自殺防止を目指す「京都いのちの電話」(樋口和彦理事長)が常に通話状態で、つながらない事態が続いている。急激な景気悪化などで切実な相談が目立つが、ボランティア相談員が足りず、相談窓口の回線を増やせないのが現状だ。事務局は「必死でかけてくれる人を救えない」と危機感を募らせている。 京都いのちの電話は24時間体制で、2回線で受け付けている。受信件数は府内外から1日平均75件とここ数年は横ばい。相談時間は1人平均約24分で、1時間以上の場合もあり、電話を切ればすぐにかかってくる状態だという。 「電話がつながらない」との声があり、事務局は今年6月に1週間調査した。その結果、曜日や時間帯で差があるが、通話できたのはかかってきた全体の2−5%だった。 相談ボランティアは約160人で、3時間半ごとに交代する。1人当たり週1回のペースで参加している。 京都いのちの電話事務局によると、相談内容は「会社
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