JP4090831B2 - チャックテープ及びそれを用いたチャックテープ付き袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャックテープ及びそれを用いたチャックテープ付き袋に関し、更に詳しくは、チャックテープ自体が、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部と凹条の雌型嵌合部によるチャック機能を有すると共に、少なくとも一方のテープ体に、その嵌合部に平行して広幅部を設け、その広幅部にイージーピール性の熱接着性樹脂層を設けることにより、イージーピール機能を付与したチャックテープと、そのチャックテープを袋の口部に熱接着して取り付けることにより、袋側にはイージーピール性の熱接着性樹脂層をパターンコートなどで設けることなく、チャック機能と共に、イージーピール性の熱接着性樹脂層による密封性と易開封性を付与したチャックテープ付き袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、袋の口部に取り付けるチャックテープは、基本的には、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、両者を袋の口部の内面に、その雄型嵌合部と雌型嵌合部とが対向するようにテープ体部で熱接着して取り付け、雄型嵌合部と雌型嵌合部の嵌合と解離により、袋の開閉を、容易に且つ繰り返し行えるように用いられていた。
【0003】
只、袋の口部にチャックテープを取り付けた場合、チャックテープの嵌合による閉鎖だけでは、この部分の密封性がピルファープルーフの点でも不十分であるため、更に、チャックテープの取り付け位置の外側を、袋のシーラント層でヒートシールし、そのヒートシール部とチャックテープの間に、印刷による切り取り線や、ノッチ、ハーフカット線などの開封手段を設けて、袋の開封時には、このヒートシール部を開封手段で切り取った後、チャックテープを開ける方法が採られていた。
【0004】
しかし、袋が、三方シール形式や四方シール形式、或いはスタンディングパウチ形式の場合は、袋の口部が積層フィルムなどの単純な二枚構成であるため、前記ノッチやハーフカット線などの開封手段で問題はないが、ピロー形式やガセット形式の袋の場合は、チャックテープの取り付け自体が厄介になる上、袋の開封位置に背シール部やガセット折り部が介在し、引き裂きを邪魔するため、ノッチでは開封が困難であり、ハーフカット線を設ける場合でも、袋の開封位置全周にハーフカット線を設ける必要があるため、特にガセット形式の袋では、その長さが長くなり、例えば、レーザー光照射で設ける場合は、時間が掛かり生産性を低下させ、製造コストを上昇させる問題があり、また、刃物を用いる機械的手段で設ける場合は、加工速度の低下はないが、ハーフカット線の長さが長いため、均一な深さでハーフカット線を設けることが難しく、品質が不安定になる問題があった。
【0005】
このような問題を解決するためには、袋の開封手段として、ミシン目線状などの断続的な切り目線を設ける方法が簡便で有効であるが、この方法でも、開封は容易になるが、袋の積層フィルムなどの切り目線部の全層が切断されるため、袋の密封性が損なわれる問題があり、密封性を維持するために、ミシン目線状などの断続的な切り目線とチャックテープとの間に、例えば、パターン状にイージーピール性の熱接着性樹脂層などを設けてこの部分をヒートシールして弱シール部を形成する方法がある。
先行技術文献として、チャックテープ付き袋の構成では、袋の口部に、封止用シートを使用して、プラスチックチャックと共に、易剥離性接合部、切り裂きラインなどを設けたチャック付きプラスチック容器がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、気密性(真空の製品キャビティー)と易開封性を備えたチャック付きパッケージとして、容器の口部に、内側から外側に向けて、例えば、開封容易な内側シール、チャック、穿孔線、切除部を設けたパッケージがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−324594号公報(第2〜4頁、第1図、第3図)
【特許文献2】
特開平7−149369号公報(第2〜3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の方法を採る場合、袋の積層フィルムの最内面の所定の位置に、イージーピール性の熱接着性樹脂層などをパターンコートするため、袋の製造工程が増え、コストアップの要因となっている。
また、前記のようなイージーピール性の弱シール部は、袋に充填される内容物によっては、内容物が直接チャックテープに触れることを避けるため、チャックテープの内側、即ち、内容物の収納側に設けることを要望される場合もあり、この場合も同様に袋の製造工程を増し、コストアップの要因となる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、袋の口部の内面に熱接着して取り付けるチャックテープ及びそれを用いたチャックテープ付き袋であって、チャックテープ自体が、チャック機能と共に、イージーピール性の弱シール部の形成機能、更には、袋への取り付けを容易に行える機能、即ち、両側の嵌合部を嵌合させた状態で袋に熱接着できる機能を有し、そのチャックテープを袋の口部の内面に熱接着して取り付けることにより、袋には、イージーピール性の熱接着性樹脂層をパターンコートなどで設けなくてもイージーピール性の弱シール部を形成でき、また、袋が、三方シール形式や四方シール形式、或いはスタンディングパウチ形式の袋の場合はもとより、ピロー形式やガセット形式の袋の場合でも、チャックテープの取り付けが容易であると共に、袋に開封手段としてミシン目線状の断続的な切り目線を設けた場合でも密封性を維持できるという機能性に優れたチャックテープと、それを用いた性能、使用適性および経済性に優れたチャックテープ付き袋を生産性よく提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部を有するテープ体と、凹条の雌型嵌合部を有するテープ体とで形成され、袋の口部の内面に、そのテープ体部で熱接着して取り付けられるチャックテープにおいて、少なくとも一方のテープ体の嵌合部の片側が、もう一方のテープ体よりも広幅に形成され、該広幅部の嵌合部側の表面にイージーピール性の熱接着性樹脂層が設けられると共に、前記雄型嵌合部を有するテープ体と雌型嵌合部を有するテープ体の少なくとも袋の内面に熱接着される領域が2層以上の多層で形成され、且つ、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層が、互いに熱接着しないか、または、もう一方の表面層、即ち、袋の内面に熱接着される側の表面層よりも熱接着温度が5〜25℃高い樹脂で形成されていることを特徴とするチャックテープからなる。
【0009】
