JP4011921B2 - チャックテープ付き袋およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャックテープ付き袋およびその製造方法に関し、更に詳しくは、袋の口部近傍の内面に開閉自在なチャックテープが取り付けられると共に、その外側の端縁部がヒートシールにより封止される形状の袋であって、袋の生産性がよく、内容物の充填適性および密封性に優れ、また、袋を開封する際には、チャックテープの外側のヒートシール部を容易に引き裂いて取り除き、袋を開封することのできるチャックテープ付き袋およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、チャックテープ付き袋は、一旦袋を開封した後も、そのチャックテープで袋を再封することが容易で使い勝手がよいことから、充填された内容物を少量ずつ取り出して使用するような内容物の包装用に多用されてきた。
只、チャックテープ付き袋は、チャックテープを袋の口部近傍の内面に取り付ける際の作業工程の容易性、即ち、長尺のチャックテープを連続的に袋の口部近傍の内面に送り込んで熱接着することができる点から、袋の形式としては、その製袋を横流し方式で行える四方シール形式の袋やスタンディングパウチ形式の袋に主に適用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記四方シール形式の袋やスタンディングパウチ形式の袋では、チャックテープの取り付けは容易であるが、例えば、四方シール形式の袋の場合、チャックテープの取り付け部の左右両側の側部がヒートシールされるため、内容物の充填口に袋の底部を使用したとしても、両側の積層フィルムが密着しやすく口開きが悪くなり、内容物の充填適性が損なわれる問題があった。
このような問題は、袋の形状が、例えば縦長で幅が狭い場合などには特に顕著であった。
【0004】
また、スタンディングパウチ形式の袋の場合は、底部が予めヒートシールされて形成されているので、内容物の充填口には袋の上部が使用され、このため予め嵌合させて取り付けられたチャックテープを一旦解離させ、口部を広げて内容物を充填した後、再度嵌合させ、更にチャックテープの外側をヒートシールする方法が採られている。
しかし、この場合も、口部の両側の側部がヒートシールされ、且つ、チャックテープ自体が剛性を有するため、一層口開きは悪く、上記一連の操作を自動的に行うためには、特別な充填シール装置を用意する必要があり、その費用の負担と共に不便さがあった。
【0005】
また、チャックテープ付き袋は、前述したように、充填された内容物を少量ずつ取り出して使用するような内容物の包装用には、便利に使用できることから、製袋を横流し方式で行える四方シール形式の袋やスタンディングパウチ形式の袋に限らず、縦流し方式で簡単に製袋できるピロー形式の袋などにもチャックテープを取り付ける要望が高まっている。
しかし、ピロー形式の袋の場合、胴部を筒状に形成し、一方の開口端を口部として、口部近傍の内面にチャックテープを取り付け、その外側をヒートシールして封止すると、そのヒートシール部が袋の背シール部と交差するため、袋の開封の際、そのヒートシール部を引き裂いて取り除こうとすると、引き裂きが背シール部で邪魔され開封性が損なわれる問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、チャックテープが取り付けられた積層フィルム製の袋であって、その製袋機にチャックテープの取り付け装置を組み込むことにより、製袋とインラインでチャックテープを取り付けることができ、チャックテープの取り付けの際、位置ずれを生じることがなく、また、内容物の充填適性がよく、且つ、袋の開封の操作も容易に行うことができ、チャックテープによる袋の開閉が自在で使い勝手がよく、使用適性と共に生産性に優れたチャックテープ付き袋およびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、最内層にシーラント層が積層された積層フィルムで形成され、胴部が背面の縦方向の背シール部でヒートシールされて筒状に形成されるピロー形式の袋であって、該袋の上下の開口端のうち、一方の開口端がヒートシール部により封止され、該開口端を封止するヒートシール部の内側に、一方の側部から、該開口端を封止するヒートシール部に向けて、該背シール部を横切らない領域に、斜め方向に開閉自在なチャックテープが取り付けられ、該チャックテープは、凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、それぞれのテープ体の袋の積層フィルムに熱接着されるテープ体部が2層以上の多層で形成され、それぞれのテープ体部の袋の積層フィルムのシーラント層に熱接着される側の面は、該シーラント層と熱接着可能な熱接着性樹脂で形成され、その反対側の面は、非熱融着性樹脂または前記熱接着性樹脂よりもその熱接着温度が5〜25℃高い樹脂で形成されていることを特徴とするチャックテープ付き袋からなる。
