サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは本日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。
法科大学院問題やその他の法律問題,資格,時事問題などについて日々つぶやいています。かなりの辛口ブログです。 体調不良のため,しばらくブログの更新ができませんでした。ここしばらくは,いろいろ忙しいこともあって,更新もまばらになってしまうと思いますが,その点はご了承ください。 先週,事務員の○山が,司法試験の勉強を始めると言いだし,予備校選びを始めました。○山が司法試験を受けるというのは,既に4年以上前から聞かされ続けながら,未だに本格的な勉強すら始めていないので,また例のホラかと聞き流していましたが,その話の中で,うちの自称所長が某受験予備校の講師をしていたときのビデオテープを手に入れたという話が出てきました。 もっとも,あの人が受験予備校の講師をしていたのは10年近くも前の話だし,その時代とは法律自体もかなり変わっているので,そんなビデオで勉強してもたぶん役には立たないと言おうとしたところ
失われた時を求めて―完訳版 (12)posted with amazlet on 07.04.04マルセル・プルースト 鈴木 道彦 集英社 (2007/03) 売り上げランキング: 8418 Amazon.co.jp で詳細を見る 先月20日に12・13巻が文庫化されたことで集英社文庫のヘリテージ・シリーズにようやく『失われた時を求めて』が出揃った。1年近くこの小説を読み続けているわけで、なかなか感慨深いものがある。この桁外れに長い小説を締めくくる12・13巻には「見出された時」を収録。1巻冒頭のあまりに有名な「マドレーヌ」と同様に、ふとした契機で語り手である「私」はこれまで探していた「時」を見出す。そこから始まる意識の流れが、もはや小説というよりは文学批評であり、そして記憶と時間をめぐる哲学(あるいは物神化論)、といったところ。 写実主義の180度反対側にある高度な抽象的記述によって、こ
以前、『アメリカの器物』 - 蒼猴軒日録で紹介したAmerican Artifacts: Essays in Material Cultureのケネス・ハルトマンによる序論を読み返していたら、なかなか面白く、ゼミなどに使えそうなので、ちょっとだけネタ公開。 この本は、もともと編者の一人、美術史家のデイヴィッド・ジュールズ・プローンが、イエール大学で行っていた「アメリカの美術と器物 American Art and Artifacts」というゼミに提出されたペーパーを基にしている。 プローンという人は、アメリカ美術史では有名な人らしく、また教育者としても知られているらしい。で、彼が確立した視覚文化、物質文化に関する研究の仕方というのが「プローン法 Prawnian Method」。この本の序論は、ハルトマンという人(一番弟子なんだろう)が、プローン法について解説したものである。序論はもう少し
不二家の信頼回復対策会議の議長を務めた郷原信郎・桐蔭横浜大コンプライアンス研究センター長(同大法科大学院教授)がTBSに対し公開質問状を送った。TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の放送内容に「捏造疑惑」が持たれている問題で、信頼回復対策会議が「捏造疑惑」の証拠となるテープなどを公開した。しかし、TBS側がこれについて「道義にもとる」などとコメントしたことが、郷原議長の怒りにに火をつけたようだ。 事の発端は2007年3月30日に、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議が「最終報告書」を同社に提出したことを発表した記者会見。同会議は「最終報告書」のなかで、消費期限切れ原料の使用が明らかになって以降のマスコミ報道について、「メディア・スクラム」状態になった要因は「マスコミの理解不足、誤解」と「それに対する不二家側の対応」にあったと指摘している。 不二家の営業上、相当深刻な影響を与えた し
海とばばさんに続いて、黄色い犬さんとmacbethさんからもコメントいただき、ありがとうございました。海とばばさんの、「証言をできる人たちが世代的に減っている今、こんな歴史修正がおこなわれている。何のための『歴史』なんでしょう」という言葉を受けて、黄色い犬さんが、「こういう『歴史』から学べることって、すごくつまらないもののような気がします」と書いています。歴史修正主義(歴史見直し論)によって修正された「歴史」から学べることはごくつまらないことしかないということには賛成です。日本国家や旧日本軍の行なったことで、「美しい国・日本」のイメージに都合の悪いことは、「修正」していくわけで*1、歴史修正主義者にとって、「歴史」とは自分たちのアイデンティティを増長させるためのものであり、最初から「学ぶ」ものではないということでしょう。 そして、そこからいまの学生たちが学んでいることは、自分にとって都合の