チャックテープは、本来、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体とで構成され、袋の口部の内面に、両者をその雄型嵌合部と雌型嵌合部とが対向するように配置し、そのテープ体部で袋に熱接着して取り付け、凸条の雄型嵌合部と凹条の雌型嵌合部との嵌合または解離により、袋の開閉を容易に、且つ繰り返し行えるようにするものであり、本発明においては、更に、そのチャックテープの少なくとも一方のテープ体の嵌合部の片側を、もう一方のテープ体よりも広幅に形成し、その広幅部の嵌合部側の表面にイージーピール性の熱接着性樹脂層を設けて構成したものである。
このようなテープ体の広幅部とその広幅部に設けるイージーピール性の熱接着性樹脂層は、一方のテープ体の嵌合部の片側のみに設けてもよいが、両側に設けることもできる。また、両側のテープ体に、それぞれ嵌合部の互いに異なる片側に設けてもよい。
また、前記イージーピール性の熱接着性樹脂層は、例えば、チャックテープの押し出し成形の際、共押し出し成形法を用いて、チャックテープの成形と同時に形成することが生産性に優れる点で好ましいが、前記広幅部を設けたチャックテープを先に作製し、その広幅部にイージーピール性の熱接着性樹脂層の塗布液を塗布、乾燥して形成することもできる。
【0010】
前記のような構成を採ることにより、袋の口部の両側の積層フィルムの内面に、チャックテープをそれぞれのテープ体の嵌合部を対向させて熱接着して取り付け、嵌合部を嵌合させた後、テープ体の広幅部に形成されたイージーピール性の熱接着性樹脂層を対向する積層フィルムのシーラント層面に合わせて外側から熱板などで熱圧着することにより、イージーピール性の弱シール部を形成することができる。
また、前記テープ体に設ける広幅部とその広幅部に形成するイージーピール性の熱接着性樹脂層は、嵌合部の片側でも両側でも任意に設けることができるので、そのチャックテープを袋の口部の内面に熱接着して取り付けることにより、袋にチャック機能と共に、嵌合部の外側または内側のいずれか一方でも、両側でも任意にイージーピール性の弱シール部を形成することができる。
このように、チャックテープが、チャック機能と共に、イージーピール性の弱シール部の形成機能を備えているので、袋の積層フィルムにはイージーピール性の熱接着性樹脂をパターンコートする必要がなく、袋の製造工程を簡略化することができる。
【0011】
また、請求項1に記載した発明では、前記雄型嵌合部を有するテープ体と雌型嵌合部を有するテープ体の少なくとも袋の内面に熱接着される領域が2層以上の多層で形成され、且つ、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層が、互いに熱接着しないか、または、もう一方の表面層、即ち、袋の内面に熱接着される側の表面層よりも熱接着温度の高い樹脂で形成された構成としている。
【0012】
前記テープ体の袋の内面に熱接着される領域を2層以上の多層、例えば、3層で形成する場合、中間層には接着性向上層や耐熱層を積層することができる。
また、前記テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層をもう一方の表面層よりも熱接着温度の高い樹脂で形成する場合、その温度差は5℃程度あればよいが、5〜25℃程度あることが更に好ましい。
【0013】
このような構成を採ることにより、チャックテープを袋に取り付ける際、両側のテープ体の嵌合部を予め嵌合部させた状態で袋の口部の内面に熱接着しても、両側のテープ体同士が熱接着されることはなく、両側のテープ体の嵌合部が設けられた側と反対側の面と袋の内面のシーラント層面のみを良好に熱接着させることができる。
更に、製袋時の袋の積層フィルムの流れ方向とチャックテープの取り付け方向が異なるピロー形式やガセット形式の袋にチャックテープを取り付ける場合も、予め両側のテープ体の嵌合部を嵌合させ、袋の幅に相当する長さにカットしたチャックテープを、折り返し前の積層フィルムの所定の位置に仮接着し、次いで、積層フィルムの両側を折り返して背シール部をヒートシールした後、チャックテープの熱接着部を熱接着して取り付けることができるため、両側のテープ体の位置ずれによる嵌合不良もなくなり、品質を向上できると共に、製袋とインラインでの取り付けが容易になり、チャックテープ付き袋の製造工程を大幅に簡略化することができる。
【0014】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載のチャックテープが、袋の口部の内面に熱接着により取り付けられたチャックテープ付き袋であって、該袋の口部となる端縁部に、外側から、袋の口部を封止するヒートシール部と、該ヒートシール部を切り取って袋を開封する袋の開封手段と、前記チャックテープとが、この順に設けられると共に、該チャックテープの嵌合部の内側及び/又は外側が、該チャックテープのテープ体の前記広幅部に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層でヒートシールにより封止されていることを特徴とするチャックテープ付き袋である。
【0015】
上記チャックテープ付き袋の構成において、袋の形式は、特に限定はされず、三方シール形式、四方シール形式、スタンディングパウチ形式、ピロー形式、ガセット形式、またはそれらの変形タイプの袋など、何れの形式の袋であってもよい。
このような構成を採ることにより、請求項1に記載した発明のチャックテープは、前述したように、チャックテープ自体が、少なくともその嵌合部によるチャック機能と共に、嵌合部に沿ってテープ体に形成された広幅部とその広幅部に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層によるイージーピール性の弱シール部の形成機能を備えているので、イージーピール性の熱接着性樹脂層が設けられた領域を袋の外側から熱板などで熱圧着するだけで、イージーピール性の弱シール部を形成でき、その部分をイージーピール(易剥離)可能に封止することができる。このような弱シール部は、チャックテープの嵌合部の外側と内側のいずれか一方でも、両方でも任意に形成できる。
従って、袋の口部の内面には、イージーピール性の熱接着性樹脂層をパターンコートすることなく、チャック機能と共に、イージーピール性の弱シール部による密封性を備えた袋を製造することができ、袋の製造工程の簡略化と製造コストの低減を達成することができる。
【0016】
また、両側のテープ体の少なくとも袋の内面に熱接着される領域を2層または2層以上の多層で形成し、且つ、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層を、互いに熱接着しないか、または、もう一方の表面層(袋の内面に熱接着される側の表面層)よりも熱接着温度の高い樹脂で形成することにより、チャックテープを袋の口部の内面に熱接着して取り付ける際、両側のテープ体の嵌合部を嵌合させた状態で、袋の口部に挿入し、両側から加熱、加圧して熱接着しても、両側のテープ体同士が熱接着されることを防止できるので、嵌合部の位置ずれによる嵌合不良をなくすことができると共に、熱接着装置、および熱接着工程を大幅に簡略化でき生産性を向上させることができる。
