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JP5143354B2 - オリゴマーエステル及びこれらを含有する化粧料及び皮膚外用剤 - Google Patents

オリゴマーエステル及びこれらを含有する化粧料及び皮膚外用剤 Download PDF

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JP5143354B2
JP5143354B2 JP2005336529A JP2005336529A JP5143354B2 JP 5143354 B2 JP5143354 B2 JP 5143354B2 JP 2005336529 A JP2005336529 A JP 2005336529A JP 2005336529 A JP2005336529 A JP 2005336529A JP 5143354 B2 JP5143354 B2 JP 5143354B2
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acid
compound
extract
oil
hair
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浩司 北川
やす子 山本
真澄 橋田
幸浩 大橋
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Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Description

本発明は、オリゴマーエステル、及び、これらオリゴマーエステルを含有する化粧料及
び皮膚外用剤用保湿剤、及び、これらオリゴマーエステルを含有する化粧料及び皮膚外用
剤に関する。より具体的には、次の成分(A)及び(B)より合成されてなるオリゴマー
エステル、及び、これらオリゴマーエステルを含有することを特徴とする、安全性、感触
等に優れた化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤、及び、これらオリゴマーエステルを含有する
ことを特徴とする、安全性、感触等に優れた化粧料及び皮膚外用剤に関する。
(A)炭素数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸1種又は
2種以上。
(B)水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリン。
一般に皮膚の乾燥は、セラミド、コレステロール等の角質細胞間脂質の減少により角層バ
リア機能が低下し、経表皮水分損失が大きくなったときに起こりやすい。特に、冬季や、
過剰な皮膚洗浄、年齢、体質による角質細胞間脂質の減少等により、皮膚乾燥が増悪して
角層水分量が10%程度以下に低下した状態はドライスキンと言われている。このような
皮膚乾燥状態になると、皮膚のつやは低下し、小じわが目立つなどの弊害が生ずる。
これらの皮膚乾燥状態を改善するために、これまで種々の方法が提案されてきた。例えば
、皮膚との密着性が良く、疎水性の高いワセリンや油中水型乳化物などの閉塞剤を用いて
経表皮水分損失を抑制する方法;吸湿性、保湿性を有するグリセリン、ピロリドンカルボ
ン酸塩、アミノ酸類、ペプチド類、ヒアルロン酸塩等を用い、水和効果を高める方法;及
び、細胞間脂質の一成分であるセラミドやスフィンゴ脂質、及びそれらの類似物を配合す
る方法等が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開昭61−37710号公報 特公平6−57651号公報
しかしながら、前記の従来知られている方法ではいずれも水分保持能力が充分なものとは
言えず、特に疎水性の高い水不溶性の閉塞剤、油剤を用いる場合には、油っぽく、ベタベ
タするなどの不快な感触を与える欠点があった。一方、水溶性を有する吸湿剤、保湿剤を
用いる場合にも、効果を高めるためには、これらを多量に配合しなければならず、その結
果としてベタツキ等の不快な感触を与えるという欠点があった。
このような背景から、肌表面を薄く覆い経表皮水分損失を抑制する機能と、水分を抱え込
み肌に潤いを与える水和機能を併せ持ち、ベタツキ感を感じることなく高い保湿効果を得
ることができる物質が望まれていた。
このような物質として、ポリグリセリンの部分エステル化物が、アシル基の炭化水素によ
る経表皮水分損失抑制機能と、未反応水酸基による水和機能を併せ持った物質として提案
されている。例えば、日本化粧品工業連合会から公表された成分表示名称でいう、ジイソ
ステアリン酸ポリグリセリル−10、ペンタオレイン酸ポリグリセリル−10、(ベヘン
酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル−10などの、一価カルボン酸残基を含有したエス
テルが挙げられる。しかしながら、これらのエステルは、水との親和性が十分満足できる
ものではなく、これらを保湿剤として使用した場合には、油っぽく、ベタベタするなどの
不快な感触を与える欠点があり、また、水を媒体とする化粧料及び皮膚外用剤には配合し
にくく、配合できた場合でも、経時で分離しやすいなどの問題点がある。一方、水との親
和性が満足できるものとして、日本化粧品工業連合会から公表された成分表示名称でいう
、ラウリン酸ポリグリセリル−10などの、一価カルボン酸モノエステルがあるが、安全
性の点で十分満足できるものではなかった。
したがって、本発明が解決しようとしている課題は、充分な水分保持により潤いを与え
るとともに、感触的にも問題がなく、水を媒体とする化粧料及び皮膚外用剤に容易に配合
でき、かつ、安全性の高いオリゴマーエステル、及び、これらオリゴマーエステルを含有
する化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤、及び、これらオリゴマーエステルを含有する化粧料
及び皮膚外用剤を提供することにある。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、次の成分(A)及び(B)よ
り合成されてなるオリゴマーエステルが、充分な水分保持により高い保湿効果を有し、水
を媒体とする化粧料及び皮膚外用剤に容易に配合でき、感触・安全性にも問題がないもの
であることを見出した。
(A)炭素数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸1種又は
2種以上。
(B)水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリン。
本発明は、上記の知見に基づき完成されたものである。
即ち、本発明は、成分(A)及び(B)より合成されてなるオリゴマーエステル、及び、
これらオリゴマーエステルを含有することを特徴とする化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤、
及び、これらオリゴマーエステルを含有することを特徴とする化粧料及び皮膚外用剤を提
供するものである。
本発明のオリゴマーエステルは、充分な水分保持により潤いを与えるとともに、感触的に
も問題がなく、水を媒体とする化粧料及び皮膚外用剤に容易に配合でき、かつ、安全性の
高いものであり、これらオリゴマーエステルを含有した化粧料及び皮膚外用剤は保湿機能
が高く、感触、安全性に優れたものである。
本発明のオリゴマーエステルの製造に用いることができるカルボン酸としては、炭素数6
〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であり、実質的に一価カ
ルボン酸を含有しないことが本発明の特徴である。使用することができる二価カルボン酸
としては、具体的には、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、
テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチ
ルオクタデカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸、シクロヘキサンジカル
ボン酸等を例示することができる。これらの二価カルボン酸は、単独でも2種以上を混合
してもよい。
また、二価カルボン酸の平均炭素数(単独使用の場合はその炭素数)が少ないと、二価
カルボン酸の炭化水素基による経表皮水分損失抑制機能が低下し、化粧料及び皮膚外用剤
に配合した場合にしっとりさが損なわれるため、平均炭素数は14以上が好ましい。一方
、平均炭素数が多すぎると反応温度におけるポリグリセリンとの相溶性に欠けるため、界
面における局所反応が起こり、結果、部分的に高重合物が生成してしまう。このような局
所反応を起こさないためには、二価カルボン酸1種又は2種以上の平均炭素数が19以下
であることが好ましい。従って、本発明に使用されるより好ましい二価カルボン酸1種又
は2種以上としては、炭素数14〜22の直鎖、分岐鎖の二価カルボン酸1種又は2種以
上であり、かつ、その平均炭素数が14〜19となるものである。具体的には、テトラデ
カン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチルオクタ
デカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸から選ばれることがより好ましい
。ここで、平均炭素数とは、次式で得られる数値とする。
(式1)
平均炭素数 = Σ[(各二価カルボン酸の炭素数)×(各二価カルボン酸のモル分
率)]
本発明のオリゴマーエステルの製造に用いるポリグリセリンとしては、水酸基価から算出
した平均重合度が2〜15のポリグリセリンである。このようなポリグリセリンとしては
、例えば、阪本薬品工業(株)製のジグリセリンS、ポリグリセリン#310、同#50
0、同#750等が市販品として入手できる。また、平均重合度が低いと未反応水酸基の
数も少なくなり、保湿性を発現する水和機能が乏しくなるため、好ましくは水酸基価から
算出した平均重合度が8〜15のポリグリセリンである。ここで、水酸基価から算出した
平均重合度とは、次式で得られる数値とする。
(式2)
A=56.1×1000/水酸基価 とすると
平均重合度 =(2×A−18.0)/(74.1−A)
本発明の、1種又は2種以上の二価カルボン酸とポリグリセリンとのオリゴマーエステ
ルの製造方法は、特に限定されないが、1種又は2種以上の二価カルボン酸とポリグリセ
リンとをエステル化反応させることにより得ることができる。本発明のオリゴマーエステ
ルの製造において、二価カルボン酸とポリグリセリンのそれぞれの仕込み比を変えること
により、得られるオリゴマーエステルの重合度を調整することができる。その仕込み比の
好ましい範囲は、ポリグリセリン1モル当量に対して二価カルボン酸が0.3〜1.5モ
ル当量である。得られるオリゴマーエステルの、化粧料及び皮膚外用剤に配合した場合の
使用感を考慮すると、ある程度の重合度があることが好ましく、仕込み比はポリグリセリ
ン1モル当量に対して二価カルボン酸が0.7モル当量以上であることがより好ましい。
一方、重合度に対応して粘度も高くなり、粘度が高すぎると製造が困難になるため、仕込
み比はポリグリセリン1モル当量に対して二価カルボン酸が1.2モル当量以下であるこ
とが好ましい。従って、より好ましい仕込み比の範囲は、ポリグリセリン1モル当量に対
して二価カルボン酸が0.7〜1.2モル当量である。
エステル化反応の条件は特に限定されず、通常用いられる方法で行われる。例えば、触媒
としてパラトルエンスルホン酸、硫酸、塩酸、メタンスルホン酸、三フッ化硼素ジエチル
エーテル錯体等を用い、適当な溶媒を用いて、50〜260℃で行うことができる。ある
いは無溶剤、無触媒でも150〜260℃でエステル化を行うことができる。より好まし
い方法としては、無溶剤、無触媒で150〜260℃でエステル化を行う方法である。こ
のようにして得られたオリゴマーエステルは、そのまま化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤、
化粧料及び皮膚外用剤に使用できるが、更に必要に応じて通常の方法により精製して使用
することもできる。
上記のようにして得られたオリゴマーエステルは、充分な水分保持により潤いを与えると
ともに、感触的にも問題がなく、水を媒体とする化粧料及び皮膚外用剤に容易に配合でき
、かつ、安全性の高い物質であり、化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤として、及び、化粧料
及び皮膚外用剤への配合成分として有効である。
一方、本発明のオリゴマーエステルを含有する化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤は、本発明
の好ましい効果を損なわない範囲で、本オリゴマーエステルの他、水、ポリオール、防腐
剤などを配合しても良い。さらに、一般的に化粧料及び皮膚外用剤に配合される添加成分
、例えば油性基剤、保湿剤、感触向上剤、界面活性剤、高分子、増粘・ゲル化剤、溶剤、
噴射剤、酸化防止剤、還元剤、酸化剤、抗菌剤、キレート剤、pH調整剤、酸、アルカリ
、粉体、無機塩、紫外線吸収剤、美白剤、ビタミン類及びその誘導体類、消炎剤、抗炎症
剤、育毛用薬剤、血行促進剤、刺激剤、ホルモン類、抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、
冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、植物・動物・微生
物エキス、鎮痒剤、角質剥離・溶解剤、制汗剤、清涼剤、収れん剤、酵素、核酸、香料、
色素、着色剤、染料、顔料等を配合することができる。本発明のオリゴマーエステルの化
粧料及び皮膚外用剤用保湿剤への配合量は、特に限定されないが、5〜100重量%程度
が好ましく、より好ましくは10〜100重量%である。
他方、本発明のオリゴマーエステルを含有する化粧料及び皮膚外用剤は、本発明のオリゴ
マーエステルの保湿機能により、保湿性が高く、感触、安全性に優れたものである。本発
明のオリゴマーエステルの化粧料及び皮膚外用剤への配合量は、特に限定されないが、オ
リゴマーエステルとして0.01〜50重量%程度が好ましく、より好ましくは0.05
〜30重量%である。また、本発明の化粧料及び皮膚外用剤には、必要に応じて水及び一
般的に化粧料及び皮膚外用剤に配合される添加成分、例えば油性基剤、保湿剤、感触向上
剤、界面活性剤、高分子、増粘・ゲル化剤、溶剤、噴射剤、酸化防止剤、還元剤、酸化剤
、防腐剤、抗菌剤、キレート剤、pH調整剤、酸、アルカリ、粉体、無機塩、紫外線吸収
剤、美白剤、ビタミン類及びその誘導体類、消炎剤、抗炎症剤、育毛用薬剤、血行促進剤
、刺激剤、ホルモン類、抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促
進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、植物・動物・微生物エキス、鎮痒剤、角質剥離
・溶解剤、制汗剤、清涼剤、収れん剤、酵素、核酸、香料、色素、着色剤、染料、顔料、
水等を配合することができる。
これらの添加成分を例示すると、油性基剤としては、セタノール、ミリスチルアルコー
ル、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリル
アルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアル
コール、セラキルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリル
アルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ベン
ジルアルコール等のアラルキルアルコール及び誘導体;ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロ
キシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エル
カ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘ
ンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸類及び
そのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム塩等の金属石け
ん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン(ミネラルオイル)、重質流動イ
ソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、
水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、オリーブ由来スクワラン、スクワレン、
ワセリン、固型パラフィン等の炭化素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、
ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシ
ュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類;
ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴ
マ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナ
ッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油
、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落
花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油
、水素添加ホホバ油等の植物油脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油
等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラ
ノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキ
シラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノ
リンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノ
リン類;レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファ
チジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴ
ミエリン等のスフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類;水
素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加
卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノス
テロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール、コール酸等のステロール類;サ
ポゲニン類;サポニン類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレ
ステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−
L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−
L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グル
タミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイルサルコシンイソプロ
ピル等のアシルサルコシンアルキルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリ
ル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂
肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリ
ル等のステロールエステル類;リン脂質・コレステロール複合体、リン脂質・フィトステ
ロール複合体等の脂質複合体;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデ
シル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パリミチン酸セチル、パルミチン酸オクチル
ドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル
、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオ
ペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル
、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、
リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン
酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、オレイ
ン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプ
ロピル、セバチン酸ジエチル、セバチン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジオクチル、アジ
ピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジブチルオクチル、アジピン酸ジイソブチル、コハク
酸ジオクチル、クエン酸トリエチル等のモノアルコールカルボン酸エステル類;乳酸セチ
ル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油等のオキシ酸エステ
ル類;トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グ
リセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水添ロジ
ントリグリセリド(水素添加エステルガム)、ロジントリグリセリド(エステルガム)、
ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリ
ン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパン
ジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、
水素添加ロジンペンタエリスリチル、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、
(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸ペ
ンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
スリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、
ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシ
ノレイン酸)ポリグリセリル−8、(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリ
ゴエステル、ジステアリン酸グリコール(ジステアリン酸エチレングリコール)、ジネオ
ペンタン酸3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジネオペンタン酸2,4−ジエチル
−1,5−ペンタンジオール等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ダイマージリノール
酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(
イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル
)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベ
ヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージ
リノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ
油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマー
ジオールの誘導体;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪
酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミ
ドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソ
プロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パル
タミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸
メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ジ
メチコン(ジメチルポリシロキサン)、高重合ジメチコン(高重合ジメチルポリシロキサ
ン)、シクロメチコン(環状ジメチルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン)
、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、ステアロキシプ
ロピルジメチルアミン、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマ
ー、ジメチコノール、ジメチコノールクロスポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム
、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変
性シリコーン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリ
ン変性シリコーン、糖変性シリコーン、カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコー
ン、硫酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルキルエ
ーテル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、ペプチド変性シリコーン、フッ素変性
シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテ
ル変性シリコーン、アルキル変性及びポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オ
キシアルキレン共重合体等のシリコーン類;パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン
、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類が、好ましいものとして挙げられる。
保湿剤・感触向上剤としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレン
グリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘ
キシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコ
ール・プロピレングリコール共重合体等のポリオール類及びその重合体;ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテ
ル等のグリコールアルキルエーテル類;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、
マンニトール、マルチトール等の糖アルコール類;グルコース、フルクトース、ガラクト
ース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオ
キシリボース、マルトース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グ
ルクロン酸、シクロデキストリン類(α−、β−、γ−シクロデキストリン、及び、マル
トシル化、ヒドロキシアルキル化等の修飾シクロデキストリン)、β−グルカン、キチン
、キトサン、ヘパリン及び誘導体、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキ
ストラン、グリコーゲン、エチルグルコシド、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若し
くは共重合物等の糖類及びその誘導体類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム;コン
ドロイチン硫酸ナトリウム;ムコイチン硫酸、カロニン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫
酸;シロキクラゲ抽出物、シロキクラゲ多糖体;フコイダン;チューベロース多糖体、天
然由来多糖体;クエン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸及びその塩;尿素;2−ピロリドン−
5−カルボン酸及びそのナトリウム等の塩;ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン
、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルア
ラニン、チロシン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギ
ン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バ
リン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン等のアミノ酸類及びその塩;コラーゲン、
魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド
、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラ
スチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コンキオリン分解ペプ
チド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加
水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦
蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;パ
ルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド
等のアシル化ペプチド類;シリル化ペプチド類;乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タン
パク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、グルタチオン、アルブミン
、乳清;塩化コリン、ホスホリルコリン;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロ
エ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキ
ス、シルクエキス、イザヨイバラエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ユーカリエキス
、メリロートエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、
5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラ
ミド含有エキス等のセラミド類が好ましいものとして挙げられる。
界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤等が好ましいものとして挙げられる。界面活性
剤のHLBには特に制限はなく、1程度の低いものから20程度の高いものまで使用でき
、HLB低いものと高いものを組み合わせることも好ましい。
界面活性剤として好ましいものを例示すると、陰イオン性界面活性剤では、ラウリン酸カ
リウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ト
リエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ラウレス
硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫
酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイ
ルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチ
ルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエ
タノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN−メチ
ルアミノ酸塩;ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノール
アミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ス
テアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミ
ン、ココイルアラニントリエタノールアミン等のアシルアミノ酸塩;ラウレス酢酸ナトリ
ウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;ラウロイルモノエタノールアミド
コハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩;脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボ
ン酸塩;アシル乳酸塩;ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩;脂肪酸アルカノールアミ
ド硫酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩;ア
ルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩;α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオ
レフィンスルホン酸塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチ
ルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モ
ノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウ
リルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコ
ハク酸塩;テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン
酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホ
ン酸塩;アルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩;アシルイセチオン
酸塩;アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;ラウレスリン
酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレ
スリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウリルリン酸カリウム等
のアルキルリン酸エステル塩;カゼインナトリウム;アルキルアリールエーテルリン酸塩
;脂肪酸アミドエーテルリン酸塩;ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシ
トール、ホスファチジン酸等のリン脂質類;カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリ
コーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等;
非イオン界面活性剤では、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス
(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリル
エーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(
ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレ
ンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モ
ノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体;ポリオキシ
エチレンフィトステロール;ポリオキシエチレンコレステロール;ポリオキシエチレンコ
レスタノール;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン;ポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシ
プロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリ
コール;PPG−9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコー
ル;ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、
ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油
脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’−
オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリ
セリン脂肪酸部分エステル類;ステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同
6、同8、同10、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、同10、トリステアリン酸ポリ
グリセリル−2、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセ
リル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル
−2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、同3、同10、トリイソステアリン酸ポリグ
リセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、デカイソステアリン酸ポリ
グリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同
10、ジオレイン酸ポリグリセリル−6、トリオレイン酸ポリグリセリル−2、デカオレ
イン酸ポリグリセリル−10等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸エチ
レングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレ
ングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;ペンタエリスリトール部分
脂肪酸エステル;ソルビトール部分脂肪酸エステル;マルチトール部分脂肪酸エステル;
マルチトールエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート
、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン等のソルビタン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エス
テル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル;カプリリルグルコシド等
のアルキルグルコシド;アルキルポリグリコシド;ラノリンアルコール;還元ラノリン;
ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオ
キシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン
脂肪酸モノ及びジエステル;ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル
;ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノ
イソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシ
エチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシ
エチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレ
エート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビト
ールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチ
レンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート
等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンメチルグルコ
シド脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル;ポリオキシ
エチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類;イソステアリルグ
リセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアル
キルグリセリルエーテル類;多価アルコールアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアル
キルアミン;テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン−エチレンジアミ
ン縮合物類;サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪
酸アミド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタ
ノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA
)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノ
ールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドM
EA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエ
タノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ラウラミン
オキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキル
ジメチルアミンオキシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ポリオキシエチレ
ンアルキルメルカプタン;ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポ
リシロキサン・オキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリ
コーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等;
陽イオン性界面活性剤では、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリ
ド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルア
ンモニウムクロリド;ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニ
ウムブロミド;ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアル
キルジメチルアンモニウムクロリド;ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミ
ドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩;ステアロキシプロピルジメ
チルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩;エチル硫酸長鎖分岐脂
肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂
肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩
;ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩;アルキルアミン塩;脂肪
酸アミドグアニジウム塩;アルキルエーテルアミンモニウム塩;アルキルトリアルキレン
グリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;塩化セチルピリジ
ニウム等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアル
キルモリホニウム塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミノプロピルジメチコン及びアモジメ
チコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエー
テル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イ
オン性界面活性剤等;
両性界面活性剤では、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN
−アルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;コカミドプロピルベタイン、ラウラミ
ドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;コ
コアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン;ア
ルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン;アルキルジメチルアミノエタノー
ル硫酸エステル等の硫酸型ベタイン;アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル
等のリン酸型ベタイン;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホス
ファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添
加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄
リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;
高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体
、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;シリコーン系各種界
面活性剤が好ましいものとして挙げられる。
高分子・増粘剤・ゲル化剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンス
シード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレ
ラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、ペクチン酸
及びナトリウム塩等の塩、アルギン酸酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン;コメ、トウ
モロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン;キサンタンガム、デキストラン、サクシノ
グルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガ
ム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラ
ーゲン、ゼラチン、アルブミン;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナ
トリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジ
アルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセル
ロース及びその誘導体;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシ
プロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリ
モニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン
誘導体;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸
誘導体;ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピ
ドリドン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルメチルエーテル;ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体
;(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマ
ー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポ
リマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体;(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロ
スポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリ
ル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP;ポリ酢酸ビニル部分けん
化物、マレイン酸共重合体;ビニルピロリドン・メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル
共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン;ポリエステル、水分散性ポリエステル;ポ
リアクリルアミド;ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボ
キシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸・メタア
クリル酸エステル共重合体;アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;ポリクオタ
ニウム−10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム−7等のジアリルジメチルア
ンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム−22等のアクリル酸
・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム−39等のアクリ
ル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・
カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸ア
ミド共重合体、ポリクオタニウム−47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタク
リルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル
重合体;カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリ
モニウムクロリド等のカチオン化多糖類;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ポリ
クオタニウム−51等の2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及び
メタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体;アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル
酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹
脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン;ニトロ
セルロース;ポリウレタン類及び各種共重合体;各種シリコーン類;アクリル−シリコー
ングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体;各種フッ素系高分子;12−ヒドロ
キシステアリン酸及びその塩;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等
のデキストリン脂肪酸エステル;無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケ
イ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキル
リン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル
、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルが好ましいものとして挙げられる。
溶剤・噴射剤類としては、エタノール、2−プロパノール(イソプロピルアルコール)
、ブタノール、イソブチルアルコール等の低級アルコール類;プロピレングリコール、1
,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、イソペン
チルジオール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジ
グリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル
アセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のグリコールエーテ
ルエステル類;コハク酸ジエトキシエチル、エチレングリコールジサクシネート等のグリ
コールエステル類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、
炭酸ジアルキル、アセトン、酢酸エチル、N−メチルピロリドン;トルエン;フルオロカ
ーボン、次世代フロン;LPG、ジメチルエーテル、炭酸ガス等の噴射剤が好ましいもの
として挙げられる。
酸化防止剤としては、トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール等のトコフ
ェロール誘導体;BHT、BHA;没食子酸プロピル等の没食子酸誘導体;ビタミンC(
アスコルビン酸)および/またはその誘導体;エリソルビン酸及びその誘導体;亜硫酸ナ
トリウム等の亜硫酸塩;亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩;チオ硫酸ナトリウム等
のチオ硫酸塩;メタ亜硫酸水素塩;チオタウリン、ヒポタウリン;チオグリセロール、チ
オ尿素、チオグリコール酸、システイン塩酸塩が好ましいものとして挙げられる。還元剤
としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等が好ましいものとして挙げら
れる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム、過炭酸
等が好ましいものとして挙げられる。
防腐剤・抗菌剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチ
ルパラベン等のヒドロキシ安息香酸及びその塩若しくはそのエステル;サリチル酸;安息
香酸ナトリウム;フェノキシエタノール;1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサン
ジオール等の1,2−ジオール;メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノ
ン等のイソチアゾリンオン誘導体;イミダゾリニウムウレア;デヒドロ酢酸及びその塩;
フェノール類;トリクロサン等のハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモ
ニウム塩類;トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム、ソルビン酸、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ハロカル
バン、ヘキサクロロフェン、ヒノキチオール;フェノール、イソプロピルフェノール、ク
レゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルフェノール、フェニルフェノール
ナトリウム等のその他フェノール類;フェニルエチルアルコール、感光素類、抗菌性ゼオ
ライト、銀イオンが好ましいものとして挙げられる。キレート剤としては、EDTA、E
DTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Na等のエデト酸塩(エチレンジアミン四酢
酸塩);HEDTA3Na等のヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩;ペンテト酸
塩(ジエチレントリアミン五酢酸塩);フィチン酸;エチドロン酸等のホスホン酸及びそ
のナトリウム塩等の塩類;シュウ酸ナトリウム;ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸
等のポリポリアミノ酸類;ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸;クエ
ン酸ナトリウム、クエン酸、アラニン、ジヒドロキシエチルグリシン、グルコン酸、アス
コルビン酸、コハク酸、酒石酸が好ましいものとして挙げられる。pH調整剤・酸・アル
カリとしては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、
コハク酸、酢酸、酢酸ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノール
アミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3ープロパンジオ
ール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3ープロパンジオール、アルギニン、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸グアニジン、炭酸アンモニウムが
好ましいものとして挙げられる。
粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、モンモリロナイト、カオリ
ナイト、雲母、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム
、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、
ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、
ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、ベントナイト、スメクタイト、粘土、泥、
金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニ
ウム)、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラッ
ク、酸化チタン、微粒子及び超微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子及び超微粒子酸化亜
鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、雲母チタン、魚鱗箔、窒
化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム
等の各種の大きさ・形状の無機粉体、及び、これらをハイドロジェンシリコーン、環状ハ
イドロジェンシリコーン等のシリコーン若しくはその他のシラン若しくはチタンカップリ
ング剤等の各種表面処理剤で処理を行って疎水化若しくは親水化した粉体等の無機粉体;
デンプン、セルロース、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル末
、ポリスチレン末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ポリエステル末、ベンゾ
グアナミン樹脂粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、
ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等、ウレタン粉末、シリコ
ーン粉末、テフロン(登録商標)粉末等の各種の大きさ・形状の有機系粉体及び表面処理
粉体、有機無機複合粉体が好ましいものとして挙げられる。無機塩類としては、食塩、並
塩、岩塩、海塩、天然塩等の塩化ナトリウム含有塩類;塩化カリウム、塩化アルミニウム
、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、にがり、塩化亜鉛、塩化アンモニウム;硫酸ナト
リウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム(ミョウバン)、硫酸アルミニ
ウム・アンモニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム
、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅;リン酸1Na・2Na・3Na等のリン酸ナトリウム類、
リン酸カリウム類、リン酸カルシウム類、リン酸マグネシウム類が好ましいものとして挙
げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエス
テル、N,N−ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジエトキシパ
ラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル
、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安
息香酸エチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアント
ラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸及びそのナトリウム塩、アミ
ルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレ
ート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサ
リシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプ
ロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−
ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル
−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−
p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシルp−メトキシシンナメート(パラメトキ
シケイヒ酸オクチル)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート(シノキサート
)、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシン
ナメート、2−エチルヘキシルα−シアノ−β−フェニルシンナメート(オクトクリン)
、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、フェルラ酸
及びその誘導体等の桂皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,
2’− ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4
’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン
、2−ヒドロキシ−4− メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾン−3)、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4
’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オク
トキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベ
ンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2
’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5
’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;5−(3,3−
ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;4−t−ブチルメトキシ
ジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体;オクチルトリアゾン;ウロカニン酸
及びウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチ
ル−1,3−ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオ
ン酸2−エチルヘキシル等のヒダントイン誘導体、フェニルベンズイミダソゾールスルホ
ン酸、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、アン
トラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体、オリザノール及びその誘導体が好ましいもの
として挙げられる。
美白剤としては、アルブチン、α−アルブチン等のヒドロキノン配糖体及びそのエステ
ル類;アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テ
トライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチ
ルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等の
アスコルビン酸グルコシドおよびその脂肪酸エステル類、アスコルビン酸硫酸エステル、
リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;コウジ酸、エラグ酸、トラ
ネキサム酸及びその誘導体、フェルラ酸及びその誘導体、プラセンタエキス、グルタチオ
ン、オリザノール、ブチルレゾルシノール、油溶性カモミラエキス、油溶性カンゾウエキ
ス、西河柳エキス、ユキノシタエキス等植物エキスが好ましいものとして挙げられる。
ビタミン類及びその誘導体類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レ
チノール等のビタミンA類;チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボ
フラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシンジパルミテ
ート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド
・ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等のビタミンB群類;アスコルビン酸
及びそのナトリウム等の塩等のビタミンC類;ビタミンD;α、β、γ、δ−トコフェロ
ール等のビタミンE類;パントテン酸、ビオチン等のその他ビタミン類;アスコルビン酸
リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアス
コルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル・ステア
リン酸アスコルビル・パルミチン酸アスコルビル・ジパルミチン酸アスコルビル等のアス
コルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキル
エーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪
酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;ニコチン酸ト
コフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロ
ール、トコフェロールリン酸エステル等のトコフェロール誘導体等のビタミン誘導体、ト
コトリエノール、その他各種ビタミン誘導体類が好ましいものとして挙げられる。
消炎剤・抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸誘導
体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、グアイアズレン、アラントイン、インドメタシ
ン、酸化亜鉛、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸
クロルフェニラミン;桃葉エキス、蓬葉エキス等の植物エキスが好ましいものとして挙げ
られる。育毛用薬剤・血行促進剤・刺激剤としては、センブリエキス、トウガラシチンキ
、ショウキョウチンキ、ショウキョウエキス、カンタリスチンキ等の植物エキス・チンキ
類;カプサイシン、ノニル酸ワレニルアミド、ジンゲロン、イクタモール、タンニン酸、
ボルネオール、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパ
ミル、セファランチン、γ−オリザノール、セファランチン、ビタミンE及びニコチン酸
トコフェロール・酢酸トコフェロール等の誘導体、γ−オリザノール、ニコチン酸及びニ
コチン酸アミド・ニコチン酸ベンジルエステル・イノシトールヘキサニコチネート、ニコ
チンアルコール等の誘導体、アラントイン、感光素301、感光素401、塩化カプロニ
ウム、ペンタデカン酸モノグリセリド、フラバノノール誘導体、スチグマステロール又は
スチグマスタノール及びその配糖体、ミノキシジルが好ましいものとして挙げられる。ホ
ルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチ
ゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等が好ましいものとして挙げられる。抗しわ剤、
抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦
活剤等のその他の薬効剤としては、レチノール類、レチノイン酸類、レチノイン酸トコフ
ェリル;乳酸、グリコール酸、グルコン酸、フルーツ酸、サリチル酸及びその配糖体・エ
ステル化物等の誘導体、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α−ヒ
ドロキシ脂肪酸コレステリル等のα−又はβ−ヒドロキシ酸類及びその誘導体類;γ−ア
ミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸;カルニチン;カルノシン;クレアチン;セ
ラミド類、スフィンゴシン類;カフェイン、キサンチン等及びその誘導体;コエンザイム
Q10、カロチン、リコピン、アスタキサンチン、α−リポ酸等の抗酸化・活性酸素消去
剤;カテキン類;ケルセチン等のフラボン類;イソフラボン類;没食子酸及びエステル糖
誘導体;タンニン、セサミン、プロトアントシアニジン、クロロゲン酸、リンゴポリフェ
ノール等のポリフェノール類;ルチン及び配糖体等の誘導体;ヘスペリジン及び配糖体等
の誘導体;リグナン配糖体;グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチ
ン等のカンゾウエキス関連物質;ラクトフェリン;ショウガオール、ジンゲロール;メン
トール、カンファー、セドロール等の香料物質及びその誘導体;カプサイシン、バニリン
等及び誘導体;ジエチルトルアミド等の昆虫忌避剤;生理活性物質とシクロデキストリン
類との複合体が好ましいものとして挙げられる。
植物・動物・微生物エキス類としては、アイリスエキス、アシタバエキス、アスナロエ
キス、アスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アル
テアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウ
エキス、インチコウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、ウワ
ウルシエキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキ
ス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オタネニンジンエキス、オトギ
リソウエキス、オドリコソウエキス、オノニスエキス、オランダカラシエキス、オレンジ
エキス、海水乾燥物、海藻エキス、カキ葉エキス、カキョクエキス、加水分解エラスチン
、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カッコンエキス、カモミラエキス、油溶性カモミ
ラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カラスムギエキス、カルカデエキス、
カンゾウエキス、油溶性カンゾウエキス、キウイエキス、キオウエキス、キクラゲエキス
、キナエキス、キューカンバーエキス、キリ葉エキス、グアノシン、グアバエキス、クジ
ンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、クリエキス
、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、黒米エキス、黒砂糖抽出物、黒酢、ク
ロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、酵
母エキス、コウボクエキス、コーヒーエキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキ
ス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス
、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サフランエキス、サルビアエキス、
サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、
シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケ
ソウエキス、ジャトバエキス、シャクヤクエキス、ショウキュウエキス、ショウブ根エキ
ス、シラカバエキス、白キクラゲエキス、スギナエキス、ステビアエキス、ステビア発酵
物、西河柳エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコ
エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオ
イエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダ
イズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、地衣類エキス、茶エキス
、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、ティートリー油、甜茶エキス、トウガ
ラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ド
クダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエ
キス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエ
キス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール
、ヒノキエキス、ビフィズス菌エキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエ
キス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス
、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス
、ボタンエキス、ホップエキス、マイカイカエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズ
バショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグル
マギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニ
ンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、緑茶エキス、卵殻膜エキス、リンゴエキス
、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、
レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤ
ルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。
鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、カンファ
ー、サブスタンス−P阻害剤等を例示することができる。角質剥離・溶解剤としては、サ
リチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。
制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフ
ェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリ
チル酸メチル等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、
硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。酵素類としては、
スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、塩化リゾチーム、リパーゼ、パパイン
、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、リボ核酸
及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸二ナトリウムが好ましい
ものとして挙げられる。
香料としては、アセチルセドレン、アミルシンナムアルデヒド、アリルアミルグリコレ
ート、β−イオノン、イソイースーパー、イソブチルキノリン、イリス油、イロン、イン
ドール、イランイラン油、ウンデカナール、ウンデセナール、γ−ウンデカラクトン、エ
ストラゴール、オイゲノール、オークモス、オポポナックスレジノイド、オレンジ油、オ
イゲノール、オーランチオール、ガラクソリッド、カルバクロール、L−カルボン、カン
ファー、キャノン、キャロットシード油、クローブ油、ケイヒ酸メチル、ゲラニオール、
ゲラニルニトリル、酢酸イソボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル
、酢酸スチラリル、酢酸セドリル、酢酸テレピネル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢
酸ベチベリル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、サリチル酸イソペンチル、サリチル酸ベン
ジル、サンダルウッド油、サンタロール、シクラメンアルデヒド、シクロペンタデカノリ
ド、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロミルセノール、ジャスミンアブソリュート、
ジャスミンラクトン、cis-ジャスモン、シトラール、シトロネノール、シトロネラール、
シナモンバーク油、1,8-シネオール、シンナムアルデヒド、スチラックスレジノイド、セ
ダーウッド油、セドレン、セドロール、セロリシード油、タイム油、ダマスコン、ダマセ
ノン、チモール、チュベローズアブソリュート、デカナール、デカラクトン、テルピネオ
ール、γ−テルピネン、トリプラール、ネロール、ノナナール、2,6-ノナジエノール、ノ
ナラクトン、パチョリアルコール、バニラアブソリュート、バニリン、バジル油、パチョ
リ油、ヒドロキシシトロネラール、α−ピネン、ピペリトン、フェネチルアルコール、フ
ェニルアセトアルデヒド、プチグレン油、ヘキシルシンナムアルデヒド、cis-3-ヘキセノ
ール、ペルーバルサム、ベチバー油、ベチベロール、ペパーミント油、ペパー油、ヘリオ
トロピン、ベルガモット油、ベンジルベンゾエート、ボルネオール、ミルレジノイド、ム
スクケトン、メチルノニルアセトアルデヒド、γ−メチルヨノン、メントール、L−メン
トール、L−メントン、ユーカリ油、β−ヨノン、ライム油、ラベンダー油、D−リモネ
ン、リナロール、リラール、リリアール、レモン油、ローズアブソリュート、ローズオキ
シド、ローズ油、ローズマリー油、各種精油等の合成香料及び天然香料並びに各種調合香
料が好ましいものとして挙げられる。
色素・着色剤・染料・顔料としては、褐色201号、黒色401号、紫色201号、紫
色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色2
04号、青色205号、青色403号、青色404号、緑色201号、緑色202号、緑
色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、赤色102号、赤
色104−1号、赤色105−1号、赤色106号、赤色2号、赤色201号、赤色20
2号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色
208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、
赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227
号、赤色228号、赤色230−1号、赤色230−2号、赤色231号、赤色232号
、赤色3号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号
、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色201号、橙色20
3号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色
402号、橙色403号、黄色201号、黄色202−1号、黄色202−2号、黄色2
03号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色4
03−1号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号等の
法定色素;Acid Red 14等のその他酸性染料;Arianor Sienna Brown、Arianor Madder Re
d、Arianor Steel Blue、Arianor Straw Yellow等の塩基染料;HC Yellow 2、HC Yellow
5、HC Red 3、4-hydoxypropylamino-3-nitrophenol、N,N'-bis(2-hydroxyethyl)-2-nitro
-p- phenylenediamine、HC Blue 2、Basic Blue 26等のニトロ染料;分散染料;二酸化チ
タン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;
γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、低次酸
化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色
系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青
等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビ
スマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビ
スマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、金等の金属
粉末顔料;表面処理無機及び金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号
、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色20
3号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色3号、赤色10
4号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色
205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号等の
ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;表面処理有機顔料;アス
タキサンチン、アリザリン等のアントラキノン類、アントシアニジン、β−カロチン、カ
テナール、カプサンチン、カルコン、カルサミン、クエルセチン、クロシン、クロロフィ
ル、クルクミン、コチニール、シコニン等のナフトキノン類、ビキシン、フラボン類、ベ
タシアニジン、ヘナ、ヘモグロビン、リコピン、リボフラビン、ルチン等の天然色素・染
料;p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、o−,m−,若しくはp−
アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、5−アミノ−2−メチルフェノール、レゾ
ルシン、1−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン等及びその塩等の酸化染料中間体及
びカップラー;インドリン等の自動酸化型染料;ジヒドロキシアセトンが好ましいものと
して挙げられる。
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオ
ン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
これらの他、化粧品原料基準、化粧品種別配合成分規格、日本化粧品工業連合会成分表
示名称リスト、INCI辞書(The International Cosmetic Ingredient Dictionary and
Handbook)、医薬部外品原料規格、日本薬局方、医薬品添加物規格、食品添加物公定書
等に記載されている成分、及び、国際特許分類IPCがA61K7の分類に属する日本国
及び諸外国特許公報及び特許公開公報(公表公報・再公表を含む)に記載されている成分
等、公知の化粧料成分、医薬品成分、食品成分などを、公知の組み合わせ及び配合比・配
合量で含有させることが可能である。
本発明の化粧料・皮膚外用剤の種類としては、毛髪用化粧料、基礎化粧料、メーキャッ
プ化粧料、芳香化粧料、ボディ化粧料、軟膏等の皮膚外用剤が好ましいものとして挙げら
れる。本発明の化粧料・皮膚外用剤は、通常の方法に従って製造することができる。
本発明の化粧料・皮膚外用剤の種類を更に詳細に説明すると、毛髪用化粧料としては、
オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャン
プー、ヘアカラー用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス、トリ
ートメント、ヘアパック、ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘア
ワックス、ヘアジェル、ウォーターグリース、セットローション、カラーローション、ヘ
アトニック、ヘアリキッド、ポマード、チック、ヘアクリーム、ヘアブロー、枝毛コート
、ヘアオイル、パーマネントウェーブ用剤、ストレートパーマ剤、酸化染毛剤、ヘアブリ
ーチ、ヘアカラープレトリートメント、ヘアカラーアフタートリートメント、パーマプレ
トリートメント、パーマアフタートリートメント、ヘアマニキュア、育毛剤が好ましいも
のとして挙げられる。
基礎化粧料としては、柔軟化粧水、収れん化粧水、洗浄用化粧水、多層式化粧水等の化
粧水;エモリエントローション、モイスチャーローション、ミルキィーローション、ナリ
シングローション、ナリシングミルク、スキンモイスチャー、モイスャーエマルション、
マッサージローション、クレンジングローション、プロテクトエマルション、サンプロテ
クト、サンプロテクター、UVケアミルク、サンスクリーン、メーキャップローション、
角質スムーザー、エルボーローション、ハンドローション、ボディローション等の乳液;
エモリエントクリーム、栄養クリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、モイ
スチャークリーム、ナイトクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メー
キャップクリーム、ベースクリーム、プレメーキャップクリーム、サンスクリーンクリー
ム、サンタンクリーム、除毛クリーム、デオドラントクリーム、シェービングクリーム、
角質軟化クリーム等のクリーム;モイスチャージェル等のジェル;保湿エッセンス、美白
エッセンス、紫外線防止エッセンス等のエッセンス;リポソーム美容液、リポソーム化粧
水等のリポソーム化粧品類;ピールオフパック、粉末パック、ウォッシングパック、オイ
ルパック、クレンジングマスク等のパック・マスク類;クレンジングフォーム、クレンジ
ングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングジェル、ク
レンジングオイル、クレンジングマスク、洗粉、洗顔パウダー等の洗顔料;化粧石鹸、透
明石鹸、薬用石鹸、液状石鹸、ひげそり石鹸、合成化粧石鹸等の石鹸が好ましいものとし
て挙げられる。
メーキャップ化粧料としては、白粉・打粉類、ファンデーション類、口紅類、リップグ
ロス、頬紅類、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨、アイブロー、ネイルエナ
メル、エナメルリムーバー、ネイルトリートメントが好ましいものとして挙げられる。
芳香化粧料としては、香水、パフューム、パルファム、オードパルファム、オードトワ
レ、オーデコロン、練香水、芳香パウダー、香水石鹸、ボディローション、バスオイルが
好ましいものとして挙げられる。
ボディ化粧料としては、ボディシャンプー等のボディ洗浄料;デオドラントローション
、デオドラントパウダー、デオドラントスプレー、デオドラントスティック等の防臭化粧
料;脱色剤、脱毛・除毛剤;浴用剤;虫よけスプレー等のインセクトリペラーが好ましい
ものとして挙げられる。
また、皮膚外用剤としては、軟膏剤、貼付剤、ローション剤、リニメント剤、液状塗布剤
などの剤型でとしても用いることができる。また、歯磨き、マウスウォッシュ等の口腔内
化粧料としても用いることが出来る。
本発明の化粧料又は皮膚外用剤の剤型としては、水中油(O/W)型、油中水(W/O
)型、W/O/W型、O/W/O型等の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化
粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧
料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト
状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型が好ましいものとして挙げられる。
以下、本発明につき実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものでない。以下に記載の数平均分子量は、DMF溶媒にて、既知分子量のポリエ
チレンオキシドを標準としてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によ
り測定された値である。
実施例1
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、水酸基価から算出した平均重合度
が10のポリグリセリン90%水溶液(阪本薬品工業社製、ポリグリセリン#750)2
92g(0.35モル)を仕込み、減圧脱水後、エイコサン二酸(岡村製油社製、SL−
20)71.8g(0.21モル)、テトラデカン二酸(コグニス社製、EMEROX1
14)36.1g(0.14モル)を仕込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生
成する水を留去しながら24時間エステル化反応を行い、常温で固形状の化合物Aを34
1g得た。得られた化合物Aの酸価は0.2、数平均分子量は3900であった。
実施例2
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、水酸基価から算出した平均重合度
が10のポリグリセリン90%水溶液(阪本薬品工業社製、ポリグリセリン#750)2
92g(0.35モル)を仕込み、減圧脱水後、テトラデカン二酸(コグニス社製、EM
EROX114)90.3g(0.35モル)を仕込み、窒素気流中210〜220℃に
加熱し、生成する水を留去しながら24時間エステル化反応を行い、常温でペースト状の
化合物Bを323g得た。得られた化合物Bの酸価は0.3、数平均分子量は3700で
あった。
実施例3
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、水酸基価から算出した平均重合度
が10のポリグリセリン90%水溶液(阪本薬品工業社製、ポリグリセリン#750)4
15g(0.5モル)を仕込み、減圧脱水後、オクタデカン二酸(コグニス社製、EME
ROX118)78.5g(0.25モル)を仕込み、窒素気流中210〜220℃に加
熱し、生成する水を留去しながら24時間エステル化反応を行い、常温でペースト状の化
合物Cを420g得た。得られた化合物Cの酸価は0.3、数平均分子量は1400であ
った。
実施例4
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、水酸基価から算出した平均重合度
が10のポリグリセリン90%水溶液(阪本薬品工業社製、ポリグリセリン#750)4
15g(0.5モル)を仕込み、減圧脱水後、セバシン酸101g(0.5モル)を仕込
み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去しながら24時間エステル
化反応を行い、常温でペースト状の化合物Dを440g得た。得られた化合物Dの酸価は
0.2、数平均分子量は3800であった。
実施例5
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、水酸基価から算出した平均重合度
が6.5のポリグリセリン90%水溶液(阪本薬品工業社製、ポリグリセリン#500)
556g(1.0モル)を仕込み、減圧脱水後、セバシン酸101g(0.5モル)を仕
込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去しながら24時間エステ
ル化反応を行い、常温でペースト状の化合物Eを550g得た。得られた化合物Eの酸価
は0.3、数平均分子量は1600であった。
実施例6
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、水酸基価から算出した平均重合度
が4のポリグリセリン95%水溶液(阪本薬品工業社製、ポリグリセリン#310)39
2g(1.2モル)を仕込み、減圧脱水後、エイコサン二酸(岡村製油社製、SL−20
)123g(0.36モル)、テトラデカン二酸(コグニス社製、EMEROX114)
61.9g(0.24モル)を仕込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する
水を留去しながら24時間エステル化反応を行い、常温で固形状の化合物Fを504g得
た。得られた化合物Fの酸価は0.3、数平均分子量は1700であった。
実施例7
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた1Lの反応器に、ジグリセリン(阪本薬品工業社製
、ジグリセリンS)266g(1.6モル)、セバシン酸162g(0.8モル)を仕込
み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去しながら24時間エステル
化反応を行い、常温で粘性液状の化合物Gを375g得た。得られた化合物Gの酸価は0
.3、数平均分子量は1400であった。
実施例8 保湿性
実施例1〜7で得られた化合物A〜G、及び、比較例としてヒアルロン酸ナトリウム、グ
リセリンの、それぞれ1%水溶液を作成し、パネラー10名の前腕内側部に1日2回15
mg/cm2を4週間継続的に塗布した。その後、塗布部をぬるま湯で洗い流し、20℃
、40%RHの環境下で30分間安静に保ち、スキコン−200(IBS社製)を用いて
該塗布部の角質水分量を測定した。測定結果を下記に示す。なお、表の値は継続的塗布前
の水分量を100として換算したパネラー10名の平均値を示す。下記の結果より、本発
明品は保湿剤として汎用されているヒアルロン酸ナトリウムやグリセリンよりも保湿機能
に優れていることがわかる。
化合物名 角質水分量相対値
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A 260
化合物B 250
化合物C 240
化合物D 245
化合物E 240
化合物F 195
化合物G 180
ヒアルロン酸ナトリウム 157
グリセリン 133
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例9 官能評価
実施例1〜7で得られた化合物A〜G、及び、比較例としてグリセリン、ジイソステアリ
ン酸PEG−12、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10、(ベヘン酸/エイコサン
二酸)ポリグリセリル−10を用い、下記処方の化粧水を作成した。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 又は グリセリン 3.00
又は ジイソステアリン酸PEG−12
又は ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10
又は(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル−10
2 エタノール 3.00
3 キサンタンガム 0.02
4 フェノキシエタノール 0.20
5 メチルパラベン 0.10
6 クエン酸 0.01
7 クエン酸Na 0.09
8 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1、No.3、No.4、No.6、No.7をNo.8に加え、均一に攪拌混合
させた(A部)。次にNo.5をNo.2に溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しな
がら加え、均一にした。

