神奈川県の箱根山では13日も火山性地震が観測され、活発な火山活動が続いています。気象庁は、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして引き続き警戒を呼びかけています。 13日は体に揺れを感じる地震は観測されていませんが、神奈川県温泉地学研究所によりますと、規模の小さい火山性の地震は午前11時までに32回観測されています。先月下旬からは大涌谷付近を中心に山が膨らむ傾向を示す地殻変動も観測されています。 気象庁は、観測態勢を強化するため大涌谷を監視するカメラを新たに設置して13日から運用を始めたほか、今月中に噴火による空気の振動を捉える空振計を大涌谷周辺に増設する予定です。 気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な水蒸気噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出して噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って
「風評被害」という表現が安易に使われ過ぎている。噴火への警戒が続く箱根山の地元神奈川県箱根町では、「風評被害」対策の必要性が叫ばれている。確かに立ち入りが規制されているのは火口付近の一部だが、火山性地震が確認されるなど活発な火山活動を前に、箱根観光を控えるのは、全く非合理な行動とは言えまい。東京電力福島原発事故をめぐっても、「風評被害」はともすれば、放射性物質による汚染を矮小(わいしょう)化する文脈で乱用された。(篠ケ瀬祐司、榊原崇仁) 【こちらは記事の前文です】 記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊または、携帯電話の有料会員サービス「東京新聞・東中スポ」をご利用ください。 東京新聞は、関東エリアの駅売店、コンビニエンスストアなどでお求めいただけます。 「東京新聞電子版」なら全国どこでも、また海外でも、記事全文が紙面ビューアーでご覧いただけます。 購読・バックナンバーをご希望の方
神奈川県の箱根山で火口周辺警報が発表されたことを受けて、地元の箱根町は立ち入りを規制している区域を町のホームページに掲載し、規制エリアが狭い範囲に限られていることを観光客に広く伝えて、風評被害を避けたいとしています。 町では情報を的確に伝えることで風評被害を避けようと、規制対象の区域を7日から町のホームページに掲載しました。 掲載されているのは立ち入りを規制している区域や通行止めの道路などで、規制エリアが狭い範囲に限られ、それ以外での観光には影響がないことを観光客に広く伝えたいとしています。 また箱根には外国人観光客も多く訪れることから、町は今後、ホームページで英語での情報提供も行いたいとしています。
気象庁は、神奈川県の箱根山では火山活動がさらに高まっていると考えられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、6日午前6時に火口周辺警報を発表し、大涌谷の周辺には立ち入らないよう呼びかけています。気象庁火山課の北川貞之課長は、6日午前8時から記者会見しました。 そのうえで、今後の注意点について、「これまでのところ、規模の大きな噴火につながるような兆候は見られないが、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があり、それに伴って周辺では大きな噴石の飛散するおそれがあるので、警戒してほしい」と話しています。
神奈川県の箱根山では、5日夜も震度1の揺れを伴う地震が発生するなど、火山性地震の多い状態が続いています。気象庁は、箱根山では火山活動がさらに高まっていると考えられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、午前6時に火口周辺警報を発表し、大涌谷の周辺には立ち入らないよう呼びかけています。 また、箱根山周辺に設置されている傾斜計では、先月下旬から、地震の増加に伴って、山が膨らむ傾向を示す僅かな地殻変動が観測されているほか、5日の現地調査で、大涌谷にある温泉施設の1か所で蒸気が勢いよく噴き出している状態が確認されています。 気象庁は、箱根山では火山活動がさらに高まっているとみられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、6日午前6時に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「レベル1」から火口周辺の立ち入り規制を呼びかける「レベル2」に
神奈川県の箱根山で、先月下旬から山の浅い場所での地震の回数が増えていることなどを受け、気象庁は、規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとされる大涌谷で現地調査を行いました。 気象庁地震火山部火山課の鳥巣啓多火山機動観測班長は「蒸気の温度は特段高いところはなかったが、噴き出し方が1か所、ふだんよりも強いところがあった。今後も調査を続け、地震のデータと照らし合わせるなどして対応を検討したい」と話していました。 一方、大涌谷を見渡せる観光施設には4日も大勢の観光客が訪れてきますが、周辺の半径およそ3キロの範囲にあるハイキングコースや散策路への入り口は4日午前5時から閉鎖され、立ち入りが禁止されています。大阪から訪れた男性は「毎年、箱根に来ていますが、立ち入りができないと聞いて残念です。また来年も来たいと思います」と話していました。
神奈川県の箱根山では、先月下旬から山の浅い場所での地震回数が増え、温泉の蒸気が勢いを増すなどの変化が観測されています。 気象庁は、今後、大涌谷付近では規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして、自治体などの指示に従って、危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけています。 また、地震の増加に伴って、山の膨張を示すと考えられる僅かな変化が観測されているほか、大涌谷の温泉施設では蒸気が勢いよく噴き出しているのが確認されたということです。 箱根山では、過去にも群発地震や噴気が多くなるなどの状態が数年に1度繰り返し起きています。 気象庁は、地下の浅い場所で熱水が不安定な状態になっていて今後、大涌谷付近では規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして、自治体などの指示に従って、危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけています。 神奈川県温泉地学研究所の竹中潤研究課長は
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