また、袋がピロー形式やガセット形式の袋の場合でも、前述したように、チャックテープの取り付けを製袋とインラインで容易に行えるようになる。
【0018】
前記袋の開封手段は、印刷で表示された切り取り線などの開封指示線や開封指示マークであってもよく、また、実際の引き裂きによる開封操作を容易にする以下のような易開封性手段であってもよい。更に、これらの複数を適宜組み合わせて設けたものであってもよい。
上記易開封性手段としては、例えば、通常の積層フィルム製の袋でも汎用されているノッチを設ける方法のほか、レーザー光照射などによるハーフカット線を設ける方法、或いは、袋の積層フィルムの中間層などに一軸延伸フィルムを積層する方法(この場合、一軸延伸フィルムは、その延伸方向が袋の開封方向と一致するように積層する。)、ミシン目線状の断続的な切り目線を設ける方法などがあり、これらは単独で用いてもよく、また、二種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0019】
前記ノッチは、通常、一字形やV字形などのノッチが使用されているが、形状は特に限定はされず、切り取り方向に鋭角部分を有する形状であれば何でも使用することができる。
ハーフカット線を設ける場合も、実線のハーフカット線に限らず、点線、破線など断続的なハーフカット線で設けることもできる。
更に、このようなハーフカット線は、一本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に各一本または各二本など複数のハーフカット線を平行または中心のハーフカット線に収斂する形状などに設けることもできる。
【0020】
また、請求項2に記載したような構成を採ることにより、袋の口部の最外側のヒートシール部により、袋の密封性が高められると共に、ピルファープルーフ性が付与され、ヒートシール部の内側の袋の開封手段により、袋の開封を容易に行えるようになる。
また、開封手段の内側には、請求項1に記載したチャックテープが熱接着されているので、両側のテープ体の嵌合部の嵌合または解離により、袋の口部の閉鎖または開口を自由に繰り返し行えると共に、嵌合部の外側と内側(内容物の収納部側)のいずれか一方、または両方をイージーピール性の弱シール部で封止することができる。従って、前記開封手段として、ミシン目線状の断続的な切り目線を用いた場合でも袋の密封性を維持することができ、また、内容物がチャックテープの嵌合部に直接触れることを避けたい場合にはそれを防止することができる。
【0021】
請求項3に記載した発明は、前記袋が、ピロー形式またはガセット形式の袋であって、前記袋の開封手段に少なくともミシン目線状の断続的な切り目線が設けられると共に、前記チャックテープの嵌合部の少なくとも外側が、該チャックテープのテープ体の広幅部に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層でヒートシールにより封止されていることを特徴とする請求項2に記載のチャックテープ付き袋からなる。
【0022】
このような構成を採ることにより、請求項2に記載した発明の作用効果に加えて、袋が、引き裂きによる開封が厄介なピロー形式やガセット形式の袋であっても、開封手段に少なくともミシン目線状の断続的な切り目線が設けられているので、その開封を容易に行えると共に、ミシン目線状の断続的な切り目線の内側(内容物の収納部側)が、チャックテープの前記イージーピール性の熱接着性樹脂層による弱シール部で封止されているので、袋の密封性を維持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のチャックテープ及びそれを用いたチャックテープ付き袋の実施の形態について説明する。
先ず、本発明のチャックテープは、先に説明したように、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部を有するテープ体と、凹条の雌型嵌合部を有するテープ体とで形成され、袋の口部の内面に、そのテープ体部で熱接着して取り付けられるチャックテープにおいて、少なくとも一方のテープ体の嵌合部の片側が、もう一方のテープ体よりも広幅に形成され、その広幅部の嵌合部側の表面にイージーピール性の熱接着性樹脂層が設けられた構成を特徴とするものであり、更に、前記雄型嵌合部を有するテープ体と雌型嵌合部を有するテープ体の少なくとも袋の内面に熱接着される領域が2層または2層以上の多層で形成され、且つ、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層が、互いに熱接着しないか、または、もう一方の表面層、即ち、袋の内面に熱接着される側の表面層よりも熱接着温度の高い樹脂で形成された構成を含むものである。
【0024】
上記チャックテープの構成において、特に、イージーピール性の熱接着性樹脂層は、チャックテープを袋の口部の内面に熱接着して取り付け、このイージーピール性の熱接着性樹脂層を、対向する袋の積層フィルムのシーラント層とヒートシールした時、適度の力で剥離できるイージーピール性の弱シール部を形成できればよく、そのシール強度は、1〜16N/15mm幅程度であることが好ましい。
このようなイージーピール性の熱接着性樹脂層の形成方法は、特に限定はされず、例えば、チャックテープを押し出し成形で作製する際、多層共押し出し成形法を用いて、そのテープ体の広幅部にイージーピール性の熱接着性樹脂層の樹脂を共押し出しして形成してもよく、また、チャックテープの本体部と広幅部までを、先に押し出し成形して作製し、その広幅部の嵌合部側の面に、イージーピール性の熱接着性樹脂層の塗布液をコーティング手段を用いて塗布、乾燥して形成してもよい。
只、生産性、経済性の面では、前者の多層共押し出し成形法を用いて形成する方法が、製造工程を簡略化でき、製造コストを低くできる点で優れている。
【0025】
前記イージーピール性の熱接着性樹脂層を多層共押し出し成形法で形成する場合、そのイージーピール性の熱接着性樹脂としては、被シール面の樹脂(袋の積層フィルムのシーラント層の樹脂)により、多少その樹脂の組成は異なるが、例えば、被シール面の樹脂が低密度ポリエチレンの場合、低密度ポリエチレンを主体として、これにポリブテン−1を適宜の量でブレンドした混合系の樹脂を用いることができ、また、被シール面の樹脂がポリプロピレンの場合は、ポリブテン−1を主体として、これに低密度ポリエチレンを適宜の量でブレンドした混合系の樹脂を用いることができる。このようなイージーピール性の熱接着性樹脂を用いる場合、その下層には、接着性をよくするため、低密度ポリエチレン層またはエチレン・α−オレフィン共重合体層などを用いることが好ましい。
