JP5217694B2 - レンズ系及び光学装置 - Google Patents
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Description
光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とにより、実質的に2個のレンズ群からなるレンズ系において、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞りを有し、
前記第1レンズ群は、正屈折力のサブレンズ群と負屈折力のサブレンズ群とから構成され、
前記正屈折力のサブレンズ群は、正屈折力のレンズのみで構成され、
前記負屈折力のサブレンズ群は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズを有し、
前記第2レンズ群は、物体側の面が物体側に凹面を向けた少なくとも1枚の負屈折力のレンズを有し、
以下の条件を満足することを特徴とするレンズ系を提供する。
nNh > 1.820
−0.400 < f/f1 < 0.500
0.300 < |r2Na|/f < 0.600
但し、nNhは前記負屈折力のレンズのd線(波長587.6nm)における屈折率、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、fは前記レンズ系全系の焦点距離、r2Naは前記負屈折力のレンズの物体側の面の曲率半径である。
また、本発明は、
光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とにより、実質的に2個のレンズ群からなるレンズ系において、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞りを有し、
前記第1レンズ群は、正屈折力のサブレンズ群と負屈折力のサブレンズ群とから構成され、
前記正屈折力のサブレンズ群は、正屈折力のレンズのみで構成され、
前記負屈折力のサブレンズ群は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズを有し、
以下の条件を満足することを特徴とするレンズ系を提供する。
nNh > 1.820
−0.400 < f/f1 < 0.500
0.800 < |r2a|/r1b < 1.200
但し、nNhは前記負屈折力のレンズのd線(波長587.6nm)における屈折率、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、fは前記レンズ系全系の焦点距離、r1bは前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径、r2aは前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径である。
(1) nNh > 1.820
(2) −0.400 < f/f1 < 0.500
但し、nNhは前記負屈折力のレンズのd線(波長587.6nm)における屈折率、f1は第1レンズ群の焦点距離、fはレンズ系全系の焦点距離である。
(3) 12.0 < νdN < 24.0
(4) ndh > 1.910
(5) 0.300 < |r2Na|/f < 0.600
(6) 0.800 < |r2a|/r1b < 1.200
(7) 0.600 < Bf/f < 1.000
以下、本実施形態に係る各実施例について図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 61.1028 5.2000 1.834807 42.71
2 421.6037 0.1000
3 26.6848 4.5000 2.003300 28.27
4 42.4965 1.8000
5 55.6668 2.0000 1.808090 22.79
6 18.6474 9.3000
7(絞り) ∞ 7.7000
8 -18.7111 1.8000 1.846660 23.78
9 -64.8673 6.0000 1.788001 47.37
10 -29.0381 0.2000
11 -90.5334 5.5000 1.834807 42.71
12 -33.0755 0.1000
13 114.2530 3.0000 1.772499 49.60
14 -161.9377 (Bf)
像面 ∞
(各種データ)
f = 51.61
FNo = 1.45
ω = 23.10
Y = 21.60
TL = 85.66
(可変データ)
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.64
β 0.0 -1/30
Bf 38.4641 40.1846
(1) nNh=1.846660
(2) f/f1=0.33461
(3) νdN=23.78
(4) ndh=2.003300
(5) |r2Na|/f=0.36253
(6) |r2a|/r1b=1.00342
(7) Bf/f=0.74525
図3は、第2実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 52.2387 6.0000 1.834807 42.71
2 565.2751 0.1000
3 28.1185 4.4000 2.000690 25.46
4 45.6886 1.5000
5 78.8809 2.0000 1.860740 23.06
6 19.8082 9.3000
7(絞り) ∞ 7.7000
8 -19.2024 1.8000 1.805181 25.42
9 -125.5269 6.0000 1.788001 47.37
10 -29.9331 0.2000
11 -92.9638 5.5000 1.834807 42.71
12 -33.8967 0.1000
13 112.4183 3.3000 1.772499 49.60
14 -161.9377 (Bf)
像面 ∞
(各種データ)
f = 51.61
FNo = 1.45
ω = 23.07
Y = 21.60
TL = 86.39
(可変データ)
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.64
β 0.0 -1/30
Bf 38.4874 40.2076
(1) nNh=1.860740
(2) f/f1=0.29794
(3) νdN=23.06
(4) ndh=2.000690
(5) |r2Na|/f=0.37209
(6) |r2a|/r1b=0.96941
(7) Bf/f=0.74579
図5は、第3実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 61.1431 4.8000 1.882997 40.76
2 389.5756 0.3000