この化粧水をパネラー10名の前腕内側に塗布してもらい、その時の使用感を評価した。
評価は、べたつきの無さ、しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。な
お、表中、◎:10名中8名以上が良好と回答、○:10名中6名以上が良好と回答、△
:10名中4名以上が良好と回答、×:10名中4名未満が良好と回答した。下記の結果
より、本発明品を配合した化粧水はグリセリン、ジイソステアリン酸PEG−12、ジイ
ソステアリン酸ポリグリセリル−10、(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル−
10を配合したものよりもべたつきが少なく、しっとり感に優れていることがわかる。ま
た、本発明品を配合した該化粧水は、透明又は微白濁の長期保存下でも安定なものである
のに対し、ジイソステアリン酸PEG−12、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10
、(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル−10を配合したものは、白濁傾向が強
く分離しやすいものであり、本発明品は水を媒体とした化粧料に容易に配合できるもので
ある。

化合物名 べたつきの無さ しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ○ ◎
化合物D ◎ ◎
化合物E ◎ ○
化合物F ○ ◎
化合物G ◎ ○
グリセリン × ×
ジイソステアリン酸PEG−12 △ △
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10 △ △
(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル−10 × ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例10 安全性
実施例1〜7で得られた化合物A〜G、及び、比較例としてラウリン酸ポリグリセリル−
10について、刺激性を評価した。方法としては、ウサギ角膜細胞(SIRC)を用いて
細胞毒性試験を行い、眼刺激性を次の代替法にて評価した。予め10%仔牛血清(FBS
)を含むMEM培地で調整した各化合物試料溶液を分注しておいた96穴プレートにSI
RCを播種した。20分間室温で静置後、37℃の細胞用CO2インキュベーターで3日
間継続培養した。3日後、ニュートラルレッドアッセイを行い、TC50(50%細胞毒
性濃度)を算出した。得られた各TC50値より、平成10年度厚生科学研究班が厚生省
に提出したガイダンス案「代替法を用いて化粧品原料の眼刺激性を評価するにあたっての
指針」に沿った判定基準により、眼刺激性の判定を行った。結果は下記に示した。下記の
結果より、本発明品は安全性に優れているのに対し、ラウリン酸ポリグリセリル−10は
安全性の点で十分満足できるものではないことがわかる。

化合物名 眼刺激性
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A 無刺激
化合物B 無刺激
化合物C 無刺激
化合物D 無刺激
化合物E 無刺激
化合物F 無刺激
化合物G 無刺激
ラウリン酸ポリグリセリル−10 軽度刺激
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例11 保湿化粧水
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の保湿化粧水を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 3.00
2 BG 1.00
3 グリセリン 2.00
4 クエン酸 0.01
5 クエン酸Na 0.10
6 アルギニン 0.10
7 グリチルリチン酸2K 0.05
8 エタノール 7.00
9 防腐剤 適量
10 香料 微量
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6をNo.11に加え、均一に攪拌混合させた(A部)。次にNo.9〜10
をNo.8に溶解した後、No.7を加え分散させた(B部)。B部にA部を攪拌しなが
ら加え、均一にした。

本発明で得られた化合物A〜Gを配合した上記の保湿化粧水は、使用感、保湿感に優れ、
皮膚を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ち、これらの効果は長時間
持続するものであった。
実施例12 保湿化粧水
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の保湿化粧水を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 1.00
2 BG 1.00
3 ジグリセリン 2.00
4 クエン酸 0.01
5 クエン酸Na 0.05
6 グリシン 0.10
7 グリチルリチン酸2K 0.05
8 エタノール 3.00
9 防腐剤 適量
10 香料 微量
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6をNo.11に加え、均一に攪拌混合させた(A部)。次にNo.9〜10
をNo.8に溶解した後、No.7を加え分散させた(B部)。B部にA部を攪拌しなが
ら加え、均一にした。

本発明で得られた化合物A〜Gを配合した上記の保湿化粧水は、使用感、保湿感に優れ、
皮膚を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ち、これらの効果は長時間
持続するものであった。
実施例13 ひきしめ化粧水(アストリンゼントローション)
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のひきしめ化粧水を調製した


成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 2.00
2 BG 2.00
3 グリセリン 0.04
4 乳酸 0.10
5 乳酸Na 0.05
6 フェノールスルホン酸亜鉛 0.10
7 PEG−60水添ヒマシ油 0.50
8 エタノール 15.00
9 防腐剤 適量
10 香料 微量
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7をNo.11に加え、均一に攪拌混合させた(A部)。次にNo.9〜10
をNo.8に溶解させた(B部)。B部にA部を攪拌しながら加え、均一にした。

本発明で得られた化合物A〜Gを配合した上記のひきしめ化粧水は、使用感、保湿感に優
れ、皮膚を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ちながら、さっぱりし
た感触が得られ、これらの効果は長時間持続するものであった。
実施例14 美容液
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の美容液を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
化合物A〜G 15.00
防腐剤 適量
PEG−40水添ヒマシ油 0.20
精製水 5.00
B部
キサンタンガム 0.40
カルボマー 0.10
BG 10.00
シロキクラゲ多糖体(日本精化) 0.10
精製水 合計で100となる量
C部
水酸化K(1%水溶液) 2.50
精製水 10.00
D部
グリチルリチン酸2K 0.20
精製水 5.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
A部を常温で溶解させた。C部をB部に攪拌しながら徐々に加え粘稠性液体とし,ついで
A部,D部を加え攪拌し、均一とした。

本発明で得られた化合物A〜Gを配合した上記の美容液は、保湿感効果が高く、皮膚を柔
軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ちながら、つるっとした感触等の使
用感が得られ、これらの効果は長時間持続するものであった。
実施例15 シャンプー
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 3.00
2 ラウレス硫酸Na(27%) 30.00
3 ラウロアンホ酢酸Na(25%) 10.00
4 PPG−2コカミド 1.50
5 ラウラミドMPA 1.00
6 ポリクオタニウム−10 0.20
7 メチルイソチアゾリンオン 0.01
8 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜5を約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.6〜8を約8
0℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え均一になるまで約80℃で
撹拌混合し、その後冷却した。また、No.1のみを除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該シャンプー使用後の毛髪の感触を評価した。評価は、すべり感、しっ
とり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8名以
上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△:1
0名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良好と
回答した。下記の通り、本発明品を配合したシャンプーは未配合品に比べ、毛髪にしっと
り感、なめらかな指通りを付与することができ、加脂肪剤としても優れていることがわか
る。また、本発明品を配合した該シャンプーは白濁または相分離することなくクリアーな
ものであり、本発明品は水を媒体とした化粧料などに容易に配合できるものである。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ○ ○
化合物C ○ ◎
化合物D ◎ ◎
化合物E ◎ ◎
化合物F ○ ◎
化合物G ○ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例16 シャンプー
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 3.00
2 コカミドプロピルベタイン(40%) 40.00
3 ココイルグルタミン酸TEA(27%) 10.00
4 テトラデセンスルホン酸Na(36%) 2.00
5 PEG120−メチルグルコースジオレエート 3.00
6 トリエタノールアミン 0.20
7 メチルイソチアゾリンオン 0.01
8 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜5を約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.6〜8を約8
0℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え均一になるまで約80℃で
撹拌混合し、その後冷却した。また、No.1のみを除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該シャンプー使用後の毛髪の感触を評価した。評価は、すべり感、しっ
とり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8名以
上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△:1
0名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良好と
回答した。下記の通り、本発明品を配合したシャンプーは未配合品に比べ、毛髪にしっと
り感、なめらかな指通りを付与することができ、加脂肪剤としても優れていることがわか
る。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ○
化合物C ○ ○
化合物D ○ ◎
化合物E ◎ ○
化合物F ○ ◎
化合物G ○ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例17 シャンプー
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A〜G 1.00
2 コカミドプロピルベタイン(30%) 30.00
3 ラウレス硫酸Na(25%) 14.00
4 ラウリル硫酸Na 1.00
5 コカミドDEA 1.00
6 メチルパラベン 0.20
7 フェノキシエタノール 0.80
8 ポリクオタニウム−10 0.60
9 クエン酸 0.05
10 水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7を約70℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.8、No.1
0を約70℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え均一に混合し、そ
の後冷却した。さらに、No.9を加え、均一に混合した。また、No.1のみを除いた
処方をブランクとした。

パネラー10名で該シャンプー使用後の毛髪の感触を評価した。評価は、すべり感、しっ
とり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8名以
上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△:1
0名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良好と
回答した。下記の通り、本発明品を配合したシャンプーは未配合品に比べ、毛髪にしっと
り感、なめらかな指通りを付与することができ、加脂肪剤としても優れていることがわか
る。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ○
化合物C ◎ ○
化合物D ◎ ○
化合物E ◎ ○
化合物F ○ ◎
化合物G ○ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例18 シャンプー
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 3.00
2 ココイルグルタミン酸TEA(27%) 20.00
3 テトラデセンスルホン酸Na(36%) 1.50
4 PEG120−メチルグルコースジオレエート 1.50
5 ポリクオタニウム−10 0.20
6 メチルイソチアゾリンオン 0.01
7 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜4を約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.5〜7を約8
0℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え均一になるまで約80℃で
撹拌混合し、その後冷却した。