Expired:掲載期限切れです この記事は,産経デジタルとの契約の掲載期限(6ヶ月間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
先日の「密告義務法」をめぐる採決では民主党の対応に落胆した(『民主党は本気で密告義務法に賛成なのか』)が、多少の意地と悔しさをバネにして調べてみるとアンチ・マネーロンダリング・システムを開発している多国籍企業の姿も見えてきて、私たちも単なる「反監視社会」的な言説だけでは、事態の本質を見失う場合もあるかと思うようになってきた。古典的な権力とは、軍人や官僚であり、また財閥の有力者などの複合体であった。ところが、「9・11」事件以後、反テロ・反マネーロンダリングの旗印のもとに続いている密告監視社会化のグローバルな動きは、ITコンサルタントやエンジニアたちの開発した万人監視型テクノロジーの技術水準がビジネスゾーンを牽引し、市場で販売される商品を待ち受けるような立法環境が整備されるという傾向がある。 より、噛み砕いて言えば、政府や官僚の政策判断の背後には、多国籍企業のITコンサルタントがお膳立てをし
元モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが英ガーディアン紙に書いた、かなり危険な最新コラムを以下に翻訳して掲載。 危機的状況にあってここまで辛辣に皮肉を言う人がいるというのも、イギリスのすごいところだと思う。 あれで屈辱だと?(Call That Humiliation?)被りモノなし。電気ショックなし。殴りもしない。イラン人とは何とも下品な輩だ。by テリー・ジョーンズ:英ガーディアン紙2007年3月31日付コラム 領海侵犯の件でイランに非難されている我等が海軍職員の待遇をめぐっては、イギリス国内の新聞各紙が表明する憤怒に私もまた共感する。あれはまさに侮辱だ。人質をあんな風に扱うなんて我々には想像すら出来ない-例えば、人質にタバコを吸わせているが、喫煙が人を殺すのは証明済みなのだ。哀れな兵士の1人フェイ・ターニーは黒いスカーフの着用を強要され、撮影された写真を世界中にばら撒かれた。イラン
米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドがサッポロホールディングスに、米シティグループが日興コーディアルグループに―― ここ最近、外資による日本企業のTOB(株式公開買い付け)を実施する例をよく目にする。ライブドア事件の収束でM&A(企業の合併・買収)はブームを終えたように見えるが、M&A仲介のレコフによれば、2006年のM&A件数は2775件と、1日に10件近いペースで行われている。 レコフの資料によれば、これらの件数の大半は国内の企業同士が占めているが、海外の企業が国内の企業を買収するケースも2000年頃から増えている。こうした海外企業による日本企業の買収が増えるのではないかと見られているのが、今年5月1日から解禁される「三角合併」だ。 元々は対価の柔軟化が 三角合併は、厳密には昨年から施行された会社法が1年間先延ばしにしていた「合併対価の柔軟化」
内閣府ウェブサイトの常時暗号化による「https:」への切り替え Always on TLS of Cabinet Office Website 2019(令和元)年11月更新 Update,November,2019 内閣府ウェブサイトは、2018年11月29日より、常時暗号化通信(TLS1.2)となり、URLが以下のとおり、「https:」に変更となりました。※ ブックマーク機能等に「http:」で始まるURLを登録している場合や、リンクを貼っている場合等は、「https:」から始まるURLに切り替えていただきますよう、お願いいたします。 ※参考:2018年11月から2019年10月までは、httpによる接続を可能とする自動遷移の経過措置をとっておりました。 内閣府ホームページ(https://www.cao.go.jp/) 内閣府共通検索システム Cabinet Office has