3 26.8932 4.5000 2.000690 25.46
4 44.9000 2.2000
5 57.4287 2.0000 1.922860 20.50
6 19.2263 8.0000
7(絞り) ∞ 7.8000
8 -18.6558 1.8000 1.805181 25.42
9 -114.6796 6.0000 1.788001 47.37
10 -30.1134 0.3000
11 -114.9741 6.0000 1.834807 42.71
12 -34.5098 0.1000
13 126.4714 3.2000 1.804000 46.57
14 -161.9377 (Bf)
像面 ∞
(各種データ)
f = 51.61
FNo = 1.45
ω = 23.14
Y = 21.60
TL = 85.48
(可変データ)
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.64
β 0.0 -1/30
Bf 38.4783 40.1986
(1) nNh=1.922860
(2) f/f1=0.30465
(3) νdN=20.50
(4) ndh=2.000690
(5) |r2Na|/f=0.36149
(6) |r2a|/r1b=0.97033
(7) Bf/f=0.74558
図7は、第4実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 57.5740 5.5000 1.903660 31.31
2 206.0906 0.2000
3 29.5832 6.0000 2.003300 28.27
4 38.8499 2.0000
5 41.1771 2.0000 1.922860 18.90
6 19.7787 9.5000
7(絞り) ∞ 9.2000
8 -19.4166 2.0000 1.805181 25.42
9 3374.4434 7.0000 1.804000 46.57
10 -36.6779 0.2000
11 -56.5118 4.0000 1.882997 40.76
12 -42.4595 0.1000
13 -143.9382 5.0000 1.834807 42.71
14 -44.3487 0.3000
15 103.1998 4.0000 1.754999 52.32
16 -161.9377 (Bf)
像面 ∞
(各種データ)
f = 51.63
FNo = 1.25
ω = 23.33
Y = 21.60
TL = 94.94
(可変データ)
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.64
β 0.0 -1/30
Bf 37.9374 39.6583
(1) nNh=1.922860
(2) f/f1=0.29576
(3) νdN=18.90
(4) ndh=2.003300
(5) |r2Na|/f=0.37608
(6) |r2a|/r1b=0.98169
(7) Bf/f=0.73481
図9は、第5実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 62.5707 4.6000 1.834807 42.71
2 1079.5273 0.1000
3 27.8402 4.5000 1.903660 31.31
4 48.9187 2.0000
5 83.6288 1.6000 1.805181 25.42
6 20.6020 9.5000
7(絞り) ∞ 7.7000
8 -19.6349 1.8000 1.846660 23.78
9 -36.0084 6.0000 1.754999 52.32
10 -28.9194 0.2000
11 -100.0147 4.5000 1.834807 42.71
12 -35.2169 0.1000
13 140.8843 5.0000 2.003300 28.27
14 -49.8565 1.5000 1.922860 18.90
15 -391.9566 (Bf)
像面 ∞
(各種データ)
f = 51.61
FNo = 1.45
ω = 23.13
Y = 21.60
TL = 87.36
(可変データ)
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.65
β 0.0 -1/30
Bf 38.2645 39.9850
(1) nNh=1.846660(第21レンズL21)
(1) nNh=1.922860(第25レンズL25)
(2) f/f1=0.28536
(3) νdN=23.78(第21レンズL21)
(3) νdN=18.90(第25レンズL25)
(4) ndh=2.003300
(5) |r2Na|/f=0.38041(第21レンズL21)
(6) |r2a|/r1b=0.95306
(7) Bf/f=0.74135
図11は、第6実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 51.0799 4.0000 1.799516 42.22
2 153.5021 1.0000
3 25.0934 2.0000 1.834807 42.71
4 16.6855 7.0000
5 17.7942 2.5000 2.019600 21.45
6 17.4360 8.0000
7(絞り) ∞ 9.0000
8 -20.1623 1.5000 1.860740 23.06
9 -141.0470 8.0000 1.754999 52.32
10 -24.1458 1.0000
11 -82.3047 4.5000 1.834807 42.71
12 -39.2143 0.5000
13 187.0181 3.5000 1.804000 46.57
14 -161.9377 (Bf)
像面 ∞
(各種データ)
f = 51.60
FNo = 2.10
ω = 25.28
Y = 24.00
TL = 108.47
(可変データ)
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.66
β 0.0 -1/30
Bf 55.9690 57.6889
(1) nNh=1.834807(第121レンズL121)
(1) nNh=1.860740(第21レンズL21)
(2) f/f1=−0.02715
(3) νdN=23.06(第21レンズL21)
(4) ndh=2.019600
(5) |r2Na|/f=0.39073
(6) |r2a|/r1b=1.15636
G2 第2レンズ群
GS11 第11サブレンズ群
GS12 第12サブレンズ群
L111 第111レンズ
L121 第121レンズ
L12R 第12Rレンズ
L21 第21レンズ
L22 第22レンズ
L23 第23レンズ
L24 第24レンズ
L25 第25レンズ
