業務改善のアイデアを1件500円で買い取るなど、珍しい社内制度を導入する未来工業。後編では休暇制度の取り組みに迫る。 前編で紹介したように、未来工業では「残業ゼロ」のほか、「退職は60から71歳の間で選択」「着たい服を着て仕事をする」「労働時間は自己申告」など、他社ではあまり聞かないような珍しい取り組みをしている。 筆者が驚いていると、「ほかの会社と同じことをやっていても、おもしろくないですしね」と返ってきた。業務改善のアイデアを1件500円で買い取るくらいだし、休暇制度もかなり充実しているのでは? 有給休暇消化率は50% その理由は 有給休暇の付与は最大で20日。「有給休暇を消化する人もいるし、あまり取得しない人もいる。消化率は50%程度」(未来工業)という。だが同社はこの現状をあまり問題視していない。 その理由は会社の“公休”にあった。未来工業は年間約140日の公休を設けている。通常、