(CNN) 非常に強い台風1号(ニパルタック)は8日午前5時50分ごろ、台湾の台東から約15キロ南部に上陸した。米軍の合同台風警報センターによると、風速は約66メートル。沿岸部は暴風雨に見舞われ、台湾当局によると、これまでに1人が死亡、1人が負傷している。 所によっては過去12時間で300ミリを超す大雨が観測された。台湾の中部や南部では今後12時間にわたって暴風雨が続く見通しで、1万5000人あまりが避難した。 当局者によると、鉄道は2路線が運休し、空の便は8日午前にかけて軒並み欠航となった。CNN系列局SETTVによれば、台湾東部などでは1300世帯以上が停電に見舞われ、樹木がなぎ倒されたり窓ガラスが割れるなどの被害も出ている。 台風は今後12時間かけて台湾を横断し、台湾海峡を経て9日には中国を直撃する見通し。 中国ではニパルタックの到来に備え、江西省から上海にかけての地域で既に1200