【あいどるですげーむ てぃーびー】
ジャンル | センター争奪デスゲームアクションADV | |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | |
発売元 | D3パブリッシャー | |
開発元 | ウィッチクラフト | |
発売日 | 2016年10月20日 | |
定価 | 7,344円 | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
センター争いをデスゲームという新鮮な題材 独自性は良いが演出は陳腐 期待しすぎたダンガンロンパのような何か |
D3パブリッシャーフルプライスタイトルとしては定番路線となった美少女モノ。
今回はアイドルたちがトップに立つべく(言葉通り)命がけでアイドルグループ「プロジェクト47」のセンター選抜イベント「ドリーム・オブ・ドリーム(D.O.D)」に挑むADV。
シナリオは開発元「ウィッチクラフト」の現社長であり、かつて『MARICA』『メタモルV』『THE 裁判員』などを手掛けた遠藤正二朗。キャラクターデザインも『THE 裁判員』に続いて上田メタヲが担当している。
前情報の段階で大幅にネタバレし、かの『Smash T.V.』のような血みどろ路線かと期待されたが…。
結論から言えば何もかもが劣化版ダンガンロンパ
+ | では、ドリパクが何故こんなことができたのかと言うと…(ネタバレにつき格納) |
+ | ネタバレ注意 |
アイドルのセンター争いとデスゲームものという独自性の高い題材や魅力的なキャラなど評価出来る点はある。『ダンカンロンパ』とゲームとしての完成度で比肩するかと聞かれると頷き難いが差別化そのものはしっかり描かれ、作業感・消化不全感はあれど、初作として世界観を提供したという点を考えれば「まったく遊べない」と言えるほどひどい箇所はないのは確か。
しかし前評判を煽り過ぎたせいからか発売後は『ダンガンロンパの劣化版』などプレイヤーからの評価は芳しくないことが多く、グロやリョナを期待した人にとっては完全な期待はずれと言わざるを得ない。ビジュアル重視のシナリオについて脳内補完出来るユーザーならば、買っても損はないかもしれない。
*1 主人公は強制的に千春。
*2 ただし、第四審査の「DREAM☆魅力投票」は、戦略も多少関わってくる。
*3 前半は「勝ち残るべきアイドルに投票」する形式、後半は「脱落すべきアイドルに投票」な形式であるため、自キャラと好感度が悪いアイドルばかり残るとかなり不利になる。
*4 PV段階ではそれぞれのムービーが個別で流れていた。
*5 そもそも変更できるボタンがある事自体がオカシイが。
*6 実際はバットみたいな鈍器をそんな速度で人体にぶつけたら穴が開く前に衝撃で爆散する(ミンチになる)。
*7 レーティングがCERO:Zになるとプロモーションなどで制限がかかってしまうため、日本のゲーム会社は残虐描写を売りにしたゲームでもCERO:D(17歳以上対象)になるように表現を制限する場合が多い。
*8 『電撃オンライン』誌で実施された「アイドルデスゲームTV・アイドル総選挙」のこと。
*9 ちなみに、しらせが主人公の場合は何故か千春に渡してしまう。
*10 具体的には、血飛沫を虹色にするとCERO:C(15歳以上対象)に留まるとのこと。
*11 木材の表面を削って滑らかにするための大工道具。恐らくはウォータースライダーの底面に仕込まれる予定だったと思われる。