【0008】
上記のような袋の本体部は、例えば、両側の側部が積層フィルムの折り返し部で形成され、折り返された両側の積層フィルムの端縁部同士が縦方向のヒートシール部、即ち、背シール部でヒートシールされると共に、上下の開口端縁が横方向のヒートシール部で封止されるピロー形式の袋、またはこれらの変形タイプの袋で形成することができる。
【0009】
また、本発明において、上記チャックテープは、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、袋の口部近傍の内面に、両者をその雄型嵌合部と雌型嵌合部とが対向するように配置し、そのテープ体部で袋に熱接着して取り付け、凸条の雄型嵌合部と凹条の雌型嵌合部との嵌合または解離により、袋の開閉を容易に、且つ繰り返し行えるようにするものである。
【0010】
このようなチャックテープを袋に取り付ける際、本発明では、前記雄型嵌合部が設けられたテープ体と、雌型嵌合部が設けられたテープ体とを予め嵌合させた状態で、且つ、袋の口部の長さにカットされたチャックテープを、袋が筒状にヒートシールされる前のフラットな状態の積層フィルムの内面の所定の位置に一旦熱接着により仮接着させ、その後、積層フィルムの左右両側を内側に折り返し、折り返された両側の端縁部同士をヒートシールして筒状のピロー形式の袋本体部を形成し、次いで、袋の外側から、チャックテープのテープ体部を加熱、加圧して袋の内面に熱接着させるものであり、そのためには、チャックテープの雄型嵌合部または雌型嵌合部が設けられた側の面同士が熱接着しないように、少なくともチャックテープのそれぞれのテープ体の熱接着部を2層または2層以上の多層で形成し、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層は、互いに熱融着しないか、またはもう一方の表面層よりも熱接着温度が5〜25℃程度高い樹脂で形成することが一層好ましい。
このようなチャックテープは、多層共押し出し成形法により容易に製造することができる。
【0011】
前記のような構成を採ることにより、筒状に形成された袋の胴部の両側の側部のうち、少なくとも一方の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されているので、上下の開口端のうち、チャックテープを取り付けていない側の開口端を、内容物の充填口に使用することができ、また、その開口端は、少なくとも一方の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されているため、積層フィルムの反発力があり、例えば袋が、縦長で口部の幅が狭い形状であっても、開口性がよく、内容物の充填適性を向上させることができる。
【0012】
前記チャックテープの取り付けには、専用の取り付け装置が必要となるが、その取り付け装置を袋の製袋機の積層フィルムの供給側に組み込むことにより、袋の製袋が縦流し方式で行われるピロー形式や三方シール形式の袋であっても、所定の長さにカットされたチャックテープを折り返しを行う前のフラットな積層フィルムの所定の位置に供給し、仮接着させた後、製袋および本接着を行う方法で製袋とインラインで容易に取り付けることができる。
この方法によれば、チャックテープを取り付ける際、袋の一方の開口端を封止するヒートシール部の内側に、横方向に限らず、袋の一方の側部から、該開口端のヒートシール部に向けて斜め方向に取り付けることも容易であり、それにより、チャックテープによる開口部の幅を自由に狭く調節することができるので、袋に充填される内容物が粒状や細長い棒状のものであっても、少量ずつ安全に取り出すことができる。
また、チャックテープは、その開閉が自在であり、袋に充填された内容物の一部を取り出した後も、容易に再封することができるので、内容物を次回の使用まで安全に保存することができる。
【0014】
また、前記請求項1に記載した発明によれば、袋がピロー形式であり、両側の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されているので、内容物の充填口には、チャックテープを取り付けていない側の開口端を使用することになるが、その開口端の両側も積層フィルムの折り返し部であるため、開口性が極めてよく、内容物の充填適性を一層優れたものにすることができる。
また、前記チャックテープが、前記一方の開口端を封止するヒートシール部の内側に、一方の側部から、該開口端を封止するヒートシール部に向けて、前記背シール部を横切らない領域に、斜め方向に取り付けられているので、チャックテープによる開口部の幅を自由に調節することができると共に、チャックテープの外側のヒートシール部を切り取って袋を開封する際、背シール部で邪魔されることがなく容易に袋を引き裂いて開封することができる。
【0015】
