エンデューロレーサー
【えんでゅーろれーさー】
ジャンル
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レース
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対応機種
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セガ・マークIII
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メディア
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2MbitROMカートリッジ
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発売・開発元
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セガ・エンタープライゼス
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発売日
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1987年5月18日
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定価
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5,500円(税別)
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プレイ人数
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1人
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判定
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シリーズファンから不評
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良作
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概要
セガ体感ゲームシリーズ第3弾『エンデューロレーサー』の初の家庭用機移植作品。
しかし当時の家庭用機のスペックではでは当然アーケード版のようなレースは再現できないため、クォータービューのゲームとして出ることとなった。
システム
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アーケード版とは異なり、3D視点からクォータービュー視点のゲームに変更。
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画面上の障害物への接触や敵車との衝突、沼への沈没や崖からの転落でダメージが追加され、ダメージが最大まで蓄積されるとタイムの減少速度が倍加する。
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1コースクリアごとに残りのタイムが次のコースの制限時間に加算され、さらに抜いた敵車の数だけポイントが入る。
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ポイントを使って次のコースでのバイクの強化やダメージの回復が可能となる。購入できるパーツは以下の通り。
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アクセラレータ:加速性能が強化。
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ハンドル:マシンの左右移動速度向上。
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タイヤ:コース外のダート走行でも減速しなくなる。
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エンジン:最高速度が263km/hになる。
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サスペンション:ウィリー操作なしでもジャンプの際に減速しない。
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アイテム:受けたダメージを回復。回復量は購入時にランダムで決定。
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ただし強化効果は次のコースのみで、またコース途中でクラッシュした場合は強化は消滅する。
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全10コース。すべてクリアするとエンディング画面の後、タイム・ポイント・ダメージがすべてリセットされた上で2周目が開始、クリアすると真エンディングとなる。
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2周目では敵車が増えている・パーツの購入に必要なポイントが倍加、アイテムでの回復量が減少気味となっている。
評価点
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原作にあったジャンプを駆使したテクニックの求められる構成は健在な点。
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大ジャンプを連続で決められるポイントも多く、空中での姿勢制御の自由度の高さも相まってなかなかに爽快。
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レースゲームに必要なスピード感も十分に表現されているのも大きい。
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バイクの強化システムの導入
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効果は購入したコースのみではあるものの、クリアが困難な場合の救済策にもなっており攻略に幅ができている。
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タイミングを考慮して難所の突破を容易にしたり、また逆に積極的に購入してタイムの短縮を図ったりと攻略にも幅ができている。
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もちろん強化一切なしの縛りプレイをするのもそれはそれでまた面白い。
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増加したステージバリエーション
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アーケード版もそれなりにステージバリエーションはあったが、本作ではクォータービューということもありステージバリエーションが大きく増加。
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アーケード版の平原/岩場/湿地帯/砂漠/海岸に加え、さらに村/雪原/山道/遺跡/夜間道路が加わった。
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アーケード版がボリューム面でハングオンと同等だったこともあり、本作ではボリュームの点でもやりごたえがある。
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BGMの再現度も悪くない。
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PSG音源ながらも原曲の雰囲気をちゃんと踏襲した雰囲気の曲になっており、独自の魅力がある。
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本作では1コース当たりの所要時間が1分前後になるため、原曲の前半パート、後半パートそれぞれをループさせる形になっている。
賛否両論点
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完全に別物と化したゲームシステム
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この時代の家庭用機の性能の関係上仕方がないとはいえ、やはり完全に別物と化したゲームシステムには不満の声が多かった。
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実際、アーケード版のプレイヤーには食わず嫌いが先行して購入を躊躇したケースも多かった。
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一方で上記の評価点の要素もあるため、実際に購入してプレイしたアーケード版からのプレイヤーもこれはこれで面白いという評価もまた多い。
問題点
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一部のコースでは全く衝突しない安全地帯が存在する。
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ただしこの安全地帯はダート部分も含まれるため、その分ロスタイムが発生するデメリットもある。
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ポイントでの強化効果が次のコースのみのため、バイクのカスタマイズを積極的に行いたいというプレイヤーには若干不満。
総評
当時の家庭用機ではアーケード版の満足な移植は無理と悟り、アーケード版とは完全に別物のゲームとして移植した作品。
それだけに発売時は特にアーケードからのプレイヤーから賛否両論が巻き起こり、評価の分かれやすい作品となってしまった。
しかしながら純粋なゲーム面で見ればむしろ完成度はかなり高く、これはこれでよいという声も多数存在するのも事実である。
余談
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本作は海外でも移植されているが、コストダウンのためかROM容量が半分の1Mに減少しているため、コースが半減してしまっている。
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かつてはWiiのバーチャルコンソールで配信されていた。(現在は終了している)
最終更新:2024年11月25日 21:48