映画「ジュラシック・パーク」では、科学者らが化石に含まれるDNAから恐竜のクローンを作ることに成功する。 The Telegraphによると、オーストラリアのマードック大学が、DNAは最長でも680万年で消滅するという研究結果を明らかにした。6500万年前にほぼ絶滅した恐竜を復元するのは不可能ということになる。 研究者の1人はSyney Morning Heraldに対し、化石に含まれるDNAから恐竜を復元できるといういわゆる「ジュラシック・パーク神話」に悩まされ続けてきたと言い、「科学者ですら、可能なのかと尋ねてくる」と語った。 この研究は、古くなって炭化した恐鳥(ニュージーランドに生息していた絶滅した鳥)の骨をベースに行われた。13.1℃の気温で521年経過すると、骨に含まれるDNAは半減し、マイナス5℃の場合は680万年でDNAが完全に消滅するという。