合について記述しています。
Section: Linux Programmer's Manual (3) Updated: 2008-04-05 Index JM Home Page roff page 名前 calloc, malloc, free, realloc - 動的なメモリの割り当てと解放を行う 書式 #include <stdlib.h> void *calloc(size_t nmemb, size_t size); void *malloc(size_t size); void free(void *ptr); void *realloc(void *ptr, size_t size); 説明 calloc() は size バイトの要素 nmemb 個からなる配列にメモリを割り当て、 割り当てられたメモリに対するポインタを返す。 メモリの内容は数値ゼロ (全ビットがゼロのバイト) にセットされる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く