請求項2に記載した発明は、前記一方の開口端を封止するヒートシール部と前記チャックテープとの間に、袋の開封手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチャックテープ付き袋である。
【0016】
上記袋の開封手段は、印刷で表示された切り取り線などの開封指示線や開封指示マークであってもよく、また、実際の引き裂きによる開封操作を容易にする以下のような易開封性手段であってもよい。更にこれらの複数を適宜組み合わせて設けたものであってもよい。
上記易開封性手段としては、例えば、通常の積層フィルム製の袋でも汎用されるノッチを設ける方法(但し、ノッチを設ける位置が積層フィルムの折り返し部の場合は、その位置にスポット状のヒートシール部を設けて密封性を維持することが好ましい。)のほか、レーザー光照射などによるハーフカット線を設ける方法、或いは、袋の積層フィルムの中間層などに一軸延伸フィルムを積層する方法(この場合、一軸延伸フィルムは、その延伸方向が袋の開封方向と一致するように用いる)などがあり、これらは単独で用いてもよく、また、例えば、ノッチとハーフカット線、更には一軸延伸フィルムの積層などを組み合わせて用いることもできる。
【0017】
前記ノッチは、通常、一字形やV字形などのノッチが利用されているが、形状は特に限定されず、切り取り方向に鋭角部分を有する形状であれば何でも使用することができる。
また、ハーフカット線を設ける場合も、直線状のハーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハーフカット線で設けることもできる。
更に、このようなハーフカット線は、1本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に各1本、または各2本など複数本のハーフカット線を平行または中心のハーフカット線に収斂する形状などに設けることもできる。
【0018】
このような構成を採ることにより、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、チャックテープ付き袋に充填された内容物を使用する際、正しい位置(チャックテープとその外側のヒートシール部との間)で一層容易に袋を開封できるようになる。
【0019】
請求項3に記載した発明は、最内層にシーラント層が積層された積層フィルムで形成され、胴部が背面の縦方向の背シール部でヒートシールされて筒状に形成されるピロー形式の袋であって、該袋の上下の開口端のうち、一方の開口端がヒートシール部により封止され、該開口端を封止するヒートシール部の内側に、一方の側部から、該開口端を封止するヒートシール部に向けて、該背シール部を横切らない領域に、斜め方向に開閉自在なチャックテープが取り付けられ、該チャックテープは、凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、それぞれのテープ体の袋の積層フィルムに熱接着されるテープ体部が2層以上の多層で形成され、それぞれのテープ体部の袋の積層フィルムのシーラント層に熱接着される側の面は、該シーラント層と熱接着可能な熱接着性樹脂で形成され、その反対側の面は、非熱融着性樹脂または前記熱接着性樹脂よりもその熱接着温度が5〜25℃高い樹脂で形成されてなるチャックテープ付き袋の製造方法であって、少なくとも下記(1)〜(4)の工程を含むことを特徴とするチャックテープ付き袋の製造方法からなる。
【0020】
即ち、(1)最内層にシーラント層が積層された長尺の積層フィルムを、該シーラント層を上にして長手方向に送りながら、該シーラント層の上に袋の長さに相当する所定のピッチで袋の口部近傍の内面で、左右両側をシーラント層が内側になるように折り返して両側の端縁部同士を背シール部でヒートシールして筒状体としたときの、該筒状体の一方の側部から袋の口部を封止するヒートシール部の予定位置に向けて、該背シール部を横切らない領域に、予め雄型嵌合部と雌型嵌合部とが嵌合され、所定の長さにカットされたチャックテープを斜め方向に熱接着により仮接着させる工程。
(2)前記チャックテープが仮接着された長尺の積層フィルムを、長手方向に送りながら、左右両側をシーラント層が内側になるように折り返して、折り返された積層フィルムの両側の端縁部同士を合掌貼り形式で縦方向の背シール部でヒートシールして筒状体となし、両方の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されるピロー形式の袋本体部を形成する工程。
(3)前記チャックテープが仮接着され、筒状に形成された袋本体部を長手方向に所定のピッチで間欠送りしながら、袋の仮接着されたチャックテープの外側の端縁部と、チャックテープのテープ体の熱接着部とをそれぞれ所定のシールパターンで外側から、逐次または同時に加熱、加圧してヒートシールする工程。