このシャンプーは、毛髪にしっとり感、なめらかな指通りを付与することができるもので
あった。
実施例19 トリートメント
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のトリートメントを調製した


成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 セタノール 8.00
2 オレイルアルコール 1.00
3 ジメチコン(100cs) 1.00
4 ステアリン酸グリセリル 1.00
5 Plandool−H(日本精化製) 1.00
6 メチルパラベン 0.20
7 実施例1〜7で得られた化合物A〜G 1.00
8 ベヘントリモニウムクロリド 2.40
9 ヒドロキシエチルセルロース 0.40
10 水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜8を約70℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.9〜10を約
70℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え均一に撹拌混合し、その
後室温まで冷却した。また、No.7のみを除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該トリートメント使用後の毛髪の感触を評価した。評価は、すべり感、
しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8
名以上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△
:10名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良
好と回答した。下記の通り、本発明品を配合したトリートメントは未配合品に比べ、毛髪
にしっとり感、なめらかな指通りを付与することができることがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ◎ ○
化合物D ◎ ◎
化合物E ◎ ○
化合物F ◎ ◎
化合物G ◎ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例20 トリートメント
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 セタノール 5.00
2 オレイルアルコール 1.00
3 オリーブ油 2.00
4 ステアリン酸グリセリル 1.00
5 ジココジモニウムクロリド 0.80
6 ベヘントリモニウムクロリド(80%) 2.40
7 実施例1で得られた化合物A 2.00
8 トコフェロール 0.05
9 プロピルパラベン 0.10
10 メチルパラベン 0.10
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜10を約70℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。A部にNo.11を加
え均一に撹拌混合し、その後室温まで冷却した。

このトリートメントは、毛髪にしっとり感、柔軟感を付与することができるものであった

実施例21 スタイリングジェル
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のスタイリングジェルを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 STRUCTURE 2001(日本エヌエスシー社製) 5.00
2 TEA(50%) 3.50
3 AMPHOMER SH30(日本エヌエスシー社製) 3.00
4 エタノール(95%) 3.00
5 メチルイソチアゾリンオン 0.01
6 実施例1で得られた化合物A 2.00
7 グリコール酸 適量
8 TEA 適量
9 水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.9にNo.6を加温溶解させ、次いでNo.2、No.5を溶解させる(A部)。
A部にNo.1を徐々に加え、均一に混合させる(B部)。No.3をNo.4に溶解さ
せ、40℃に冷却したB部に混合しながら徐々に加え、均一に溶解させる。No.7又は
No.8でpHを7.0〜7.5に調整する。

このスタイリングジェルは、毛髪に塗布すると、べたつかず、動いてもばらけず、密着性
が高いため毛束感があり、ヘアスタイルの持続性に優れるものであった。
実施例22 エモリエントクリーム
実施例6で得られた化合物Fを用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例6で得られた化合物F 6.00
2 水添パーム油 2.50
3 ベヘニルアルコール 2.00
4 ジメチコン(10cs) 1.50
5 ステアリン酸グリセリル 1.50
6 ステアリルアルコール 1.20
7 ステアリン酸PG(SE) 1.00
8 イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.00
9 メトキシケイヒ酸オクチル 0.20
10 エチルパラベン 0.10
11 1,3−ブチレングリコール 6.00
12 グリセリン 1.00
13 フェノキシエタノール 0.20
14 メチルパラベン 0.15
15 精製水 75.65
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜10を加え、約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.11〜
15をとり、約80℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え、ホモミ
キサーにて乳化させた後、40℃まで冷却した。

このエモリエントクリームは、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。
実施例23 サンスクリーン剤
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のサンスクリーン剤を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 11.70
2 スクワラン 22.50
3 LUSPLAN PI−DA(日本精化) 2.70
4 マイクロクリスタリンワックス 2.70
5 ジステアリン酸Al 1.60
6 ステアリン酸Mg 1.60
7 1,3−ブチレングリコール 5.00
8 ベヘニルアルコール 4.80
9 Composite−PC(日本精化) 1.00
10 コレステロール 0.80
11 プロピルパラベン 0.20
12 メチルパラベン 0.20
13 酸化チタン 9.00
14 硫酸Mg 0.50
15 精製水 35.70
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.13にNo.1、2の一部、No.3を加え、ミルで練った(A部)。別容器にN
o.2の残り、No.4〜6を加え、約150℃に加温、溶解させた(B部)。別容器に
No.1の残り、No.7〜12を加え、約80℃に加温、溶解させた(C部)。別容器
にNo.14、15を加え、約80℃に加温、溶解させた(D部)。B部にC部を加え、
混合した後A部に加えて均一に混合した。次いで、D部を加え、攪拌し、乳化後40℃ま
で冷却した。

このサンスクリーン剤は、汗などによるくずれを抑え、また、しっとり感を有するクリー
ムであった。
実施例24 下地クリーム
実施例4で得られた化合物Dを用いて、下記処方の下地クリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例4で得られた化合物D 5.00
2 シクロメチコン 15.00
3 トリメチルシロキシケイ酸 3.00
4 ステアリン酸グリセリル(SE) 2.00
5 ステアリン酸PG(SE) 2.00
6 マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 2.00
7 ステアリン酸 0.50
8 パルミチン酸 0.50
9 メトキシケイヒ酸オクチル 0.50
10 トコフェロール 0.20
11 1,3−ブチレングリコール 10.00
12 マイカ 8.00
13 タルク 7.00
14 フェノキシエタノール 0.80
15 チタン酸(Li/コバルト) 0.20
16 キサンタンガム(10%) 2.00
17 セルロースガム(10%) 2.00
18 精製水 39.30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.16、17をそれぞれNo.18に溶かし粘性の液(2%)とした(A部)。別容
器にNo.1〜10を加え、約80℃に加温、溶解させた(B部)。別容器にNo.11
〜15、No.18の残りを加え、約80℃に加温、溶解させた(C部)。B部にC部を
加え、乳化させた後、A部を加え、均一に混合した。攪拌後40℃まで冷却した。

この下地クリームは、伸びが良く、ファンデーションのつき、もちが良く、さらっとした
感触が付与できる下地クリームであった。
実施例25 ファンデーション
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のファンデーションを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 6.00
2 シクロメチコン 3.50
3 ジメチコン(5cs) 2.00
4 トリメチルシロキシケイ酸 1.50
5 メトキシケイヒ酸オクチル 1.00
6 フェノキシエタノール 0.40
7 トコフェロール 0.10
8 マイカ 39.60
9 タルク 24.00
10 酸化チタン 20.00
11 酸化鉄 1.90
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
各成分を高速攪拌し、均一に混合した。

このファンデーションは、発色性に優れ、しっとりした感触を有するものであった。
実施例26 口紅
実施例3で得られた化合物Cを用いて、下記処方の口紅を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例3で得られた化合物C 1.00
2 オクタン酸セチル 22.50
3 トリオクタノイン 28.50
4 シクロメチコン 16.00
5 セレシン 9.00
6 キャンデリラロウ 5.00
7 LUSPLAN PI−DA(日本精化) 5.00
8 セスキイソステアリン酸ソルビタン 4.00
9 マカデミアナッツ油 1.00
10 トコフェロール 0.50
11 酸化鉄 2.25
12 酸化チタン 2.25
13 マイカ 1.50
14 赤202 1.50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.11〜14をNo.1、2で混練した(A部)。別容器にNo.3〜10を加え、
約80℃に加温、溶解させた(B部)。約80℃でB部にA部を加え、溶解後、急冷した


この口紅は、みずみずしく、密着性の高い口紅であった。
実施例27 リップグロス
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方のリップグロスを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例7で得られた化合物G 2.00
2 パルミチン酸デキストリン 10.00
3 マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 43.00
4 メチルフェニルポリシロキサン 30.00
5 トリオクタノイン 10.00
6 流動パラフィン 5.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1,2を100〜110℃に加温して均一に溶解させた。次に、No.3〜6を加
え、約80℃で均一に溶解させた。

このリップグロスは、みずみずしく、密着性の高いものであった。
実施例28 クレンジングオイル
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方のクレンジングオイルを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例7で得られた化合物G 1.00
2 ラウレス−4 7.00
3 トコフェロール 適量
4 プロピルパラベン 適量
5 オクタン酸セチル 合計で100となる量
6 ミネラルオイル 10.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
全成分を加熱溶解、混合した。

このクレンジングオイルは、透明で、粘性があり、使用時に垂れないという特性を有し、
感触もさっぱりしており、ファンデーション、メイク等となじみも良く、これらを素早く
落とすことができるものであった。
実施例29 マスカラ
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のマスカラを製造した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 酸化鉄(黒) 10.00
2 軽質イソパラフィン 30.00
3 ポリアクリル酸エステルエマルション 30.00
4 固型パラフィン 8.00
5 実施例1で得られた化合物A 1.20
6 セスキオレイン酸ソルビタン 4.00
7 防腐剤 適量
8 香料 適量
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.9にNo.1を加えホモミキサーで分散したのち、No.3を加え加熱して70
℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱して70℃に保った(油相)。油相に水相
を加えホモミキサーで均一に乳化分散して目的のマスカラを得た。

このマスカラは、付着性が良く、良好な使用感を有し、また、安定性も良好であった。
実施例30 アイシャドウ
実施例5で得られた化合物Eを用いて、下記処方のアイシャドウを製造した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 タルク 10.00
2 カオリン 2.00
3 顔科 5.00
4 実施例5で得られた化合物E 3.00
5 ステアリン酸 3.00
6 ミリスチン酸イソプロピル 5.00
7 流動パラフィン 5.00
8 モノラウリン酸プロピレングリコール 3.00
9 酸化防止剤 適量
10 香科 適量
11 1,3−ブチレングリコール 5.00
12 グリセリン 1.00
13 防腐剤 適量
14 トリエタノールアミン 1.20
15 金属イオン封鎖剤 適量
16 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜3をブレンダーで混合後、粉砕器で処理した(粉体部)。No.11〜16
を70〜75℃で加熱溶解させた(水相部)。No.4〜10を70〜80℃で加熱溶解
させた(油相部)。粉体部を水相部に加え、撹拌混合した。これに油相部を撹拌しながら
加え、ホモミキサーにより分散、室温まで撹拌冷却し、目的のアイシャドウを得た。

この乳化アイシャドウは、付着性が良く、良好な使用感を有し、また、乳化安定性も良好
であった。
実施例31 マイルドシャンプー
実施例5で得られた化合物Eを用いて、下記処方のマイルドシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例5で得られた化合物E 0.50
2 ココイルメチルメチルタウリンNa(30%) 30.00
3 コカミドプロピルベタイン(30%) 20.00
4 ラウレス−12酢酸Na(30%) 5.00
5 1,3−ブチレングリコール 1.00
6 コカミドMEA 2.00
7 ジステアリン酸グリコール 1.50
8 ポリクオタニウム−10 0.50
9 ポリクオタニウム−7 0.30
10 カチオンNH(日本精化) 0.50
11 安息香酸Na 0.40
12 フェノキシエタノール 0.20
13 メチルパラベン 0.20
14 精製水 37.90
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.8〜14を約8
0℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合し
、その後急冷した。

このマイルドシャンプーは、毛髪にしっとり感を付与し、なめらかな指通りを付与するこ
とができるシャンプーであった。
実施例32 モイストリンス
実施例6で得られた化合物Fを用いて、下記処方のモイストリンスを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例6で得られた化合物F 0.10
2 Plandool−H(日本精化) 0.50
3 セトリモニウムクロリド(30%) 5.20
4 オクチルドデカノール 4.70
5 セタノール 2.80
6 ステアルトリモニウムクロリド(63%) 0.60
7 オクタン酸セチル 0.30
8 スクワラン 0.30
9 ミリスチル硫酸Na 0.20
10 セテス−40 0.10
11 オレス−5 0.10
12 セチル硫酸Na 0.10
13 クエン酸 0.10
14 メチルパラベン 0.10
15 精製水 84.80
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜12を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.14〜15を
約80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混
合し、その後No.13を添加し攪拌した後、急冷した。

このモイストリンスは、べたつかず、毛髪にしっとり感を付与し、なめらかな指通りを付
与することができるリンスであった。
実施例33 トリートメント
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 2.00
2 ステアリン酸グリセリル(SE) 4.50
3 ステアレス−10 4.00
4 セタノール 4.00
5 ステアルトリモニウムクロリド(63%) 1.80
6 LUSPLAN DD−IS(日本精化) 1.50
7 ベヘントリモニウムクロリド(80%) 1.00
8 メチルパラベン 0.20
9 精製水 81.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.9を約80℃に加温し、No.8を加え溶解させた(A部)。別容器にNo.1〜
7を加え、加温し、溶解させた(B部)。B部にA部を徐々に加え、均一に混合した。

このトリートメントは、毛髪の水分を保ち、しなやかしっとり、つるっとした感触を付与
することができるトリートメントであった。
実施例34 ストレートパーマ剤(カチオンタイプ)
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のストレートパーマ剤(カチオンタイ
プ)の1液、2液を調製した。

(1液)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 0.50
2 セタノール 5.00
3 ステアルトリモニウムクロリド(63%) 2.40
4 セテス−20 2.40
5 TRIBEHENIN PEG−20 ESTERS 2.00
6 セテス−6 0.80
7 ラウラミドMIPA 0.80
8 PEG−60水添ヒマシ油 0.40
9 チオグリコール酸アンモニウム液(50%) 13.50
10 モノエタノールアミン 1.70
11 ポリクオタニウム−6 1.30
12 加水分解ダイズタンパク 1.00
13 EDTA−4Na 0.10
14 アンモニア水(28%) 1.10
15 精製水 67.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.15の大部分を約80℃に加温した(A部)。別容器にNo.1〜8を加え加温し
、溶解させた(B部)。別容器にNo.15の残り、No.9〜13を加え、均一に溶解
させた(C部)。A部にB部を加え、混合攪拌し、約45℃付近でC部を加え、均一に混
合した。室温まで冷却した後、No.14を加えた。

(2液)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 2.00
2 セタノール 5.00
3 エマコール VT−20(山栄化学) 5.00
4 ジメチコン(200cs) 2.00
5 トリオクタノイン 2.00
6 オクチルドデカノール 0.60
7 セテス−20 0.50
8 リン酸二アンモニウム 0.20
9 安息香酸Na 0.15
10 臭素酸Na 8.00
11 精製水 74.55
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7を加え、約70℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.11の大
部分をとり、約70℃に加温し、No.8、9を加え溶解させた(B部)。別容器にNo
.11の残りをとり、約60℃に加温し、No.10を加え溶解させた(C部)。約70
℃でA部にB部を加え、粘度が高くなるまで攪拌した。60℃まで冷却し、攪拌しながら
C部を加え均一に混合した。温度が約50℃まで低下した後、急冷した。

