Tumblrのロングテール力
8月3日に「ロボットに仕事を半分奪われたら4時間だけ働けばいいじゃない?」をmeniumに投稿した後、FacebookとTwitterにそのリンクを投稿した。それから、その中の一文をTumblrにも引用した。資料として褒められることはあっても言葉のインパクトで褒められることのない僕の文章にしては、リブログを重ねてもらえてる。
数日後のそのmedumの投稿へのアクセス元をまとめてみた。
青いものがTumblrサイトからのアクセス。僕のTumblrからは3件(全体の1.5%)しかアクセスがない。一番多いものでもダッシュボードの15件(7.8%)で、個別のTumblrサイトでは最高が8件(4.1%)。これだけを見ると、Tumblrの効果は寂しいものだ。でも全体で見ると、アクセス元25サイトのうち17サイトがTumblrで、アクセス件数の合計は50件になる。これはFacebookにつぐ堂々の2位だ。
数年前のスライドで、Tumblrへの投稿の効果(インプレッション)はリブログされた投稿の効果も合計して考えるべきだと説明した。こうしてアクセス元のグラフを見るとそのことがはっきりわかる。たった3件のアクセス元にしかなれていない僕の投稿は、でもリブログを通じて16.7倍の合計50件のアクセスを導いている。
それから、投稿翌日のグラフとも見比べてみてほしい。
この時点で、Facebookからのアクセスはすでに61件になっているが、Tumblrは5サイトから計15件。初速は圧倒的にFacebookが速い。でもFacebookはここから3日間で5件しかアクセス元件数を伸ばさなかったけど、Tumblrは35件、アクセス元サイト数も12サイト増やしている。同じスライドの中で、リブログによりコンテンツが長生きするロングテール性にも触れた。ほんの4日間の観測でも、その片鱗が見えてきている。
Facebookや最近のニュースアプリなどは「ユーザーが見たいもの中心」になるように記事を間引いたりまとめ込んだりして整理して表示する。これに対してTumblrなどは、書き手の表現したい形にフォーカスして、そういった間引きやまとめ込みは行わない。良し悪しじゃなくて、Facebook等はアグリゲーションプラットフォームだから読み手優先の表示をするし、Tumblr等はパブリッシングプラットフォームだから書き手優先の表示をするだけだ。
でもこの違いが、「シェア」と「リブログ」というよく似た機能を持つFacebookとTumblrで、初速に強かったりロングテールに強かったりという傾向の違いが生むように思う。Tumblrでは、リブログはフォロワーやサイト訪問者に必ず最新記事として表示される。それがさらにリブログされるチャンスを多くする。長期的には、ほとんどのTumblrサイトがGoogleで検索できる点も影響するかもしれない。
Tumblrユーザーたちに気に入られたコンテンツは、本当に長生きする。上のスライドで紹介した例は、2009年の投稿が2011年にまだリブログされているというものだった。この投稿の最新のリブログは2015年8月7日だ。Tumblrのコンテンツを届ける力とアクセスを導く力は、リブログされることで増幅されて、積み上がっていく。そしてコンテンツに力があれば、リブログは本当に長く長く続く。
長期にわたり、1、2件の閲覧やアクセスを稼ぐ無数のコンテンツが、全体の閲覧数やアクセス数を積み上げていく。これはロングテールそのものだ。この力は、間違いなくTumblrというメディアの特徴だろう。少なくともアーカイブやポートフォリオを作るときに、Tumblrをお勧めしたい強力な理由にはなると思う。
#19 ES7 sideshow
Theme
第19回目の Side Show です。
@Constellation さんが語る JavaScript Engine (JSCore) での実装の裏話と、 WebAssembly についてお送りします。
なお、エピソード内で「何よりも ES6 module が欲しい」という要望を出していましたが、 @Constellation さんが、 実装に着手してくれました!! 楽しみに待ちましょう!!