更に、上記以外のイージーピール性の熱接着性樹脂として、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体や低密度ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂に、スチレン系共重合体、ハードレジン(粘着付与剤)、無機または有機の充填剤などをブレンドした樹脂組成物を使用することができる。
【0026】
また、イージーピール性の熱接着性樹脂層を、塗布液のコーティング方式で形成する場合、その塗布液には、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体や塩素化ポリプロピレン、またはこれらの混合系の樹脂を主成分とし、その溶液、またはエマルジョン、ディスパージョンに、添加剤として、ポリエチレンワックス、脂肪酸アマイド、無機または有機の充填剤などを適宜の量で添加した樹脂組成物を使用することができる。
前記脂肪酸アマイドとしては、オレイン酸、エルカ酸、ステアリン酸系のアマイドを使用することができる。
前記無機または有機の充填剤としては、無機の充填剤では、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン、アルミナ、水酸化アルミニウムなどの粉末を使用することができ、有機の充填剤では、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、アクリル樹脂、フッ化エチレン系樹脂、シリコーン樹脂などの粉末を使用することができる。
前記樹脂組成物の塗布量は、乾燥時の塗布量で2〜8g/m2 の範囲が適当である。塗布量が2g/m2 未満の場合は、ヒートシールの条件によってはシール強度が高くなり、良好なイージーピール性を得られなくなるため好ましくない。また、塗布量が8g/m2 を超える場合は、既に充分なイージーピール性が得られ、その必要性がなく、むしろ乾燥に時間を要するなど生産性を低下させるため好ましくない。
【0027】
上記のほか、抗ヒートシール剤と呼ばれる樹脂組成物の塗布液を使用することもできる。抗ヒートシール剤は、基材の樹脂に離型剤を適宜の量で混合した樹脂組成物で構成され、基材の樹脂には、エチルセルロース、環化ゴム、アクリル樹脂などを使用することができ、離型剤には、シリコーン樹脂、ポリエチレンワックス、大豆レシチン、高級脂肪酸アマイドなどを使用することができる。
抗ヒートシール剤の塗布液は、前記基材の樹脂を溶剤で溶解させた後、離型剤を適宜の量で添加し、十分に攪拌、混合することにより作製できる。
イージーピール性の熱接着性樹脂層として、抗ヒートシール剤の塗布液を使用する場合、その塗布量は少なくてよく、乾燥時の塗布量で0.3〜2g/m2 程度が好ましい。
【0028】
次に、チャックテープの雄型嵌合部を有するテープ体と雌型嵌合部を有するテープ体の少なくとも袋の口部内面に熱接着される領域を2層または2層以上の多層で形成すると共に、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層を、互いに熱接着しないか、またはもう一方の表面層、即ち、袋の内面に熱接着される側の表面層よりも熱接着温度の高い樹脂で形成する場合、特に袋の内面に熱接着される側の表面層の樹脂は、袋の積層フィルムのシーラント層と熱接着できることが必要であり、この点を考慮する必要があるが、前記互いに熱接着しない樹脂としては、例えば、ポリ−4−メチルペンテン−1またはその共重合体などの樹脂を使用することができ、その場合、袋の内面に熱接着される側の表面層には、ポリプロピレンのほか、低密度ポリエチレンなど広範囲の熱接着性ポリオレフィン系樹脂を使用することができる。
また、前記熱接着温度の高い樹脂としては、袋の内面に熱接着される側の表面層の樹脂よりもその熱接着温度が、5℃以上、例えば、5〜25℃程度高い樹脂を用いることが好ましく、熱接着温度の高い樹脂に、例えば、ポリプロピレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンなどを用いた場合、袋の内面に熱接着される側の表面層の樹脂には、それらの密度、分子量を小さくした樹脂、或いは、それらの共重合体や、共重合体でコモノマーの含有量を多くした樹脂、更には、材質と共に融点などの異なる樹脂などを、前記熱接着温度の差を付けられるように適宜選択して使用することができる。
【0029】
次に、以上のような本発明のチャックテープを袋の口部の内面に熱接着により取り付けてなる本発明のチャックテープ付き袋の本体部は、通常、プラスチックを主体とする積層フィルムを製袋して形成するが、積層フィルム自体は、特に限定はされず、充填される内容物に応じて種々の構成の積層フィルムを使用することができる。
簡単な構成では、基材フィルム層にシーラント層を積層した構成の積層フィルムを使用できるが、要求される性能に応じて、上記基材フィルム層とシーラント層との間に、中間層として、水蒸気その他のガスバリヤー層や、遮光層、強度向上層などを積層した構成の積層フィルムを使用することもできる。
また、上記基材フィルム層、中間層、シーラント層は、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成してもよい。
【0030】
上記基材フィルム層には、二軸延伸ポリプロピレンフィルムのほか、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルムなどの二軸延伸ポリエステルフィルムや、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)などの二軸延伸ポリアミドフィルムなどを好適に使用することができるが、必要に応じて各種エンジニアリングプラスチックフィルムを使用することもできる。
これらは単独で使用してもよく、また、複数を組み合わせて積層して使用することもできる。
【0031】
中間層をガスバリヤー層とする場合、中間層には、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのフィルムのほか、アルミニウム箔、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を使用することができる。
シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を使用する場合は、前記基材フィルムの内面に蒸着または塗布して形成してもよく、また、別の二軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)などに蒸着または塗布して形成しておいて、そのフィルムを中間層に積層してもよい。
これらのうち、アルミニウム箔とアルミニウム蒸着層は、不透明であるため遮光層を兼ねることもできる。
また、中間層を強度向上層とする場合は、前記基材フィルムを適宜追加積層してもよく、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムやOPPフィルムなどを防湿層を兼ねて積層することもできる。