このストレートパーマ液は、毛髪に対する密着性が高く、セット力があるため、ストレ
ートパーマをしっかりかけることができるストレートパーマ液であった。
実施例35 毛髪脱色剤(2剤式)
実施例4で得られた化合物Dを用いて、下記処方の毛髪脱色剤(2剤式)を調製した。

(1剤)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例4で得られた化合物D 0.50
2 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 52.00
3 アンモニア水(25%) 25.50
4 セトリモニウムクロリド(30%) 10.00
5 エタノール 10.00
6 精製水 4.50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
各成分を均一に攪拌、混合した。

(2剤)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 過酸化水素水 17.00
2 セトリモニウムクロリド(30%) 10.00
3 セタノール 3.00
4 セテス−2 1.00
5 セテス−20 1.00
6 ピロリン酸Na 0.10
7 ジエチレントリアミン五酢酸 0.10
8 クエン酸(50%) 適量
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
各成分を均一に混合し、クエン酸でpHを3.5〜4.0に調整した。

(配合比)
1剤:2剤=1:7

この毛髪脱色剤(2剤式)は、毛髪に施術することにより、脱色後の毛髪の損傷感を低減
し、毛髪に柔軟性、しっとり感、すべり感等の良好な感触を付与できる脱色剤であった。
実施例36 酸化染毛剤
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方の酸化染毛剤を調製した。

(1剤)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 0.50
2 セトリニウムクロリド(25%) 24.00
3 セタノール 9.00
4 オクチルドデカノール 9.00
5 モノエタノールアミン 3.80
6 アンモニア水 2.00
7 ミリスチル硫酸Na 1.50
8 オレス−20 1.40
9 塩酸トルエン−2、5−ジアミン 1.00
10 レゾルシン 1.00
11 メタアミノフェノール 0.50
12 パラアミノフェノール 0.20
13 オルトアミノフェノール 0.10
14 アスコルビン酸 0.20
15 香料 0.10
16 精製水 45.70
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
各成分を均一に混合した。

(2剤)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 過酸化水素水 17.00
2 セトリニウムクロリド(30%) 10.00
3 セタノール 3.00
4 セテス−2 1.00
5 セテス−20 1.00
6 ピロリン酸Na 0.10
7 ジエチレントリアミン五酢酸 0.10
8 クエン酸(50%) 適量
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
各成分を均一に混合し、クエン酸でpHを3.5〜4.0に調整した。

(配合比)
1剤:2剤=1:1

この酸化染毛剤は、毛髪に施術することにより、染毛後の毛髪の損傷感を低減し、毛髪に
柔軟性、しっとり感、すべり感等の良好な感触を付与できる酸化染毛剤であった。
実施例37 カール剤
実施例3で得られた化合物Cを用いて、下記処方のカール剤を製造した。

(1液)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 システアミン塩酸塩 2.00
2 DLシステイン 0.40
3 モノエタノールアミン 0.90
4 アンモニア水(28%) 0.50
5 POE20ヤシ油脂肪酸ソルビタン 0.50
6 香料 0.10
7 塩化ジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体 1.00
8 エマコールVT−20(山栄化学) 3.00
9 オレス−20 0.50
10 オレス−50 0.20
11 実施例3で得られた化合物C 0.50
12 ラノリン脂肪酸オクチルドデシル 0.30
13 ソルビタンモノステアレート 0.20
14 エデト酸四ナトリウム四水塩 0.10
15 リン酸アンモニウム 0.50
16 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.16の一部(20%分)にNo.1〜3を加えて溶かし、予め別の容器でNo.
16の一部(10%分)にNo.14、15を加えて溶かしたものを、約40℃で加えて
均一に溶解させた(A部)。別の容器でNo.16の残りを約75℃に加温した(B部)
。別の容器にNo.8〜13を取り、約75℃に加温して溶解させた(C部)。C部にB
部を加えて乳化させよく攪拌混合した後、40℃まで冷却してA部を加えて均一に攪拌し
た。次にNo.7を加えて攪拌し、次いでNo.5、6を加え、更にNo.4を加えて均
一に攪拌混合し、pH9.0〜9.5に調整することにより、目的のカール剤1液を得た


(2液)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 EDTA−2Na 0.10
2 臭素酸Na 4.00
3 リン酸アンモニウム 0.50
4 カチオンNH(日本精化) 2.00
5 セトリニウムクロリド(30%) 1.00
6 オレス−50 0.20
7 ジメチコンコポリオール 0.50
8 安息香酸Na 0.15
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.4〜7を約80℃に加温し溶解させた(A部)。別の容器にNo.9の一部(7
0%)とNo.1、8を加え、約80℃に加温し溶解させた(B部)。さらに別の容器に
No.9の残りとNo.2、3を加え、約50℃に加温し溶解させた(C部)。A部にB
部を加えて均一に混合攪拌し乳化させた後、40℃になったらC部を加えてよく混合し、
室温にてpH6.5〜6.8に調整することにより、目的のカール剤2液を得た。

このように製造したカール剤1液、2液を毛髪に用いることにより、良好な柔軟性、す
べり感、しっとりとした風合い、良好な仕上がり感でカールさせることが出来た。
実施例38 ペースト状口紅
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のペースト状口紅を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 2.00
2 12−ヒドロキシステアリン酸 8.00
3 流動パラフィン 合計で100となる量
4 トリオクタノイン 30.00
5 無水ケイ酸 0.30
(日本アエロジル社製アエロジルR974)
6 赤色202号 適量
7 黄色4号 適量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7を均一に加熱混合する。

この口紅は、艶や臭いの点で優れ、塗布時に滑らかで密着感があった。

実施例39 固形粉末状ファンデーション
実施例6で得られた化合物Fを用いて、下記処方の固形粉末状ファンデーションを調製
した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例6で得られた化合物F 10.00
2 パーフルオロポリエーテル 5.00
3 シリコーン処理セリサイト 60.00
4 酸化チタン 10.00
5 粉末状合成炭化水素ワックス 1.00
6 黄酸化鉄 1.00
7 ベンガラ 0.50
8 メチルパラベン 0.50
9 黒酸化鉄 0.05
10 タルク 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜2を加え、約70℃に加温し混合する(A部)。別容器にNo.3〜10をと
り、混合分散する(B部)。B部にA部を加え、均一に混合する。

この固形粉末状ファンデーションは、使用感、肌への密着性、化粧の持続性、におい等に
優れたものであった。
実施例40 ヘアクリーム
実施例4で得られた化合物Dを用いて、下記処方のヘアクリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例4で得られた化合物D 2.00
2 セタノール 4.00
3 ジメチコン(500cs) 13.00
4 ステアリン酸グリセリル 2.80
5 オレス−10リン酸 0.80
6 ステアリン酸グリセリル(SE) 1.60
7 フェノキシエタノール 0.40
8 メチルパラベン 0.20
9 10%NaOH 0.60
10 精製水 74.60
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.7〜10を加え
、約80℃に加温し、溶解させた(B部)。A部にB部を加え撹拌混合した。

このヘアクリームは、艶があり、べたつかず、毛髪の水分を保ち、つるっとした感触を付
与することができるものであった。
実施例41 ヘアクリーム
実施例5で得られた化合物Eを用いて、下記処方のヘアクリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例5で得られた化合物E 1.00
2 セタノール 4.00
3 ネオペンタン酸イソデシル 15.00
4 ステアリン酸PG(SE) 1.70
5 ステアリン酸グリセリル 2.70
6 オレス−8リン酸 0.70
7 フェノキシエタノール 0.40
8 メチルパラベン 0.20
9 精製水 74.30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.7〜9を加え、
約80℃に加温し、溶解させた(B部)。A部にB部を加え撹拌混合した。

このヘアクリームは、艶があり、べたつかず、毛髪の水分を保ち、つるっとした感触を付
与することができるものであった。
実施例42 リンスインシャンプー
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のリンスインシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 1.00
2 コカミドプロピルベタイン(30%) 20.00
3 ラウリル硫酸TEA(40%) 15.00
4 コカミドDEA 2.00
5 ココイルグルタミン酸TEA(30%) 30.00
6 ジステアリン酸エチレングリコール 1.20
7 ポリクオタニウム−10 1.60
8 ステアリルトリモニウムブロミド(70%) 0.60
9 フェノキシエタノール 0.20
10 メチルパラベン 0.20
11 安息香酸Na 0.40
12 精製水 27.80
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.7、8、12を約80℃に加温し、撹拌混合した。次にNo.3を加えて混合し、
更にNo.1、2、4〜6を加え均一になるまで撹拌混合し、その後No.9〜11を添
加し溶解させた。

このリンスインシャンプーは、毛髪にしっとり感を付与し、なめらかな指通りを付与する
ことができるものであった。
実施例43 シャンプー
実施例4で得られた化合物Dを用いて、下記処方のシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例4で得られた化合物D 0.80
2 ラウリル硫酸Na(25%) 45.00
3 オレフィン(C14−16)スルホン酸Na(37%) 4.00
4 コカミドプロピルベタイン(30%) 6.00
5 コカミドDEA 3.40
6 ジステアリン酸エチレングリコール 1.80
7 フェノキシエタノール 0.20
8 メチルパラベン 0.20
9 安息香酸Na 0.40
10 濃グリセリン 2.40
11 10%クエン酸 適量
12 ポリクオタニウム−10 0.80
13 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.12〜13を約80℃に加温し、均一に溶解させた。次にNo.2〜6を加え均一
になるまで約80℃で撹拌混合し、その後No.1を加え均一に溶解させた。さらにNo
.7〜10を添加し溶解させ、No.11でpHを6〜7とした。

このシャンプーは、毛髪にしっとり感を付与し、なめらかな指通りを付与することができ
るものであった。
実施例44 トリートメント
実施例6で得られた化合物Fを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例6で得られた化合物F 0.80
2 セタノール 6.00
3 トリオクタノイン 1.60
4 オクタン酸セチル 1.60
5 ステアリルトリモニウムブロミド(70%) 0.60
6 ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.00
7 10%クエン酸 2.00
8 精製水 86.40
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6を約80℃に加温し、均一に溶解させた。次に約80℃に加温したNo.8
を加え、均一に混合し、冷却後、No.7を溶解させた。

このトリートメントは、毛髪の水分を保ち、毛髪にしっとり感、つるっとした感触を付与
することができるトリートメントであった。
実施例45 トリートメント
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 1.00
2 セタノール 6.00
3 スクワラン 2.00
4 トリオクタノイン 2.00
5 ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.00
6 ココアンホ酢酸Na(30%) 1.60
7 フェノキシエタノール 0.40
8 乳酸 0.80
9 精製水 84.20
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6を約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.7〜9を加え
、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え、均一に溶解させた。

このトリートメントは、毛髪の水分を保ち、毛髪にしっとり感、つるっとした感触を付与
することができるトリートメントであった。
実施例46 エモリエントクリーム
実施例3で得られた化合物Cを用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例3で得られた化合物C 1.20
2 オクタン酸セチル 6.60
3 水添パーム油 4.20
4 ステアリン酸グリセリル(SE) 2.20
5 イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.90
6 ステアリン酸PG(SE) 0.60
7 ステアリルアルコール 0.60
8 ジメチコン(10cs) 1.80
9 エチルパラベン 0.10
10 1,3−ブチレングリコール 3.00
11 グリセリン 1.00
12 フェノキシエタノール 0.20
13 メチルパラベン 0.15
14 精製水 76.45
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜9を約70℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.10〜14を
約70℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を撹拌しながら加え、乳化さ
せた後、冷却した。

このエモリエントクリームは、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。
実施例47 エモリエントクリーム
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 3.00
2 オクタン酸セチル 5.00
3 イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.50
4 水添パーム油 14.00
5 エチルパラベン 0.20
6 ステアリルアルコール 3.50
7 ステアリン酸グリセリル(SE) 1.00
8 ステアレス−6 1.50
9 ジステアリン酸PEG−8 1.00
10 セタノール 3.00
11 パルミチン酸セチル 2.00
12 ミリスチン酸イソセチル 5.00
13 セチルジメチコンコポリオール 0.50
14 トコフェロール 0.20
15 ジメチコン(10cs) 1.00
16 グリセリン 4.00
17 メチルパラベン 0.20
18 1,3−ブチレングリコール 6.00
19 精製水 47.40
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜15を約70℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.16〜19
を約70℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を撹拌しながら加え、乳化
させた後、冷却した。

このエモリエントクリームは、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。
実施例48 マッサージクリーム
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のマッサージクリームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 4.00
2 マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 8.00
3 ステアリン酸グリセリル(SE) 2.00
4 ポリソルベート60 1.80
5 ステアリン酸ソルビタン 1.00
6 ステアリン酸ポリグリセリル−10 0.50
7 コレステロール 0.20
8 ジメチコン(10cs) 1.00
9 ミリスチルアルコール 1.00
10 ステアリン酸 1.00
11 ステアリルアルコール 0.50
12 ベヘニルアルコール 0.50
13 水添パーム油 9.00
14 トコフェロール 0.10
15 パルミチン酸イソステアリル 2.00
16 オクタン酸セチル 15.00
17 エチルパラベン 0.20
18 フェノキシエタノール 0.20
19 メチルパラベン 0.10
20 1,3−ブチレングリコール 10.00
21 グリセリン 3.00
22 精製水 38.90
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜17を約70℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。次にNo.18〜22
を約70℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を撹拌しながら加え、乳化
させた後、冷却した。

このマッサージクリームは、マッサージ効果が高く、しっとり感を付与する効果に優れる
クリームであった。
実施例49 乳液
実施例4で得られた化合物Dを用いて、下記処方の乳液を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例4で得られた化合物D 2.50
2 ステアリン酸ソルビタン 0.50
3 ステアリン酸PEG−10 0.50
4 ポリソルベート60 0.50
5 オクタン酸セチル 3.70
6 セタノール 1.20
7 ジメチコン(10cs) 1.00
8 エチルパラベン 0.10
9 1,3−ブチレングリコール 3.00
10 グリセリン 1.00
11 フェノキシエタノール 0.20
12 メチルパラベン 0.15
13 クエン酸 0.01
14 クエン酸Na 0.09
15 キサンタンガム 0.10
16 カルボマー 0.15
17 水酸化K 0.06
18 精製水 85.24
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.15を一部のNo.18に加え、撹拌して粘性の液とした(A部)。No.16を
一部のNo.18に加えて撹拌した後、No.17を加えて粘性の液とした(B部)。次
にNo.1〜8を約70℃に加温し、溶解させた(C部)。No.9〜14、残余のNo
.18を約70℃に加温し、溶解させた(D部)。C部にD部を撹拌しながら加え、乳化
させた後、約50℃まで冷却し、A部、B部を加え均一になるまで撹拌した。

