「スタートアップはかっこいい」、そんな風潮がなんとなく身の周りで高まっている。最近では、スタートアップ企業が集まるイベントやワークスペースにも、多くの人が集まるようになった。そんな中、起業家であり投資家でもあるニルス・ジョンソン(Nils Johnson)氏は、強いメッセージを発信する――「スタートアップが『かっこいい』というのは、リクルーターによるブランディングメッセージにすぎない」。 7月2日、Open Network Spaceで行われたミートアップで、筆者はBeautylish共同創業者であり投資家のニルス氏に話を聞いた。 ニルス氏は、美容に関する商品やメイクアップ技術などを紹介する電子商取引サイト「Beautylish」を運営する一方で、投資家として立ち上げから間もない10社以上のスタートアップ企業へ出資も行っている。これまでに投資した企業は、Dropboxが買収したMailbo
過去2年間の人員削減で4万人もの社員を手放したノキア。その元社員が、世界各地で500社以上も起業しているという話はご存じだろうか。 これらの元社員達の起業を助けたのは、2011年4月に開設された「ノキア・ブリッジ・インキュベーター」、略して「ブリッジ」というプログラムである。同プログラムは、欧州、インドや米国のノキアに設立され、自主退職希望者に対して、起業を志す者にはビジネスプランの練り上げから、一人につき2万5千ユーロ(250万円)までの資本金及び研修や人事採用のアドヴァイスなどのサービスまでも提供し、起業以外にも、新たな就職先を見つける手助けや、必要なスキルを身につけるための研修を提供、もしくは大学などの研究機関との共同プロジェクトに加われるよう働きかけるなど、社員達の退職後の人生設計を応援している。 ノキアによれば、今年の6月末までにフィンランドでは3700人の社員が同プログラムを修
素早く資金を集めて、素早くアイディアを製品化する新しい形の製造業が、米シリコンバレーで広がりつつある。普段、私たちがシリコンバレーと聞いて、すぐに思い浮かべるのはグーグルのようなインターネット企業、最近ではフェイスブックのようなソーシャル企業だが、こうしたソフトウエア中心の起業文化が今、ハードウエアの方向に転換しつつあると、米国の主要2紙が報じている。 ●「Forget the Web, Start-Ups Get Real」 Wall Street Journal (August 18, 2012) ●「A Hardware Renaissance in Silicon Valley」 New York Times (August 25, 2012) 背景には、最近のシリコンバレーを取り巻く情勢の変化がある。その象徴的存在がフェイスブックとアップルだ。今年5月のIPO(株式上場)直前まで
「もうやってられんわ。」と米Gizは言いました。 米Gizmodoでも、ギズモード・ジャパンでもKickstarter発のプロジェクトをたくさん紹介してきました。自分も欲しいと思うものから、ネタみたいなものまでKickstarterには実に多種多様なプロジェクトが存在しています。触発されてたくさんのソーシャル資金調達プラットフォームも登場しました。例えば、ポルノ専用なんてのもできました。そんなソーシャル資金調達界の先駆者と言えるKickstarterに、米Gizのジョー記者が「うんざりだ」ともの申しております。今後、米Gizではネタにする以外でKickstarterのプロジェクトは紹介しない方針だとアナウンスしています。米Gizがここまで愛想をつかしたKickstarter。ジョー記者が言う、その理由とは? もういい。飽きた。Kickstarterが蔓延する世界にはお腹いっぱいだ。元々、僕
日本人が運営するフェイスブック・ページで最も多くの「いいね!」を獲得している企業をご存じだろうか。 メンバー5人のベンチャー企業、TokyoOtakuMode(TOM)だ。漫画やアニメなど、日本の「オタク」文化を発信するTOMは現在、377万の「いいね!」を獲得しており、その数は1日に約1万5000のペースで増えている。海外ユーザーが99%を占めるというTOMのファンページ。情報はすべて英語だ。 言葉の壁に注目 小規模なITベンチャーにとって、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は、多数のユーザーにリーチする上で打ってつけのメディアだ。TOMは2011年3月にフェイスブック・ページを開設。亀井智英最高経営責任者(CEO、35)は「当時のフェイスブックのユーザー数は6億。常に人がいるところにページを開設しようと考えた」と語る。世界的にもユニークな日本のサブカルチャーが受けると考え
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン たくさんの若者たちから「グローバルで活躍できる人材になるためにはどうすればいいのだろうか」という問いを投げかけられる。それに対するアドバイスは簡単ではない。その理由の1つは、グローバル人材力というものの中身が常に変わっていくためだ。 中国に出かけても、ドイツを訪れても、アメリカの西海岸を訪ねても、常に状況は1年前とは様変わりをしている。それほど変化の激しい時代であるから、そこで必要とされるグローバル人材力というものは常に変化を続けている。 グローバル人材力のダイナミズムを語るのに最適な場所の1つが、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーである。 常に新しい企業が生まれ、数年でIT(情報技術)の世界観を変えてしまう新たなプレイヤーが登場する
人口の多さや高いスマートフォン普及率など、ビジネスにとって魅力的な市場アジア。最近はシンガポール、中国、インドネシアなどアジア圏で起業したいと考える人、またその環境に関する情報も出回るようになってきた。そんなアジアのスタートアップエコシステムは良くも悪くもまだまだこれから。 一方起業家の聖地とされる シリコンバレーには60年以上の歴史がある。そこには長い歳月を経て生まれたエコシステムがあり、その結果として未だに世界中のどこよりも優秀な人材や才能が集まる場所であり続けてる。ところが、シリコンバレーを目指して事業を始めた外国人起業家が、労働VISAが降りず強制送還される例が少なくない。今回紹介する「Blueseed」は、そんな問題へのソリューション提供を試みる。 船の上のスタートアップ環境「Blueseed」 シリコンバレーの「近く」で、世界中の優秀な起業家を集めようというプロジェクトが「Bl
今日の航海日誌は、仲がお送りします。 新年からずっと、今日この日のことだけを考えてきました。 ウォンテッド、とうとう本日公式リリースとなります。 ウォンテッドが構想段階まで公式リリースとなるまで、約1年間かかりました。 今日は、これまでの歩みを振り返ってみたいと思います。 ひょんなキッカケから生まれたウォンテッド それは2011年の年の初め、まだ季節は冬でした。 震災が起こる前です。 Facebookから独立したての私は、自分のサービスを作らなければ、と焦る一方で、 有難いことに、どんどん入ってくるFacebook関連のマーケティング支援の お仕事を断れず、コンサルティングのようなことをしていました。 稼ぎは凄くよかったのですが、「ビジネスモデルをしっかり作らないと!」 という多くの先輩の助言に従い、泣く泣くマーケティングの仕事は全て断ることにしました。 そしてすぐ、ウォンテッドの原型とな
ネットベンチャーは何で食っているか 日本とシリコンバレーの大きな違いと「失敗」の意味 - ロケスタ社長日記 @kensuu こんな記事を今日書いたのですが、とある人から「そもそもネットサービスやっているベンチャーって何で食ってるの?」という話を聞かれました。 質問の意図としては「ネットサービスってたいてい儲かるまで時間かかるけど、それまでどうしているの?」ということだと思います。ここでいうネットサービスは、Webサービスや、アプリなど、価値あるサービスをお客さんに提供するようなサービスのことです。 せっかくなので、それを説明したいと思います。わかりやすさ重点なので、ところどころゆるい部分がありますが、ご了承を、、 前提 前提として、まず株式会社には、資本金というものがあります。 ネットベンチャーの場合、たいてい設立時の資本金は創業者がやります。たとえば300万とかで立ち上げます。会社の設立
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