上記の基材フィルムと中間層のフィルムの積層には、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
【0032】
最内層のシーラント層には、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L・LDPE)のほか、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレンまたはその共重合体などを使用することができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法で積層してもよく、また、上記の樹脂を押し出しコートして積層することもできる。
【0033】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に説明する。但し、本発明は、これらの図面に限定されるものではない。
図1〜図9は、それぞれ本発明のチャックテープの一実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
また、 図10、図11は、それぞれ本発明のチャックテープ付き袋の一実施例の構成を示す平面図である。
【0034】
図1に示したチャックテープ51は、熱接着性樹脂1で形成された凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体6と、凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体7とで構成すると共に、雄型嵌合部8が設けられたテープ体6の片側(図において上側)を、もう一方のテープ体7よりも広幅に形成して広幅部4a を設け、その広幅部4a の嵌合部側の表面にイージーピール性の熱接着性樹脂層5a を設けて構成したものである。
【0035】
上記熱接着性樹脂1には、チャックテープ51を取り付ける袋の積層フィルムのシーラント層の樹脂に対応して、それと熱接着可能な樹脂、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)などのポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、アイオノマーなどのエチレン系共重合体、ポリプロピレンまたはその共重合体、或いは、変性ポリプロピレン、そして、ポリエステル共重合体などを使用することができる。
また、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a に用いる樹脂については、先に詳しく説明したのでここでは省略する。
【0036】
このようなチャックテープ51は、多層共押し出し成形法を用いて、チャックテープ本体部の上記熱接着性樹脂1と、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a の前述したイージーピール性の熱接着性樹脂とを共押し出し成形することにより、一工程で生産性よく製造することができる。
また、チャックテープ本体部を先に成形し、その広幅部4a にコーティング方式でイージーピール性の熱接着性樹脂層用の塗布液を塗布、乾燥してイージーピール性の熱接着性樹脂層5a を設けることもできる。
このようなチャックテープ51は、袋に熱接着して取り付ける際、それぞれのテープ体の広幅部4a を除く両面が同一の熱接着性樹脂1で形成されているので、嵌合部を嵌合させた状態で熱接着することは難しく、両側のテープ体を別々に袋の積層フィルムに熱接着した後、嵌合部を嵌合させることが好ましく、そのためには、袋の形式は、袋の製袋を横流し方式で行え、袋の口部の内面に連続的にそれぞれのテープ体を供給して熱接着できる形式であることが好ましく、三方シール形式や四方シール形式、またはスタンディングパウチ形式の袋に取り付けるのに適している。
【0037】
前記のような構成を採ることにより、チャックテープ51を袋の口部の内面に熱接着して取り付けると共に、テープ体の広幅部4a に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 面を袋の外側から加熱圧着することにより、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a と、それに対向する袋の積層フィルムのシーラント層とが熱接着され、イージーピール性の弱シール部を形成して袋を封止することができ、チャック機能と共にイージーピール性の弱シール部による密封性を袋に付与することができる。
従って、チャックテープ51の向きを上下に変えて袋に熱接着するだけで、チャックテープの嵌合部の外側でも内側でも任意にイージーピール性の弱シール部を形成して袋を封止することができるので、袋の積層フィルムにイージーピール性の熱接着性樹脂層をパターンコートして形成することなしに、袋の密封性を向上させ、或いは、内容物をチャックテープの嵌合部と隔離することができる。
【0038】
図2に示したチャックテープ52は、前記図1に示したチャックテープ51の構成において、一方のテープ体、即ち、雄型嵌合部が設けられたテープ体6の片側に設けた広幅部4a と、その広幅部4a の嵌合部側の面に設けたイージーピール性の熱接着性樹脂層5a とを、雄型嵌合部が設けられたテープ体6の上下両側に設けて構成したものである。
【0039】
このような構成を採った場合も、チャックテープ51と同様な方法でチャックテープ52を製造でき、特に多層共押し出し成形法を用いて製造することにより、押し出しダイなどの形状変更は必要となるが、一工程で生産性よく製造することができる。
また、このような構成を採ることにより、前記図1に示したチャックテープ51で説明した作用効果に加えて、チャックテープ52を袋の口部の内面に熱接着して取り付け、また、嵌合部の両側のイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 、5b 面を袋の外側から加熱圧着することにより、チャックテープ52の嵌合部の外側と内側の両方をイージーピール性の弱シール部で封止することができる。
従って、一層広範囲の内容物に対して安全に使用することのできるチャックテープ付き袋を生産性よく提供することができる。
【0040】
図3に示したチャックテープ53は、前記図2に示したチャックテープ52と同様に、チャックテープの嵌合部の上下両側に、広幅部とイージーピール性の熱接着性樹脂層とが設けられるようにして構成したものであるが、その設け方のみを変更し、雄型嵌合部が設けられたテープ体6には、図においてその上側のみに広幅部4a とイージーピール性の熱接着性樹脂層5a を設け、もう一方は、雌型嵌合部が設けられたテープ体7の図において下側に、広幅部4c とその雌型嵌合部9が設けられた側の面にイージーピール性の熱接着性樹脂層5c を設けて構成したものである。
