カラフリラックス 色彩合わせ
【からふりらっくす しきさいあわせ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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メディア
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ダウンロード
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発売元
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テヨンジャパン
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開発元
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Cypronia
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発売日
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2015年1月7日
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定価(税込)
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500円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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良作
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概要
スロバキア発のパズル問題集(全460問)である。
色のついた図形をタッチペンで動かしぶつけさせ、最終的に1色に揃えるというルール。
基本ルール
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設問1問の構造
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3DSの下画面に複数の図形が配置され、それぞれの図形がめいめいに色づけされている。
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詳しいルールは後述するが、一部の図形をタッチペンで動かして他の図形とぶつけ、3DS下画面を設問が指定する1色のベタ塗り状態にできると設問がクリアとなる。
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別の色の図形が画面に残ってしまうと失敗。指定された1色以外のベタ塗りにしても失敗。
図形の移動と接触
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動かせる図形
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図形のうち「脈動」しているもののみタッチペンで動かせる。
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タッチペンのスライド操作で掴んで動かすこともでき、はじき出すように入力すれば、直線軌道で放り投げることもできる。
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ただし変形させることはできず、狭いところを無理やり通り抜けさせるようなことはできない。
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図形どうしの接触
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同じ色の図形同士がぶつかると互いが消滅した後、そのぶつかった図形の色がはじけるように広がっていき、周囲のエリアを染め上げる。
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原則、違う色同士の図形がぶつかっても何も起こらないが、黒い図形と白い図形は特殊な挙動をする。
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黒い図形は何色とぶつかっても反応して消滅し、ぶつかってきたもう片方の図形も消滅させる。ただし、このときは周囲のエリアの染め上げが発生しない。
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白い図形は白同士でぶつかると周囲を白に染め上げるが、白(および黒)以外の図形とぶつかるとぶつかった相方の色で周囲を染め上げる。
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図形が属する背景色について
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図形どうしの接触1回分で染められる範囲は、その接触した図形が属している背景色のみに限られる。そのまた別の色の図形や、その内部に守られている図形は染め上げの影響を受けない。
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図形は、属している背景色以外のエリアに動かせない。
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何かの図形の内部に、また別の図形がある場合、まず外側の図形を、染め上げに巻き込んだり同じ色の図形を外からぶつけるなどして消滅させないと、中にある図形の動きが制限される。
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内部の図形に黒や白の図形がいたとしても、外側の図形をと反応させて消すことは出来ない。
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なお、同じ図形の内部にいる図形同士であれば、ぶつけて反応消滅させることができる。
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ドットシールド
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動かせる図形の輪郭部分に、白い点線状のシールドが張られていることがある。
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このシールドのある図形は2回タッチペンでつつくことで、シールドのON/OFFを切り替えられる。
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ON時には点線が激しく回転しているような見た目になる。このとき同じ色の図形がぶつかってきても反応しなくなるほか、背景の色がシールド内部にある図形と同じになっても内部の図形を背景に同化させないように守る。
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なお、シールドON状態にしている図形そのものを動かし、別の同じ色の図形などにぶつけると普通に反応してしまうので注意。
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また背景の色と、シールド内部の図形の色が同じであった場合、ドットシールドをOFFにすると、そのままシールドが背景に溶け込むようにして消滅してしまう。
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その他特徴
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スタートボタンでメニューを開く以外の操作は、たいていタッチペンで行うこととなる。
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クリアタイムや最短手数を競ったりといったやりこみには対応していないが、あえてそういったノルマを設けないことでリラックス効果に重きを置いていると思われる。