(4)前記袋本体部が長尺の筒状に形成され、袋の口部となる開口端側に、外側から、チャックテープの外側を封止するヒートシール部と、チャックテープとが順に設けられ、両方の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されたピロー形式の袋を、チャックテープの外側を封止するヒートシール部の外側で、個々の袋の長さに切断し、底部が開口するチャックテープ付き袋とする工程。を含む製造方法である。
【0021】
このような製造方法を採ることにより、製袋とインラインでチャックテープの取り付けが可能になると同時に、チャックテープの凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とを別々に熱接着するのではなく、両者を嵌合させた状態で熱接着できるので、両者の位置ずれによる嵌合不良もなくなり品質を向上できると共に、熱接着装置も簡略化でき、製造工程としても大幅に簡略化することができる。
従って、前記請求項1または2に記載した発明のチャックテープ付き袋を品質よく、且つ生産性よく製造することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のチャックテープ付き袋に用いる材料、即ち、袋の積層フィルムおよびチャックテープについて説明する。
先ず、本発明のチャックテープ付き袋に用いる積層フィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、充填される内容物に応じて種々の構成を採ることができる。
簡単な構成では、基材フィルム層にシーラント層を積層して構成することができるが、要求される性能に応じて、上記基材フィルム層とシーラント層との間に、中間層として、水蒸気その他のガスバリヤー層や、遮光層、強度向上層などを積層して構成することもできる。
また、上記基材フィルム層、中間層、シーラント層は、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成してもよい。
【0023】
上記基材フィルム層には、二軸延伸ポリプロピレンフィルムのほか、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルムなどの二軸延伸ポリエステルフィルムや、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)などの二軸延伸ポリアミドフィルムなどを好適に使用することができるが、必要に応じて各種エンジニアリングプラスチックフィルムを使用することもできる。
これらは単独で使用してもよく、また、複数を組み合わせて積層して使用することもできる。
【0024】
中間層をガスバリヤー層とする場合、中間層には、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのフィルムのほか、アルミニウム箔、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を設けた二軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)などを使用することができる。
これらのうち、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着層を設けたフィルムは、不透明であるため遮光層を兼ねることもできる。
また、中間層を強度向上層とする場合は、前記基材フィルムを適宜追加積層してもよく、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを防湿層を兼ねて積層することもできる。
上記の基材フィルム層と中間層の積層には、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
【0025】
最内層のシーラント層には、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L・LDPE)のほか、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレンまたはその共重合体などを使用することができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法で積層してもよく、また、上記の樹脂を押し出しコートして積層することもできる。
【0026】
次に、本発明に用いるチャックテープについて、図3を参照して説明する。
図3の(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のチャックテープ付き袋に取り付けるチャックテープの一例の構成を説明する模式拡大断面図であり、図3の(イ)に示したチャックテープ50、および(ロ)に示したチャックテープ51は、それぞれ袋の口部となる一方の開口端近傍の両側の積層フィルムの内面のシーラント層に熱接着され、その嵌合が解離された時の状態で示したものである。
【0027】