L26 第26レンズ
S 開口絞り
I 像面
1 カメラ
Claims (15)
- 光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とにより、実質的に2個のレンズ群からなるレンズ系において、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞りを有し、
前記第1レンズ群は、正屈折力のサブレンズ群と負屈折力のサブレンズ群とから構成され、
前記正屈折力のサブレンズ群は、正屈折力のレンズのみで構成され、
前記負屈折力のサブレンズ群は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズを有し、
前記第2レンズ群は、物体側の面が物体側に凹面を向けた少なくとも1枚の負屈折力のレンズを有し、
以下の条件を満足することを特徴とするレンズ系。
nNh > 1.820
−0.400 < f/f1 < 0.500
0.300 < |r2Na|/f < 0.600
但し、nNhは前記負屈折力のレンズのd線(波長587.6nm)における屈折率、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、fは前記レンズ系全系の焦点距離、r2Naは前記負屈折力のレンズの物体側の面の曲率半径である。 - 前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径をr1b、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をr2aとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ系。
0.800 < |r2a|/r1b < 1.200 - 光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とにより、実質的に2個のレンズ群からなるレンズ系において、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞りを有し、
前記第1レンズ群は、正屈折力のサブレンズ群と負屈折力のサブレンズ群とから構成され、
前記正屈折力のサブレンズ群は、正屈折力のレンズのみで構成され、
前記負屈折力のサブレンズ群は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズを有し、
以下の条件を満足することを特徴とするレンズ系。
nNh > 1.820
−0.400 < f/f1 < 0.500
0.800 < |r2a|/r1b < 1.200
但し、nNhは前記負屈折力のレンズのd線(波長587.6nm)における屈折率、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、fは前記レンズ系全系の焦点距離、r1bは前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径、r2aは前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径である。 - 前記第1レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、前記正屈折力のサブレンズ群と前記負屈折力のサブレンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ系。
- 前記正屈折力のサブレンズ群は最も物体側に正屈折力のレンズを有し、該レンズは、物体側の面の曲率半径の絶対値が像側の面の曲率半径の絶対値よりも小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ系。
- 前記負屈折力のレンズのd線のアッベ数をνdNとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ系。
12.0 < νdN < 24.0 - 前記レンズ系を構成するレンズのうち、最もd線の屈折率の高いレンズのd線(波長587.6nm)における屈折率をndhとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のレンズ系。
ndh > 1.910 - 前記負屈折力のレンズはメニスカス形状であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のレンズ系。
- 前記負屈折力のレンズは前記第2レンズ群において最も物体側に配置され、該負屈折力のレンズの物体側の面は物体側に凹面を向けた形状であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のレンズ系。
- 前記負屈折力のレンズは前記第1レンズ群において最も像側に配置され、該負屈折力のレンズの像側の面は像側に凹面を向けた形状であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のレンズ系。
- 前記第2レンズ群は、物体側の面が物体側に凹面を向けた少なくとも1枚の負屈折力のレンズを有し、該物体側の面が物体側に凹面を向けた少なくとも1枚の負屈折力のレンズの物体側の面の曲率半径をr2Naとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項3から10のいずれか1項に記載のレンズ系。
0.320 < |r2Na|/f < 0.600 - 前記第2レンズ群は、物体側の面が物体側に凹面を向けた少なくとも1枚の負屈折力のレンズを有し、
前記物体側の面が物体側に凹面を向けた少なくとも1枚の負屈折力のレンズは、前記第2レンズ群において最も物体側に配置されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のレンズ系。 - 光軸上における前記レンズ系の最も像側のレンズ面から像面までの距離をBfとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のレンズ系。
0.600 < Bf/f < 1.000 - 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との光軸上の間隔は常時固定であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のレンズ系。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載のレンズ系を有することを特徴とする光学装置。
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2008
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