墨鬼 SUMIONI
【すみおに】
ジャンル
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墨筆アクション
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対応機種
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プレイステーション・ヴィータ Android(4.0)
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メディア
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PSVカード
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発売元
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アクワイア(日本) Xseed games(北米)
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開発元
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アクワイア
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発売日
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【PSV】2012年2月9日 【Android】2012年10月12日
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定価
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【PSV】4,980円(税別) 【Android】1000円(税込)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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10箇所
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レーティング
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CERO:B(12歳以上対象)
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判定
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クソゲー
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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価格に見合わないボリューム 不親切なシステムと形だけの世界観
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世界観とあらすじ
時は平安、悪政はびこる混迷の世のお話。
私利私欲のまま朝廷の支配を企む「福条」は、悪の墨水師「星冥」と手を組み、悪政の立て直しを志す高潔な貴族「道定」を失脚させるために、彼に仕える1人の墨水師「天眼」にいわれのない罪を押し付け追放した。
しかし2人の協定は口約束であり、報酬を反故にさせられた星冥は謀られたことを悟り怒りにまかせて、禁術を使い、彼の力量には余る黄泉の魔物を次から次へと呼び寄せた。
星冥は魔物に心身を蝕まれやがて魔人と化し福条を抹殺。
さらには道定とその娘の「光姫」を連れ去り、都を魔物の巣食う世界へと変えてしまった。
流刑地で都の異変に気付いた天眼は、残り少ない命をはたいて一刻を争う事態に封印されていた鬼神「アクラノスミオニ」をよみがえらせるが、彼はとんでもない怠け者だった。
果たして都の運命やいかに?
システム
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根幹部分
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横スクロール式の2Dアクション。プレイヤーは怠け者のアグラを操作して敵をやり過ごしたり切り抜けたりする。
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アクション
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↑or×ボタン、スティックを上に倒すことによってジャンプ可能。
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□ボタン及び向いている空間をタッチすると持っている長刀を振りかぶる。
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横向きにスティックをはじき入力することで乱舞攻撃を仕掛ける、空中から下向きにはじき入力することで強力な落下攻撃を仕掛けるといったコンボ要素もある。
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墨筆・水筆
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通常のアクションが行える画面で画面を指でなぞると、墨筆で空中に足場や道を作ったり、水筆で作った墨の道や敵の小さな飛び道具をかき消すことができる。
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墨の道の上にダメージをうけずに乗り続けていれば、近接技による攻撃力がどんどん上昇していく。
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墨を画面に塗ると、墨力ゲージを消費してしまう。このゲージは墨の道に乗るか、Vitaの後ろ画面をこすることでじわじわとだが回復可能。
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墨筆・水筆は画面右下のアイコンをタッチすることでON/OFF形式で切り替える。
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術式
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Lボタンを押している状態では時間が止まる。このときにする操作によって墨力を使った妖術のようなことができる。
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画面をなぞるとなぞった軌道に火炎が発生する。
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火炎は一定時間近くの敵にダメージを与え続けるほか、一部の弾幕をかき消す幕としても使える。
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画面の上部をしばらく触っていると墨力を大量に消費したのちに雷雲を発生させる。直後に落雷が発生し、雷雲の真下にいる敵やオブジェに大ダメージを与える。
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召喚
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墨術画面で画面斜め下にある緑、赤の模様はタッチすると、別のタッチ操作を要求してくるので、それを無事にこなせば緑色の獅子シドウ、虹色の鳳ヨミヒを召喚でき、一定時間一緒に戦ってくれる。
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なお墨力ゲージが一定以上ない場合は不発に終わる。
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ステージ
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ゴール地点にたどり着けばクリアというものばかりではなく、ボスを倒す必要があるステージもあるほか、逃げ切れ、一定時間生き残れといったクリア条件が特殊なステージもある。
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敵とダメージギミック
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近接攻撃のみしかけてくる敵や離れているところから飛び道具を放ってくる敵などがいる。雑魚敵の体力は基本的に低く、こちらの攻撃一発で倒せるようになっている。
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近接攻撃と言っても多様で、得物で殴りかかる愚鈍なタイプもいれば、離れたところから素早い突進を仕掛けてくるタイプ、巨体を生かして強力な一撃を叩き込んでくるタイプもいる。
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トゲ付きの歯車や床、飛び出す杭といったダメージを与える破壊困難もしくは不可能な仕掛けも存在する。
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小さな飛び道具は水筆でかき消せるが、巨大な武器の投擲や極太ビームといった類は、必要に応じて空中に足場を作るなどして回避する必要がある。
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EDの分岐
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本作はマルチエンディング方式を取っている。
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クリアタイム、被ダメージから判断されるステージのクリア成績をもとに、ステージが分岐する。好成績であれば(☆3つの評価をもらえれば)良いEDの方へ向かうことが可能。
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「ステージツリー」から今後のステージが分岐するか否か、及び現在のルートがどのEDに向かっているかどうかを確認できる。「ステージツリー」の下側のルートに向かうほど良い結末が待っている。