Bug 147340 - [ES6] Implement ES6 Modules
Guest
Show Note
#19 ES7
Theme
第19回のテーマは ES7 です。
今回は @Constellation さんをお迎えして、先日公開された ES6 をふまえ、次の仕様として議論が始まった ES7 について、 ブラウザのエンジンを実装する立場から見た、現状や懸念点などについて話を聞きながら、これから ECMAScript はどうなっていくのか、どうなっていくべきなのかについて議論しました。
Guest
Show Note
- Lv.5
- exprima
- estraverse
- escodegen
- ES6 symbol
- TDZ
- TDZ のパフォーマンス
- ES6 generator
- eslint no-var
- ES7 の提案一覧
- Array.prototype.includes
- Object.observe
- async-await
- Promise
- Generator
- cancelable promise
- monadic-promise
- promise-flatmap
- promise.chain
- es-observable
- RxJS
- Array comprehensions
- let
- class
- tail call optimization
- template literal
- iterator
- Proxy
リブログをするとき元のキャプションをすべて編集できるのがTumblrの醍醐味でした。時にはそれが面白く、時には不適切なこともありました。そのため、機能修正をいたしました。これからユーザーは元の投稿のキャプションをまったく変えずにリブログできるようになりました。またはキャプションをすべて削除するオプションもあります。これからは元のキャプションを編集することができなくなります。それではどうやってリブログしたらいい? いつものとおりです。リブログボタンを押し、コメントをキャプションボックスに入れ、「リブログ」をクリックするだけ。コメントは自由に削除できます。 リブログボタンを押してコメントの上にカーソルをあてるとあらわれるX印をクリックします。モバイルアプリも同様です。どんなプラットフォームでもTumblrでは同じ体験をしていただけるように工夫しています。リブログチェーンの真ん中にあるキャプションからリブログをスタートしたい場合は? スレッドの途中からリブログを開始したい場合もこれまでと同じです。投稿に表示したい最後のコメントのユーザー名をクリックして、その投稿からリブログします。(リブログボタンはページの右上にあります)
リブログにインテグリティを組み込んだこのプロセスにより、コメントはリブログチェーンに入力されたままの形で永遠に保存されるようになります。オリジナルのコメントには誰もおかしなコメントを挿入できなくなりました。自分のコメントはオリジナルにプラスしてお楽しみください。
Tumblrとカレーでmeetup Vol.1
ほぼちょうど一月前になりますが「Tumblrとカレーでmeetup Vol.1」に参加してきました。実は明日がTumblr Meetup vol.2なので、その前に滑り込み報告。
日本のTumblrが変わり始めた?
私のTumblrはもっぱら気になった記事のQuote(引用)、いわばクリッピングとかブックマークの使い方です。初期、例えば2007年から2012年ぐらいに、Tumblrが入ってきて最初に日本でに立ち上がったのは、こうしたブックマークやクリッピングに使う人、あるいはリブログすることで拡散したりコレクションする人、そしてそういった人たちのコミュニティやイベントでした。Tumblr内部でも「日本の使われ方とリブログ比率は特異」と言われたことがあるようです。
そうしたユーティリティとしてのTumblr利用に対して、海外では創始者のDavid Karpが言うとおり「自分を表現(Expression)するツール」、ブログなどと同様にパブリッシング・プラットフォームとして広く使われたようです。2011年ごろに調査した時、すでに企業等の公式サイト、公式ページでTumblrを利用している例も見られ、スモールビジネスのほかに官公庁、セレブリティ、そしてファッションブランドでの利用が目立ちました。
Effective Tumblrでは、パブリッシング・プラットフォームとしてのTumblr活用をプレゼンテーションし、以降こうした公式サイト利用事例を紹介していました。しかしある時期からそれは「普通のこと」になってきて、新しいサイトの登場を追いかけなくなっていきました。そして2年余りたった最近、池袋で見つけたカフェ、Coffee Valleyの公式サイトを見ていて、ふとページの右上に「Tumblrでフォロー」のボタンがあるのに気づきました。