この乳液は、しっとり感を付与する効果に優れるものであった。
実施例50 リップグロス
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方のリップグロスを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例7で得られた化合物G 7.70
2 LUSPLAN DD−DA7(日本精化) 17.00
3 オクタン酸セチル 33.00
4 パルミチン酸デキストリン 7.00
5 マイカ 9.00
6 硫酸Ba 25.00
7 赤104(1) 0.50
8 黄203 0.80
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.4をNo.3の一部に加え、約100〜110℃に加温し、均一に溶解させた(A
部)。次にNo.1,2、残余のNo.3、No.5〜8を加え、ロールミルで混合した
(B部)。A部とB部を加え、約60℃に加温し、均一に撹拌混合した後、型に充填し急
冷した。

このリップグロスは、艶があり、みずみずしく、密着性の高いものであった。
実施例51 ファンデーション
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のファンデーションを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 6.00
2 マイカ 39.50
3 タルク 24.00
4 酸化チタン 20.00
5 酸化鉄 1.90
6 シクロメチコン 3.50
7 トリメチルシロキシケイ酸 1.50
8 メトキシケイヒ酸オクチル 1.00
9 ジメチコン(10cs) 2.00
10 トコフェロール 0.20
11 フェノキシエタノール 0.40
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜11を均一に混合した。

このファンデーションは、発色性に優れ、しっとりした感触を有するものであった。
実施例52 リキッドファンデーション
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方のリキッドファンデーションを調製し
た。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例7で得られた化合物G 5.00
2 ステアリン酸グリセリル(SE) 1.00
3 ステアリン酸PG(SE) 1.00
4 オクタン酸セチル 6.00
5 トコフェロール 0.10
6 プロピルパラベン 0.10
7 酸化チタン・酸化鉄混合物 18.00
(東色ピグメント(株)製 FDP−W−007)
8 マイカ 7.00
9 トリメチルシロキシケイ酸 3.00
10 シクロメチコン 7.00
11 フェニルメチコン 5.00
12 セルロースガム 0.10
13 キサンタンガム 0.20
14 1,3−ブチレングリコール 5.00
15 メチルパラベン 0.20
16 精製水 41.30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.12を一部のNo.16に加え、撹拌して粘性の液とした(A部)。No.13を
一部のNo.16に加え、撹拌して粘性の液とした(B部)。次にNo.1〜6、9〜1
1を加え約70℃に加温し、溶解させた(C部)。No.7、8、14、15、残余のN
o.16を約70℃に加温し、溶解させた(D部)。C部にD部を撹拌しながら加え、乳
化させた後、約50℃まで冷却し、A部、B部を加え均一になるまで撹拌した。

このリキッドファンデーションは、使用感、肌への密着性に優れるものであった。
実施例53 ペースト状口紅
実施例1で得られた化合物Aと実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のペー
スト状口紅を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 40.00
2 実施例2で得られた化合物B 30.00
3 有機変性粘土鉱物 2.00
(ナショナルヘッド社製ベントン38)
4 顔料 適量
5 流動パラフィン 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜5を均一に加熱混合する。

この口紅は、艶や臭いの点で優れ、塗布時に滑らかで密着感があった。
実施例54 トリートメント
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 2.00
2 セタノール 5.00
3 オリーブ油 2.00
4 ベヘントリモニウムクロリド(80%) 2.40
5 ジステアリルジモニウムクロリド(75%) 0.80
6 ステアリン酸グリセリル 1.00
7 メチルパラベン 0.10
8 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜6を約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。別の容器にNo.7〜8
とり、約80℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部徐々に加えて均一に混
合した。

このトリートメントは、毛髪の水分を保ち、毛髪に艶、しっとり感、つるっとした感触を
付与することができるトリートメントであった。
実施例55 トリートメント
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のトリートメントを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例2で得られた化合物B 1.00
2 セタノール 5.00
3 オレイルアルコール 1.00
4 ベヘントリモニウムクロリド(80%) 2.40
5 ジステアリルジモニウムクロリド(75%) 0.80
6 ステアリン酸グリセリル 1.00
7 ジメチコン(10000cs) 0.20
8 アミノプロピルジメチコン 0.10
9 メチルパラベン 0.10
10 クエン酸 0.10
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜8を約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。別の容器にNo.9〜1
1とり、約80℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部徐々に加えて均一に
混合した。

このトリートメントは、毛髪の水分を保ち、毛髪に艶、しっとり感、つるっとした感触を
付与することができるトリートメントであった。
実施例56 リーブオントリートメント
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のリーブオントリートメント(毛髪用
)を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 0.50
2 セバチン酸ジエチル 1.00
3 ミリスチルアルコール 5.00
4 ベヘニルアルコール 1.00
5 オレイルアルコール 1.00
6 ステアリン酸ジメチルプロピルアミド 2.00
7 ココアンホ酢酸Na(30%) 2.00
8 ステアリン酸グリセリル 0.40
9 ミリスチン酸 0.60
10 フェノキシエタノール 0.40
11 乳酸 0.60
12 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜10を約80℃に加温して溶解させた(A部)。別の容器にNo.11,12
をとり、約80℃に加温して溶解させた(B部)。A部にB部を徐々に加えて均一に混合
した。

このリーブオントリートメント(毛髪用)は、さらっとした感触で、毛髪に柔軟感とすべ
り感を付与できるものであった。また、安定性も良好であった。
実施例57 リーブオントリートメント
実施例4で得られた化合物Dを用いて、下記処方のリーブオントリートメント(毛髪用
)を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例4で得られた化合物D 0.50
2 パルミチン酸イソプロピル 4.00
3 セタノール 5.00
4 ステアルトリモニウムクロリド(63%) 3.20
5 ベヘントリモニウムクロリド(80%) 1.00
6 スクワラン 1.00
7 グリセリン 1.00
8 メチルパラベン 0.10
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7を約80℃に加温して溶解させた(A部)。別の容器にNo.8,9をとり
、約80℃に加温して溶解させた(B部)。A部にB部を徐々に加えて均一に混合した。

このリーブオントリートメント(毛髪用)は、さらっとした感触で、毛髪に柔軟感とすべ
り感を付与できるものであった。また、安定性も良好であった。
実施例58 ヘアエッセンス
実施例5で得られた化合物Eを用いて、下記処方のヘアエッセンスを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例5で得られた化合物E 0.50
2 セバチン酸ジエチル 1.00
3 セタノール 1.00
4 ステアルトリモニウムクロリド(63%) 0.80
5 ジココジモニウムクロリド(75%) 2.80
6 テトラオレイン酸ソルベス−60 1.00
7 PEG−40水添ヒマシ油 0.20
8 メチルパラベン 0.10
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜7を約80℃に加温して溶解させた(A部)。別の容器にNo.8,9をとり
、約80℃に加温して溶解させた(B部)。A部にB部を徐々に加えて均一に混合した。

このヘアエッセンスは、さっぱりとした感触で、べたつかず、毛髪に柔軟感とすべり感を
付与できるものであった。
実施例59 リンスインシャンプー
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方のリンスインシャンプーを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例7で得られた化合物G 1.00
2 コカミドプロピルベタイン(30%) 20.00
3 ラウリル硫酸TEA(40%) 15.00
4 コカミドDEA 2.00
5 ココイルグルタミン酸TEA(30%) 30.00
6 ジステアリン酸エチレングリコール 1.20
7 ジメチコン(10000cs) 0.10
8 アミノプロピルジメチコン 0.10
9 ポリクオタニウム−10 1.60
10 ポリクオタニウム−7 1.60
11 ステアリルトリモニウムブロミド(70%) 0.60
12 フェノキシエタノール 0.20
13 メチルパラベン 0.20
14 安息香酸Na 0.40
15 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.9〜11、15を約80℃に加温し、撹拌混合した。次にNo.3を加え攪拌し、
No.1、2、4〜8を加え均一になるまで撹拌混合し、その後No.12〜14を添加
し溶解させた。

このリンスインシャンプーは、べたつかず、毛髪にしっとり感付与し、なめらかな指通り
を付与することができるものであった。
実施例60 アンチエイジングクリーム
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方のアンチエイジングクリームを調製し
た。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

実施例2で得られた化合物B 15.00
オクタン酸セチル 7.00
イソステアリン酸バチル 2.00
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.50
水添パーム油 3.70
セラミド2 0.10
レチノール 0.10
油溶性カミツレエキス 0.10
エチルパラベン 0.20
ステアリルアルコール 3.50
ステアリン酸グリセリル(SE) 1.00
ステアレス−6 1.50
ジステアリン酸PEG−8 1.00
セタノール 1.00
ジメチコン 1.00
セチルジメチコンコポリオール 0.50
トコフェロール 0.20

西河柳エキス 0.05

アルブチン 0.50
アスコルビン酸2−O−グルコシド 0.50
EDTA−3Na 0.10
ポリグルタミン酸(一丸ファルコス、バイオPGA溶液) 0.10
グリセリン 4.00
亜硫酸水素Na 0.05
メチルパラベン 0.10
フェノキシエタノール 0.10
BG 6.00
水酸化K 適量
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
Aを約80℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。Cを約80℃に加温し、溶解させた
(C部)。約80℃でホモミキサーにて攪拌しながら、A部にC部を徐々に加え、乳化後
均一に混合し、約40℃まで冷却し、Bを加え、均一に混合した。

このクリームは、伸びがよく、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。
実施例61 育毛剤
実施例3で得られた化合物Cを用いて、下記処方の育毛剤を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例3で得られた化合物C 0.05
セバチン酸ジエチル 0.45
メントール 0.10
トウガラシチンキ 0.50
センブリエキス 2.00
エタノール 30.00
防腐剤 適量
香料 適量
PPG−6デシルテトラデセス−30 0.30
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
各成分を均一に撹拌混合した。

この育毛剤は、脱毛、ふけ、かゆみを防止できるものであった。
実施例62 酸性染毛料(ヘアマニキュア)
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方の酸性染毛料を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例7で得られた化合物G 2.00
2 N−メチルピロリドン 15.00
3 ベンジルアルコール 8.00
4 クエン酸 1.00
5 褐色201号 0.13
6 黒色401号 0.05
7 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
各成分を均一に混合した。

この酸性染毛料は、毛髪に施術することにより、毛髪に柔軟性、すべり感等の良好な感触
を付与できる酸性染毛剤であった。
実施例63 パーマ剤
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のパーマ剤を調製した。

(1液)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 1.00
2 ポリクオタニウム−22 2.00
3 モノエタノールアミン 1.00
4 アンモニア水(28%) 1.00
5 PEG−50水添ヒマシ油 0.20
6 炭酸水素アンモニウム 2.00
7 リン酸2Na 0.50
8 チオグリコール酸アンモニウム水溶液(50%) 11.50
9 システイン 1.50
10 EDTA−4Na 0.15
11 水酸化Na 0.25
12 ポリクオタニウム−10 0.10
13 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.13の大部分にNo.11を溶解させ、次いでNo.12を少量ずつ加えて溶解さ
せ、さらにNo.8〜10を加え溶解させた(A部)。別容器にNo.13の残りをとり
、No.6、7を加え、加温、溶解させた(B部)。別容器にNo.1〜5を加え、約5
0℃に加温し、溶解させた(C部)。A部にB部を加え、均一に混合させた後、C部を徐
々に加え、均一に混合した。

(2液)
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 0.50
2 安息香酸Na 0.20
3 エデト酸2Na 0.10
4 リン酸二アンモニウム 0.10
5 エマコールTS−703(山栄化学) 2.00
6 ステアリルトリモニウムクロリド(50%) 2.00
7 臭素酸Na 10.00
8 エマコールNZ(山栄化学) 4.00
9 オレス−20 3.00
10 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.10の大部分をとり、約60℃に加温し、No.1〜3を加え溶解させた後No.
4を加え溶解させた。次いでNo.5、6を加え、加温、溶解させ、徐冷しながら40℃
付近でNo.7〜9を加え均一にさせた。残りのNo.10を加え、均一に混合し、冷却
した。

このパーマ剤は、毛髪に施術することにより、毛髪にすべり感、柔らかさ与えるパーマ剤
であった。
実施例64 サンスクリーン化粧料
実施例7で得られた化合物Gを用いて、下記処方のサンスクリーン化粧料を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

クオタニウム−18ヘクトライト 1.00

シクロメチコン 13.70
ジフェニルジメチコン 7.00
実施例7で得られた化合物G 2.00
ジメチコンコポリオール 5.50
YOFCO MAS(日本精化) 1.00

シリコーン処理微粒子酸化チタン 3.90
シリコーン処理酸化亜鉛 2.10

ステアリン酸Al 0.70
水酸化Al 0.50
イソノナン酸イソノニル 2.50
ネオペンタン酸イソデシル 2.50

トリメチルシロキシケイ酸 1.20
ジメチコン 0.80
メチコン 0.10
グリチルレチン酸ステアリル 0.02
セスキオレイン酸ソルビタン 2.00
トコフェロール 0.02

塩化Na 1.00
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
AをBに加え,攪拌する。更にCを加えローラーミルを使用して分散させる。Dを加温融
解して、A・B・Cの混合物に加え、更にEを加えて約70℃にする。Fを加温し、Aか
らEの混合物に撹拌しながら徐々に乳化する。撹拌しながら冷却し40〜35℃で撹拌を
止め、放置する。

このサンスクリーン化粧料は白浮きせずに高い紫外線防止効果を持つものであった。
実施例65 浴用剤(バブルバス)
実施例2で得られた化合物Bを用いて、下記処方の浴用剤を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(C12,13)パレス−3硫酸Na 5.00
コカミドDEA 2.00
スルホコハク酸(C12−14)パレス−2Na 2.00
1,3−ブチレングリコール 2.00
実施例2で得られた化合物B 1.00
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル 1.00

クエン酸 0.05
安息香酸Na 0.20
青色1号 微量
黄色4号 微量

精製水 合計で100となる量

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
Aを一部のCに溶解し、均一にする。残余のC及びBを加えてよく混練する。