このような構成を採った場合も、前記図2に示したチャックテープ52で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【0041】
図4に示したチャックテープ54は、前記図1に示したチャックテープ51の構成において、雄型嵌合部が設けられたテープ体6と雌型嵌合部が設けられたテープ体7のそれぞれの本体部(イージーピール性の熱接着性樹脂層を除く部分)を2層構成とし、それぞれの袋の内面に熱接着される側の層には、熱接着性樹脂1を用い、雄型嵌合部8または雌型嵌合部9が設けられた側の層には、非熱接着性または(反対側の層の熱接着性樹脂1よりも)熱接着温度の高い樹脂2を用いて構成したものである。
このような構成を採ることにより、チャックテープ54を袋の口部の内面に熱接着して取り付ける際、両側のテープ体を予め嵌合させた状態で袋の内面に挿入し、外側からテープ体部を加熱圧着して熱接着しても、両側のテープ体の雄型嵌合部8または雌型嵌合部9が設けられた側の表面層同士が熱接着されることがなく、安全に分離することができる。
従って、前記図1に示したチャックテープ51で説明した作用効果に加えて、袋の形式が、ピロー形式やガセット形式の袋であっても、予め雄型嵌合部8と雌型嵌合部9を嵌合させ、所定の長さにカットしたチャックテープ54を、折り返し前の袋の積層フィルムの所定の位置に仮接着させ、次いで積層フィルムを折り返して筒状に製袋し、その後、テープ体部を外側から加熱圧着して熱接着することができるので、熱接着工程を大幅に簡略化できると共に、両側のテープ体の位置ずれによる嵌合不良もなくなり品質および歩留りを向上させることができる。
【0042】
図5に示したチャックテープ55は、前記図2に示したチャックテープ52の構成において、図4に示したチャックテープ54と同様に、両側のテープ体の本体部を2層構成とし、それぞれの袋の内面に熱接着される側の層には、熱接着性樹脂1を用い、また、雄型嵌合部8または雌型嵌合部9が設けられた側の層には、非熱接着性または(反対側の層の熱接着性樹脂1よりも)熱接着温度の高い樹脂2を用いて構成したものである。
このような構成を採ることにより、前記図2に示したチャックテープ52で説明した作用効果に加えて、前記図4に示したチャックテープ54と同様に、チャックテープ55を袋の内面に熱接着して取り付ける際、両側のテープ体を嵌合させた状態で袋の口部の内面に熱接着することができるので、袋の形式が、ピロー形式やガセット形式の袋であっても、製袋とインラインで容易に取り付けることができ、熱接着工程を大幅に簡略化できると共に、両側のテープ体の位置ずれによる嵌合不良もなくなり品質および歩留りを向上させることができる。
【0043】
図6に示したチャックテープ56は、前記図4に示したチャックテープ54の構成において、両側のテープ体の本体部を2層構成から3層構成に変更し、それぞれのテープ体の熱接着性樹脂1による層と非熱接着性または(反対側の層の熱接着性樹脂1よりも)熱接着温度の高い樹脂2による層との間に、中間層3を設けて構成したものである。
中間層3は、特に限定はされず、両側の層の接着性を向上させる接着性向上層としてもよく、また、耐熱性、熱安定性を向上させる耐熱層としてもよい。特に、中間層3を接着性向上層とした場合は、両側の表面層を形成する熱接着性樹脂1と、非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂2とを、両者の接着性をそれほど考慮することなく選定できるので、両者の樹脂の選択範囲を一層広げることができ、また、両者の積層強度を一層向上させることができる。
従って、前記のような構成を採ることにより、前記図4に示したチャックテープ54で説明した作用効果に加えて、チャックテープ56の性能を一層向上させることができる。
【0044】
図7に示したチャックテープ57は、前記図5に示したチャックテープ55の構成において、前記図6に示したチャックテープ56と同様に、両側のテープ体の本体部を2層構成から3層構成に変更し、それぞれのテープ体の熱接着性樹脂1による層と非熱接着性または(反対側の層の熱接着性樹脂1よりも)熱接着温度の高い樹脂2による層との間に、中間層3を設けて構成したものである。
このような構成を採った場合も、例えば、中間層3を接着性向上層とすることにより、両側の表面層を形成する熱接着性樹脂1と、非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂2とを、両者の接着性をそれほど考慮することなく選定できるので、両者の樹脂の選択範囲を一層広げることができ、また、両者の積層強度を一層向上させることができる。
従って、前記図5に示したチャックテープ55で説明した作用効果に加えて、チャックテープ57の性能を一層向上させることができる。
【0045】
図8に示したチャックテープ58は、前記図6に示したチャックテープ56の構成において、チャックテープのテープ体部の広幅部4a の積層構成から、雄型嵌合部8が設けられた側の非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂2による層を取り除き、その部分に中間層3に接するようにイージーピール性の熱接着性樹脂層5a を設けて構成したものである。
このような構成を採ることにより、前記図6に示したチャックテープ56で説明した作用効果に加えて、非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂2の使用量を減らすことができるので、その分、材料費を低減することができる。
また、中間層3を接着性向上層とすることにより、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a の積層強度を一層強くすることができ、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a をヒートシールして形成される弱シール部の密封性とイージーピール性を一層安定化させることができる。
【0046】
図9に示したチャックテープ59は、前記図7に示したチャックテープ57の構成において、チャックテープのテープ体部の広幅部4a 、4b の積層構成から、雄型嵌合部8が設けられた側の非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂2による層を取り除き、その部分に中間層3に接するようにイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 、5b を設けて構成したものである。
このような構成を採ることにより、前記図7に示したチャックテープ57で説明した作用効果に加えて、非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂2による層を、広幅部4a 、4b の二箇所で取り除くことができるので、前記図8に示したチャックテープ58の場合よりも、一層その使用量を減らすことができ、材料費を一層低減することができる。