即ち、図3の(イ)に示したチャックテープ50は、一方(図において左側)の積層フィルム1の内面のシーラント層11に熱接着された凸条の雄型嵌合部14が設けられたテープ体12と、これに対向するようにもう一方(図において右側)の積層フィルム1の内面のシーラント層11に熱接着された凹条の雌型嵌合部15が設けられたテープ体13とで構成され、更に、凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体12と凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体13とは、それぞれ積層フィルム1に熱接着されるテープ体部が、2層または2層以上の多層(図では2層)で形成され、それぞれ雄型嵌合部14または雌型嵌合部15を含むテープ体部12、13の積層フィルム1のシーラント層11に熱接着される側の面は、シーラント層11と熱接着可能な熱接着性樹脂16で形成され、両側の前記テープ体12、13の対向する側の面は、非熱融着性または熱接着温度の高い樹脂17で形成される。
上記熱接着温度の高い樹脂17を用いる場合、具体的には反対側の熱接着性樹脂16の熱接着温度よりも5〜25℃程度熱接着温度の高い樹脂を用いることが好ましい。
前記テープ体部の2層または2層以上の多層構成は、通常は2層でよいが、両者の接着性が不足する場合は中間層に接着性向上層を設けて3層などの多層とすることができる。
【0028】
また、前記雄型嵌合部が設けられたテープ体12と雌型嵌合部が設けられたテープ体13とは、両者を嵌合させた状態で、折り返し前の開いた状態の袋の口部近傍の内面の所定の位置に、一旦仮接着する際、その熱接着を容易にするため、一方のテープ体、図では雌型嵌合部が設けられたテープ体13が、その下側に広幅部19が設けられ、もう一方のテープ体、即ち、雄型嵌合部が設けられたテープ体12よりも片側に広幅となるように形成されている。
【0029】
更に、前記雄型嵌合部が設けられたテープ体12と雌型嵌合部が設けられたテープ体13のそれぞれの非熱融着性または熱接着温度の高い樹脂17で形成されたテープ体部の表面には、必要に応じて適宜に線状の突起18を設けることができる。
このような線状の突起18を設けることにより、両側のテープ体部の間に確実に空隙部が形成されるので、チャックテープ50の嵌合を解離させる際、チャックテープの外側を指で摘みやすくなり、また、滑り止めにもなるので、チャックテープ50を容易に開封できるようになる。更に、チャックテープ50を袋の口部近傍の内面にヒートシールした際、両側のテープ体部の内面同士が熱接着されるのを防止する効果も得られる。
また、雄型嵌合部が設けられたテープ体12と雌型嵌合部が設けられたテープ体13の上部の線状の突起18が設けられた部分は、チャックテープ50を袋に熱接着する際に必要な幅よりも広めに形成されており、その上端は、更にその上に設けられる袋の上部シール部(図示せず)を切り取って袋を開封する際の引き裂きガイドの作用も有している。
【0030】
このようなチャックテープ50のテープ体部の雄型嵌合部14または雌型嵌合部15側の非熱融着性または熱接着温度の高い樹脂17と熱接着性樹脂16側の樹脂の選定は、袋の積層フィルム1のシーラント層11の樹脂との関係も考慮して決定する必要があるが、例えば、雄型嵌合部14または雌型嵌合部15側の非熱融着性または熱接着温度の高い樹脂17に、例えばポリプロピレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリ−4−メチルペンテン−1共重合体などを用いた場合、熱接着性樹脂16側の樹脂には、それらの密度、分子量を小さくした樹脂、或いは、それらの共重合体や、共重合体でコモノマーの含有量を多くした樹脂、更には、材質と共に融点などの異なる樹脂などを、前記熱接着温度の差を付けられるように適宜選択して使用することができる。
【0031】
チャックテープ50を袋に取り付ける際、その雄型嵌合部が設けられたテープ体12と雌型嵌合部が設けられたテープ体13とを予め嵌合させた状態で、例えば、雌型嵌合部が設けられたテープ体13の下側の広幅部19を利用して、製袋前のフラットな状態の袋の内面に熱接着により仮接着させた後、筒状の袋本体部を形成し、次いで、改めて外側端縁部のヒートシール部や、チャックテープのテープ体の両側をヒートシールして取り付けることができるので、位置ずれを生じることがなく、また、製袋とインラインでの取り付けが可能となる。
また、チャックテープ50のヒートシールの際、各テープ体の少なくとも袋に熱接着される領域が、2層または2層以上の多層で形成され、且つ、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層が、互いに熱融着しないか、または、もう一方の表面層よりも熱接着温度の高い樹脂で形成されているので、予め嵌合させた状態でチャックテープをヒートシールしても、両側のテープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層同士が熱接着されることがなく、安全に分離することができる。