公式サイト事例はもう「さがす」ものではなく「自然に見かける」ものにまで普通化してきたようです。先日、もうひとつ見つけました。「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」という映画を観たあと、公式サイトをiPhoneで開きました。最初は気づかなかったのですが、「Tumblrアプリで開きますか?」というダイアログが表示されたのです。Tumblrサイトだったのです。
そしてmeetupの席上で「Apple MusicのプログラムガイドがTumblrだよ」と指摘がありました。Apple Musicの公式サイトです。
Tumblrは以前のような爆発的な話題力を見せなくなっていますが、それでも順当に浸透し続けてきたのだと思います。一方で、Webサイトには「フラットデザイン」「ミニマルデザイン」と呼ばれる、シンプルで端整な、Tumblrサイトと相性のよいデザインを見直す動きが出てきました。この数ヶ月、Tumbrlサイトを「探す」のではなく日常の中で「見かける」経験をしてきました。
Tumblr“パブリッシングプラットフォーム”ユーザー達
そしてカジュアルに呼びかけられた「Tumblrとカレーでmeetup Vol.1」に参加してみると、そこに集まってきていた人の多くはTumblrをCMSとして、パブリッシングプラットフォームとして使いたいと考えている人たち、使っている人たちでした。参加者たちのTumblrを紹介しましょう。
- Meetupを呼びかけた高橋さんの手がけた「楽天ソーシャルレスポンシブプロジェクト」内コンテンツや「ニコニコ超会議」
- おぎさわさんの「新宿トラベラーズ・コワーキング」や「英会話カフェ」のサイト
- 局沼さんの手がけた「Vendi,Vidi,Comedi 来た、見た、食べた VVC@世界旅食」
- 小栗さんのはじめたばかりという「あちら と こちら。」
- 原井さんの「春光秋色日々是写日」
- 伊藤さんの手がけた「東洋きもの文化学院」と「演劇ユニット☆宇宙食堂」
一目でTumblrとわかるサイトもありますし、相当に外観をカスタマイズされたサイトもあります。いずれも共通して、情報発信のプラットフォームとしてTumblrを使っています。
「みんな困っていないのか?」
会場を提供しているTAMの加藤氏と小栗氏から、同社で担当した「A piece of SHAMASION」の事例とオープン後に見舞われたトラブルの紹介がありました。
「A piece of SHAMAISON」は、積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン(SHAMAISON)」を紹介するサイトです。TAMは積水ハウスさんとソーシャルメディア活用などで以前からお付き合いがあり、Facebookの導入から初めて一年を経て、積水ハウス側にも「ソーシャルメディアは怖いものではない」という実感が浸透してきているそうです。またシャーメゾンという商品が、例えば一人暮らしの始まる大学新入生など若い層をターゲットとしているものの、最近はテレビCMを打っても必ずしも若年層は観ておらず、ソーシャルメディアなどでのリーチの補強をしたいという要望があったそうです。
そうした流れの中で、TAMの加藤氏のノートPCに貼られていた「Tumblr」ステッカーを覚えていた積水ハウス側の担当者から、「君はTumblrも詳しいだろう、やれないか」と持ちかけられたとのことです。デザインは既存テーマなどは使用せず、デザイン案を提出して、承認された後にフルスクラッチで作成。デザインイメージのすり合わせ時は、例としてケイト・スペードのTumblrを挙げたら「そこなら見たよ」と反応があったり、積水ハウス側もTumblrの理解に積極的だったようです。最初の投稿は2014年12月。TAMではコンテンツ作成も行っており、サイトオープン後も運用支援として月に1度ミーティングを持っているそうです。
トラブルの発生は2015年4月。ある日、「A piece of SHAMASION」の記事一覧に記事がまったく表示されなくなったとのこと。確認を進めると、ダッシュボードでも記事が表示されない。ただ、記事の個別URLを直接指定すると記事が出てくるので、アカウントが停止されているとかデータが消えているといったことではなさそう。Tumblrの問合せフォームに問合せを投げつつ、さらに切り分けを続行。
何か表示を壊してしまうコンテンツがあるのか?自作しているテーマに問題が?確認用に新しいTumblrサイトを作成し、同内容の投稿を作成したりテーマを少しずつ再現しながら、加藤氏や国田氏が何よりも強く思ったことがあったそうです。
この問題は、自分たちのところでしか起きていないのか?
自分たちのサイトやコンテンツの問題なのか、サービスとして利用しているTumblrの問題なのか。他のサイトでも発生しているなら後者だから、今の自分たちのサイトやコンテンツの調査を続けても切り分けや解決には至らない。いまも「A piece of SHAMAISON」はコンテンツが表示されず、顧客の逸失利益を生んでいる。他サイトで同じ問題が起きているという話は聞こえないけれど、でも本当に他サイトでは起きていないのか?
