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JP3775768B2 - モールディングのジョイント構造 - Google Patents

モールディングのジョイント構造 Download PDF

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JP3775768B2
JP3775768B2 JP10692598A JP10692598A JP3775768B2 JP 3775768 B2 JP3775768 B2 JP 3775768B2 JP 10692598 A JP10692598 A JP 10692598A JP 10692598 A JP10692598 A JP 10692598A JP 3775768 B2 JP3775768 B2 JP 3775768B2
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wind
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順一 山岡
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モールディングのジョイント構造、特に、車両のフロントウィンドシールドガラス(以下、フロントガラスという)の側縁を覆うウィンドモールと、ルーフドリップ溝を覆うルーフモールとを連結するジョイント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、フロントガラスの側縁を覆うウィンドモールと、ルーフに形成したルーフドリップ溝を覆うルーフモールとを別部材で構成し、両モールの端末を連結して一連に形成した構造のものがある。図3に示すように、車両のルーフRには、フロントピラーPの延長上に、ルーフパネルR1の外側側縁とルーフサイドアウタパネルR2の内側側縁との接合部で形成した前後方向に延びるルーフドリップ溝R3が設けてある。そして、フロントピラーPの内側縁に沿って設けてフロントガラスWの側縁を覆うウィンドモール1の後端末と、ウィンドモール1とほぼ同一幅でルーフドリップ溝R3を覆うルーフモール2の前端末とを突き合わせて連結している。モール1,2としては一般に合成樹脂製のものが用いられている。
【0003】
図4ないし図5に示すように、ウィンドモール1の後端末には後方に突出する舌片状のフック部3を形成し、これに対して、ルーフモール2の前端末にはウィンドモール1のフック部3を嵌入するホルダー部4が形成してある。ホルダー部4は、ルーフモール2の底面に突設した一対の係止片41,42間に、フック部3を嵌入する溝を形成する。そして、ウィンドモール1の後端末のフック部3をルーフモール2の前端末のホルダー部4の溝内に嵌入して(図5)、ウィンドモール1の後端末とルーフモール2の前端末とを一連に連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フック部3をホルダー部4に密嵌させるためにフック部3の幅をホルダー部4の溝幅に合致させると嵌入の作業性がよくない。特に、ルーフドリップ溝R3に取付けたルーフモール2の端末に対し、フロントピラーPに沿って設けるウィンドモール1の端末との間に幅方向に若干の位置ずれがあるとウィンドモール1の嵌入が困難となる。そこで、フック部3の幅をホルダー部4の溝幅より若干小さく形成している。このため、両モール1,2の結合力が必ずしも充分でなく、また、上記位置ずれがあると、結合状態で位置ずれがそのまま両モール1,2の端末間の段差となって現れ、見栄えがよくない。
【0005】
そこで本発明は、両モールを連結する作業性が良好であり、かつ、両モールの端末間に若干の位置ずれがあっても、結合状態で位置ずれが矯正されて段差のない連結部を形成するモールディングのジョイント構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両のフロントガラスの側縁を覆うウィンドモールと、ルーフの側端に沿って前後方向に設けたルーフドリップ溝を覆うルーフモールの端末を突き合わせて一連に連結するジョイント構造であって、ウィンドモールの端末に突設したフック部をルーフモールの端末に設けた溝状のホルダー部内に嵌入して、両モールを連結するモールディングのジョイント構造において、上記フック部をウィンドモールの端末からモール長手方向に脚状に延び、先端に係止爪を備え、相互の間隔が先端方向に広がる一対の突出片で構成し、かつ、ウィンドモールの端末では、フロントガラスの側端面と係合するウィンドモールのガラス係合部を切除して、フロントガラスと係合させない構造とする