【0032】
次に、図3の(ロ)に示したチャックテープ51は、前記(イ)に示したチャックテープ50の構成において、雌型嵌合部が設けられたテープ体13の下側(袋の内部側)に設けた広幅部19を取り除いて構成したものであり、その他は総て前記(イ)に示したチャックテープ50と同様に形成して構成したものである。
このような構成を採った場合も、雄型嵌合部が設けられたテープ体12と雌型嵌合部が設けられたテープ体13のそれぞれのテープ体部の熱接着される部分が前述のように2層または2層以上の多層で形成されているので、チャックテープ51を袋の口部近傍の内面に仮接着する際、過剰な温度が加わらないように熱接着温度の調節を注意して行うことにより、問題なく袋に熱接着することができる。また、上記変更点以外は、前記(イ)に示したチャックテープ50と同じ構成であるため、(イ)に示したチャックテープ50で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
尚、以上のようなチャックテープ50、51は、例えば、多層共押し出し成形法などにより容易に作製することができる。
【0033】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に説明する。但し、本発明は、これらの図面に限定されるものではない。
図1、図2は、それぞれ本発明のチャックテープ付き袋の一実施例の構成を示す平面図である。
【0034】
図1に示したチャックテープ付き袋100は、その本体部を、側部(図では右側の側部)に積層フィルムの折り返し部2を有する三方シール形式の袋に形成したものであり、最内層にシーラント層が積層された積層フィルム1を、そのシーラント層が内側になるように縦方向の中心線で半折し、図において右側の側部に積層フィルムの折り返し部2を設けると共に、もう一方の側部(図において左側の側部)で重ね合わされた積層フィルム1の端縁部同士を縦方向のヒートシール部、即ち、側部シール部3でヒートシールして筒状に形成されている。
【0035】
そして、袋の口部となる一方の開口端(図において上側の開口端)近傍の内面に、図3の(イ)または(ロ)に示したようなチャックテープ50、51が、積層フィルム1を半折する前に、横方向に仮接着され、筒状に形成した後、両外側からそのテープ体部を加熱、加圧して本接着されている。
また、袋100のチャックテープ50、51が熱接着された外側の端縁部が上部シール部5でヒートシールされると共に、上部シール部5とチャックテープ50、51との間には、袋100の開封手段として、この場合、印刷による切り取り線7とその両端にノッチ8a 、8b が設けられて構成されている。
上記ノッチ8a 、8b は、切り取り線7の一方の端部、例えば側部シール部3側の端部のみにノッチ8a を設けてもよいが、両方の端部に設ける場合は、もう一方の端部が積層フィルムの折り返し部2であるため、密封性を維持する点から、この部分に図示したようなスポットシール部6を設けて、その部分にノッチ8b を設けることが好ましい。
【0036】
尚、図において下側の開口端は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填後に底部シール部9でヒートシールして密封される。
また、図1に示したチャックテープ付き袋100では、上側の開口端の略全幅を内容物の取出口に使用できるように、チャックテープ50、51を横方向に取り付けたが、充填される内容物によっては、チャックテープ50、51と、その外側の袋の開封手段を、例えば側部シール部3側から上部シール部5に向けて斜め方向に取り付けて開口部の幅を狭く調節することもできる。
【0037】
このような構成を採ることにより、底部の開口部は、その一方の端部が積層フィルムの折り返し部2であるため、反発力があり開口性がよく、この部分から内容物を容易に充填することができる。また、充填後に底部シール部9をヒートシールして完全に密封することができる。
そして、充填された内容物を取り出す際には、上部シール部5とチャックテープ50、51との間に、袋の開封手段として、切り取り線7とその両端にノッチ8a 、8b が設けられているので、一方のノッチを利用して切り取り線7に沿って容易に袋を引き裂いて上部シール部5を切り取ることができる。
【0038】
上部シール部5を切り取った後は、チャックテープ50、51が開閉可能な状態となるので、両側の積層フィルムの上端またはチャックテープ50、51の外側のテープ体部を摘んで外側に引き離すことにより、容易にチャックテープの嵌合が解離され、袋100の上部を大きく開口させることができる。
従って、内容物を容易に取り出すことができ、また、内容物の一部を取り出した後もチャックテープ50、51による再封が容易であり、内容物を安全に保存することができる。
