Nintendo Switch|ダウンロード購入|スバラシティ
スバラシティ | ニンテンドー3DS | 任天堂スバラシティのレビュー行くぜ!
この記事は以前3DS版が出た時に書いたものに
Switch版と3DS版の違いを含めて色々と加筆修正したものになるぞ。
メーカー:フライハイワークス
機種:Switch/3DSダウンロード専用ソフト
ジャンル:シティ創造パズル
発売日:2017年2月15日(3DS) 2018年8月9日(Switch)
価格:500円(税込)
2015年アップルストアのベストにも選出されたスマホのパズルゲームの移植版。
個人開発者であるRYUJI KUWAKI氏の作品だったが、
移植版の配信はフライハイワークスが担当しているぞ。
街づくりをテーマにした内容で、
同じ色のブロックをタッチしてまとめていく単純な思考系のパズルゲームなんだが、
とにかくルールが練られていて、1度プレイするとズルズルと時間が溶ける麻薬のような中毒性。
麻薬スバラシティだったわ。
モードは極めれば延々と続けられるノーマルモードと、
出てくるブロックの種類が少ないのでサクサク繋げられるカジュアルモードの2種類。
セーブデータは3DS版だとそれぞれのモードで3個ずつ、Switch版は2モード合計で3個になっている。
ルールは単純。
人や家などが乗った色付きのブロックが表示されるので、
同じ色のブロックが2個以上くっ付いている所をタッチ。
するとブロックが1つにまとまってレベルの高い大きな建物が出来上がる。
このブロックを更に他のブロックとまとめると更にレベルの高い建物が完成!
小屋や人や木が家に、家が屋敷に、屋敷がビルに、ビルが超高層タワーに!
繰り返してどんどん大きい建物を作っていくのだ。ブロックはまとめる度に上から補充されていく。
木を消しまくって近代ビルを建てまくれ!スバラシティに自然など不要!環境破壊スバラシティ!
ゲームはエンドレス。目標はとにかくスコアを稼ぐことだ。
スコアとなる人口は「画面内に存在する建物」の種類で決まり、
ハイレベルな建物が沢山あるほどスコアが高くなる。
建物のレベルを上げ続けるとレベル10になった段階で画像下のような白いブロックに変化。
白ブロックは建物をまとめ続けないと作れないブロック。
これを更に他の白いブロックとまとめることで、
高得点となるレベル11以上の建物を作ることが可能だ。
レベル11以上の建物はこのように特殊な形状で、
20以上になると巨大タワーなど豪華な見た目になっていく。
一度作ったものは記録されて閲覧も可能。目指せコンプ!
しかしレベル11以上の建物は1度作るともうまとめることが出来ないため、
高得点を狙うには白いブロックをいかにして沢山作るか、どこでまとめるかが重要。
その場しのぎでまとめまくってると
うっかり画面上部でレベル10の建物が出来ちゃって邪魔になるのがモドカシティ。
出来るだけ画面下や端で作ることを心掛けるのだ。
デカい建物は建てる場所に気を付けないといけない。現実と一緒だぜ。
市長マークを消費することで1手戻すことが出来たり、ブロックを1個だけ消すことが可能。
手詰まりになった時やデカい建物を狙う時には必須だ。
市長マークは100回操作をする度に1個増加するし、レベルの高い建物を作ってもボーナスで手に入るぜ。
有能な仕事をすると予備の市長が補充され、その命を生贄にビルを消し去るシステム。
この市長マークを高得点狙うために使えるようになってくるとグッとゲームが奥深くなってくるぞ。
レベル20以上の建物を作ると一気に3人とか5人とか増えたりするからな。
最終的に一発で10人越えも。市長の大豊作だ。
完全に手詰まりになったらゲームオーバーで、
人口に応じて「タノシティ」「リリシティ」などの称号が貰えて最終配置と共に記録される。
「あの時ここで市長の首を切っておけば……!」などと思いながら見返すも一興。
プレイに制限時間は無い完全な思考系パズル。
ブロックをまとめることで、まとめられなかったブロックがどう動くかを考えながら、
市長マークという限られたチャンスを最大限に生かしつつ、
常に一手、二手と先を見た街づくりをするのが非常に楽しい。
ノーマルだとブロックの数が白を含めても最大でも5種類ってのが程良いバランス。
レベルの高い建物を作る度にフィールドが圧迫されていく状況で四苦八苦し、
溜めに溜めた白ブロックをまとめて巨大な建物をドーン!と建造し、
人口をガバッと増やす気持ち良さが最高!
建物や人のグラフィック、たまに画面を横切る鳥など雰囲気もイイ感じだぜ。
やり込むと人の種類などがちょっと増えたり、建物のグラを変更できるオマケも地味に嬉しい。
Switch版と3DS版は基本的に同じ内容だが、
3DS版では上画面にスコアとなる人口や経過年数の他に、
まとめられるブロックの候補も表示されて分かりやすいし、
後発のSwitch版で削られている要素がいくつかあるのがやや残念。
BGM変更が無い、セーブデータが両モード合わせて3つ、オートセーブじゃないなど。
特にBGM変更は欲しかったなあ。
このゲーム、デフォルトだと世界が終わった後みたいな、荒涼としたBGMが延々と流れているのでな……。
3DS版のポーズ画面でLRを押すことで変更出来たBGMはどれも明るく軽快で、雰囲気に合ってただけに惜しい。
まあ、ゲーム自体の面白さに遜色は無いので、普通に遊ぶ分には気にならないはず。
久々にSwitch版で遊んでやっぱり夢中になってしまったので良いゲームだぜ。
ルールはお手軽で1プレイも短いしサクサク遊べるパズルゲーム。
しかし手軽ゆえに「白いブロックの配置ミスった!やり直そう!」
「くそっ!予備の市長がもう1人いれば!やり直そう!」などと何度もやり直してしまい、
軌道に乗ってくると市長を活用して延々とゲームを続けられるので、
うっかり始めると時間が溶ける溶ける!
こんなに単純なのにやればやるほど完成度の高さに唸らされたぜ……。
ゲームそのものの欠点は思いつかなかった。まさに五つ星の面白さだ。イチオシ!
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画面の性質上、どうしようもない、という訳でもなさそうだし、簡略化したもの(全てのブロックを
表示するのではなく、ブロックの色と、個数を数字だけ表示)を左下に小さく表示しても
良いんじゃないかな、と。
アップデートなどを期待したいところです。