連絡をもらって高橋氏も検討に加わり、ようやく実は他サイトでも起きている例があるらしいという話が聞こえてきます。また1月あまりもTumblr側レスポンスが捗々しくない背景としてnihongo.tumblr.comの体制なども見えてきて、英語ベースに切り替えて改めて問合せ。米Tumblrとやり取りを続ける中で、1週間強でTumblr側のバグと判明、その後1日半程度で修正完了したとの連絡。
その後も経緯説明のために原因内容を問い合わせ、サイト名またはサイト説明に特定の日本語文字および特殊文字が入っているケースで発生する問題で、4月に行ったシステム更新で発生するようになった問題という説明が得られたとのことです。
Tumblrのトラブルも変わり始めた
Tumblrは2007~2008年の時点で、高機能で先鋭的でユニークな「マイクロブロギング」ツールとして登場、注目を集めました。同時にここから数年のTumblrは、急激な利用者数とアクセス数の増大もあって、年に数回、連続数日間の停止などということはザラにありました。2011年にはWordpress.comやBloggerの停止時間が年間2時間以内だったのに対し、Tumblrは42.1時間にもなり、「もっとも信頼性の低いブロギングプラットフォーム」とまで評されています。
現在のTumblrに、その印象はまったくないでしょう。事実で言えば、Pingdomのデータではこの2015年4~6月のダウンタイムは6分です。4月に毎分一回のチェックに応答がなかったことが散発的に6回あって、この月のダウンタイムが6分以内。5、6月はダウンタイム0分、稼働率100%。このペースで12ヶ月間経過しても、ダウンタイムの累計は30分にもなりません。Tumblrは圧倒的に「落ちない」サービスになり、無料でフルカスタマイズ、サイトに広告なしの形態も8年間貫いてきて、私の感覚では「もっとも信頼できるブロギングプラットフォーム」だと思います。
一方で、Yahoo!に買収された2013年頃から、Tumblrはダッシュボードやモバイルアプリケーションなど、機能面を大きく強化してきました。言い方を変えれば2013年頃まではプラットフォームの増強に注力しアプリケーションは2008年のまま(言いすぎですが)でしたが、2013年以降はアプリケーションの更新に注力し始めた感があります。プラットフォームのトラブルが激減した一方で、アプリケーションのトラブル可能性はあがっているかも知れません。
事実として、TAMの「A piece of SHAMAISON」は前述のトラブルを経験しています。私も、iPhoneで既存投稿を編集しようとすると文字化けするという問題に悩まされています。そう投稿したところ、結城浩さんから、Mac環境でダッシュボードのメニューや編集画面での記事タイトルなどが文字化けすると情報をもらいました。日本語周りのトラブルが多いですね。
想像すると、アプリケーションレベルでの増強とバグの作りこみが増えた時期、日本で「まあいいか」と言えない“ブロギングプラットフォーム”としてTumblrをプロフェッショナル利用する人が増えてきた時期、そして米国Tumblrの非英語品質保証の薄さという背景が、今重なっているのではないかと思います。
提案、愚痴を前向きに共有しよう
TAMにとってはTumblrは今回始めて実践投入した、いくつもある対応可能ソーシャルメディアの品揃えの一つです。今回のトラブルを経験して「Tumblrを品揃えからはずすようなことはありますか」と聞いてみましたが、答えはNoでした。Tumblrでトラブルがあった、Tumblrに(英語で)問合せたら2週間以内に解決した。海外コンシューマー向けサービスでは珍しいことに、顧客説明に充分な説明も得られた。トータルして、Tumblrは品揃えに入れておける。それがTAMのTumblr評価ということになります。
年間ダウンタイムが推定30分以内、年間稼働率99.995%のサイトを運用するのはかなり大変なことです。これを無償、無広告サービスとして8年間提供し続けてきたTumblrを、手持ちカードからはずすのは惜しい気がします。私もTumblr“ユーティリティー”ユーザーですが、Tumblrを使い続けるつもりです。ただ、増えてきているアプリケーションレベルの問題、それも運営側が気づくまでに時間のかかる日本語周りでの問題発生リスクには、なにかリスク対策を考えておきたいところです。
「A piece of SHAMAISON」で起きた問題では、もっとも大きかった調査のボトルネックは「自分たちだけの問題か分からない」ということでした。高橋氏からは「報告するにあたって1件しか発生してないのか3件発生しているのかではまったく違う」というコメントがありました。1件なら疑わしいのは「自分たちの環境だけの要素=テーマ、コンテンツ」、3件ならば疑わしいのは「共通要素=プラットフォーム」、1件か3件かでは私たちの判断の早さも、報告を受けたTumblr側の初期判断も大きく違ってくると思います。
即効性はありませんが、まずは「こんな状況で困っている」という愚痴を共有しませんか?前向きに、直ればいいなという期待を込めて。Tumblr社を責めるのではなく。もし余裕がある人であれば、Tumblr社と協働して直せたらいいなというスタンスで。