問題点
劣悪な操作性
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タッチ操作の問題点
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左手側にある方向キーによる移動、右手側にある△○×□の攻撃やジャンプでアグラを動かしながら、画面タッチによる墨筆アクションも必要になる。当然ながらこの動作を淀みなく行うには腕が3本必要。
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実際はそんな風にはいかないため、「右手による攻撃操作をあきらめながら、墨の道を描いて比較的安全な空中へ移動」といったパターンが多くなる。特に先を急いでいる場合ならなおさら。
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というか本作は、落ち着いて操作ができる場面の率がやたらとすくない。
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墨の道を書いたりや離れている敵への火炎攻撃等をしていると、すぐに墨が枯渇してしまうためVitaの背中画面を頻繁にこすらなくてはならない。こすりながらの状態でロクな戦闘ができないため、墨の回復のため道上などで休み休み進むか、墨をすりながら火炎で攻撃するといった手段に落ち着きやすい。
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さらに切羽つまっているとこの「墨筆」と「水筆」の2つを取り違えやすい。
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墨筆は敵の高威力かつ広範囲攻撃を回避するための足場作りには必須。逆に水筆でかき消せる弾幕は非常にかわしにくいということもなく、当たったところでダメージがバカにならないというわけでもないため、そもそも水筆を使わない方が安全。
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総じて気軽にできる難易度ではない
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一般向けと呼べる難易度は「もっとも悪い結末」を迎えるルートのみ。アクションが苦手な人だと最も悪いEDルートから抜け出すこと自体はできても、そのルートを最後までクリアするのが難しい。
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良いEDに向かうほど難しくなるのは当然だが、ザコ敵が弾幕を張るようになる、うじゃうじゃ湧くようになる、触れると一発で死ぬ罠がそこかしこに配置される、ボス敵の攻撃に直撃すると体力の半分以上が減る…等、ステージの難易度の上がり具合が尋常ではない。
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ボスの体力もかなり高いのでテンポが悪化しやすい。
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ルート分岐について
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セーブデータから、最後にクリアしたステージを確認することが不可能。一度ロードすれば現在どのEDを狙えるのかわかるが、そうでないならきちんとプレイヤー自身が覚えておく必要がある。
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その他
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ロード、セーブ等にはじまるオプション系の操作が十字キーや○×ボタンでは一切行えず、画面タッチで行う必要がある。
ボリュームがない
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プレイ時間について
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5つEDがあるが、1周でまわることになるステージは最大13。簡単なルートとはいえ、プレイ開始から一番悪い結末のEDを見るまでに要する時間がせいぜい10分程度なのはいくらなんでも短すぎる。
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ステージは総合で30あるが、1つ1つのボリュームも5分前後で終わってしまうもの。アクションが苦手ならすぐに死んでしまう、アクションが得意ならすぐに終わってしまうかのどちらか。
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問題点を鑑みてか、やりこみ要素ともいえる無料DLCとして追加のステージが10個配置されたが根本的な問題は解決できていない。
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アクション以外の価値のなさ
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シナリオや特典はほぼ皆無、ゲーム自体にも抑揚が殆どないため、これらのステージを苦手ながらも試行錯誤の末クリアしたところで達成感が弱い。曲がりなりにもPSVの5,000円以上するゲームでそれはいかがなものか。
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グラフィックは一定の褒められる部分もあるが、個性となるはずだった墨筆アクションが使いにくいことこの上ないため、これらを総合するとゲーム性の根幹部分はファミコン時代の2Dアクションゲーと大差なくなってしまう。
その他
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シナリオが空気で錯綜としている
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シナリオと呼べるパートでも、文字が上にスクロールするだけ。さらにその間イベントスチルが数枚あるだけといった非常に質素な演出。
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シナリオそのものも、つまるところ「良いEDに向かうほど都に早く立ち入る」ことができ、手遅れになる前に魔物退治ひいては姫の救出ができるようになるといった単純な構成。
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プロローグの段階で本作の登場人物が殆ど出尽くしてしまう(「世界観・あらすじ」の項目は、ニューゲーム後から最初のステージ開始までに出てくる文章スクロールの要約と思って差し支えない)。しかし墨水師や墨鬼といったオリジナルの漢字熟語や、小難しい人名が短時間で連発するので混乱すること必至。
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その登場人物のうち、シナリオ上で大きな意味を果たしているのは主人公のアグラぐらい。いなかったところで物語が成立してしまう登場人物もちらほら。
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世界観や設定の矛盾
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舞台のモチーフは平安時代と陰陽師だとは思われるが、機械が出てきたり主人公のアグラが現代の若者のような口調でしゃべるなど、世界観を損なっている。確かに、独自の世界観の構築に成功しているという見方ができなくもないが。
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ゲーム中では「アグラ、シドウ、ヨミヒが協力して都へ侵攻する」という物語にしてはあるものの、システム上ではアグラのみが戦闘要員であり、シドウ、ヨミヒは召喚獣のような扱い。
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これは「アグラは怠け者すぎて封印された」という最初期の設定と矛盾してしまっている上、偵察用の式神であるはずのヨミヒの戦闘力が高すぎる。
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そもそもの話、墨水師や墨鬼等が本作のシナリオからでは一体どういう存在なのかがよくわからない。
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とにかく無駄な情報や死んだ設定が多いため、きちんと設定や人物相関などを考えようとすると疲れる。
評価点
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ゲーム性
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横スクロールアクション、パズルの組み合わせによるゲーム性に挑んだ姿勢には評価できるが、昨今のゲームの中にこのようなゲーム性を持つ作品がなかったわけではない。
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美術面
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ステージ、キャラクターが古代の和風画のようなデザインであり、さらには滑らかに動く。
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和風のBGMにも聴きごたえがあるものはいくつか存在する。
総評
試み、ゲームシステムに褒めるべき点があるのは間違いない。しかし独自のゲーム性を料理しきれず操作性がお世辞にも良いとは言えないどころか、難易度やパラメータの調整もいびつなため、ストレスがたまりやすいゲームという印象が強い。またゲーム性のみに力を入れすぎてしまったのか、清涼剤となりえたシナリオも手抜き同然であり、せっかくの世界観も死んでしまっている。
余談
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2012年にはTegra 3搭載Android端末向けに「墨鬼THD」として配信されていた。
最終更新:2021年10月24日 20:58