また、この場合も、中間層3を接着性向上層とすることにより、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a 、5b の積層強度を一層強くすることができ、イージーピール性の熱接着性樹脂層5a 、5b をヒートシールして形成される弱シール部の密封性とイージーピール性を一層安定化させることができる。
尚、以上、図1〜図9に示したチャックテープでは、雄型嵌合部8と雌型嵌合部9を形成する樹脂は、その基部において連続するテープ体部の樹脂と同一樹脂で形成したが、雄型嵌合部8と雌型嵌合部9を形成する樹脂を、その基部の近傍で分割し、テープ体の樹脂とは異なる樹脂で形成してもよい。
【0047】
次に、本発明のチャックテープを用いて作製されるチャックテープ付き袋の代表的な例を、図10、図11を用いて説明する。
図10に示したチャックテープ付き袋100は、その本体部をピロー形式の袋に形成したものであり、最内層にシーラント層が積層された積層フィルム10の左右両側を、そのシーラント層が内側になるように折り返して、折り返された両側の積層フィルム10の端縁部同士を中央部で合掌形式に重ね合わせて、背シール部11でヒートシールして筒状に形成されている。
【0048】
そして、袋100の口部となる一方の開口端(図において上部の開口端)に、外側から、その開口端を封止する上部シール部14と、袋の開封手段としてのミシン目線状の断続的な切り目線15と、本発明のチャックテープが内面に熱接着されたチャックテープ部50とが、この順に適宜の間隔を開けて設けられて構成されている。
尚、チャックテープ部50には、この場合、袋の形式がピロー形式であり、また、チャックテープ本体部17(嵌合部)の外側をイージーピール性の弱シール部16で封止するため、前記図4、図6、図8のいずれかに示した構成のチャックテープを好適に使用することができる。
また、チャックテープの取り付けは、予めその雄型嵌合部8と雌型嵌合部9とを嵌合させ、袋の幅に相当する長さにカットしたチャックテープを、両側を折り返す前の積層フィルム10の所定の位置に加熱圧着して仮接着させ、次いで、積層フィルム10の両側を折り返して、背シール部11でヒートシールして筒状とし、その後、チャックテープ本体部17の上下両側のテープ体部を、外側から加熱圧着して熱接着させると共に、テープ体部の広幅部4a に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 部を加熱圧着することにより、イージーピール性の弱シール部16を形成して、チャックテープ本体部17の外側を封止することができる。
また、底部開口部18は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填後にヒートシールして密封することができる。
【0049】
このような構成を採ることにより、充填された内容物を取り出す際には、袋の開封手段としてミシン目線状の断続的な切り目線15が設けられているので、その途中に背シール部11があっても、容易に断続的な切り目線15を手で引き裂いて上部シール部14を切り取ることができる。
また、袋のミシン目線状の断続的な切り目線15の内側が、チャックテープの広幅部4a に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 部を加熱圧着して形成されたイージーピール性の弱シール部16で封止されているので、袋の密封性は維持されている。
上部シール部14を切り取った後、両側の積層フィルム10の上端を外側に引き離すことにより、容易にイージーピール性の弱シール部16を剥離させることができ、それによりチャックテープの嵌合部の外側が開封され、チャックテープが開閉可能な状態となる。
【0050】
従って、チャックテープの嵌合を解離させることにより、チャックテープ付き袋100の上部が大きく開口されるので、内容物を容易に取り出すことができる。また、内容物の一部を取り出した後もチャックテープによる再封が容易であり、内容物を安全に保存することができる。
更に、内容物を全部使用した後も、任意の内容物を新たに充填して保存用の密封袋として再利用することもできる。
【0051】
次に、図11に示したチャックテープ付き袋200は、その本体部をガセット形式の袋に形成したものであり、最内層にシーラント層が積層された積層フィルム10の左右両側を、そのシーラント層が内側になるように折り返して、内側に折り襞状の折り返し部12a 、12b を有するガセット部13a 、13b を形成し、折り返された両側の積層フィルム10の端縁部同士を中央部で合掌形式に重ね合わせて、背シール部11でヒートシールして筒状に形成されている。
【0052】
そして、袋200の口部となる一方の開口端(図において上部の開口端)に、この場合も前記図10に示したチャックテープ付き袋100と同様に、外側から、その開口端を封止する上部シール部14と、袋の開封手段としてのミシン目線状の断続的な切り目線15と、本発明のチャックテープが内面に熱接着されたチャックテープ部50とが、この順に適宜の間隔を開けて設けられて構成されている。
尚、チャックテープ部50には、この場合、袋の形式がガセット形式であり、また、チャックテープ本体部17(嵌合部)の外側をイージーピール性の弱シール部16で封止するため、前記図10に示したチャックテープ付き袋100と同様に、前記図4、図6、図8のいずれかに示した構成のチャックテープを好適に使用することができる。
【0053】
また、チャックテープの取り付けは、この場合も、予めその雄型嵌合部8と雌型嵌合部9とを嵌合させ、袋の幅に相当する長さにカットしたチャックテープを、両側を折り返す前の積層フィルム10の所定の位置に加熱圧着して仮接着させ、次いで、積層フィルム10の両側を折り返して、ガセット部13a 、13b を形成すると共に、折り返された両側の積層フィルム10の端縁部同士を合掌形式に重ね合わせて、背シール部11でヒートシールして筒状とし、その後、チャックテープ本体部17の上下両側のテープ体部を、外側から加熱圧着して熱接着させると共に、テープ体部の広幅部4a に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 部を加熱圧着することにより、イージーピール性の弱シール部16を形成して、チャックテープ本体部17の外側を封止することができる。
また、底部開口部18は、この場合も、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填後にヒートシールして密封することができる。
【0054】
内容物が充填されたチャックテープ付き袋200は、両側のガセット部13a 、13b が前後に広げられ、胴部の横断面が矩形状になると同時に、底部もフラットな矩形状になるので自立性を有し、取り扱いやすく、外観も向上され、また、容量の割にコンパクトに包装することができる。
【0055】