例えば「Tumblrワークショップ」グループは、今回こうした話を交わした「Tumblrとカレーでmeetup Vol.1」の開催グループですから、そうした愚痴にいやな顔をしない投稿先になると思います。あるいは自分のTumblrに投稿するのもいいと思います。Tumblrのタグは、ダッシュボードからはTumblr横断でタグが検索できますから、決まったタグをつけておくとみんなで探せるようになるかもしれません。私は投稿の再編集時の問題を#TumblrTroubleと#TumblrTroubleJPをつけて投稿してみました。
Tumblrワークショップグループは、実際に顔を合わせるmeetupを月次でできないかと企画しており、明日、8月4日に「Tumblr Meetup vol.2」が開催されます。こうした席でカジュアルに話し合うのも、とても有用だと思います。
繰り返しますが、Tumblrの不具合かなと思ったら、まず愚痴を前向きに共有しませんか。それは今回の「A piece of SHAMAISON」のように、誰か困っている人の役に立つかもしれません。Tumblr社の調査にも役立つかもしれません。僕も気づいたものは共有したいと思います。
Web3.0はどうなるか
GoogleがGoogle+を縮小しつつある。俺もGoogle+は利用していなかった。Googleのサービスは結構重要なところで使っているので、逆に「必要以上に結び付けられる」と困るんだよね。
ちょっとまえにWeb2.0という言葉が話題になった。いろんな人で定義が違っていたが、振り返ってみればはやりSNS的な「統合」の時代だったと思う。twitterのアカウントを他のサービスのログインに使えたりと。
Web1.0がハイパーリンクによる情報と情報の結びつきの時代だったとすれば、Web2.0は人と人との結びつきの時代。それは素晴らしいことだし大きな成果を上げた。これからも上げていくだろう。
一方で揺れ戻しがあるように思う。人は必要以上にプライアバシーを暴かれることを好まない。「忘れられる権利」などもそうだけど、情報を制限しようと言う動きがあるように思う。それは今後しばらくの間、Web1.0やWeb2.0がそうであったように、10年単位ぐらいの長さで続くのではなかろうか。(俺は個人的には情報を制限するのは好まないけどね。あくまで世の中の流れとして)。
ただそれを法律で実現するのは限界がある。というか無理。となると技術的に実現する方法が求められる。Web3.0は「匿名化」の技術の時代になると俺は思うがどうか。国家のみならずGoogleなどの多国籍企業から、個人を守る技術。これまではそれぞれの国の法律や企業のモラルに頼っていた。
Googleなど世界規模のサービスは今後ますます増える。そしてそうでなければならない。それによって人々は幸福になっていく。しかし一方でそれは諸刃の剣であり、国家や企業の情報収集活動から個人のプライバシーを守る重要性が日に日に切実さを増している。むろんこれはやみくもに個人情報を防御すればいいというものではない。そんなことをしたら不便になるだけ。
どのような情報をどのような方法で匿名化するか。そうした技術が今後研究され発展していくだろう。そしてその中で、匿名とか実名とかの「あるべき論」も意味がなくなっていく。0か1ではなく、もっと1.3とか1.5とか細かなバリエーションが増えていくだろう。
リアル世界でさえ、住所や名前の重要さや必要な場面は減っていくと思う。人をたったひとつの「名前」や「住所」で認識・特定することが意味のない世界になっていく。もともと人間は多面性がある。家族に見せている顔、子供に見せている顔、同僚に見せている顔、国民に見せている顔。
情報処理が未発達な時代はなんとなく処理されていたが、そうした多面性がシステム的に整理され、社会の仕組みもそれに合わせて変化していくはず。ちょうどSSLなどが発達してきて、それまで人間が漠然と使用してきた「信用」という概念をシステムとして捉えなければならなくなったように。
文明が発展してくと、それまで経験的に漠然と処理していたことを再定義する必要に迫られる。数学とかもそうだよね。角度を3次元に拡張した「立体角」とか。あと無限の大きさとか。「数える」とはどういうことか?自然数の集合と1対1の写像を作ることが「数える」ことなのだ、と。そうやって本質に遡り定義を拡張していけば、「無限」も数えられるわけだ。
今度は「プライバシー」とは何か?を再定義する時代。その意味では「著作権」とかも新しい定義が必要になっていくのだろうけど、こっちはもう少し先(Web4.0?w)だろうね。創造性とはなにか?を定義しなければならない。これはまだ難しい。
Here’s a nice thing:
No matter how many times an original post of yours gets reblogged, you’ll always be credited as the source. Rebloggers might add a gif, or some commentary, or take out the caption entirely, but your username will always, always be stuck to the bottom of the post.