概要 当機構では、就業と生活、社会活動の状況などを把握し、労働に関する政策研究に広く活用することを目的として、「就業・社会参加に関する調査」を継続して行うこととし、その第1回調査を 2006年 12月に実施しました。本報告書は、この調査結果をとりまとめたものです。主な調査結果を図表等で紹介するとともに、対象者の属性別の詳細なクロス集計結果を資料として掲載しました。なお、今回の調査では、職業能力開発、生活、社会活動等の基本的な調査項目に加え、特別テーマとして「働き方と健康」を取り上げています。 本文 調査シリーズNo.31 全文 (PDF:3.9MB)全文ダウンロードに時間が掛かる場合は分割版をご利用ください。 表紙・まえがき・目次 (PDF:369KB) 第1章 調査要綱 (PDF:392KB) 第2章 調査結果 (PDF:762KB) 資料 (PDF:3.4MB)
http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20050619/p1 へー、山形浩生と巽孝之って20年前から仲が悪かったんだな。コーネル大学大学院に所属していた巽さんと東京大学の学部生だった山形さんが口論している。 しかし争いもこれだけ時間が長ければ、後何十年くらい経って巽さんが亡くなったとき、山形さんが彼の死を惜しんで「私たちは常に隣り合っていた」(ハイエクみたいに)とか言うかもしれないな……そんなことはないか。 貨幣の思想史―お金について考えた人びと (新潮選書) 作者: 内山節出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (10件) を見る著者は哲学者。ウィリアム・ペティやフランソワ・ケネーを始めとする経済学者・思想家たちが貨幣というものをどう捉えてきたかについて述べている。 アダム・
著者の伊東乾氏は、地下鉄サリン事件の実行犯の一人・豊田亨と大学時代(東大理学部物理学科)の同級生だったという。氏は、拘置所内の豊田と接見や文通をしながら、なぜいかにしてあの事件が起きたのか、そして「豊田と私を分けたものはなんなのか?」を問い続けてきた。氏の目的は、「二度とああいう事を繰り返してはならない」ということ。同じような事件の「再発防止」の道を明らかにし、「オウムもサリン事件も知らない、若い世代」の人々に訴えるにはどうすればよいか。氏は2000年より東大助教授の職を得て、そこで「情報処理」の科目を担当し、「豊田に協力してもらって「再発防止カリキュラム」を作り、毎年300〜400人ほどの学生を指導している」という。だが、「もっと間口広く、ひとりひとりに語りかける」ためにこの原稿を書き、「開高健ノンフィクション賞」に応募するというルートで出版に漕ぎつけたということらしい。 この本にはたし
著者の伊東乾氏は、地下鉄サリン事件の実行犯の一人・豊田亨と大学時代(東大理学部物理学科)の同級生だったという。氏は、拘置所内の豊田と接見や文通をしながら、なぜいかにしてあの事件が起きたのか、そして「豊田と私を分けたものはなんなのか?」を問い続けてきた。氏の目的は、「二度とああいう事を繰り返してはならない」ということ。同じような事件の「再発防止」の道を明らかにし、「オウムもサリン事件も知らない、若い世代」の人々に訴えるにはどうすればよいか。氏は2000年より東大助教授の職を得て、そこで「情報処理」の科目を担当し、「豊田に協力してもらって「再発防止カリキュラム」を作り、毎年300〜400人ほどの学生を指導している」という。だが、「もっと間口広く、ひとりひとりに語りかける」ためにこの原稿を書き、「開高健ノンフィクション賞」に応募するというルートで出版に漕ぎつけたということらしい。 この本にはたし
今朝の産経新聞トップに、大きく「イージスシステム漏洩」「警察当局、立件を視野」と出ていたが、実に情けない。海上自衛隊はこのところ“たるんでいる”としか思えない。未だにインド洋上では、350人の海自隊員と護衛艦と給油艦が国際協力活動を通じて国のために体を張っているというのに、その仲間の2曹の保全意識欠如にはあきれてものが言えない。海上自衛隊は、潜水艦内での大麻所持事件、上海への無断渡航で、ハニートラップに引っかかっていた隊員、潜水艦衝突事件・・・と、このところ実に低次元な問題で国民の信頼を失っているように感じる。 日米間が“アジア周辺国”の離間工作によって、ギクシャクしているさなか、実に不愉快である。 今回の「イージスシステム情報」は、中国海軍にとっては喉から手が出るほど欲しい情報であって、将来の対米戦略はもとより、近々控えている台湾との紛争、尖閣列島問題で有利な地位を確保するための、重要工