更に、内容物を全部使用した後も、チャックテープ付き袋100は、任意の内容物を新たに充填して保存用の密封袋として再利用することもできる。
【0039】
次に、図2に示したチャックテープ付き袋200は、その本体部をピロー形式の袋に形成したものであり、最内層にシーラント層が積層された積層フィルム1の左右両側を、そのシーラント層が内側になるように折り返して、折り返された両側の積層フィルム1の端縁部同士を中央部で合掌形式に重ね合わせて、背シール部4でヒートシールして筒状に形成されている。
【0040】
そして、袋の口部となる一方の開口端(図において上側の開口端)近傍の内面に、図3の(イ)または(ロ)に示したようなチャックテープ50、51が、積層フィルム1の左右両側を内側に折り返す前に、一方の積層フィルムの折り返し部2a から、上側の開口端を封止する上部シール部5に向けて、背シール部4を横切らない領域に斜め方向に仮接着され、筒状に形成した後、両外側からそのテープ体部を加熱、加圧して本接着されている。
また、袋200の上部の端縁部が、チャックテープ50、51が熱接着された外側の端縁部と共に、上部シール部5でヒートシールされ、更に、上部シール部5とチャックテープ50、51との間には、チャックテープ50、51の上端に沿って斜め方向に、袋200の開封手段として、印刷による切り取り線7とその両端にノッチ8a 、8b が設けられて構成されている。
この場合も、ノッチ8a は、積層フィルムの折り返し部2a に設けられるため、少なくともこの部分に図示したようなスポットシール部6を設けて袋の密封性を維持することができる。
また、図において下側の開口端は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填後に底部シール部9でヒートシールして密封される。
【0041】
このような構成は、内容物の取出口となるチャックテープ50、51が斜め方向に取り付けられ、開口部の幅が狭くなるように形成されているので、充填する内容物が、粒状や細長い棒状などの形状で取り出す際に、外にこぼしやすい内容物に対して、特に好適に使用できるものである。
【0042】
このような構成を採ることにより、袋200の底部の開口部は、その両側の端部が積層フィルムの折り返し部2a 、2b であるため、両側に反発力があり一層開口性がよく、この部分から一層容易に内容物を充填することができる。そして、内容物の充填後に底部シール部9をヒートシールして完全に密封することができる。
また、充填された内容物を取り出す際には、上部シール部5とチャックテープ50、51の間に、チャックテープ50、51の上端に沿って斜め方向に、背シール部4を横切らない領域に、袋の開封手段として、切り取り線7とその両端にノッチ8a 、8b が設けられているので、一方のノッチを利用して切り取り線7に沿って、袋を引き裂いてチャックテープ50、51の外側の上部シール部5を切り取る際、背シール部4で引き裂きが邪魔されることもなく、容易に上部シール部5を切り取って開封することができ、それによりチャックテープ50、51が開閉可能な状態となる。
【0043】
従って、開封部の両側の積層フィルムの上端またはチャックテープ50、51の上側のテープ体部を摘んで外側に引き離すことにより、容易にチャックテープ50、51の嵌合を解離させ、開口させることができる。
開口されたチャックテープ50、51の開口部は、狭い幅に調節されているので、粒状や細長い棒状などの内容物であっても、外にこぼすことなく安全に取り出すことができる。また、内容物の一部を取り出した後もチャックテープ50、51による再封が容易であり、内容物を安全に保存することができる。
更に、内容物を全部使用した後も、適宜の内容物を新たに充填して保存用の密封袋として再利用することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、袋の口部近傍の内面に開閉自在なチャックテープが取り付けられた積層フィルム製のチャックテープ付き袋であって、チャックテープの取り付けを袋の製袋とインラインで行うことができ、生産性がよく、また、内容物の充填適性および密封性に優れると共に、袋の開封の操作も容易に行うことができ、更に、内容物に応じてチャックテープの取り付け幅を容易に調節することができ、その開閉も自在で使用適性に優れたチャックテープ付き袋およびその製造方法を提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャックテープ付き袋の一実施例の構成を示す平面図である。
【図2】本発明のチャックテープ付き袋の別の一実施例の構成を示す平面図である。
【図3】(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のチャックテープ付き袋に取り付けるチャックテープの一例の構成を説明する模式拡大断面図である。
【符号の説明】
1 積層フィルム
2、2a 、2b 積層フィルムの折り返し部
3 側部シール部
4 背シール部
