大学入試の英語にTOEFLなど外部試験を活用する大学が増えた。「読む・聞く」の能力だけでなく、「話す・書く」も加えて英語力を総合的に判定する。文部科学省の要請に沿うものだが、外部試験の評価基準はまだ固まっていない。法政大学では5つの試験を学部ごとに5つの評価パターンで来年度から導入に踏み切る。他大学の潮流をみても、まだ試行段階のところが多いようだ。(編集委員 平山一城) ◇ ■法政大、青学大も 法政大で、一般入試に外部試験を導入するのは、全15学部のうちグローバル教養、人間環境、現代福祉、スポーツ健康、情報科学、生命科学の6学部。受験生はTOEFL(2方式)、IELTS、実用英語技能検定(英検)、TOEICのいずれかで基準を満たせば、入試英語が免除されるが、その判定基準は〈表〉のように細かく分かれた。 もう一つ特徴は、上智大と英検が共同で作成したTEAPを見送ったこと。TEAPは、IELT