【がんばれごえもんすりー ししじゅうろくべえのからくりまんじがため】
ジャンル | アクションアドベンチャー | 高解像度で見る 裏を見る |
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対応機種 | スーパーファミコン | ||
メディア | 16MbitROMカートリッジ | ||
発売・開発元 | コナミ | ||
発売日 | 1994年12月16日 | ||
定価 | 9,800円(税抜) | ||
書換 |
ニンテンドウパワー 1997年9月30日/1,000円/F×4・B×4 |
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プレイ人数 | 1~2人 | ||
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2009年9月15日/800Wiiポイント 【WiiU】2013年10月16日/800円 【New3DS】2017年8月23日/823円(税8%込) |
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判定 | 良作 | ||
がんばれゴエモンシリーズリンク |
伊賀の物知り爺さんが「未来の様子を見に行く」と言い出し、新発明の「たいむましん」の実験と称してゴエモンたちの目前でタイムトラベルを決行した。
実験は成功し未来のぎゃるを追っかけ回していた爺さんだったが、未来の大江戸を牛耳る悪の組織「からくり盗賊団」の幹部シスタービスまるに捕らえられ、
たいむましんを奪われた挙句、現代を襲撃してきたビスまるによって、おみっちゃんまでさらわれてしまう。
ビスまるを追って未来へたどり着いたゴエモンたちは、おみっちゃんと爺さんを取り戻すべく、
ネオ大江戸シティの支配者・獅子重禄兵衛率いるからくり盗賊団に挑むのであった。
コナミの人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズのSFC版第三作目。今までの横・見下ろし型の純アクションから、アクションアドベンチャーになっている。
ゴエモン、エビス丸、サスケに加え、外伝作『がんばれゴエモン外伝 ~きえた黄金キセル~』からのゲストキャラとして前作・前々作に登場していたくのいち「ヤエ」がプレイヤーキャラに昇格。
これ以後、この4人組がレギュラーとして定着し、キャラクターを切り替えつつ各々の能力を活かして進むという後に続くスタイルが確立された。
前作で確立された奇想天外なSF時代劇コメディの路線を更に発展させて「タイムトラベル」がテーマとなっており、SF色を強めた作風となっている。
ゲームジャンルの変化
性能面におけるキャラクターの個性の確立
プレイヤーキャラにヤエが追加され、ゴエモン・エビス丸・サスケも含めて各キャラクターに明確な性能差が与えられるようになった。
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ライフゲージ
招き猫システムの変更
からくりうぉーかー
ステージ構成
フィールド・ダンジョンの他、ストーリーの合間に以下のようなステージが挿入される。
2人プレイの新仕様
キャラクターの個性の確立
インパクト戦
より洗練されたBGMと音響回り
ストーリー性
その他
作風の大幅な変化
激震インパクトステージ
インパクト戦
ひょうたんシステムの仕様
コンティニューの仕様
キャラ性能のバランス
一部の新アクションについて
パニックステージの仕様
ミニゲームの削除と金策面
物語が終盤に近付くと極端な尻すぼみになる
進行不能の恐れのあるバグ
アクションとしての面白さは従来通りに、謎解きと探索の要素を加えた意欲作。キャラの個性を確立した功績も大きい。
キャラ性能やダンジョンのバランスの悪さなどと言った問題点こそあれど、以降の作品にも多大な影響を与えた、シリーズの転換点の一つと言える。
*1 敵が技名を叫んだり、被弾時に味方が悲鳴を上げるなど。
*2 『ゆき姫救出絵巻』冒頭のお化け出現イベントに出てきた町娘の「おはな」がNPCとして再登場するなど、芸の細かい演出も。台詞もやはり同作を意識している。
*3 基本的なゲーム仕様の他、遠くに引っ掛けて移動に利用できる武器や、細かいところでは重要アイテムを手に入れた際のキャラのポーズなど、類似点は多い。
*4 より強力な隠し技「スーパーボムラッシュ」も存在するが、こちらはコナミコマンドを使う裏技である。
*5 それでも、機動力がヤエと同じなので、まだ使いやすい。
*6 後続のADV系列のゴエモン作品でもDS版『東海道中』を除いてミニゲームは存在していない。
*7 はぐれ町の北側には前作、前々作同様にアルバイト屋が存在するが、近頃は不景気らしく今回は仕事を紹介してもらえない。
*8 燃料が満タンであっても落とす上、うぉーかーに火炎放射が追加されるまでは燃料の使い道がない。
*9 特に最後のダンジョンである後者は雑魚敵が一匹もいないという寂しさである。
*10 さらに、それらのダンジョンのBGMはうぉーかー工場のBGMを少しいじっただけのものが使われており、手抜き・尻すぼみ感に拍車がかかっている
*11 氏はゴエモン連載以前は『ミラクルランジェリー』などのお色気漫画を中心に描いていた。
*12 突入時のBGMは上述の通り評価は高いが、ダンジョンの内部に入ることでそれが別の陰鬱なものに変化する。しかも長丁場故にそれを延々聴かされ続ける…
*13 温泉であることを活かしたネタやギミックが多く、どちらかというと前作の城ステージの雰囲気に近い。
*14 指定された順番通りに花火を打ち上げる記憶力ゲーム。成功すると花火の本数が増えて難易度が上がる。