この浴用剤は、肌をしっとりさせ、肌のつやをよくする等の効果を持つものであった。
実施例66 ヘアワックス
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のヘアワックスを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 4.00
2 キャンデリラロウ 2.00
3 セタノール 8.00
4 ミネラルオイル 18.00
5 トリオクタノイン 4.00
6 マイクロクリスタリンワックス 2.00
7 セバシン酸ジエチル 2.00
8 ジメチコン(100cs) 2.00
9 ラウレス−2 2.00
10 ステアリン酸グリセリル 3.00
11 PEG−40水添ひまし油 2.00
12 ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3 2.00
13 濃グリセリン 6.00
14 1,3−ブチレングリコール 4.00
15 フェノキシエタノール 0.60
16 メチルパラベン 0.20
17 アルコックスE−240(明成化学工業) 0.20
18 精製水 38.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜14を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。次にNo.15〜18を約8
0℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に溶解さ
せた。

このヘアワックスは、毛髪に塗布すると、艶があり、べたつかず、動いてもばらけず、密
着性が高いため毛束感があり、ヘアスタイルの持続性に優れるものであった。
実施例67 液体洗顔料
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の液体洗顔料を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 ラウロイルサルコシンNa 12.00
2 ミリストイルメチルタウリンNa 2.00
3 イセチオン酸Na 1.00
4 ラウリン酸ポリグリセリル−6 2.00
5 コカミドDEA 2.00
6 ソルビトール 8.00
7 PEG−30 4.00
8 1,3−ブチレングリコール 8.00
9 実施例1〜7で得られた化合物A〜G 2.00
10 グリセリン 5.00
11 フェノキシエタノール 0.80
12 (HEMAグルコシド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)
コポリマー(10%)(日本精化) 1.00
13 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
No.3、10を約80℃に加温し溶解させた(A部)。A部にNo.1、2、4〜9、
11〜13を加え、約80℃に加温し均一溶解させた後冷却した。また、No.9のみを
除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該洗顔料使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり感、しっとり
感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8名以上が
ブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△:10名
中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良好と回答
した。下記の通り、本発明品を配合した洗顔料は未配合品に比べ、皮膚にしっとり感、つ
るっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても優れていることがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ○ ◎
化合物B ◎ ○
化合物C ○ ◎
化合物D ◎ ◎
化合物E ◎ ○
化合物F ○ ◎
化合物G ◎ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例68 ボディーシャンプー
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のボディーシャンプーを調製
した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 (HEMAグルコシド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)
コポリマー(10%)(日本精化) 2.00
2 ココイルメチルタウリンNa 10.00
3 ラウロイル加水分解シルクNa 6.00
4 ラウロイルメチルアラニンNa 10.00
5 ココアンホ酢酸Na(30%) 4.00
6 コカミドプロピルベタイン(30%) 10.00
7 コカミドDEA 3.00
8 実施例1〜7で得られた化合物A〜G 3.00
9 1,3−ブチレングリコール 5.00
10 メチルパラベン 0.20
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
No.1及び一部のNo. 11を約80℃で加温して均一に混合した(A部)。 No.2
〜No.10、残りの11を約80℃で加温して均一に混合した(B部)。攪拌しながら
、B部にA部を徐々に加えて均一に混合した。また、No.8のみを除いた処方をブラン
クとした。

パネラー10名で該ボディーシャンプー使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり
感、しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名
中8名以上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答
、△:10名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクよ
り良好と回答した。下記の通り、本発明品を配合したボディーシャンプーは未配合品に比
べ、皮膚にしっとり感、つるっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても
優れていることがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ◎ ◎
化合物D ◎ ○
化合物E ◎ ○
化合物F ○ ◎
化合物G ○ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例69 ボディーシャンプー
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のボディーシャンプーを調製
した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1〜7で得られた化合物A〜G 0.50
2 セテアレス−60ミリスチルグリコール 2.00
3 ラウリン酸DEA(1:1型) 5.00
4 プロピルパラベン 0.10
5 メチルパラベン 0.20
6 カリウム石鹸素地液 40.00
7 ラウロイルメチルアラニンNa(30%) 10.00
8 乳酸 0.70
9 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
No.1〜No.5を約70℃で加温して均一に混合した(A部)。 No.8をNo.
9の一部に溶解させた(B部)。攪拌しながら、A部にNo.6、No.7、No.9の
残り、及び、B部を徐々に加えて均一に混合した。また、No.1のみを除いた処方をブ
ランクとした。

パネラー10名で該ボディーシャンプー使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり
感、しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名
中8名以上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答
、△:10名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクよ
り良好と回答した。下記の通り、本発明品を配合したボディーシャンプーは未配合品に比
べ、皮膚にしっとり感、つるっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても
優れていることがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ○
化合物B ◎ ◎
化合物C ◎ ◎
化合物D ◎ ○
化合物E ◎ ◎
化合物F ○ ◎
化合物G ◎ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例70 ボディーシャンプー
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方のボディーシャンプーを調製
した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 (HEMAグルコシド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)
コポリマー(10%)(日本精化) 2.00
2 ラウリルリン酸 20.00
3 コカミドプロピルベタイン(30%) 10.00
4 ラウロイルメチルアラニンNa 6.00
5 コカミドDEA 2.00
6 実施例1〜7で得られた化合物A〜G 2.00
7 ジステアリン酸PEG−150 1.00
8 グリセリン 4.00
9 安息香酸Na 0.40
10 フェノキシエタノール 0.20
11 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
No.1及び一部のNo. 11を約80℃で加温して均一に混合した(A部)。 No.2
〜No.10、残りの11を約80℃で加温して均一に混合した(B部)。攪拌しながら
、B部にA部を徐々に加えて均一に混合した。また、No.6のみを除いた処方をブラン
クとした。

パネラー10名で該ボディーシャンプー使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり
感、しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名
中8名以上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答
、△:10名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクよ
り良好と回答した。下記の通り、本発明品を配合したボディーシャンプーは未配合品に比
べ、皮膚にしっとり感、つるっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても
優れていることがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ○ ◎
化合物C ○ ◎
化合物D ◎ ○
化合物E ◎ ◎
化合物F ○ ◎
化合物G ○ ◎
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例71 洗顔リキッド
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の洗顔リキッドを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Lipidure PMB(日本油脂) 1.00
実施例1〜7で得られた化合物A〜G 1.00
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.00
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン 1.50
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 8.10
N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミン 1.50
防腐剤 適量
無水リン酸一水素ナトリウム 1.00
クエン酸 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
40〜50℃に加温し,撹拌し均一にする。また、実施例1〜7で得られた化合物のみを
除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該洗顔リキッド使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり感、
しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8
名以上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△
:10名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良
好と回答した。下記の通り、本発明品を配合した洗顔リキッドは未配合品に比べ、皮膚に
しっとり感、つるっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても優れている
ことがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ○ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ○ ◎
化合物D ○ ○
化合物E ◎ ◎
化合物F ○ ◎
化合物G ◎ ○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例72 洗顔フォーム
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の洗顔フォームを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 (ヤシ脂肪酸/水添牛脂脂肪酸)グルタミン酸Na 20.00
2 1,3−ブチレングリコール 14.00
3 Plandool−H(日本精化) 1.00
4 PEG−8 5.00
5 PEG−30 10.00
6 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.00
7 プロピルパラベン 0.10
8 メチルパラベン 0.20
9 Lipidure PMB(日本油脂) 1.00
10 結晶セルロース 10.00
11 実施例1〜7で得られた化合物A〜G 5.00
12 トコフェロール 0.20
13 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
No.1〜8、11を約80℃に加温し溶解させる。溶解後No.12、13を加え、溶
解させる。約60℃で攪拌しながら、No.9、10を加え約40℃まで冷却する。また
、No.11のみを除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該洗顔フォーム使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり感、
しっとり感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8
名以上がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△
:10名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良
好と回答した。下記の通り、本発明品を配合した洗顔フォームは未配合品に比べ、皮膚に
しっとり感、つるっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても優れている
ことがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ○ ◎
化合物D ○ ◎
化合物E ○ ◎
化合物F ◎ ◎
化合物G ◎ ◎
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例73 石鹸
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の石鹸を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
石ケン素地 合計で100となる量
ラウリン酸 5.00
1,3−ブチレングリコール 3.00
実施例1〜7で得られた化合物A〜G 5.00
Plandool−H(日本精化) 0.05
酸化チタン 1.00
エチドロン酸 0.10
エデト酸塩 0.10
黄色205号 微量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
全成分を80℃に加温溶解し,撹拌しながら冷却し,型に流し込み,放置する。また、実
施例1〜7で得られた化合物のみを除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該石鹸使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり感、しっとり
感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8名以上が
ブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△:10名
中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良好と回答
した。下記の通り、本発明品を配合した石鹸は未配合品に比べ、皮膚にしっとり感、つる
っとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても優れていることがわかる。

化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ○ ◎
化合物D ◎ ○
化合物E ○ ○
化合物F ○ ◎
化合物G ◎ ◎
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例74 洗顔料
実施例1〜7で得られた化合物A〜Gを用いて、下記処方の洗顔料を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

実施例1〜7で得られた化合物A〜G 0.50
Plandool−H(日本精化) 0.20
ホホバ油 0.10
スクワラン 0.10
コカミドDEA 2.00
ラウラミドDEA 3.00
トコフェロール 0.20
プロピルパラベン 0.10

ジステアリン酸グリコール 1.00
ラウロイルメチルアラニンNa(30%) 10.00
ヤシ脂肪酸K、ミリスチン酸K(40%) 40.00
BG 3.50
1,5−ペンタンジオール 0.50
1,2−ヘキサンジオール 0.30
PEG−20 5.00
PEG−400 5.00
クエン酸 0.50
メチルパラベン 0.20
セテアレスー60ミリスチルグリコール 2.00
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
Aを約80℃に加温し溶解させた。Bを約80℃に加温し溶解させた。AにBを攪拌しな
がら加え、乳化した後、約40℃まで冷却した。また、実施例1〜7で得られた化合物の
みを除いた処方をブランクとした。

パネラー10名で該洗顔料使用後の皮膚の感触を評価した。評価は、すべり感、しっと
り感の2項目について行った。結果は下記に示した。なお、表中、◎:10名中8名以上
がブランクより良好と回答、○:10名中6名以上がブランクより良好と回答、△:10
名中4名以上がブランクより良好と回答、×:10名中4名未満がブランクより良好と回
答した。下記の通り、本発明品を配合した洗顔料は未配合品に比べ、皮膚にしっとり感、
つるっとしたすべり感を付与することができ、加脂肪剤としても優れていることがわかる


化合物名 すべり感 しっとり感
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化合物A ◎ ◎
化合物B ◎ ◎
化合物C ○ ◎
化合物D ◎ ○
化合物E ◎ ◎
化合物F ○ ◎
化合物G ◎ ◎
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例75 保湿化粧水
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方の保湿化粧水を調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 化合物A 2.00
2 BG 1.00
3 グリセリン 2.00
4 クエン酸 0.01
5 クエン酸Na 0.10
6 ユビキノン 0.03
7 IOTG(日本精化) 0.03
8 テトラオレイン酸ソルベス−60 0.12
9 PEG−60水添ヒマシ油 0.03
10 イソステアリン酸PEG−30グリセリル 0.03
11 メチルパラベン 0.20
12 香料 微量
13 エタノール 7.00
14 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1〜5をNo.14に加え、均一に攪拌混合させた(A部)。次にNo.6〜12
をNo.13に溶解させた(B部)。B部にA部を攪拌しながら加え、均一にした。

本発明で得られた化合物Aを配合した上記の保湿化粧水は、使用感、保湿感に優れ、皮膚
を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ち、これらの効果は長時間持続
するものであった。
実施例76 ボディーソープ
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のボディーソープを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 0.50
2 カリウム石鹸素地液 40.00
3 ラウロイルメチルアラニンNa(30%) 10.00
4 ラウラミドDEA 5.00
5 ジステアリン酸エチレングリコール 1.50
6 BG 5.00
7 プロピルパラベン 0.10
8 メチルパラベン 0.20
9 乳酸 0.70
10 精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(製造方法)
No.1〜No.10を約80℃で加温して溶解させ、攪拌しながら、冷却した。

本発明で得られた化合物Aを配合した上記のボディーソープは、皮膚にしっとり感、さら
さら感を付与することができ、加脂肪剤としても優れているものであった。
実施例77 スタイリングジェル
実施例1で得られた化合物Aを用いて、下記処方のスタイリングジェルを調製した。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 実施例1で得られた化合物A 5.00
2 コハク酸ジエトキシエチル 2.00
3 STRUCTURE 2001(日本エヌエスシー社製) 7.00
4 TEA(50%) 3.00
5 AMPHOMER SH−10(日本エヌエスシー社製) 3.00
6 エタノール(95%) 1.00
7 メチルイソチアゾリンオン 0.01
8 グリコール酸 適量
9 TEA 適量
10 水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
No.1、No.2、No.7、No.10を約60℃に加温し、溶解させる。さらにNo
.3を加え、分散させた後、No.4を加え増粘させ、40℃まで冷却する(A部)。N
o.5、No.6を均一に混合させ、A部に加え、均一に混合する。No.8又はNo.
9でpHを7.2〜7.5に調整する。

このスタイリングジェルは、毛髪に塗布すると、べたつかず、動いてもばらけず、密着性
が高いため毛束感があり、ヘアスタイルの持続性に優れるものであった。
本発明により、充分な水分保持能により潤いを与えるとともに、感触的にも問題がなく
、水を媒体とする化粧料及び皮膚外用剤に容易に配合でき、かつ、安全性の高いオリゴマ
ーエステル、及び、これらオリゴマーエステルを含有する化粧料及び皮膚外用剤用保湿剤
、並びに、保湿機能が高く、感触、安全性に優れた、これらオリゴマーエステルを含有す
る化粧料及び皮膚外用剤を得ることができる。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)及び(B)より合成されてなるオリゴマーエステルにおいて、成分(B)1モル等量に対し0.3〜1.5モル等量の成分(A)を使用して合成されるオリゴマーエステルを含有する化粧料又は皮膚外用剤用保湿剤。
    (A)アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチルオクタデカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸から選択される1種又は2種以上
    (B)水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリン
  2. 次の成分(A)及び(B)より合成されてなるオリゴマーエステルにおいて、成分(B)1モル等量に対し0.3〜1.5モル等量の成分(A)を使用して合成されるオリゴマーエステルを含有する化粧料又は皮膚外用剤。
    (A)アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチルオクタデカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸から選択される1種又は2種以上
    (B)水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリン
  3. 成分(B)が、水酸基価から算出した平均重合度が8〜15のポリグリセリンである請求項1又は2に記載の保湿剤、化粧料又は皮膚外用剤
  4. 成分(A)が、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、エイコサン二酸から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の保湿剤、化粧料又は皮膚外用剤
  5. オリゴマーエステルが、成分(B)1モル当量に対し0.7〜1.2モル当量の成分(A)を使用して合成されるオリゴマーエステルである請求項1〜3のいずれかに記載の保湿剤、化粧料又は皮膚外用剤
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