こんにちは、ソーシャルメディアラボの渕上です。 先日執筆した以下の記事で、「ソーシャルメディアネイティブの声に耳を傾けないといけない」という趣旨の内容を書きました。 20年前、すでにソーシャルメディアの萌芽が!今年の新成人が生まれた1995年をIT業界の歴史から振り返ってみた。 いつの時代も若い世代が新しい技術やコンテンツを産み出します。数多あるソーシャルメディアも、その若い世代に受け入れられるような施策をしているでしょう。 しかし、我々は様々なサービスを使いこなしているように見えて、実はそうしたソーシャルメディアネイティブは大人が知らないサービスを使っていたりするようです。 今、ソーシャルメディアネイティブはどんなサービスを、どのように使っているのでしょうか?今回は、主に10代が使っているソーシャルメディアやWebサービスについて調べてみました。 ■目次 オトナが知らない、10代のソーシ
米Twitterや米YouTubeが「イスラム国(ISIS)」のアカウントや関連する画像を停止/削除する中、同組織は新たな広報手段として分散型SNSのDiasporaを選んだようだ。 Diasporaは8月20日(現地時間)、複数のメディアがISISがDiasporaに複数のアカウントを作成していると報じたことを受け、状況を説明した。 Diasporaは2010年にニューヨーク大学の学生が立ち上げたオープンソースの分散型SNSプロジェクト。TwitterやYouTubeなどと異なり、ユーザーは自分で立ち上げたサーバをDiasporaに接続することで運営に参加できる。 この柔軟性が今回はあだとなった。アカウントやコンテンツを一元的に削除する手段はなく、コンテンツを削除するかどうかの決定権は各サーバの管理者にある。Diasporaプロジェクトのコアチームはサーバの管理者にイスラム国関連アカウン
米サンフランシスコ(San Francisco)で開催された開発者向けカンファレンス「f8」で基調講演するフェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO、2011年9月22日撮影)。(c)AFP/Kimihiro Hoshino 【9月20日 MODE PRESS】~カジュアル・ダウン化が進む世界~ ニューヨークは訪れる度に発見がある街だ。既に20回以上訪れているが、今年5月に一年ぶりに訪れた際も幾多の発見があった。なかでも一番印象深かったのは、とにかく人々の装いがカジュアルになっていることだ。街を歩いても、地下鉄に乗っても、高級レストランに行っても、スーツやネクタイをしている人が本当に少ない。滞在中に仕事の打ち合せや取材で、幾つかのオフィスにも訪れたが皆、実にカジュアル。ウォール・ストリートに行けばスーツ姿の金融関係者を
[読了時間:4分] インターネット上では情報が上から下の一方通行ではなく、相互に横に流れるー。そう言われるようになって久しいが、実際には「横の情報の流れ」の形ってはっきりと体系だって語られることが少なかった。マスメディアに代わって力を持つと言われるようになったインフルエンサーからの情報発信だって、所詮は上から下への一方通行の情報の流れ。 ところが最近読んだ「Grouped: How small groups of friends are the key to influence on the social web (Voices That Matter)」という本の中には、横同士の相互の情報の流れについて興味深いデータや考察が幾つも掲載されていた。 参考までに代表的なものを幾つか見てみよう。 大半のコミュニケーションは親密な数人が相手 本の中で紹介されていたのは、Stefana Broad
英政府だけでなくて市民も、暴動が勃発した時にフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアサービスを一時停止させることを支持している。 Unisysの調査によると、暴動が起きた時にソーシャルメディアサイトを一時シャットダウンさせることに対して、大人973人の回答者のうち70%の人が “completely” agree あるいは“somewhat” agreeと答えている。また46%の人は、政府がソーシャルネット・ユーザーのデータに‘open access’できるべきと答えたという。もちろん、高齢層の回答を色濃く反映した結果であるようだが、保守化傾向は英国だけではなさそう。 今年8月のロンドンをはじめとする暴動は、ツイッター、フェイスブック、ブラックベリー・メッセンジャーなどを介して激しくなり、英国各都市に飛び火した。放火や略奪の無法状態に陥った。そこで、キャメロン首相がソーシャルメデ
先日の記事 の補足として、ジャロン・ラニアー著『人間はガジェットではない』から引用して、「残念なユーザーは残念なシステムが生み出す」という話をブログ記事にしようと思っているのですが、例の如く筆が進みません。 そんな時に見た"増田"記事。これがなかなかの読み物。 エヌ氏の一日|はてな匿名ダイアリー ↑このブックマークコメントは、軽い冗談で書いたのですが、件のラニアー本の主張とちょっとカブるような気が。インターネット上の記事を読んだ時に心に浮かんだ様々な感情を「いいね!」ボタンを押すか否かというデジタルなビット情報に圧縮、簡略化していく…は大げさにしても、インターネット上に何らかのアウトプットをする時、私たちは、自分の思いを非可逆圧縮していないでしょうか?例えば140文字に収まるように切り詰めたりとか… 人間はガジェットではない (ハヤカワ新書juice) 作者: ジャロンラニアー,井口耕二