【0007】
フック部を一対の突出片で形成したから、各突出片の撓みによりホルダー部への嵌入作業が容易である。また、ウィンドモールの端末ではフロントガラスの側端面に係合するガラス係合部が除去されているからウィンドモールの端末は幅方向に撓ませることができ、この撓みでルーフモールとの位置ずれを矯正してルーフモールの端末と段差なく接続することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図3により説明する。ウィンドモール1Aは、フロントガラスWの側縁に沿って延びる合成樹脂の押出成形体で、図1(C)に示すように、頂部11と、該頂部11の外側側端から下方に延設した脚部12とを備えた断面ほぼL字形に形成してあり、頂部11の底面をフロントガラスWの表面側端に当接せしめるとともに内端縁15をフロントガラスW表面に圧接せしめ、脚部12の内側面をフロントガラスWの側端面に当接せしめてフロントガラスWの側縁を被覆している。また、外側の側面には上下二段に軟質のシールリップ13a,13bが一体に形成してある。各シールリップ13a,13bはその先端がフロントピラーPの内縁に当接しており、ウィンドモール1Aの外側面とフロントピラーPの内縁との隙間をシールしている。図中、Sは接着剤で、フロントガラスWをフロントピラーPに接着している。
【0009】
ウィンドモール1Aの頂部11には全長にわたりインサートメタル14が埋設してある。脚部12の下端には内側に向かって突設した爪16が形成してあり、爪16をフロントガラスWの裏面側縁に係合せしめ、頂部11の底面と爪16とでフロントガラスWの側端を挟み込んでいる。
【0010】
ウィンドモール1Aの後端末はフロントガラスWの上縁よりも突出している。そして、ウィンドモール1Aの後端部において、フロントガラスWの側端面に係合するガラス係合部たる脚部12がシールリップ13bおよび爪16とともに切除してある(図1(A)(D))。脚部12の切除範囲は後端末面からフロントガラスWの上端にかかる範囲としてあり、ウィンドモール1Aの後端部は脚部12がフロントガラスWと係合することなくフロントガラスWの表面のみを覆うようにしてある。また、ウィンドモール1Aの後端部では、頂部11の内端15の端縁に切欠き151を設け、フロントガラスWの上縁に沿ってこれを被覆する上縁ウィンドモールM(図3)の端末を差し込むようにしてある。
【0011】
ウィンドモール1Aの後端末には、ウィンドモール1Aの長手方向に突出するフック部3Aが射出成形により形成してある。フック部3Aは、対向して脚状に延びる一対の突出片31,32からなり、両突出片31,32は両者間の間隔が先端に向かって広がるように延出している。各突出片31,32の先端部ではそれぞれ、外側面に外方へ突出する鉤状の係止爪33が形成してあり、各突出片31,32は係止爪38よりも先端側では外側側面をテーパ面に形成して先細り形状としてある。フック部3Aの根元部にはウィンドモール1Aから突出する凸部351、352が形成してあり、ウィンドモール1Aの後端末の強度を高めている(図1(A))。
【0012】
ルーフモール2Aは射出成形の合成樹脂の長尺体で、図1(B)および図2に示すように、ウィンドモール1Aの頂部11の幅と同一な幅の頂部21と、頂部21の左右の両側端から下方に延設した脚部22,23を備えた断面ほぼ逆U字形に形成してある。また、外側の脚部22の下端外面には軟質のシールリップ24が突設してあり、シールリップ24を含む全幅はウィンドモール1Aの全幅とほぼ合致している。
【0013】
ルーフモール2Aは、ルーフドリップ溝R3に上方より覆い被せ、内側の脚部23の下端をルーフドリップ溝R3のルーフパネルR1側の側壁の段差に当接せしめ、外側の脚部22のシールリップ24をルーフドリップ溝R3のルーフサイドレールR2側の側壁に当接せしめてルーフドリップ溝R3を被覆してある。
【0014】
ルーフモール2Aの底面には長手方向複数個所に、対向する一対の係止片51,52を突設してある。一方、ルーフドリップ溝R3の底面にはこれに接着した基板61から突出し、先端を係止爪62としたクリップ6が設けてある。そして、ルーフモール2Aは、その係止片51,52をクリップ6の係止爪62に係止して固定される。
【0015】