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1手戻す操作は使えない。
ゲーム構造
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チャプター
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最初は各モード(後述)のチャプター1の1問目のみ遊ぶことが出来る。1問目をクリアすると2問目から順に開放されていく。
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1つのチャプター中、5回まで問題スキップ可能。スキップすると前の問題をクリアしていなくても次の問題に手を出すことが出来る。
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スキップした問題であっても、後からちゃんと解くことができればスキップ可能回数を1回分回復することができる。
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次のチャプターを開放するには、前のチャプターの20問目は必ずクリアしなくてはならない。
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モード
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「クラシック」「リフレクション」「リラックス」「ネイチャー」の4種類のモードがある。「ネイチャー」のみチャプター数が5。それ以外はチャプター数は6。
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「クラシック」「リラックス」と「ネイチャー」は図形の形や色のテイストが変わるだけであって、全体的な流れは同様。
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なお「ネイチャー」の一部設問では、たとえば水色と浅葱色のような類似色の図形が設置されやすい傾向がある。類似色の図形同士をぶつけても何も起こらず、ゲームの一種のハードルとして設計したものと思われる。
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「リフレクション」では、ひとつの図形を動かすと、他の図形が連動して自動で動いてくるという縛りがある。どのように連動するかは設問ごとに異なっており、一旦動かしてみないことには図形たちがどのような挙動をするかがわからない。
評価点
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独自性のあるルール
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最終的には、設問で指定された1色に揃える必要があるため、どの色をどの順番で動かしてぶつけて消していくのかという要素が重要になってくる。
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複数の色が何重にも重なり、まるでニュートン環のような柄になっているような図形が出題されることあるので、なおのことぶつける順番が重要になってくる。
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また図形同士をぶつけずに別の場所へ動かすといった、アクションゲームの腕前も時には必要になる。
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「リフレクション」では、イライラ棒のような緻密な操作が必要な設問もある一方で、何か一つの図形をちょっと動かしただけで、他すべての図形が連動して一瞬で問題が解けてしまうような爽快な設問もある等ゲーム展開が多様。
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とっつきやすさ
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ルール自体は文章に起こすと若干複雑ではあるが、問題の内容にランダム制はなく制限時間もない。
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メニューがSTARTボタンか画面2回タッチで即座に開けるので、問題を間違えたと思ったときに中断したい、別の設問を選びなおしたいといった事態にも対応している。
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その他
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ステージ数が460。チュートリアルのような問題もあるが、それなりに頭を悩ますように作りこまれた問題は多め。価格に対してボリュームに恵まれている。
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BGMや、図形同士をぶつけて炸裂させたときの効果音が軽快。本作で解くことになる幾何学模様もきれいで、リラックスというコンセプトに合致している。
賛否両論点
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意図していない図形が動くことについて
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動かせる図形をちょっとタッチペンで触ってしまうと、その後放っておいてもあらぬ方向にゆっくりと動き続ける。また動かせる図形が密集していたりすると、図形を動かしながら別の図形を押しのけざるを得ない場面もある。そういった場合も、その押された図形はゆっくりと動き続ける。
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勝手に動く図形がほかの図形とぶつかり、狙ってない反応を引き起こすことが珍しくない。
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リフレクションだとこれが特に起こりやすいが、こういた仕様が障害となるケースばかりかというとそうでもなく、図形を押しのける操作がかえってパズルの突破口となっていたり、勝手に動いてきてくれた図形がパズルのクリアに必要だったといったこともある。
問題点
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色の識別に関して
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青や緑の背景に包まれている「白色の図形」が、補色効果のため、それぞれ黄色や橙色に見えてしまうことがある。
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もっとも、白い図形かどうかは、他の図形をぶつけてみれば判別できることなので、プレイに大きな支障をきたす問題ではない。
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メニューの記号について
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問題を一時停止して開けるメニューのうち、「タイトル画面に戻る」、「問題セレクト画面にもどる」、「1問スキップする」を行うボタンに文字の説明が書いてない。
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記号は書いてあるが、タッチしてみないことにはどういう意味のある記号なのかいまいち分かりにくい。
総評
小粒なパズルゲーム問題集ではあるが、設問数は多くコストパフォーマンスは良好な部類である。設問によってはアクション的な要素、パズル的な要素も楽しめる独特なルールであり、中断リトライもしやすいことから、忙しい合間を縫った息抜き用のプレイに適している。
最終更新:2024年09月06日 19:16