LinkedInの日本版が年内にリリースされることが発表されて以来、ネット上のLinkedIn関連情報もだいぶ増えてきました。@joiさんがインタビューやイベントで「LinkedInはビジネスパーソンが生産性を向上するためのツール」と説明しておられ、LinkedInとは何かについて徐々に浸透してきているのかなと思いますし、また、LinkedIn自体が様々な利用者を想定しているサービスであることもあって、リクルーティングなどの様々な切り口で語られ始めています。 さて、以上の流れを踏まえつつ、今回のエントリでは「LinkedInが進める企業の情報公開」について少しご紹介したいと思います。 ▼LinkedInの企業ページがすごい 皆さんはLinkedInの中にある各社の企業ページをご覧になったことはありますでしょうか?百聞は一見に如かず、ということで早速Facebook社のページを見てみたいと思
A few years ago, it was not uncommon to hear search people talk about The Dark Web (also known as Dark Net or the Deep Web). Basically, the Dark Web is made up pages or files that are unreachable by search engines. Examples of this sort of content include information that sits behind login, or pages without inbound links. Some estimates put the Dark Web at about 400 times the size of the Surfac
Twitterはわれわれの常識を一変させた。今やっていることや思ったことを、すべてオープンにする。「ネットは危険」というこれまでの常識の中では成立しえなかったサービスだ。しかし実際にTwitterを使い、そのオープンさが新しい楽しさや価値を生むことに多くの人が気づいた。そしてネットは新しい時代に移行した。 同様に新しい時代を築くのではないかと期待されるサービスが登場した。「Color」と呼ばれるスマートフォンアプリだ。このアプリの登場で、シリコンバレーは久々にエキサイトしている。その様子は後述するとして、まずはアプリの機能を説明していこう。 簡単に言うと、写真共有サービス、もしくは写真版Twitterである。アプリを通じて写真を撮れば自動的にネット上にアップされる。「公開」「非公開」の設定はない。写真を撮ればすべてネット上に公開されるようになっている(ただしアップした写真をネット上から削除
少し前に映画『ソーシャル・ネットワーク』を観ました。 映画を観た後3時間くらい興奮が収まらず、気を落ち着かせるまでに随分苦労しました。興奮もようやく収まりましたので(笑)、感想を書こうと思います。 なぜそんなに興奮したのか。 1人のプログラマが創ったウェブサービスが世界中に広がったことに対する、プログラマとしての共感。マーク・ザッカーバーグが会社を大きくし、金銭的に大きな成功を収めた事に対する、起業家としての共感。自分の境遇と重なるこうした要素が、他人事では無いストーリーとして、面白かったのです。 しかし、映画を観た他の人の感想を眺めるうちに、他の人が言及していない部分に自分が強く反応していたことに気付きました。「ウェブコミュニティ設計者」としての共感です。ザッカーバーグも自分も、「ウェブコミュニティ設計者」という同じ職業の人間だ!、と強く思いました。 世の中にウェブサイトと呼ばれるものは
ソーシャルメディアが大きく変えてしまうことはいくつかあると思うが、コミュニケーションのあり方を大きく変えるものとして無視できないことに「情報の伝わり方の変化」があると思う。 マスメディア全盛の時代、情報は「お茶の間」という場を通じて男女「全」世代に伝播した。 家庭のお茶の間に老人から子供まで男女全世代が集い、そこがクチコミ源となったのである。 マスメディア、特にテレビと新聞は、お茶の間に情報を絨毯爆撃的に伝えた。男女全世代はそこで同じ情報に触れ、意見交換が行われた。そしてそれは、各世代の外での「つながり」(会社、学校、井戸端など)にリアル対面式でクチコミされ、拡散した。その結果、テレビや新聞は世論を形成することができた(世論形成において「全世代が同じ情報に触れる」というのが大切だった)。 ちなみに、雑誌・ラジオは男女別・世代別セグメントを行い、補完的に機能した。とはいえF1M1という大雑把
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