ブロガー・投資家としてテレビなどでも活躍する山本氏が、最先端の野球データ分析について語った 【スポーツナビ】 2003年に出版され、映画化もされた小説『マネーボール』はMLBアスレチックスのビリー・ビーンGMを主人公に、セイバーメトリクスと呼ばれるデータ分析をもとに球団を強くしていくサクセス・ストーリーだ。セイバーメトリクスとは、米国野球学会が提唱した野球のデータを統計学的見地から分析する手法である。ビーンGMはこの観点から野球を「27個のアウトを取られるまでは終わらない競技」と定義し、従来の野球では重視されていなかった出塁率、長打率、OPS、奪三振率といった数値に注目し、評価の低かった選手を再評価。これによってチームは低コストでプレーオフ常連球団へと変貌した。 だが、同書の出版から早くも10年以上が経過しMLBでは、野球データ分析はどのように変化したのだろうか? 投資家、人気ブロガーとし