「検証依頼」が出ています。依頼内容は「『ルザミーネがウツロイドに洗脳されなかったif世界』というスタッフインタビューの出典の調査」です。対応できる方はご協力をお願いします。
【ぽけっともんすたー うるとらさん・うるとらむーん】
ジャンル | RPG | |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売元 | ポケモン | |
開発元 | 任天堂 | |
制作 | ゲームフリーク | |
発売日 | 2017年11月17日 | |
定価 | 4,980円 | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
丸1年で2バージョンのマイナーチェンジ発売 本編シリーズ最高の難易度 良い点と難点の落差が大きい新要素 運ゲーのウルトラワープライド 改善点もあるが根本的な問題は山積みのまま |
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ポケットモンスターシリーズ |
『ポケットモンスター サン・ムーン』(以下『SM』)から約1年という異例の早さで発売されたマイナーチェンジ版。
略称は『USUM』もしくは『USM』で、基本的なゲーム性は『SM』がベースとなっているため、先にそちらの記事を閲覧することを推奨。
公式では「『サン・ムーン』のもうひとつの物語」と銘打って発売された。
+ | 詳細 |
+ | ルザミーネの行動に関するネタバレ |
+ | Ver.1.2までに修正済みのバグ |
『SM』から1年という短いスパンで発売され、2バージョンでの発売に見合った新要素の追加や『SM』の問題点の改善が期待されていた本作。
しかしサブイベントが大量に追加されるなど追加要素そのものは決して少なくないものの、肝心の本筋やシステムへのテコ入れが不十分であった。
また新要素は全体的に練り込み不足で、『SM』の問題点の多くもほぼ未改善または悪化してしまったことから、前作既プレイ層からの評価を大きく落としてしまった。
育成・対戦関連では育成環境こそ大幅に改善されたが対戦環境は新要素のほとんどがダブルバトル向けのものとなっている。
そのため、人口の最も多いシングルバトル向けの調整がほぼなく『SM』時代からの強すぎるポケモンや特性がそのまま末期まで環境に居座ったことに難色を示す意見も多い。
対戦環境のマンネリ化やウルトラワープライドでのキツすぎる厳選なども重なり、レーティングバトルの人口は過疎化が進んでいった。
総じて本作は、『SM』の特徴を引き継ぐ完全版としては疑問符が残る完成度であり、ポケットモンスターの一作品として見ると期待はずれに終わってしまった面が否めない。
とはいえ第7世代を今からプレイするなら前作よりボリュームのあるこちらが勧められるので、アローラ地方の独特な雰囲気を冒険してみたいなら遊んで見る価値はあるだろう。
*1 アニメ版主人公サトシの歴代の帽子をかぶった特別なピカチュウ。ライチュウに進化できない他、通常のピカチュウ専用Zワザの代わりに専用Zワザ「1000まんボルト」が使える。
*2 「くさむすび」「けたぐり」の被ダメージが増える。ただし200kg以上だとフリーフォールを無効にできるメリットもある。
*3 発売前のスタッフインタビューでは「ミニイベントを含めるとシナリオ量は『SM』の約2倍」と発言しているが、メインシナリオ自体のボリュームはあまり増えていない。
*4 一例としてピィ・エレキッド・リオルからの仲間呼び限定で出現したラッキーが殿堂入り後のポニの広野で通常の野生ポケモンとして出現したり、クワガノンやエンニュートなどが進化前の仲間呼びで出現するようになった。
*5 マイナーチェンジでアレンジされたのは初。アレンジ前の通常トレーナー戦BGMは本作では対キャプテン専用になっている。
*6 データ上には存在しており、『SM』との通信対戦で指定することが可能。今作では聞けない『SM』の野生ポケモン戦も同様。
*7 『XY』では一周一匹しか手に入らない上に戦闘までの条件が面倒なファイヤー・サンダー・フリーザー、『ORAS』では一回につき数十分かかるレックウザ、遭遇に「別の伝説のポケモンを3種捕獲する」条件が撤廃されたディアルガ・パルキア・レジギガスなど
*8 色により出現するポケモンが設定されているため、目的のポケモンを捕まえる点では5色中4色はハズレとなる
*9 「ワープホールには派手さが4段階ある」「遠くのホールなら珍しいポケモンに出会えるかも?」といった申し訳程度の説明が初回プレイ時と伝説のポケモンを切り替えた後のワープライド時に表示されるのみ。
*10 3DSとソフトが2つずつある場合は通信交換で、もしくは3DS1台とソフト2つでソフトを入れ替えながらGTSを利用すれば手持ちを入れ替えることが可能。しかし前者は普通のユーザーなら3DSを2台も持っていないだろう。後者は他のプレイヤーと先に交換が成立する恐れがある。友人と協力するにしても、お互いの都合により遭遇から捕獲作業までスムーズに移行できるとは言い難い。
*11 一度出現ポケモンが決定されたら、ソフトリセットでは出現ポケモンは変わらず、一度ミニゲームをやり直さないと変わらない。なお伝説のポケモンの色違いの判定は通常通り戦闘時に決まる。
*12 2018年夏公開のポケモン映画の前売券限定で、通常は覚えられない「ぼうふう」を覚えるルギアを貰えたので、その兼ね合いかも知れない。
*13 顕著な例ではナッシーアイランドのイベントでロトム自らナッシーの名前を口にするが、その直後の野生戦で初遭遇すると「見たことない」と言われる。
*14 オニシズクモ・アローラガラガラ・トゲデマル・アブリボンの4匹。
*15 厳密には続編なのでマイナーチェンジではないが
*16 例えばオハナ牧場のポケモンブリーダーのケンタロス、ハノハノリゾートのダンサーのマケンカニ等
*17 すべての個体で作動するはずが、ごく一部の限られた状況でしか機能していない。
*18 『SM』では「サン」「ムーン」、『USUM』では「コウタ」「コウミ」、公式グッズなどでは「ヨウ」「ミヅキ」と一定していない。ちなみに「ヨウ」「ミヅキ」は「バトルロイヤル」の紹介で使われていた名前が正式に採用されたもので、後に他の固有名が無かった主人公やライバルの通称(「リーフ」や「シルバー」など)も公式化されている。
*19 厳密に言うとストーリーは『エメラルド』や『プラチナ』と同じくパラレルワールドである。
*20 使用した次のターンの攻撃が必ず急所に当たる(ダメージ1.5倍)ようになる。それ以降のターンの攻撃には影響しない。確定急所にはメリットがあるものの、1ターンしか効果が無いのでは実用に耐えない。
*21 『ピカブイ』『BDSP』ではビリリダマ系はいるがウルトラボールが手に入らず、『剣盾』はウルトラボールはあるがビリリダマ系が登場しない…といった具合である
*22 エピソードRRで取り逃してもタマゴ孵化でボール遺伝するため、GTSなどでも入手可能。ただし『SM』の余談にある通り、現在はGTSが実質的に機能していない。
*23 劇場版の公開によって売上が伸びた可能性あり
*24 ベベノム、アーゴヨン、ズガドーン、ツンデツンデの4体