このコーナーは、時事通信社の関係団体で、（一社）内外情勢調査会の会員企業がお勧めする各社の商品を掲載します。内外情勢調査会は、１９５４年の設立で、ほぼ毎月、全国１００以上の都市で、会食付きの会員制講演会事業を展開しています。会員は、企業経営者や中央省庁・自治体の首脳など、６５００人。東京の会合には、首相や閣僚、日銀総裁なども登壇することが知られています。
静岡県中部に位置する牧之原市は、深蒸し茶の発祥地であり、国内随一の茶葉生産量を誇る茶産地。１９０２（明治３５）年創業の株式会社高柳製茶は、地元、牧之原の深蒸し茶を静岡でいち早く取り入れるなど、創業以来、職人のこだわりと技術の研鑽（けんさん）を積み重ね、県内外に緑茶のおいしさを伝える老舗茶問屋である。
急須を使わずおいしく飲める 高級緑茶飲料を開発
かつては、お茶屋が緑茶本来の味を家庭で楽しむならと、おすすめしていたのが一番茶だったが、近年リーフ茶（茶葉で淹れたお茶）自体の消費量は低迷。一方、ドリンク茶（ペットボトル茶）の需要はますます伸びている。しかし一般的なペットボトルのお茶に使われる茶葉は、比較的安価な二番茶や秋冬番茶から抽出したものが多いが、高柳製茶は、あえて品質と味にこだわり“急須を使わずおいしく飲める高級緑茶”をコンセプトに高級緑茶飲料「牧之原の雫茶」を開発した。
「生産農家との協力体制の下で、収穫した牧之原茶の象徴である深蒸し茶葉を使用し、１年間にわたり抽出テストを繰り返して完成させたレシピで作るプレミアムな高級緑茶です」と、株式会社高柳製茶代表取締役社長の高柳敬将氏は胸を張る。
使用している原料は、被覆栽培を行うことにより渋みが少なく、うま味が多くなった牧之原産深蒸しかぶせ茶の一番茶のみを深蒸しにした茶葉と水だけ。こうして作られた高品質でおいしい緑茶をペットボトル茶やボトリングティーとして直営店やオンラインショップで販売し、好評を博している。
ペットボトル茶は、３５０ミリリットルで６４８円（税込み）の「牧之原茶プレミアムペットボトル」と、５００ミリリットルで１５１円（税込み）の「牧之原茶ペットボトル」の２種類。さらに特殊な袋に入れ、光と酸素を遮断し、開封するその時まで鮮度を保つことができる特許出願中の３５０ミリリットルで７５６円（税込み）の「Ｋｅｅｐ Ｆｒｅｓｈプレミアムペットボトル」も用意されている。一番茶の香りと深蒸しかぶせ茶ならではの緑茶のうま味をしっかりと味わうなら常温で、雑味の少ない低温抽出による喉越しや清涼感をより楽しみたいなら冷蔵がおすすめだ。
「高級ペットボトル茶を入り口に、そこからリーフ（茶葉）、ティーバッグ、パウダー（粉末）など、多種多様なバリエーションを用意することで、緑茶市場の活性化につなげていきたい」と高柳氏は話す。
ちなみに従来のペットボトル茶とは一線を画す「牧之原茶プレミアムペットボトル」は、都内にある有名ホテルや高級レストランなどが採用している。プチリッチともいえる高級緑茶飲料マーケットは確実に広がりつつあるようだ。
「牧之原の雫茶」ボトリングティー
一般的に最高級と称されるお茶は、香り高く味わいや風味も深く、ほんの少し飲んだだけで心身が癒やされてぜいたくな気持ちになるもの。「牧之原の雫茶」には「牧之原の雫茶【金印】（桐箱入）」という最高級品もラインアップされている。
それが２０２１年８月に「世界緑茶コンテスト２０２１」で最高金賞を受賞した「深蒸しかぶせ茶【金印極上】（茶葉）」を使用したボトリングティー。渋みが少なく、お茶の品質に関わる「荒茶全窒素含有率」７・０％以上（上等な玉露に相当）を誇る牧之原産の希少品種のかぶせ茶を使い、１日５リットルしかできないという特別な製法で作られる。茶葉の品質によって７２０ミリリットル（４合瓶）で２万１６００円（税込み）と８６４０円（税込み）の２種類あるが、どちらもプレミアムな贈り物になることは間違いなし。ストレートはもちろん、お湯で割ったり氷を浮かべたりと、お酒を楽しむようにさまざまな飲み方で味わえる。また、茶葉を使ったクッキーなどのオリジナルスイーツ開発にも力を入れている。厳選された国産米粉と牧之原茶を１００％使用し、ふんわりさっくりと焼き上げた「お茶つぶダックワーズ」は年間２５万個売れる１番人気のスイーツ。お茶の香り豊かな「お茶つぶクッキー」も年間９トンほど売れるというロングセラー商品だ。緑茶を急須で淹れて楽しむ家庭が減少する中、緑茶の魅力を最大限に味わえる「牧之原の雫茶」で、緑茶本来のおいしさを再認識してみてはいかが。
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株式会社高柳製茶
〒４２１－０４０６
静岡県牧之原市勝田２３１０－４（本社・菓子工場・牧之原本店）
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