Now here’s a pro tip:
You can make that sticky source point wherever you want it to. If your content came from somewhere else (your DeviantArt page, your Flickr account, your friend who’s definitely giving you permission to post her stuff), you can ensure that the post’s source always points to that place, come hell or high reblog. Here’s how:
- Hit the gear icon at the top of the post form.
- Find the “Content source” field and put the content’s original URL in there.
That’s it! Now your post is properly attributed, and that attribution is unshakable.
Reblog as text, all day long.
You know how Tumblr used to automatically reblog a long text post as a link? That doesn’t happen anymore. So now when you reblog a text post it’ll stay a text post, no matter how long it is. Rejoice!
And since we won’t need it to get around the reblog-as-link thing anymore, we’ve said goodbye to the “Reblog As” button. You know, this guy:
Goodnight sweet prince, you served us well.
This concludes your afternoon PSA about reblogging. Carry on.
“tmblrのひらがなポエマー爆発しろ!”
するな!
(via petapeta)
ほっとけwここには自由しか無い。 tomblooでいかようにもrblgできようもの。
(via kml)
あれにイラッとするのは私だけじゃなかったんだなぁ。
(via yoosee)
その部分だけ消してからReblogすればいいだけの話じゃないの? (via hitode909)
今日video1が同じこと言ってた
(via nopnop)
書き換えquoteすれば?
(via freedomcat)
好きにしろよw
面白きゃfollowするし、つまんなきゃ外すだけのこと。
(via vmconverter)
問題は(まあ問題と言うほどじゃないんだけど)誰かがそのコメントを含めてReblogしたら、いやでもDashboard上で目に入るってところ。別にやめろと言う気はないし、Greasemonkeyかなんかで頑張ればなんとでもなると言われればまあそれまでです。
(via usaginobike)
(via 6tanapon)
(via dqfu)
Tombfix 0.3.5 - pixiv の対応を更新
Tombfix 0.3.5 をリリースしました。インストール済みの場合はアドオンマネージャ(about:addons)の「拡張機能」における Tombfix の項目でコンテキストメニューから「更新を確認」するとすぐにアップデートできます。
主な変更
- 「Photo - pixiv」 Extractor を更新
- うごイラのオリジナルの画像の取得に対応
- R-18 ではないうごイラの画像を取得できなくなっていた問題を修正
- ログイン時に、R-18 のうごイラの画像を取得できなくなっていた問題を修正
- サムネイルとオリジナルの拡張子が異なっている画像を取得できなくなっていた問題を修正
- ログイン時に、古いイラストのオリジナルの画像を取得できなくなっていた問題を修正
- ログアウト時に、R-18 ではない古いイラストの画像を取得できなくなっていた問題を修正
- ログアウト時の R-18 の古いイラストや漫画のオリジナルの画像の取得に関する対応を改善(詳細)
- URL が HTTPS の画像(例)の取得に対応
- ブック形式の一部のイラスト(例)における漫画モード(例)のページで、画像以外を対象にコンテキストメニューを開いても「Photo - pixiv」 Extractor が表示されない問題を修正
- 2010 年 6 月 16 日頃以前の古い漫画のオリジナルの画像の取得に関する対応を改善
- うごイラのオリジナルの画像の取得に対応
- Photo Extractor などから、pixiv の、URL が HTTPS の画像の内の一部が他のサービスに投稿できなかった問題を修正
詳細はこちらや、バージョンアップデートのコミットをご覧ください。
GitHub の Issues に報告されていない不具合、要望などがありましたら、Tombfix 本体に関してはこちらから、パッチに関してはこちらから報告をお願いします。報告の際、こちらの「Issueについて」を確認して頂けるとありがたいです。
Tombfix 0.3.4
Tombfix 0.3.4 をリリースしました。インストール済みの場合はアドオンマネージャ(about:addons)の「拡張機能」における Tombfix の項目でコンテキストメニューから「更新を確認」するとすぐにアップデートできます。
主な変更
- 数日前から Twitter に画像付きツイートを投稿できなくなっていた問題を修正
詳細はこちらや、バージョンアップデートのコミットをご覧ください。
GitHub の Issues に報告されていない不具合、要望などがありましたら、Tombfix 本体に関してはこちらに、パッチに関してはこちらから報告をお願いします。報告の際、こちらの「Issueについて」を確認して頂けるとありがたいです。