研究データマネジメントとは、研究データの「入手または生成方法」「研究期間中の利用・活用方法」「研究終了後の共有・公開または非公開での保管方法」等、研究ライフサイクルの各々の段階での研究データの取り扱いを定め、実践することです。研究データマネジメントを適切に計画し、運用することは、オープンサイエンスによる学術領域の発展、そして研究公正の維持、という2つの側面より、その重要性が認識されつつあります。しかしながら、研究データマネジメントの概念が広く普及するには、「研究データに対する考え方が分野ごとに大きく異なること」、「研究者個人、研究コミュニティ、大学・研究機関等の役割が明確でないこと」等、解決すべき多くの課題があります。今回のセミナーでは、2名の講師によるご講演を通じて、研究データマネジメントに対する現状の認識を深めるとともに、あるべき将来像を展望します。 16時30分~17時15分 講演者