「ロボットはスマホに次ぐ新たなトレンドだ」 8月中旬、ロボットベンチャーを取材するために米シリコンバレーを訪れた。現地で取材したロボットベンチャーのトップたちは皆、口を揃えてロボットを「ポスト・スマホ」に掲げる。9月15日号の特集「世界を変えるスマロボ 先行く米中 出遅れる日本」ではシリコンバレーでの取材ルポを掲載しているが、本誌で書ききれなかった企業も含めより詳しく現地の動きを紹介したい。 グーグルも注目、配達ロボット まずは、本誌でも登場したシリコンバレーのベンチャー企業、サビオーク。開発した配達ロボット「SaviOne」が米アップル本社近くのデザイナーズホテルで8月末から勤務中だ。 バトラー(執事)と呼ばれるこのロボットは、ホテルのネットワークとつながり、宿泊客から注文のあった品物を配達する役目を持つ。エレベーターを呼んだり、宿泊客の部屋の前に到着したら室内に電話をかけたりと、注文か