uumin3さんのエントリに触発され。 ●ディスカバーされる風景、或いは「自分」 ○uumin3の日記 http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20070404#p1 ■美しい日本と私 唐突になぜこれを思い出したかと言いますと、b_say_soさん@Say::So?の■[社会]「本当の自分」も「好きなこと」も胡散臭いという記事で本当の自分ってすごく胡散臭いということが書かれていて、私はかねがね比較的新しい「本当の自分」探し*1ブームが始まったのはこの「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンが一つのきっかけじゃなかったかと思っていたからです。 イタリアに留学している若い人に出会って話をする機会があった。イタリアにナニをしに来たのか、目的が漠然としていて、「イタリアに行けばなにかを見つけられるんじゃあるまいか?」と考えている。げんにそういう若い人の相談に乗ったこともある。「向う
先週、『エコノミスト』に掲載されたものの元原稿(実際に掲載されたものと少し違います。 日本銀行が2月に金利引き上げを決定した直後に、上海株式市場の暴落に端を発する「世界同時株安」の衝撃が世界を襲った。日本銀行はいわゆる「円キャリートレード」(調達コストの低い円でリスク資産に投資する行動)を投機とみなし、この早期抑制を目指すことを利上げの理由のひとつとしてあげていた。今回の世界同時株安に、日本銀行の利上げがもたらした円キャリートレードの縮小が寄与しているという見方もあった。このような日本銀行の政策が与える効果が、日本一国だけではなくグローバルな現象の中でどのような意味をもつのかを首尾一貫した視点から明瞭にしたのが本書の貢献である。 本書の題名にもなっている「円の足枷」とは著者の新しい造語である。円ドルレートの長期トレンドが購買力平価を上限にして、この10数年一貫して円高基調にあり、そのことが
2016年04月(1) 2015年08月(1) 2015年07月(1) 2015年03月(1) 2014年09月(1) 2014年07月(5) 2014年06月(1) 2014年04月(1) 2014年01月(3) 2013年12月(1) 2013年11月(1) 2013年10月(4) 2013年08月(3) 2013年07月(4) 2013年06月(1) 2013年05月(3) 2013年04月(3) 2013年03月(3) 2013年02月(7) 2013年01月(6) 2012年12月(9) 2012年11月(10) 2012年10月(8) 2012年09月(4) 2012年08月(4) 2012年07月(8) 2012年06月(8) 2012年05月(8) 2012年04月(6) 2012年03月(3) 2012年02月(4) 2012年01月(7) 2011年12月(17) 20
話題になっている3/30付看護師内診禁止通達の原文から検証します。通達文中にも「具体的には、」と書かれているところを抜粋します。 医師は、助産行為を含む医業を業務とするものであること(医師法(昭和23年法律201号)第17条)に鑑み、その責務を果たすべく、母子の健康と安全に責任を負う役割を担っているが、その業務の遂行にあたっては、助産師及び看護師等の緊密な協力を得られるように医療体制の整備に努めなければならない。 助産師は助産行為を業務とするものであり(保健師助産師看護師法(昭和23年法律第203号)第3条)、正常分娩の助産と母子の健康を総合的に守る役割を担っているが、出産には予期せぬ危険が内在することから、日常的に医師と十分な連携を取ることができるよう配慮する必要がある。 看護師等は、療養上の世話及び診療の補助を業務とするものであり(保健師助産師看護師法第5条及び第6条)、分娩期において
皆さん、お久しぶりです。忘れているかもしれませんが、私は 葉玉 匡美 です。 実は、私は、3月末日付けで検事を退官し、4月から、六本木ヒルズに事務所を構えています TMI総合法律事務所(http://www.tmi.gr.jp/) に弁護士として勤務することとなりました。 検事の仕事には愛着があり、とりわけ東京地検特捜部での仕事は、会社法、証券取引法、税法等が複雑に絡み合う私好みの事件ばかりで、やりがいをもって仕事に打ち込んでいましたが、その反面で、土日に休みにくいという難点がありました。 私は、妻子が九州に居住している単身赴任生活者ですから、土日が休めないと、健全な家庭生活を営むことができません。 「家事と育児は、自分が一生責任をもって実行し続けなければならない大仕事である。」 「楽しい家庭が築けなければ、楽しい仕事ができるはずはない」 というのが私のポリシーですから、妻との時間・子供と
