米IBMは米国時間2009年1月14日,2008年に同社が取得した米国特許が4186件に達し,16年連続で第1位になったと発表した。年間の取得件数が4000件を超えた企業は初めてという。米Microsoft,米Hewlett-Packard,米Oracle,米Apple,米EMC,米Accenture,米Googleの取得件数の合計よりも多かったとしている。 同社は今後の方針として,技術的発明の公開を積極的に進めていくことをあわせて発表した。技術公開する年間件数をこれまでの50%増となる3000件以上とする。発明の成果を誰でも無償で使えるようにすることで,技術革新と経済発展を促進するという。 技術の公開は,優れたインフラ構築を促進する分野に特に重点を置く。同社はこれまでも,オープンソース・ソフトウエア,医療,教育,環境,ソフトウエアの相互運用性に関する分野について,特許を開放していた(関連