ルーフモール2Aはその前端部の頂部21内面に、断面ほぼL字形の一対の係止片41,42が対向して突設してある。両係止片41,42は、これ等の間の溝43に、ウィンドモール1Aのフック部3Aを嵌入するホルダー部4を形成する。ホルダー部4の溝43の幅は突出片31,32からなるフック部3Aの先端部の係止爪33形成部の幅よりも狭くしてある。
【0016】
なお、ルーフドリップ溝R3の前端は浅くなっており、これに対応してルーフモール2Aの内側の脚部23の前端が切欠いて切欠き部231としてある。
【0017】
両モール1A,2Aの取付けは、例えば、ルーフモール2Aを先ずルーフドリップ溝R3に取付けておき、ウィンドモール1Aの後端末のフック部3Aをルーフモール2Aの前端末のホルダー部4に圧入するとともに(図1(E))、ウィンドモール1Aの脚部12をフロントガラスWの側面に当接させ、かつ、シールリップ13a,13bをフロントピラーPの側面に当接させるようにしてフロントガラスWとフロントピラーPとの間の隙間に嵌め込むことにより行われる。
【0018】
この場合、フック部3Aは両突出片31,32の対向方向への撓みによりホルダー部4内に容易に圧入することができて、かつ、結合状態も安定である。そして、たとえルーフモール2Aの前端末とウィンドモール1Aの後端末との間に若干の幅方向の位置ずれがあっても、ウィンドモール1Aの後端末ではガラス係合部たる脚部12が除去されているから、ウィンドモール1Aを設置するときにその後端末はこれを幅方向に撓ませることができ、この撓みにより位置ずれが吸収され得る。この場合、ウィンドモール1Aの後端末には僅かな撓みはあるが、ルーフモール2Aと段差なく一連に接続され、外観上、見栄えを損ねることはない。
【0019】
【発明の効果】
本発明のモールディングのジョイント構造によれば、ルーフモールとウィンドモールを作業性よく、かつ、充分な結合力で結合することができる。かつ、両モールの端末間に若干の位置ずれがあっても、段差のない連結部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールディングのジョイント構造を示すもので、図1(A)はウィンドモールの端末の下面斜視図、図1(B)はルーフモールの端末の下面斜視図、図1(C)は図3のIC−IC線に沿う断面図、図1(D)は図3のID−ID線に沿う断面図、図1(E)は図3のIE−IE線に沿う断面図である。
【図2】本発明のモールディングのジョイント構造を適用するルーフモールの取付け状態を示す図3のII−II線に沿う断面図である。
【図3】車両のウィンドモールとルーフモールとの端末同志を連結した連結部を示す斜視図である。
【図4】従来のモールディングのジョイント構造を示す分解斜視図である。
【図5】従来のモールディングのジョイント構造の連結状態を示すもので図1(E)に対応する断面図である。
【符号の説明】
R ルーフ
R3 ルーフドリップ溝
W フロントウィンドシールドガラス
1A ウィンドモール
12 ガラス係合部(脚部)
2A ルーフモール
3A フック部
31,32 突出片
33 係止爪
4 ホルダー部

Claims (1)

  1. 車両のフロントウィンドシールドガラスの側縁を覆うウィンドモールと、ルーフの側端に沿って前後方向に設けたルーフドリップ溝を覆うルーフモールの端末を突き合わせて一連に連結するジョイント構造であって、ウィンドモールの端末に突設したフック部をルーフモールの端末に設けた溝状のホルダー部内に嵌入して、両モールを連結するモールディングのジョイント構造において、上記フック部をウィンドモールの端末からモール長手方向に脚状に延び、先端に係止爪を備え、相互の間隔が先端方向に向けて広がる一対の突出片で構成し、かつ、ウィンドモールの端末では、ウィンドシールドガラスの側端面と係合するウィンドモールのガラス係合部を切除して、ウィンドシールドガラスと係合しない構造としたことを特徴とするモールディングのジョイント構造。
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KR20020087261A (ko) * 2001-05-15 2002-11-22 기아자동차주식회사 웨더스트립 글래스 몰딩과 루프 몰딩의 연결구조
JP4226622B2 (ja) * 2006-09-27 2009-02-18 本田技研工業株式会社 車両のガーニッシュ取付構造

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