そして、充填された内容物を取り出す際には、上部シール部14の内側に、袋の開封手段としてミシン目線状の断続的な切り目線15が設けられているので、断続的な切り目線15の途中に折り襞状の折り返し部12a 、12b や背シール部11が介在していても、容易に断続的な切り目線15を手で引き裂いて上部シール部14を切り取ることができる。
また、袋のミシン目線状の断続的な切り目線15の内側が、チャックテープの広幅部4a に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層5a 部を加熱圧着して形成されたイージーピール性の弱シール部16で封止されているので、袋の密封性は維持されている。
上部シール部14を切り取った後、両側の積層フィルム10の上端を外側に引き離すことにより、容易にイージーピール性の弱シール部16を剥離させることができ、それによりチャックテープの嵌合部の外側が開封され、チャックテープが開閉可能な状態となる。
【0056】
以下、前記図10に示したチャックテープ付き袋100の場合と同様に、チャックテープの嵌合を解離させることにより、チャックテープ付き袋200の上部が大きく開口されるので、内容物を容易に取り出すことができる。また、内容物の一部を取り出した後もチャックテープによる再封が容易であり、内容物を安全に保存することができる。
この場合も、内容物を全部使用した後、任意の内容物を新たに充填して保存用の密封袋として再利用することもできる。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、袋の口部の内面に熱接着して取り付けるチャックテープ及びそれを用いたチャックテープ付き袋であって、チャックテープ自体が、チャック機能と共に、イージーピール性の弱シール部の形成機能、更には、袋への取り付けを容易に行える機能、即ち、両側のテープ体の嵌合部を嵌合させた状態で袋に熱接着できる機能を有し、そのチャックテープを袋の口部の内面に熱接着して取り付けることにより、袋には、イージーピール性の熱接着性樹脂層をパターンコートなどで設けなくてもイージーピール性の弱シール部を形成でき、また、袋が、三方シール形式や四方シール形式、或いはスタンディングパウチ形式の袋の場合はもとより、ピロー形式やガセット形式の袋の場合でも、チャックテープの取り付けが容易であると共に、袋に開封手段としてミシン目線状の断続的な切り目線を設けた場合でも密封性を維持できるという機能性に優れたチャックテープと、それを用いた性能、使用適性および経済性に優れたチャックテープ付き袋を生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャックテープの第1の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図2】本発明のチャックテープの第2の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図3】本発明のチャックテープの第3の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図4】本発明のチャックテープの第4の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図5】本発明のチャックテープの第5の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図6】本発明のチャックテープの第6の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図7】本発明のチャックテープの第7の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図8】本発明のチャックテープの第8の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図9】本発明のチャックテープの第9の実施例の構成を示す拡大模式断面図である。
【図10】本発明のチャックテープ付き袋の一実施例の構成を示す平面図である。
【図11】本発明のチャックテープ付き袋の別の一実施例の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 熱接着性樹脂
2 非熱接着性または熱接着温度の高い樹脂
3 中間層
4a 、4b 、4c 広幅部
5a 、5b 、5c イージーピール性の熱接着性樹脂層
6 凸条の雄型嵌合部が設けられたテープ体
7 凹条の雌型嵌合部が設けられたテープ体
8 雄型嵌合部
9 雌型嵌合部
10 積層フィルム
11 背シール部
12a 、12b 折り襞状の折り返し部
13a 、13b ガセット部
14 上部シール部
15 ミシン目線状の断続的な切り目線
16 イージーピール性の弱シール部
17 チャックテープ本体部
18 底部開口部
50 チャックテープ部
51〜59 チャックテープ
100、200 チャックテープ付き袋
Claims (3)
- 互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部を有するテープ体と、凹条の雌型嵌合部を有するテープ体とで形成され、袋の口部の内面に、そのテープ体部で熱接着して取り付けられるチャックテープにおいて、少なくとも一方のテープ体の嵌合部の片側が、もう一方のテープ体よりも広幅に形成され、該広幅部の嵌合部側の表面にイージーピール性の熱接着性樹脂層が設けられると共に、前記雄型嵌合部を有するテープ体と雌型嵌合部を有するテープ体の少なくとも袋の内面に熱接着される領域が2層以上の多層で形成され、且つ、各テープ体の雄型または雌型嵌合部が設けられた側の表面層が、互いに熱接着しないか、または、もう一方の表面層、即ち、袋の内面に熱接着される側の表面層よりも熱接着温度が5〜25℃高い樹脂で形成されていることを特徴とするチャックテープ。
- 請求項1に記載のチャックテープが、袋の口部の内面に熱接着により取り付けられたチャックテープ付き袋であって、該袋の口部となる端縁部に、外側から、袋の口部を封止するヒートシール部と、該ヒートシール部を切り取って袋を開封する袋の開封手段と、前記チャックテープとが、この順に設けられると共に、該チャックテープの嵌合部の内側及び/又は外側が、該チャックテープのテープ体の前記広幅部に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層で対向する袋の口部の内面にヒートシールされ、封止されていることを特徴とするチャックテープ付き袋。
- 前記袋が、ピロー形式またはガセット形式の袋であって、前記袋の開封手段に少なくともミシン目線状の断続的な切り目線が設けられると共に、前記チャックテープの嵌合部の少なくとも外側が、該チャックテープのテープ体の広幅部に設けられたイージーピール性の熱接着性樹脂層でヒートシールにより封止されていることを特徴とする請求項2に記載のチャックテープ付き袋。
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