ひっくりガエル | Nintendo Switch | MUTAN『ひっくりガエル』のレビュー……いや、内容紹介かな。行くぜ!
メーカー:MUTAN
機種:Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:パーティゲーム
発売日:2018年8月10日
価格800円
高田馬場のボードゲームカフェGOTTA2発のカードゲーム『ひっくりガエル』をSwitch移植したものだ。
可愛らしい36枚のカードを使って最大4人で遊ぶルール。
雰囲気やリアルカードゲームのデジタル化というコンセプトに惹かれたのと、
メーカーは『
SkyRide スカイライド』で俺の心を熱く燃やしたMUTANという理由で購入。
面白いとは思うが対戦相手がいないと厳しい内容だな!
モードは2~4人プレイを選択してCPU相手に行う「れんしゅう」。
2~4人プレイを選択してオンライン対戦を行う「オンラインつうしん」。
他のSwitch本体と対戦する「ローカルつうしん」の3つ。
「れんしゅう」はCPUの強さ設定など出来ないし、
特にやり込み要素的なものもないので完全に対人戦がメインの作りだ。
「オンラインつうしん」はフレンド招待も無いし簡素な作り。
4×4の場にカードを置いていく陣取りカードゲーム。
ゲーム開始時にまずプレイヤーにランダムでカエル、ウサギ、金魚、ネコのシンボルが割り振られる。
この自分のシンボルが書かれたカードを、場に一番多く置けたプレイヤーの勝利となるぞ。
シンボルは他のプレイヤーには分からないようになっているので、
相手がどのシンボルなのかを読み合いながらの立ち回りになる。
つまりカエル、ウサギ、金魚、ネコのナワバリ争いゲームなのに
タイトルでカエルが出しゃばっているということになるな!
カエルはダジャレ適正の高い生き物だからしょうがないね……。
参加してるプレイヤーは順番にカードを置いていく。
カードはどうぶつカードとキャンディカードがあり、
どうぶつカードは置いたら上下左右のカードをひっくり返せるものと、
斜め4方向のカードをひっくり返せるものの2種類。
キャンディカードは指定したカードを取り除ける。
ひっくり返されて裏面になったカードは得点にならないが、
もう一度ひっくり返して表にすれば再び得点になるし、
裏面になったカードの上に1枚だけカードを置くことも出来るのだ。
自分に配られるどうぶつカードには他のプレイヤーのシンボルが描かれたカードも含まれているので、
雑に置くと他のプレイヤーを有利にしてしまうし、
あまりにあからさまな動きをすると自分のシンボルがバレてしまう……。
変身ヒーローのように自分の正体を隠しながら立ち回るのだ。
このゲーム、リアルで知り合いと遊んでたら「俺はカエルじゃないケロ!」とか
「誰がネコなのか分からないニャ」とか「誰が金魚なんだ金魚……」とか言うボケは絶対やってたと思う。
ゲームが進むごとにカードを置ける場所がどんどん減っていくし、
ひっくり返っているカードや、2枚重なっているカードの絵柄も覚えておかないと、
思わぬところで足をすくわれることも。
4人プレイだと自分の順番が回ってくるまでに場が一気に変化するから先が読みづらいし、
逆に2人プレイだと1手先の読み合いが強調される。
参加人数でゲーム性がかなり変わってくるのが特徴だ。
ゲームルールは面白いし、カードの絵柄がとにかく可愛い!
画面構成やBGM、フォントなど細かいところまでゲームの雰囲気にピッタリの作り込みで丁寧な仕事。
特にBGMは癒される曲調でイイ。
しかし他のプレイヤーとの読み合いが大事なゲームだからCPUとやってもあんまり面白くないし、
そもそも1人プレイはれんしゅうモードのみのおまけ。
オンライン対戦は一度もマッチングしないし、ローカルつうしんは遊ぶ相手がいない。
というわけで俺はあんまり楽しめなかったぜ……!
買うならリアル対戦相手がいる人だけにしといた方がいいぞ!
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