米中通商摩擦は民主党が議会の多数派を占め、保護主義的傾向を強めていることから、今後、厳しいものになると予想されます。3月30日に商務省は中国から輸入される高光沢紙に高率の反ダンピング課税を課すことをと決めました。米中通商問題の議会の焦点は為替市場で人民元が過小評価されているということでしたが、高光沢紙に対する関税は、従来のアメリカ政府の方針から逸脱するものです。米中の通商問題を理解するには、日米通商問題との違いを知ることも重要だと思います。中国政府は米中通商問題の“政治化”を避ける道を模索していましたが、場合によっては、もっと直接的な対立になるかも知れません。本ブログでは米中関係の構造的な問題と日米通商摩擦との比較で見てみると、興味深い問題が明らかになります。本ブログは『週刊東洋経済』(3月17日号)に寄稿した「標的を変えたアメリカ議会―攻守に異変、米vs.アジア」に、最新の情報を加えたも
[演劇] シェイクスピア『マクベス'07』 栗田芳宏構成・演出 国立能楽堂 (写真右はマクベス(市川右近)とマクベス夫人(市川笑也)。写真左は三人の魔女とヘカテ(藤間紫)。2006年度公演) 『マクベス』を能舞台で上演する面白い試み。初演は2004年だが、演出を少しずつ変えて、今回は再々演。様式化に工夫をこらした舞台で、衣装も美しく、全体として成功していると思う。舞台は、能的、歌舞伎的、新劇的という三つの要素が混じり合うものになったが、能や歌舞伎の様式化が成功した部分と、それがうまくいかなかった部分とがある。たとえば、魔女の儀式はきわめて見事。三人の魔女は若々しい美女で、しなやかに動き、それと対照的に、老女ヘカテは能と同じにきわめてゆっくり重々しく動く。いかにも魔法使いの統領らしい。また、終幕近く、狂ったマクベス夫人が夜中に夢遊病者のように徘徊し、手の汚れを嘆くシーンは、能の重い動きと独白
驚くことが三つあった。 一つめ。 選挙運動が始まったので、窓の下を連呼の声が通る。 うるさいなあと思いながら仕事をしていたら、突然「県会議員候補かどのぶおの娘でございます」という声が聞こえてきた。 いま県会議員をされている門信雄さんは私がるんちゃんといっしょに芦屋の山手町の山手山荘という古いマンションに住んでいたときのお隣さんである(その頃門さんは芦屋市議だった)。 その娘はれいこちゃんといって、るんちゃんと同い年で、ふたりはよく行き来して遊んでいた。 れいこちゃんはその頃は七つか八つか、それくらいのちびちゃんだったが、その子がもうお父さんの選挙運動の手伝いをして「父をよろしくお願いします」とマイクを握って沿道に手を振るようなお年頃になったのである。 転た、感慨に堪えぬのであります(@佐分利信 in『彼岸花』)。 るんちゃんにメールを送ると、すぐに「そうか〜。れいこちゃんも政治活動している
4月8日に投開票される統一地方選挙は、ネットユーザーが動画投稿サイトを手に入れてから初めての大型選挙だ。YouTubeには早速、候補者の政見放送などが投稿され、ブログなどで話題になり、一般紙など大手マスコミが報道しない“泡沫(ほうまつ)候補”がネットで関心を集める。ただ、政見放送がネットで流れる事態は選挙管理委員会の想定外。公職選挙法に違反している可能性もあり、対応に苦慮している。 東京都知事選に立候補したある候補者の政見放送が、3月末にYouTubeに投稿された。当選の可能性が薄い“泡沫候補”だったが、特徴的な外見や話し方、過激な内容がネット上で話題になり、再生回数は、削除されるまでの約1週間で50万回以上に上った。削除後も同じ動画がさまざまな動画投稿サイトにアップされ、それぞれ数万回~10万回ほど再生されている。 候補者の声にエコーをかけたり、機動戦士ガンダムの登場人物の音声を合わせた
先日のエントリーで書いた『カネと暴力の系譜学』のはじめの部分に、次のような一節がある。 ずっと気になっていることなので、それについて少し整理して考えてみる。 では、カネを手に入れるためにはどのような方法があるだろうか。 原理的にいえば四つの方法がある。難しい話ではない。 一、 誰かからカネをもらう。 二、 みずから働いて稼ぐ。 三、 他人からカネを奪う。 四、 他人を働かせて、その上前をはねる。 最初の「カネをもらう」というのには、いろんなケースがある。たとえば、家族に扶養されていたり、生活保護をうけていたり、ヒモだったり、「パパ」がいたり、寄付や補助金をもらったり、といったケースだ。 問題はそのあとの三つである。じつはこれらは、よく見ると、社会の枠組みをくみたてている三つの柱にかかわっている。労働、国家、資本だ。(p10) 生存・分配と所有・労働 こうして、以下この本では、現行の「社会の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く