5 上部シール部
6 スポットシール部
7 切り取り線
8a 、8b ノッチ
9 底部シール部
10 基材フィルム層
11 シーラント層
12 凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体
13 凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体
14 雄型嵌合部
15 雌型嵌合部
16 熱接着性樹脂
17 非熱融着性または熱接着温度の高い樹脂
18 線状の突起
19 広幅部
50、51 チャックテープ
100、200 チャックテープ付き袋
Claims (3)
- 最内層にシーラント層が積層された積層フィルムで形成され、胴部が背面の縦方向の背シール部でヒートシールされて筒状に形成されるピロー形式の袋であって、該袋の上下の開口端のうち、一方の開口端がヒートシール部により封止され、該開口端を封止するヒートシール部の内側に、一方の側部から、該開口端を封止するヒートシール部に向けて、該背シール部を横切らない領域に、斜め方向に開閉自在なチャックテープが取り付けられ、該チャックテープは、凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、それぞれのテープ体の袋の積層フィルムに熱接着されるテープ体部が2層以上の多層で形成され、それぞれのテープ体部の袋の積層フィルムのシーラント層に熱接着される側の面は、該シーラント層と熱接着可能な熱接着性樹脂で形成され、その反対側の面は、非熱融着性樹脂または前記熱接着性樹脂よりもその熱接着温度が5〜25℃高い樹脂で形成されていることを特徴とするチャックテープ付き袋。
- 前記一方の開口端を封止するヒートシール部と前記チャックテープとの間に、袋の開封手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のチャックテープ付き袋。
- 最内層にシーラント層が積層された積層フィルムで形成され、胴部が背面の縦方向の背シール部でヒートシールされて筒状に形成されるピロー形式の袋であって、該袋の上下の開口端のうち、一方の開口端がヒートシール部により封止され、該開口端を封止するヒートシール部の内側に、一方の側部から、該開口端を封止するヒートシール部に向けて、該背シール部を横切らない領域に、斜め方向に開閉自在なチャックテープが取り付けられ、該チャックテープは、凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、それぞれのテープ体の袋の積層フィルムに熱接着されるテープ体部が2層以上の多層で形成され、それぞれのテープ体部の袋の積層フィルムのシーラント層に熱接着される側の面は、該シーラント層と熱接着可能な熱接着性樹脂で形成され、その反対側の面は、非熱融着性樹脂または前記熱接着性樹脂よりもその熱接着温度が5〜25℃高い樹脂で形成されてなるチャックテープ付き袋の製造方法であって、少なくとも下記(1)〜(4)の工程を含むことを特徴とするチャックテープ付き袋の製造方法。
(1)最内層にシーラント層が積層された長尺の積層フィルムを、該シーラント層を上にして長手方向に送りながら、該シーラント層の上に袋の長さに相当する所定のピッチで袋の口部近傍の内面で、左右両側をシーラント層が内側になるように折り返して両側の端縁部同士を背シール部でヒートシールして筒状体としたときの、該筒状体の一方の側部から袋の口部を封止するヒートシール部の予定位置に向けて、該背シール部を横切らない領域に、予め雄型嵌合部と雌型嵌合部とが嵌合され、所定の長さにカットされたチャックテープを斜め方向に熱接着により仮接着させる工程。
(2)前記チャックテープが仮接着された長尺の積層フィルムを、長手方向に送りながら、左右両側をシーラント層が内側になるように折り返して、折り返された積層フィルムの両側の端縁部同士を合掌貼り形式で縦方向の背シール部でヒートシールして筒状体となし、両方の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されるピロー形式の袋本体部を形成する工程。
(3)前記チャックテープが仮接着され、筒状に形成された袋本体部を長手方向に所定のピッチで間欠送りしながら、袋の仮接着されたチャックテープの外側の端縁部と、チャックテープのテープ体の熱接着部とをそれぞれ所定のシールパターンで外側から、逐次または同時に加熱、加圧してヒートシールする工程。
(4)前記袋本体部が長尺の筒状に形成され、袋の口部となる開口端側に、外側から、チャックテープの外側を封止するヒートシール部と、チャックテープとが順に設けられ、両方の側部が積層フィルムの折り返し部で形成されたピロー形式の袋を、チャックテープの外側を封止するヒートシール部の外側で、個々の袋の長さに切断し、底部が開口するチャックテープ付き袋とする工程。
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